温室で見た花とラン展で見た花を平行して紹介しています。温室で見た花は、熱帯資源植物温室の続きです。
ヘリコニア・ロストラタ(ヘリコニア・ロストラータ)
オウムバナ科ヘリコニア属の常緑多年草。熱帯アメリカ原産
温室展示の定番で、ロブスターのはさみのような、赤と黄色の
苞が美しい。花は苞の先端に白っぽく見えるもの

横から見ると、こんなに扁平な形です

以下は、つくば植物園の原種ランコレクションから
バルボフィラム・マスターシアナム
Bulbophyllum mastersianum
ベトナム、ボルネオ、マルク島の標高500m付近の林に着生する
手前に突き出しているのは左右の側花弁です


ソブラリア・クサントレウカ
Sobralia xantholeuca B.S.Williams メキシコやグアテマラ等に分布
花径は15cm位。大輪で芳香がありますが、短命です

デンドロビューム・クリセウム
Den. chryseum ネパール、台湾に分布

ゴンゴラ・キンケネルビス
Gongora quinquenervis 分布メキシコ~ブラジル

カトレアの仲間(ラベル無し)


(つづく)
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つくば 夏の洋蘭展にて(12)
6月20日~27日に開催された「つくば 夏の洋蘭展」で見た花を紹介しています。出展者は「つくば洋蘭会」の皆さんです。
今回は、カトレア属やその近縁種で、原種とその変種、交配種などです。
カトレア・ロバータ・コンカラー
C.lobata concolor 'Jeni' ブラジルに分布する原種で、変種も多数ある
以前はLaelia属に分類されていた古くから知られている品種です
鈴木敏克さん

カトレア・グラニュローサ
C. granulosa sib. ('Mitsuru' x 'Jem') ブラジル原産 稲葉茂子さん

カトレア・レックス
C. rex コロンビアやペルーに分布 伊藤忠夫さん

カトレア・パカビア
C. Pacavia (C. purpurata × C. tenebrosa) 秋田栄子さん

カトレア・ガスケリアナ
C.gaskelliana ベネズエラ、コロンビア原産 南村昌義さん レッドりポン


カトレア・ガスケリアナ・アルバ
C.gaskelliana fma.alba ベネズエラ原産 稲葉茂子さん

カトレア・ワリシー・セミアルバ
C. wallisii (=eldorado) f.semi-alba ブラジル原産 松本みき子さん

(つづく)
この記事へのコメント
イッシー
バルボフィラム・マスターシアナムも側花弁が面白いですね。
なおさん
原種ランもいろいろで、それぞれに興味深い色・形です。夏のラン展のカトレアも大輪で見事ですねえ。
eko
バルボフィラム・マスターシアナムは側弁花ばかりが目立ちますね。面白い花姿がありますね。
ソブラリア・クサントレウカは綺麗な花ですね。まさに美人薄命ですね。
カトレアはどの花を見ても綺麗ですね。中でもカトレア・パカビアの花色が素敵です。
はるる
長さん
このヘリコニアは花序が上から垂れ下がっていますが、上に伸びるものもあるんですよ。
バルボフィラムは同じ属内でも多様な花を咲かせるので有名です。
長さん
ヘリコニア・ロストラタが新宿御苑の旧温室にありましたか。横から見ると丸いと思うのに扁平なのが面白いです。
カトレアの仲間も初夏に咲く品種が多いですね。
秋月夕香
すぐに忘れそうな名前ですが、変わったお花ですね。
カトレア~どれもきれいですね~♫
river
カトレアの原種はどれも魅力的です。
長さん
丁度、若い女性が二人温室に来ていて、「ヘリコニアを横から見てごらんなさい」と言ったら、扁平なのに驚いていました。
バルボフィラム・マスターシアナは鮮やかな側花弁で昆虫を誘い込むのでしょうね。
ランは花保ちが良いのが特徴のひとつですが、わずか3日とは短かすぎます。
カトレア・パカビアの花色がお気に召しましたか。
長さん
ランは実に多様な花が咲きますから、気に入ったものだけを見て歩くという鑑賞の仕方があっても良いと思います。
長さん
ヘリコニア・ロストラタは温室展示の定番ですから、良く出会いますよ。
バルボフィラム・マスターシアナ、面白い咲き方ですね。
カトレア類も品種が多いですから、あまり綺麗ではないのもありますよ。
長さん
ヘリコニア・ロストラタは苞が美しく名がお持ちするので、日本では温室展示の定番になっていて、大抵の植物園で展示しています。
カトレアは原種でも魅力的なものが多いですよね。
降魔成道
信徳
それにしてもつくば植物園、洋ラン展は珍しい草花が多いですね
長さん
ヘリコニア・ロストラタはまだご覧になっていませんか。温室展示の定番だと思っていましたが・・・。
バルボフィラムは変わった花が咲く品種が多いようです。
ゴンゴラ・キンケネルビスも変わった花で、何か昆虫みたいにも見えますよね。
秋田でも洋蘭展が開催されますか?
長さん
カトレアは近縁種も含めると、原種だけでもかなり多彩なものがあります。それに交配種が加わるのですからね。
つくば洋蘭会の皆さんはベテランなので、変わったランも育ててみようか、という人が多いのかも。
うふふ
ロブスターのはさみのようなヘリコニア・ロストラタは面白い花ですね。
あっ、花ではなくて苞でした。
横から見ると全然様子が違うのも、だまし絵のようで愉快です。
見たことのないものが見られるのは植物園ならではですね。
長さん
ヘリコニア・ロストラタは赤と黄色の苞が長持ちするので、温室では良く見られる植物です。横から見ると押しつぶされたように見えますよね。
今回は屋外も温室も花の種類が多かったので、かなり長く引っ張っています。
nobara
わたしもこうでありたい(^o^)丿
ですが?前からも横からもほぼ?一緒
原種ランのコレクションも見ごたえありますね。
topバッターのはランとは思えませんね。
カトレア、やっぱりカトレアです。
されどカトレアですね。
月奏曲
あ~カトレアもいいですねぇ…見てて和みます
長さん
ヘリコニア・ロストラタ、このくらいの苞を持つ花としてはちょっと扁平すぎますね。私は細いのにお腹が出ているから縦横一緒みたいなものです。
つくば植物園の原種ランコレクションは素晴らしいです。花の咲き時期が来ると、こうして披露されます。
バルボフィラム・マスターシアナムは扇のようにも見えますね。
カトレアは原種でもこの美しさですからね。
長さん
ゴンゴラ・キンケネルビスは翅を後ろに折りたたんだ昆虫みたいに見えますね。
カトレアは美しいです。でも、咲かせるのは多分大変だと思います。
寿々木
すーちん
ランは見るものと^^
一つでも咲かせると
嬉しいですが^^
長さん
ヘリコニアはロストラタの他に、フミリス、ビハイ 、プシッタコルムなどを見ていますが、やはりロストラタが一番綺麗ですね。
今日も青空が多く、暑くなりそうです。日焼け止めクリームを塗っているのですが、腕が既に土方焼けです。
長さん
ランは温度と日照、水遣りなど品種によって異なるので、難しいです。ミニやミディのコチョウランは半分ほったらかしでも大丈夫なんですが・・・。
ロシアンブルー
ヘリコニア・ロストラタは鮮やかな色の配合が眼をひきますね。
苞なんですね、珍しい植物です。
カトレアはどの花もエレガントで美しく惹かれますね。
長さん
ヘリコニア・ロストラタは苞の色が綺麗で、長持ちするので、温室では定番展示になっています。
カトレア、原種でも綺麗なものが多いですね。