黄色い、小さなヤブツルアズキの花が咲いていました。ノアズキにとても良く似た花です。
坂川沿いではやっと咲き始めたフジバカマを見ましたが、田園地帯の畑の近くでは、もっと咲き進んでいました。
ヤブツルアズキ(藪蔓小豆)
マメ科ササゲ属のつる性一年草。本州〜九州の草地に生える
系統的にはアズキの原型と考えられる。花期は8~10月
花径は2㎝ほど。花後に、細い豆果が出来る
旗弁は左右非対称、竜骨弁は捻れており、翼弁が被さっている
この花は左の竜骨弁が大きい
ノアズキとの区別は「松江の花図鑑」の記事(こちら)などを参考にしました
フジバカマ(藤袴)
キク科ヒヨドリバナ属の多年草。秋の七草の一つ
茎の色が濃いから、絶滅危惧種となっている本物ではなく、雑種です
シンツルムラサキ(真蔓紫)
ツルムラサキ科ツルムラサキ属の一年草。東南アジア原産の野菜
先に伝来した、茎の緑色のものをツルムラサキとして区別する
花弁はなく、萼が僅かに開く程度。花径は数mm。花後の実は黒く熟す
ユウゲショウ(夕化粧)
アカバナ科マツヨイグサ属の多年草。南アメリカ原産の帰化植物
オシロイバナの別名がユウゲショウなので、アカバナユウゲショウとも
花径は1~1.5cm。花期は5〜9月。花弁にある赤い筋が綺麗
サルビア・ガラニチカ
シソ科アキギリ属の多年草。 南米原産。花期は7〜10月
流通名のメドーセージは、本来サルビア・プラテンシスを指す
和名はガラニチカセージ。 畑の一角で、繁茂していた
ハツユキソウとタマスダレ
市立高校の近くの畑で(この高校の吹奏楽部は9/11の東関東コンクールで金
賞を受賞。10/10に行われる東日本学校吹奏楽大会の東関東代表に選ばれた)
初雪草、トウダイグサ科トウダイグサ属の一年草。実が出来ていた
玉簾、ヒガンバナ科タマスダレ属の多年草(球根)
ホオズキ(鬼灯、鬼燈、酸漿)の実
ナス科ホオズキ属の一年草または多年草。有毒植物
隣町の民家で
タイタンビカス
アオイ科フヨウ属の多年草。9月になってもまだ咲き続けている
(株)赤塚植物園が開発したアメリカフヨウとモミジアオイの交配選抜種
花径は15cm~30cm、草丈は2mほどで、3mになるものもある
(株)赤塚植物園が開発したアメリカフヨウとモミジアオイの交配選抜種
花色と、草丈がそれほどでもないので、‘アドニス’ ではないか
こちらは ‘エルフ’ という品種。‘アドニス’ より花は大きい
この下は、虫が嫌いな人はスルーして下さい
セスジスズメ(背筋雀)の幼虫
スズメガ科ホウジャク亜科の蛾の芋虫。日本全国に分布。体長は5~8cm
サツマイモやサトイモ、ホウセンカ、ヤブガラシなどの葉を好む
成虫の画像はこちら
この記事へのコメント
イッシー
セスジスズメを検索したら戦闘機みたいなのが出てきました!
蝶は好かれるけれど蛾となると嫌われちゃうのも、
彼らにとっては迷惑でしょうね。笑
nobara
いつも不思議と思って、見ています。
フジバカマ、いろいろ期待しますよね~
ここでご覧になったことありますか?アサギマダラ!
ツルムラサキ、少し粘り気があって
シメジなどと和えるとおいしいですね(*^-゚)⌒☆
我が家に白花のユウゲショウがまた咲いてきています。
株を大事に保護したいと思います。
ガラニチカも我が家はいたるところに繁茂してます。
ポキポキ折れるので整理するのは楽です。
タイタンビカス、可愛い~~~
おっと~成虫はいいけど,前身は苦手じゃ~
river
現在園芸店でフジバカマとして売られているものはサワヒヨドリとフジバカマの交雑種のサワフジバカマと思われます。これは葉が3裂しますが茎が完全な緑ではありません。
家にはシロバナフジバカマ、玉咲きフジバカマ、細葉フジバカマ、市販のフジバカマなどがあります。本邦産フジバカマは絶えてしまいました。
渡良瀬遊水地にフジバカマの自生地があります。どうやらこれは本物のような気がします。
eko
フジバカマが咲きだしましたね。まだ見ていません。
ホオズキの赤い実が綺麗ですね。一度育てましたが、虫に食われてボロボロになりそれ以来育てるのは止めました。
タイタンビカスがまだ綺麗に咲いていますね。
信徳
子供の頃は家庭にホウズキが植えて有り、赤くなってから実を採って中の種を出して外側の皮だけを口に含んで鳴らしていました。種等口には含みませんが毒草とは知りませんでした。
はるる
ホオズキ、あまり見かけなくなりました。
ヤブツルアズキ、これも変わった形です。
でも見ていておもしろいです。
タイタンビカス、よくきれいに咲いていて、いい花ですね。
長さん
変な模様の枝が伸びている?と思って近づいたら芋虫でしたよ。成虫は綺麗じゃないけれど、幼虫はカラフルで、模様も綺麗でした。
長さん
ヤブツルアズキ、人の耳の形にも似ていますね。
フジバカマ、咲いてるところはあまりないので、アサギマダラも気付かないでしょう。
ツルムラサキ、食されたことがおありですか。
白いユウゲショウ、以前から探しているのですが、いまだに出会ったことがないです。
ガラニチカはよく増えそうですね。茎が折れるので、半低木とする見解もあるようです。
タイタンビカスは旗振りをする交差点の近くで咲いていますが、元気に咲き続けています。
長さん
フジバカマは環境省のレッドデータブックには準絶滅危惧(NT)となっているのですが、本物のフジバカマに出会うのはごく希なようですね。
県別に見ると、群馬や栃木、千葉などは絶滅危惧Ⅰ類ですが、埼玉県は準絶滅危惧種になっています。これは渡良瀬遊水地があるからですかね。
長さん
ヤブツルアズキ、ご覧になりましたか。竜骨弁はマメ科の花に多いですね。ノアズキの果実は扁平の袋果ですが、ヤブツルアズキは丸い棒みたいになりますね。
フジバカマ、まだ見ていませんか。我が家の近くではここと別の場所と、2ヵ所しか見られません。
ホオズキ、虫に食われましたか。それは残念でした。
長さん
ホウズキ、確かに植えているお宅は少ないです。昔は良く見かけましたよね。私も子供の頃は女の子の真似をしてホオズキの実を良く揉んで、ヘタに穴を開け、中の種を針で取りだし、笛を作りましたよ。
長さん
この芋虫、丸い模様が綺麗ですね。
やはりホオズキを見る機会が減りましたか。
ヤブツルアズキの花は見るからにマメ科の花ですよね。
タイタンビカス、近くで咲いていますから、よく見に行きます。
うふふ
この花を見るとアサギマダラが来ないかなぁと思いますが、関東には来ないのでしょうか。
一度も見たことがありません。
ホオズキが有毒だったとは・・・。
子供の頃、中身を取り出す時に食べたことがあります。
苦くておいしくありませんでした。
知らないとは恐ろしいことですね。
なおさん
フジバカマと呼ばれるものにもいくつかのタイプがあるようですね。
月奏曲
あ~今年開催したんですが雨で鬼灯市いけなかったんだよなぁ…
この芋虫はまだ愛嬌あって可愛いほうですねw
見た目えらい凶悪なのいますからねwそういうの割と綺麗な蝶だったりするけどw
長さん
アサギマダラ、我が家の辺りでは見かけません。昨年、川口グリーンセンターで偶然、1頭見かけましたが、飛来数は群馬や栃木の方が多いかも。
ホオズキには全草に微量のアルカロイドが含まれていますが、根に多いようです。漢方薬にも使われるほどですから、微量なら問題なさそうです。
長さん
武蔵丘陵森林公園の近くにはヤブツルアズキもノアズキも見られますか。こちらでも注意して探したのですが、ノアズキは見つかりませんでした。花は確かに耳の形ですよね。
フジバカマ、これぞ本物というものを見てみたいものです。
長さん
浅草や谷中のほおずき市は今年も中止でしたが、どこかで開催Kされましたか。
芋虫、見ちゃいましたか。これ、芋虫の中では綺麗な方ですね。でも、成虫はお世辞にも綺麗とは言えない。
寿々木
すーちん
フジバカマ植えたんですが
高くなりますねー
背の高さほど(@_@)
長さん
光前寺の生垣はフジバカマでしたか。確かに枝は密に立ち上がるから、生垣に向いていますね。
寿々木さんの場合、県境を越えると行っても、自家用車の移動だし、目的地は密ではないので、杓子定規に考えることはないと思いますが・・・。
長さん
確かにフジバカマは高く伸びることがありますね。1枚目の写真はちょっと屈んで撮りましたが、草丈は1.5mくらいありましたよ。
ロシアンブルー
残らないということは花は小さすぎてスルーしているかもし
れません。
ノアズキとの違いもなるほどと思いました、豆果も全然違い
ますね。
芋虫類は最近見たくない幼虫です(>_<)
ジュン
不思議な面白いお花ですね
夕化粧はお庭で
どんどん増えていますが可愛いですね
セスジスズメ
ゲッ!
遭遇したら飛び上がります
長さん
ヤブツルアズキ、花径は2cmほどですが、黄色い花が沢山咲いているので、目につきやすいですよ。
セスジスズメの幼虫、初めて見ました。
長さん
ヤブツルアズキ、マメ科に特有な翼弁や竜骨弁があるので、面白い花です。
ユウゲショウが増えますか。赤くて可愛いから許容範囲ですか。
芋虫、だから、スルーして下さいと言ったでしょ(笑)。
コスモス
竜骨弁の名前は初めて聞きました。
本物のフジバカマは久しく見たことがありません。
ユウゲショウは長く咲きますね。
タイタンビスカスも長く咲いているんですね。
我が家のスイフヨウ、一時期少なくなりましたが、また咲き出しました。
今日は8輪だったかしら。
長さん
竜骨弁はマメ科の花などに多い、変わった形の花弁です。
本物のフジバカマは恐らく見る事はできないと思います。関東では渡良瀬遊水地に自生があるそうですが、見に行ったことはありません。
ユウゲショウは花期も長いからよく見かける雑草ですね。
スイフヨウ、また咲き出しましたか。今頃は、赤くなった花弁が翌日まで残りますね。