今回から、外国産の園芸種なども登場します。
ポリゴヌム・アフィネ(ポリゴナム・アフィネ)
タデ科イヌタデ属の多年草。花期は7~10月。花穂は長さが10cmほどになる
原産は中国~ヒマラヤ(標高3000~4500m)。和名はヒマラヤトラノオ
花弁のように見えるのは萼片
センノウ(仙翁)
ナデシコ科センノウ属の多年草。花期は7~9月。花径は5~6cm
中国(東部~中部、南西部)原産。鎌倉時代末から室町時代初めごろ渡来
別名:センノウゲ、センノウケ、センヌケなど
(葉は写っていない。葉と花穂はポリゴヌム・アフィネ)
ソリダゴ・ウィルガウレア
キク科アキノキリンソウ属(ソリダゴ属)の多年草。花期は7~10月
ユーラシアや北アフリカの草地や礫地に生える
分類状は日本のアキノキリンソウの母種とされている
ユーパトリウム・ルゴサム
キク科アゲらティナ属(←ヒヨドリバナ属)の多年草。花期は7~10月
北アメリカの東・中部の岩石の多い森や茂みなどの生える
ひとつの頭花に筒状花が14個以上もあるのが特徴
和名はマルバフジバカマ(丸葉藤袴)
タチギボウシ(立擬宝珠)
キジカクシ科ギボウシ属の多年草。花期は7~8月。花径は3~4cm
北海道、中部地方以北の本州の亜高山帯下部の湿原、湿地に生える
ミソガワソウ(味噌川草)
シソ科イヌハッカ属の多年草。花期は7~8月。花冠の長さは2.5~3cm
日本固有種で、北海道、本州の中部地方以北・奈良県、四国の石鎚山に分布
亜高山帯の草地や深山の渓流沿いなどに生育する。別名:エゾミソガワソウ
エゾミソハギ(蝦夷禊萩)
ミソハギ科ミソハギ属の多年草。蝦夷とつくが、九州以北の各地に分布
ミソハギとの相違点は、分枝する、萼の付属体が直立する、葉や
花序に短毛、葉の基部は茎を抱く、葉が波打ちやすい、など
エキナセア・プルプレア ‘グリーン・ツイスター’
キク科ムラサキバレンギク属の多年草。花期は7~10月。花径は4~5cm
北米原産の園芸種。別名:エキナセア(エキナケア)・パープレア
ゲラニウム ‘ジョンソンズブルー’
フウロソウ科フウロソウ属の多年草。花期は6~7月。花径は4.5~5cm
ゲラニウム・ヒマライエンセとノハラフウロの交雑によって作出された
コリダリス・ルテア
ケシ科キケマン属の多年草。花期は5~10月、花筒長3~5 cm
スイスのアルプス南部、イタリア原産
コリダリス・フレキシオーサ
ケシ科キケマン属の多年草。花期は5~6月、花筒長3~5 cm
原産は中国四川省。別名:ヒマラヤエンゴサク
写真は栽培種の‘チャイナブルー’と思われる
シャスターデージー ‘スノードリフト’
キク科レウカンテマム属の常緑多年草。花期は5~7月。花径は5~10cm
フランスギクにハマギクを交配した園芸種
別名:レウカンセマム・スパーバムなど。株により八重、半八重、糸状花弁の
花が次々に咲き乱れるので、「クレイジーデージー」とも呼ばれる
コウライウスユキソウ(高麗薄雪草)
キク科ウスユキソウ属の多年草。花期は5~6月。花径は3.5~4.5mm
朝鮮半島の雪岳山(北朝鮮と中国の国境)に分布
(つづく)
この記事へのコメント
nobara
花弁が重弁に見えますね。八重?
かなり重厚ですね(*^-゚)⌒☆
マルバフジバカマはよく目にしますね。
特に丸葉でもないんですね(鋸歯がないだけ?)
ミソガワソウ、インパクトありますね。
花だけみたら、ラショウモンカズラみたいですね。
クレイジーデージー?ですか。
いろんな咲き方するとそんな呼ばれ方するんですね((((^Q^)/
信徳
ヒマラヤトラノオの高山で見られる植物から色々見られる
植物園です。
なおさん
国営昭和記念公園の花みどり文化センターの屋上庭園の池には、普通のミソハギとは雰囲気がやや異なるミソハギがあり、たぶんエゾミソハギだろうなあ、と思うのです。
寿々木
イッシー
行かれた時期がよかったのかいつもなのか、呆れかえるほどですね。ほんとここはコスパ高いわ。笑
river
ポリゴヌム・アフィネはイブキトラノオに似ています。
エゾミソハギはよくみかけます。
eko
ヒマラヤトラノオはイブキトラノオとよく似ています。こちらの方が少しボリュームがあるように見えます。マルバフジバカマは見たことがあります。白花は清楚で涼しげです。
エキナセア・グリーンツイスターは緑色で素敵です。緑色の花も色々出てきましたね。
クレージデージーの乱れた花びらが面白いですね。
はるる
シャスターデージー、クレイジーですか。そんなふうにも見えますね。でも珍しい形、姿ですね。
植物園ならではのたくさんの種類、楽しいですね。
月奏曲
ミソガワソウ、可愛いのに味噌っぽい名前と思ったら味噌だったw
クレイジーデイジー、名前はちょっと…ですがこれ綺麗ですねぇ
長さん
ヒマラヤトラノオ、一重の5弁花ですが、花が多く、咲いてから日にちが経っているせいか、重弁に見えてしまいました。
マルバフジバカマは歯が丸くはないですね。大きな鋸歯があるし、フジバカマなどの比べれば少し幅広ということですよね。
ミソガワソウは確かにラショウモンカズラの花に似ていますね。
クレイジーデージー、日が経つと、細い花弁が乱れるようです。
長さん
センノウやエキナセアがもとは高山植物だったようです。園芸種が流通しているので、これが高山植物?と言うものが意外に多いのですね。
長さん
マルバフジバカマは仙石原で見たことがあります。強羅公園から逸失したもが箱根のあちこちに広がったそうです。
ミソハギとエゾミソハギ、葉の付き方と分枝するかどうかが見分けのポイントだそうです。
長さん
ヒマラヤエンゴサクは花色が薄い園芸種らしいです。花は在来種のエンゴサクに良く似ていますね。
うふふ
何の花だろうとずっと思っていましたが、マルバフジバカマでした。
思いがけず名前がわかって、すっきり!
感謝しています~♪
昨日、その場所を通りかかりましたら、植木屋さんが入っていてきれいに刈り取っていましたよ。
なんと言うタイミング。
今、がっかりしています。
長さん
公園では100種類と言っています。実際にはそんなにないですが、今回は、4月に行ったときと同じくらいの品種がありましたから、多いというのは確かです。
今回は熱帯生態館を含めると、記事9回分になりました。
長さん
海外原産で、和名が付いているのは良いですが、ラテン語の学名で覚えるのは無理ですね。
ヒマラヤトラノオは花(萼)の色が白いので、イブキトラノオを連想出せますね。
エゾミソハギ、分布域が意外に広いですね。
長さん
ヒマラヤトラノオはイブキトラノオに似ていますが、イブキトラノオの方がスマートというか、小振りな感じですね。
マルバフジバカマは植物園でしか見たことがないです。
エキナセアは色々な園芸種が流通していますよね。
クレイジーデージーは日にちが経つと、花弁がもっと乱れるようですよ。
長さん
コリダリス・フレキシオーサの原種はもう少し青みが強いようです。
シャスターデージー ‘スノードリフト’は2枚目よりもっと花弁が乱れるそうですよ。
長さん
センノウがスイカに見えますか。スイカは甘いので、もう4年も食べていませんよ。
ミソガワソウは食用の味噌ではなく、木曽川の源流部である長野県の味噌川に由来するのだそうです。川の名の由来は「未だ曽ならず」(まだ木曽川になっていない)の未曽からきているそうですよ。
クレイジーデージーは大きな花でした。
長さん
マルバフジバカマがたくさん咲く場所がありましたか。しかし、増えすぎたのでしょうか。植木屋さんに刈り取られたとは残念ですね。根が残っていれば来年復活するかもね。
すーちん
コリダリスですか
何とも言えない
ブルーの色ですねー
長さん
コリダリス・フレキシオーサは爽やかなライトブルーですね。原種はもう少し色が濃いようです。
ロシアンブルー
コリダりス・フレキシオーサは珍しい花ですね~、チャイナ
ブルーですか、淡いブルー素敵です。
クレイジーデージー、咲き乱れるなんて素敵ですね。
ジュン
クレイジーデージー
花が次々に咲くのにクレイジーはちょっと。
長さん
盆花の中にソリタゴが入っていますか。我が家の近くの花屋さんやスーパーでは見かけません。
コリダリス・フレキシオーサは珍しい花です。花の形はキケマンやエンゴサクなどに似ています。
クレイジーデージー、細い花弁が柔らかく、風に吹かれると「乱れ髪」状になってしまうようです。
長さん
マルバフジバカマ、よくご覧になりますか。丸葉とは言えませんが、フジバカマなどより葉が幅広ですね。
クレイジーデージー、2枚目がちょっと乱れ髪状になったものです。