つくば植物園は通称で、正式には「国立科学博物館 筑波実験植物園」と言います。
昨年はつぼみだったタヌキマメに花が咲いていました。盆栽展以外で、まともな花を見たのは初めてです。
タヌキマメ(狸豆)
マメ科タヌキマメ属の一年草。日本では本州以南から沖縄に分布
花期は8~10月。花は正午頃から咲き始めるという
毛もくじゃらの萼と言い、細長い単葉と言い、マメ科では珍しい
ワレモコウ(吾亦紅)
バラ科ワレモコウ属の多年草。日本では、北海道から九州に分布
花期は7~10月。花は花序の先端から咲く。風に揺れて、ピントが合いません
ナガボノシロワレモコウ(長穂白吾木香)
バラ科ワレモコウ属の多年草。日本では、北海道と関東以北の本州に分布
花期は8~10月
ビッチュウフウロ(備中風露)
フウロソウ科フウロソウ属の多年草。日本固有種(中国地方~中部地方)
花期は8~11月
ヤブラン(藪蘭)
クサスギカズラ科ヤブラン属の常緑多年草。東アジアに分布
名の由来は、やぶに生え、葉の形がランに似ていることから
花期は8~10月
シラヤマギク(白山菊)
キク科シオン属の多年草。北海道〜九州の山地などに普通に見られる
花期は8〜10月。花径は1.8〜2.4cm。 まともな花は残っていなかった
ナンテンハギ(南天萩)
マメ科ソラマメ属の多年草。北海道〜九州の山野に生える
花期は6~10月。花の長さは1.5cm。別名:フタバハギ
チカラシバ(力芝)
イネ科チカラシバ属の多年草。北海道西南部〜沖縄に分布
名の由来は、しっかりした草でひきちぎるのに力がいることから
花期は8~10月。花穂は20cmにもなる
タコノアシ(蛸の足)
タコノアシ科タコノアシ属の多年草。準絶滅危惧 (NT)
本州・四国・九州・奄美大島・東アジアに分布。花期は9月
名前の由来は、花序に多数の花が並び、吸盤の付いたタコの足に見えるから
実が出来ていた。全草が紅葉するので、一層タコの吸盤に似てくる
(つづく)
この記事へのコメント
イッシー
タコの足も見たことない!
目黒のおじいちゃん
つくばは楽しそうですね。
コメントありがとうございます。
体調を整えて頑張らねばと思います。宜しくお願いします。
タヌキマメ、可愛いですね。富士山麓、梨ケ原でも見かけました。草原で季節の花を沢山楽しめました。
長さん
萼に生えた毛は狸の毛色にも似ていますね。
タコノアシは準絶滅危惧種なので、お目にかかることは少ないでしょう。
長さん
タヌキマメは富士山麓にも生えていますか。面白い植物ですね。
コメントの記入、無理をなさらないで下さい。
信徳
ヤブランは今あちこち咲いています。白いヤブランがJA園芸センターで売られていました。珍しいです。
チカラシバは強いです。子供の頃は悪童たちで二ヵ所を縛って通行する人の足を引っ掛ける悪い遊びをしました。
はるる
ビッチュウフウロ、花びらの模様が細かくきれいですね。
チカラシバ、見た目かっこいいです。
タコノアシ、吸盤のようなもの、見てみたいです。
eko
ビッチュウフウロは初見です。花に走る赤い模様が印象的です。
ヤブランはあちこちで見られますね。
チカラシバも園芸品種が色々出てきましたね。
タコノアシも初見です。紅葉するとタコの吸盤にそっくり、面白いです。
river
ヤブランは庭のあちこちで咲いています。チカラシバは雑草で子供の頃は葉を結んでいたずらをしました。
降魔成道
ワレモコウは止血や火傷の治療に使われていますね。ヤブランは喉薬に使われますよね。今回は薬草が多いですね。
長さん
タヌキマメ、萼が毛もくじゃらで面白いですよね。
白い花のヤブランが出来ているのですね。まだ見たことが無いです。
チカラシバ、私も子供の頃遊びました。こんなに大きくなるんですね。
長さん
タヌキマメ、マメ科にしては珍しい、毛むくじゃらの萼ですね。
ビッチュウフウロは、血管のような模様に見えますね。
子供の頃、チカラシバの花茎を結んで、つまずかせる遊びが流行りました。誰も引っかかりませんでしたが。
タコノアシ、花後の姿を見ると、その名に納得です。
長さん
タヌキマメは花が終わると萼が閉じて実が出来るらしいです。その時の様子が狸に似ているというのも、一つの名の由来だそうです。
ビッチュウフウロは赤い線が特徴的な花ですね。
チカラシバの園芸品種は見たことが無いですが、黒褐色の花穂の色が薄い色に変化するらしいですね。
タコノアシ、名の通りのイメージで、面白いですよね。
長さん
タヌキマメは花が終わると萼が閉じて、それが実の外皮になるらしいですね。渡良瀬遊水地に自生がありますか。フジバカマの自生地と同じですか。
やはり、チカラシバで遊びましたか。男の子はみんな知っているので、誰も引っかかりませんでしたがね。
うふふ
よくぞ名付けてくれました(笑)
お花はマメ科らしく可愛らしいです。
ビッチュウフウロ、初めて見ました。
小さな花びらの模様が細かいんですね。
子供の頃、野原で遊ぶとチカラシバがチクチク差すので嫌でした。
今でも、この穂を見ると思い出します。
長さん
タヌキマメは薬草なんですってね。利尿や鎮痛剤としても使われたとか。
ワレモコウも薬草で、生薬名がチユ(地楡)となっていました。ヤブランの方はドバクドウ(土麦冬)という生薬名が出てきました。
長さん
タヌキマメの毛の色は狸の体毛に似ています面白い名前を付けたものです。
ビッチュウフウロの赤い網目模様が綺麗です。血管みたい(笑)。
チカラシバひっつき虫なので、それがチクチクしたんでしょうね。
なおさん
ビッチュウフウロは見たことがないのですが、編目模様が面白いですよね。
月奏曲
タコの足はやっぱりタコの吸盤ぽいからかw
長さん
八畳敷きには遠く及びませんが、毛もくじゃらの萼は狸の毛を思わせますね。マメ科の中では異色ですよね。神代植物公園の山草園にも植えてありましたか。
ビッチュウフウロの花弁の赤い網目模様は血管のようにも見えますね。
長さん
植物の和名って、見た目から付けるものが多いですね。タヌキマメやタコノアシもその例ですが、面白いですよね。
ジュン
我が家は雑草の様で惨め
綺麗に整えてあげます
草凪みかん
毛が生えているのは確かに「タヌキ」の名にふさわしいですね。
mina
タヌキマメ、面白いですね
タヌキを想像してしまいます
タコノアシとか楽しい植物が
多いですね
ワクワクしてきますね
nobara
まだ、生でみたことないんです。
タヌキって言えば、今朝ベランダの横の屋根の境目に
ハクビシン(多分)の落とし物を確認(ブルーベリーの種の)
まだキャツらは(^o^)丿近くにいるんですよ
ワレモコウ、秋を感じます。いいですね。
ビッチュウフウロの中の班が素敵、エロディムに似ています。
ヤブランは花期がなが~~~~~~いですよね。
シラヤマギク、ちょっと哀れな?姿でしたね。
タコノアシの花、かわいいですね
すーちん
チカラシバ
名前の通り
抜くのに大変です^^
寿々木
長さん
ヤブランは小さい花ですが、良く見ると可愛い花です。
周りに雑草が生えていたら、引き抜いてあげるとヤブランが引き立つでしょう。
長さん
花を見るとマメ科と分りますが、つぼみだけだと、マメ科とは全くイメージが異なりますね。花後、萼が閉じて実が出来ます。一年草なので、寒さから身を守る必要がなさそうなのに、何故毛が生えているんでしょうね。
長さん
タヌキマメ、面白いですね。この毛深さですから、狸と名が付いたのは当然かもね。
タコノアシ、2枚目は残り花ですが、花穂の片側だけに花が咲くので、花後の姿はタコの吸盤が並んだように見えるというわけです。
長さん
タヌキマメ、山なら生えているかもしれませんが、そう簡単に見つかりそうもないような草ですね。
ハクビシンは夜行性なので、見つかりにくいですね。7年半ほど前、我が町内で、電話線を伝って歩く姿を写真に撮ったことがあります。
ビッチュウフウロはエロディウムよろ花弁の色が薄いので、赤い斑が目立ちます。
タコノアシ、残り花です。茶色くなった花穂には既に実が出来ています。
長さん
チカラシバ、株が小さくでも茎が引きちぎれませんよね。
長さん
流石に、国の植物園だけに、品揃えが豊富です。
ビッチュウフウロの斑は血管のようにも見え、エロディウムを連想させます。
秋月夕香
ヤブランもビッチュウフウロもあちこちでみかけます。
タコの足はみたことがありません。面白いですね。
長さん
タヌキマメやタコノアシ、面白い植物ですね。
ヤブランがあちこちで見られるのは分りますが、ビッチュウフウロは絶滅が危惧されている植物ですから、他の花と勘違いされているのではないですか。