熱帯生態館の案内図です。左上の高山植物館より遙かに広いスペースです

チャボイランイラン(矮鶏イランイラン)
バンレイシ科イランイランノキ属の常緑低木
原産は中国南部~東南アジア。イランイランノキの矮性変種
花径は6~7cm。花期は5~11月。樹高は2~3m
花は初め淡緑色で、やがて黄緑色に変化する。開花時に芳香を放つという


キバナニオイバンマツリ(黄花匂蕃茉莉)
ナス科バンマツリ属の半常緑~常緑低木。花期は6~9月。花径4cm
西インド諸島原産。別名:アメリカバンマツリ、ゴールデン・ホルン
花色は、最初は淡いクリーム色で、次第に黄味を帯びていくそうですが、
これはつぼみも黄色いので、園芸種かも知れません


トウワタ(唐綿)
キョウチクトウ科トウワタ属の多年草。南アメリカ原産。花期は6月~10月
赤い花弁に黄色(または橙色)の副花冠がある。和名は種子の冠毛に由来する


ハイビスカス
アオイ科フヨウ属の熱帯性常緑低木

オニオオハシ
キツツキ目オオハシ科。全長約55~65cm。愛称「ピカ(雌)
美しい体色からアマゾンの宝石と呼ばれる。くちばしの比率は鳥類で最大
くちばしには、体内の熱を血管を通じて放熱するラジエーターの役割がある

ヒメアリアケカズラ(姫有明葛)
キョウチクトウ科アリアケカズラ属の常緑小低木。花期は5~10月
ブラジル原産

ソーセージノキ
ノウゼンカズラ科ソウセージノキ属の落葉高木。熱帯アフリカ西部原産
長さ30~45cm位の果実が出来るが、食用にはならない
自家受粉では種が出来ないので、ここでは人工授精しているのかも

これから咲くところらしい

小さいのはつぼみ

最期に「チョウゾーン」でしばらく蝶を追いかけるも、上手く撮れず
リュウキュウアサギマダラ(琉球浅葱斑)
チョウ目タテハチョウ科リュウキュウアサギマダラ属
日本では南西諸島に生息する。移動性はない
アサギマダラ属のアサギマダラとは別属。アサギマダラは後翅の半分が茶色


オオゴマダラ(大胡麻斑)
チョウ目(鱗翅目)タテハチョウ科マダラチョウ亜科
日本では喜界島、与論島以南の南西諸島に分布
前翅長7cm前後、開長は13cmに及び、日本のチョウとしては最大級

ツマムラサキマダラ(褄紫斑)
チョウ目タテハチョウ科マダラチョウ亜科
前翅の先部分が光の方向によって鮮やかな紫色に輝く
日本では、八重山諸島、沖縄地方、奄美諸島に分布


(シリーズ終了)
長らくお付き合い頂き、ありがとうございました。
この記事へのコメント
イッシー
蝶のいる辺り私は好きです。
長さん
やはりここでは蝶がメインですよね。でも、夏は頭数が少なかったです。
寿々木
river
蝶はあまり詳しくありませんが沖縄の植物園で大量のオオゴマダラを見たことがあります。
nobara
熱帯生態館まであるんですね。
リュウキュウアサギマダラ、宮古島で普通に飛んでいました@@
蝶も見られるなんて~イイですね。
確か?多摩動物園内に蝶の館がありました。
かなり昔でしたが?今もあるのかしら。
状況が許せば、会いに行きたいです。
昨日は持病の腹痛が起き、約半日苦しんでいました。
調べても不明、痛い時に行くと検査もできないんですって。
原因がわからないから厄介です。今日は何事もなかったようです((+_+))
秋月夕香
ヒメアリアケカズラ~とても綺麗可愛いお花です。
蝶ゾーンでは追いかけてとることもできるのですか、それだけ素早い動きなのですね。
はるる
くちばしがすごい、これが特徴なんですね。
ソーセージノキ、見るだけなんですね。
蝶のいろいろ、すごいですね。
華やかです。
eko
ニオイバンマツリにも黄花があるんですか。香りは白やムラサキの花と同じですか?
ヒメアリアケカズラは綺麗な花ですね。
ソーセージノキですか。熱帯には不思議な植物があるものですね。
チョウゾーンもあって蝶と戯れることが出来るなんて楽しいですね。リュウキュウアサギマダラは綺麗ですね。オオゴマダラ、ツマムラサキマダラは初めて見ました。
なおさん
南国には行ったことがないので、こうして見せていただけるのはありがたいことです。
信徳
鳥類は一年中活動的に動いて見られるのでしょうがチョウは
活動の活発な時期があるので今回は如何でしょう。
金色の蛹は見られましたか?
うふふ
バナナが一本だけぶら下がっているようにも見えますね。
ノウゼンカズラ科というのも面白いです。
蕾が開くとどんな花が現れるのか、興味津々です。
ここでは蝶たちにも会えるのですか。
オオゴマダラのサイズ、開長17㎝はすごいですね。
手の平を広げて、大きさを作ってみましたよ。
長さん
イランイランの木、東山植物園で咲いていましたか。イランイランはタガログ語で「花の中の花」というのが直訳です。
この3種類の蝶はいずれも沖縄なら見る事が出来ますね。
長さん
温室でアフリカのコウモリを育てるわけにも行かないので、人工授精と判断しました。
この3種類の蝶は、沖縄なら良く見られる蝶だそうですね。
長さん
イランイランノキの花は芳香があるそうで、エッセンシャルオイルが採れるそうで、その矮性種ですから性質は同じでしょうね。
リュウキュウアサギマダラを宮古島でご覧になりましたか。ここでは通年で見られますが、夏は頭数が少ないようです。多摩動物園の昆虫生態園は今もあるそうですよ。
腹痛ですか。それは難儀ですね。人間ドックでも原因は分りませんか?
長さん
チャボイランイランは花弁が長く、色が地味と言うだけで、花の構造としては他の植物と同じです。
キバナニオイバンマツリ、色が少し濃いので、お尋ねサイトで確認してもらいました。
チョウゾーンでは蝶が放し飼いですから、追いかけることは可能です。撮るのはokですが、捕るのは御法度ですよ。
長さん
トロピカルバードゾーンは広いのですが、越はすれども・・・です。オニオオハシは嘴が大きいので有名な鳥です。
ソーセージノキ、「新鮮な果実には毒性があり、強い瀉下薬であるため、乾燥、焙煎または発酵させて」利用することが可能だそうです。
今回、蝶は少なめでした。
長さん
チャボイランイラン、花弁の色が地味で、紐みたいに長いだけで、特殊な咲き方をしているわけではないようです。
ニオイバンマツリは紫色の花が一般的ですね。
ソーセージノキ、直接食用には出来ないですが、加工して利用されているそうです。
蝶は放し飼いなので、どこに飛んでいくか分りませんから、飛んでいる姿を撮るのは至難の業です。3シュルとも沖縄なら自然の姿で見られるそうです。
長さん
高山植物館と熱帯生態館は全く別の建物ですから、熱帯生態館の室温の管理は普通の温室と同じだと思います。
夏、暑い沖縄には行ったことがないので、これらの蝶に出会ったことはありません。
長さん
ここは3回目ですが、バードゾーンは声はすれどもで、見つかるのは動きの鈍いオニオオハシくらいなものです。
蝶は良く飛び回っていましたよ。でも、春の頃の方が頭数は多かったです。飼育場は別にあるようで、さなぎは見られませんでした。
長さん
ソーセージノキ、バナナよりずっと大きいので、間違えることはありません(笑)。ノウゼンカズラ科ですが、1属1種でかなり独特な生態のようです。花はネットの画像で確認できますが、お世辞にも綺麗とは言えません。しかも、開いているのは朝の内だけだそうです。
オオゴマダラ、ここでは17cmクラスはいませんでしたが、それでも、かなりの大きさでした。
月奏曲
チョウなんだかんだで撮れてるじゃないですかw
リュウキュウアサギマダラ可愛いw
長さん
ソーセージノキ、良く乾燥させた種なら食用可能だそうです。
蝶は止まっているものしかまともな写真がないのです。
ジュン
バナナみたい
ノウゼンカズラ科なんですか
開花したのが見たいです
すっごく綺麗だったりして。
綺麗な蝶ですね
すーちん
ニオイバンマツリあります
時々ポツンポツンと咲いてます^^
長さん
ソーセージノキ、珍しいですね。花は見たことが無いですが、ネットの画像では赤茶色の花で、あまり綺麗とは言えません。
南方の蝶は大型で綺麗なものが多いようです。
長さん
花が紫から白に変化するニオイバンマツリの花期は4~7月ですが、真夏でもちらほら咲いていますね。
ロシアンブルー
ずっと判らなかった花の名前、「トウワタ」でした。
調べようと思って忘れていた写真を思い出しました。
ありがとうございました。
綺麗な花に集まる蝶も様々、それぞれの働きはかけがえの
ないものですね。
長さん
イランイランの花、ご覧になりましたか。
トウワタは小さい花ですが、目立ちますね。今の時期は、フウセントウワタも咲いていますね。
これらの蝶がトウワタの蜜を吸いに来ていますから、実も出来るでしょうが、温室だと困ったことになりかねませんね。
小枝
いつもお寄りくださり
どうもありがとうございます
いずれの蝶々さんも初見でしたので驚きました
とてもすばらしいです♪
今年は一段と過酷な夏となりました
どうかおからだを大切にお過ごしくださいませ
長さん
今年は本当に暑いですね。今朝は7時でも29℃もありましたから、寝苦しかったです。来週は少し気温が下がるようですね。
ここは通年で長さんが見られのですが、夏は頭数も種類も少ないようでした。