今回は、変化朝顔の牡丹出物の紹介です。順番は、花にかかわる要素が少ないものから並べてあります。つまり、後の方に行くにしたがって変化が大きくなっているとも言えるでしょう。
牡丹出物1
葉:青/斑入/州浜葉 花:淡黄/丸咲/牡丹
牡丹出物2
葉:青/打込/弱渦/柳葉 花:白/采咲/牡丹
牡丹出物3
葉:青/打込/弱渦/柳葉 花:青/采咲/牡丹
牡丹出物4
葉:萌黄/縮緬葉 花:白/筒紅/台咲/牡丹
牡丹出物5
葉:青/縮緬/立田葉 花:白/筒紅/車咲/牡丹
牡丹出物6
葉:黄/斑入/州浜葉 花:紅/吹掛絞/丸咲/牡丹
牡丹出物7
葉:黄/糸柳葉 花:紅/細切/采咲/牡丹
牡丹出物8
葉:黄/斑入/糸柳葉 花:紺/細切/采咲/牡丹
牡丹出物9
葉:青/水晶斑入/弱渦/柳葉 花:淡藤/爪覆輪/采咲/牡丹
牡丹出物10
葉:黄/抱/柳葉 花:紅/吹雪/撫子/采咲/牡丹
牡丹出物11
葉:黄/握爪龍葉 花:葡萄鼠/覆輪/風鈴/獅子咲/牡丹
牡丹出物12
葉:黄/握爪龍葉 花:紺/吹雪/風鈴/獅子咲/牡丹
牡丹出物13
葉:黄/縮緬葉 花:銀鼠/筒白/総鳥甲/吹上/台咲
牡丹出物14
葉:黄/縮緬葉 花:瑠璃/総鳥甲/吹上/台咲/牡丹
上と同名の別個体
牡丹出物15
葉:黄/縮緬葉 花:瑠璃/筒白/総鳥甲/吹上/台咲/牡丹
上と同名の別個体
変化朝顔のフロート。ここでは陶器の水盤だった
以上で、変化朝顔の紹介は終了です。
次回は、アサガオの仲間のつづきを紹介します。
(つづく)
この記事へのコメント
nobara
だんだんに裂が大きくなっているんですね。
凄い裂けかたのなど、もはやアサガオなのか?
素人にはそう思ってしまいます。
ピンクオクトバスいうかなり裂けた
ベニイトホタルブクロを見た事がありますが?
いずれも名前が表示されてないと
元々のモノがわかりませんよね。
好事家はかなり研究なさっているんでしょうね。
おしまいの等はキキョウ?かと思うほどです。
フローティング、陶器で佳かったです(プラではね(^o^)丿
イッシー
なぜか花火を連想しちゃいました。
作るのはやはり職人技かなと。
river
采咲牡丹や獅子咲牡丹となるともはや朝顔とは思えないように変化してしまいました。これぞ究極の変化朝顔と言えるでしょう。
もこ
黙って見せられたら朝顔とは思えない物もありますね
容姿は兎も角これだけ変化させてきた技術?に脱帽です
eko
陶器の水盤のフロート涼しげで素敵です。
はるる
フロート、これもいいものですね。
なおさん
最後に花手水のような普通のものがあると安心できますね。
信徳
モニャモニャしている花はとてもアサガオに見えません。
改良品種でこのような花弁になってしまったのでしょうか?
不思議ですね。
長さん
アサガオの持つ遺伝子の中でどれが発現するのか、人間がコントロールすることは出来ないので、この形からこの形に変化するということは予測が出来ないようです。変化の学術的研究は九州大学が有名です。
ベニイトホタルブクロ、画像検索してみましたが、確かに花弁が根元まで裂けていますね。
長さん
花火を連想されましたか。面白い。
変化は偶然に期待するものですから、職人技は発芽させるまででしょうね。
長さん
今回紹介したものはまさに究極の変化朝顔ですね。翌年も同じものを咲かせろと言われても、出来ないのが残念というか、面白いというか・・・。
長さん
何の説明もなく、初めて変化朝顔を見せられたら、朝顔とは思わない人が沢山おられるでしょうね。
この変化は遺伝子が関係しているので、人間がこのように咲かせようと思っても無理でしょう。
長さん
牡丹咲きの出物ですから、最高に変化した姿と言えるでしょうね。
朝顔のフロート、やはりプラスチックの水盤なんかでは似合いませんよね。
長さん
どの遺伝子が発現するか、人間はコントロールできませんから、偶然の産物と言えましょう。
>変化過ぎてインパクトあります・・・仰る通りです。
花のフロートは和風の花が似合いますね。
長さん
自然派のなおさんとしては、こんなに変化した朝顔はお気に召さないでしょうね。
確かにごく一部の愛好家が楽しむ世界ですが、九州大学では学術的な研究が進められています。
コロナ禍で花を浮かせた手水舎が増えたそうですね。
長さん
変化朝顔は花だけでなく葉の形にも変化が現れます。
いずれも遺伝子の発現具合の関係ですから、人間が変化をコントロールすることは不可能です。
うふふ
これが朝顔かと、何度も見直しましたよ。
何年もかけて作られたのでしょうね。
本当に驚きました。
月奏曲
あ~陶器でフロートはいいですね、なんか味わいあります
長さん
出物というのは親木とは異なる形質が出たものですから、偶然の産物とも言えます。何年も同じ親木の種を蒔いても、発現するかどうかは運任せなんです。
長さん
ゲテモノと紙一重という意見もあるでしょうね。
和の花はフローティングが似合うような気がします。特に花弁が薄いものが良いです。
ジュン
多分一生見ることがないと思います
拝見出来て良かったです
秋月夕香
すーちん
とてもアサガオと
思えないようなのありですねー
花弁も厚めのものも
長さん
変化朝顔、親とは全く違う花が咲いたりして、不思議ですね。来年も、取材に行く予定ですから、お楽しみに。
長さん
変化朝顔の出物は、どのような葉や花ができるのか、予測の範囲から出てしまうものもあり、そこが面白くて江戸時代から流行ったのでしょうね。
長さん
ここまで変化すると、最早、これでもアサガオ?と思えるようなものが色々出てきますね。花だけではなく、葉にも様々な変化が出てきます。
ロシアンブルー
「伝統の朝顔展」面白い展示ですね。
変化朝顔の面白さ、不思議さ、引き込まれますね。
似たような感じですが色が違うと雰囲気も違う面白さを味わうことができました。
長さん
変化朝顔の色々をお楽しみ頂けたようで幸いです。
面白い企画展なので、来年も行ってみようかと思っています。