温室で見た花とラン展で見た花を平行して紹介しています。温室で見た花は、今回から熱帯雨林温室の南側にあるサバンナ温室に入りました。
バロータ・スペシオサ
ヒガンバナ科バロータ属の常緑多年草(球根)。南アフリカ原産
別名:バロータ、キルタンサス・エラツス
葉はアマリリスに似て、花はクンシランに似ている


ローダンセマム・カタナンケ
キク科ローダンテムム属(←クリサンセマム属)の多年草。モロッコ原産
花径は5cm程度。別名:クリサンセマム・カタナンケ


ベニマツリ(紅末莉)
アカネ科ベニマツリ属の常緑低木。キューバ、パナマ、南アフリカ原産
花径は1.5cmほど


カエンカズラ(火炎蔓)
ノウゼンカズラ科ピロステギア属の常緑低木。原産はブラジル~パラグアイ
沖縄では路地植えで、2月に旅行したときも咲いていました


テイキンザクラ(提琴桜)
トウダイグサ科タイワンアブラギリ属の常緑低木。キューバ原産
花径は2.5cmほど。和名の由来は、葉の形がバイオリン(提琴)に似るから
別名:ナンヨウザクラ(ナンヨウザクラ科に同名の別種があり、要注意)


(つづく)
~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~
つくば 夏の洋蘭展にて(10)
6月20日~27日に開催された「つくば 夏の洋蘭展」で見た花を紹介しています。出展者は「つくば洋蘭会」の皆さんです。
ラン展の展示風景です。写真の右奥に「つくば植物園」の受付があります

オンシジューム・トリコデス
Onc. tricodes 詳細不明 岩瀬美千代さん

オンシジューム・リューコキラム
Onc. leuchochillum 原産はメキシコからグアテマラ、ホンジュラス
長津 功さん

こちらは、岩瀬美千代さん

ゴメザ・クリスパ
Gomesa crispa ブラジル原産 ゴメサ属はオンシジュームの仲間です
荒木悦子さん

人形が万歳したような形で咲くことから、「人形蘭」の和名がある

ゴメザ・サルコデス
Gomesa sarcodes ブラジル原産 荒木悦子さん

富貴蘭 ‘猩々’
Vanda falcata 日本原産 フウランとも呼ばれる
花茎が赤いのが猩々の由来か 稲葉茂子さん


(つづく)
3か月に1度の松戸市立総合医療センターへの通院日なので、訪問が遅れます。
この記事へのコメント
寿々木
秋月夕香
ゴメザ・クリスパ~人形のように~面白い形ですね。なんだか人間が見られているような気分になりますね。
nobara
ローダンセマム・カタナンケ、見るからに強健そう(^o^)丿
テイキンザクラははっきりしたお花ですよね(*^-゚)⌒☆
オンシジュームは蘭のなかでも好きな部類です
富貴蘭‘猩々’、立派なフウランですね。
名前、ちょっと不満です(^o^)丿
信徳
カエンカズラ、ブーゲンビリア、ハイビスカスは台湾・高雄のゴルフ場で綺麗に咲いていました。この三つは何処でも良く見かけます。
eko
オンシジュームはたくさんの蝶が群れ飛んでいるようで可愛い花ですね。確かに人形が万歳をしているように見えます。面白いです。
富貴蘭 ‘猩々’は白のフウランとは違って華やかなですね。とても素敵です。
はるる
四季ごとにランの展示会があるのですか。
楽しいですね。出品される方も見る方も。
ランは私には不思議な植物に見えます。
豪華で品もありますね。
なおさん
フウランの赤花の朱天王ならば少しだけ育てたことがあります。猩々という銘のも大株で、さぞかし夜になると香りが良いのでしょうねえ。
降魔成道
river
富貴蘭(フウラン)は亡父が名護蘭と共に栽培していたのを思い出します。でもこんな大きな株ではありませんでした。
長さん
バロータ・スペシオサはまだ正式な名札が添えられていないので、初めて公開する植物のようでした。
こちらは24.4℃という発表でしたが、外にいると体感的には猛暑日でした。
長さん
バロータ・スペシオサの花はアマリリスとは大きさが2回り以上小さいですが、雰囲気的にはいていますね。
ベニマツリは屋外での越冬は無理でしょうから。温室の定番といって良いでしょう。
ゴメザ・クリスパ、人形みたいでしょう?他にもこんな形の花はありますよ。
長さん
バロータ・スペシオサ、以前はキルタンサス属に分類されていました。花径は7cmくらいで、アマリリスよりはずっと小さいです。
ローダンセマム・カタナンケ、耐寒性はあるようです。花期が終わっているので、花数が減っていました。
テイキンザクラ、小さい花ですが、真っ赤ですから目立ちますね。
オンシジュームも花が実に多彩ですね。
富貴蘭 ‘猩々’は名の由来が分りませんでした。
長さん
テイキンザクラ、沖縄では露地植えで2月にも咲いていましたから、温室なら周年開花してもおかしくないです。
カエンカズラ、ブーゲンビリア、ハイビスカスは東南アジアでもよく知られていますね。
長さん
夏は温室でもオレンジや赤い花が目立ちます。ヒメフヨウなど、他にもあったのですが、今回は割愛しました。
バロータ・スペシオサ、花径は7cmくらいで、アマリリスよりはずっと小さいです。
オンシジュームも小さい花からこのように径が4cmくらいなものまで、単色から斑入りと多彩です。
花が白いのに‘猩々’という名ですが、由来が不明です。花柄が赤いからというのは、私の想像です。
長さん
バロータ・スペシオサ、以前はキルタンサス属とされていましたが、キルタンサスには似ていませんね。
ラン展は小規模なものも含めると、日本中で毎月のように開かれていました。今は無理でしょうが・・・。
同じ科の中で、こんなに多彩な花が咲くものはラン以外には無いでしょうね。
長さん
植物園も収集数が多いと、毎月行っても何かしら見たことが無い花に出会います。6月はあまり行ったことがなかったので、収穫が多かったです。
フウランは夜の方が香りが強いのですね。猩々という銘はちょっと合いませんよね。
長さん
サバンナ温室は湿度が低いです。温室は散水しなければ雨が少ないサバンナ気候と同じですから、管理しやすいのではないでしょうか。
長さん
バロータ・スペシオサ、花が大きくて花弁が反り返れば、花もアマリリスに似てくるかもですね。葉はクンシランより厚手でした。
富貴蘭 ‘猩々’は寄せ植えではないかと思います。なぜ ‘猩々’なのかは分りませんでした。
うふふ
葉がアマリリス、花は君子蘭ですか。
見れば、なるほどです。
ベニマツリもきれいですね。
ルリマツリとサンタンカを足して2で割ったような感じでしようか。
日本原産のフウランの名が「猩々」とは面白いですね。
月奏曲
ちっこいお花なのかな?
猩々?むぅぅ?
画像だと紫ぽく見えるのですがもちょっと実物は赤寄りなのかな?
長さん
つくば植物園は植物の収集数が多いので、公開された温室以外で咲いた花が随時移植されます。ですから、冒頭のバロータ・スペシオサの様な珍しい花にもであるのです。
>ルリマツリとサンタンカを足して2で割ったような
まさにそんな感じですね。
このフウラン、何故‘猩々’という銘なのか、不思議です。
長さん
テイキンザクラ、径が2.5cmくらいの小さい花ですが、深紅なのでとてもよく目立ちます。
フウランの猩々、花柄と距が赤紫なんですが、ちょっと意味不明な銘ですね。
イッシー
真っ赤な花が人目を惹きますね。
mina
バロータ・スペシオサ綺麗な赤で
可愛いですね
ランは豪華ですね
どれも素敵です
すーちん
カエンに似た植木
植えてましたが関東では
違う木だったのかしら^^
長さん
熱帯雨林温室から、サバンナ温室の後部入口に入ったのですが、バロータ・スペシオサが真っ先に目に入りました。
長さん
バロータ・スペシオサはまだ知らない人が多いと思うので、多くの人に知ってもらいたいです。
ランは大好きなので、つい沢山投稿してしまいます。
長さん
カエンカズラは関東での越冬は無理だと思います。カエンカズラの花はヒメノウゼンカズラの花に似ています。ヒメノウゼンカズラならコテマリアの名で、鉢植えが売られていますよ。
ロシアンブルー
テイキンザクラって初めてみましたが、葉が何となくヴァイオリンに似てますね。花は小さいんですね、可愛いです
富貴蘭はやっぱり良い色で格式を感じます。
長さん
バロータ・スペシオサが咲く南アフリカは乾燥台地で年間降水量は500mlくらいだそうです。
テイキンザクラの葉は途中が細くなっているので、バイオリンに例えたのですね。花は小さいですが、よく目立ちます。
富貴蘭は寄せ植えで増やしたみたいな感じでした。