温室で見た花とラン展で見た花を平行して紹介しています。温室で見た花は、熱帯雨林温室の1階で見たものです。2階は32℃でしたが、1階は23℃でした。
ブルボフィルム・オーソグロッスム
フィリピン(ミンダナオ島)、スラウェシ島に分布する着生ラン


サンタンカ(山丹花)‘スーパーキング’
アカネ科サンタンカ属の常緑低木。別名:サンダンカ(三段花)。園芸種

プセウデランテマム・リラキナム
キツネノマゴ科プセウデランテマム属の常緑多年草。原産はマレー半島
この品種は初めて見ました。図鑑では薄い青紫の花ですが、これは白花変種?

フリワケサンゴバナ(振分珊瑚花)
キツネノマゴ科イセハナビ属の常緑小低木。ヒマラヤ地方原産
名の由来は、花序が2つに分かれ、その先に振り分けるように咲くから

ジョウゴバナ(上戸花)
キツネノマゴ科クロサンドラ属の常緑低木。アジア・アフリカの熱帯地域原産
和名はヘリトリオシベ(縁取雄蕊)。別名:クロサンドラ、キツネノヒガサ

ツルラン(鶴蘭)
ラン科エビネ属の常緑多年草。東南アジア~九州南部以南に分布
絶滅危惧Ⅱ類(VU)。別名:ナツエビネ
「大」の字型の花の基部には赤か黄色の突起があり、
これを丹頂鶴の頭頂に見立てたことが花名の由来


タッカ・シャントリエリ
タシロイモ科タッカ属で、インド北東部~東南アジア原産
和名はクロバナタシロイモ(黒花田代芋)。流通名はブラックキャット
英名はBat(こうもり) Flower、Devil(悪魔) Flower
花は6枚の黒い苞葉に包まれ、長い髭は花のない花柄
全体はこんな姿(こちら)

6月22日撮影。フィリピン(ミンダナオ島)、スラウェシ島に分布する着生ラン


サンタンカ(山丹花)‘スーパーキング’
アカネ科サンタンカ属の常緑低木。別名:サンダンカ(三段花)。園芸種

プセウデランテマム・リラキナム
キツネノマゴ科プセウデランテマム属の常緑多年草。原産はマレー半島
この品種は初めて見ました。図鑑では薄い青紫の花ですが、これは白花変種?

フリワケサンゴバナ(振分珊瑚花)
キツネノマゴ科イセハナビ属の常緑小低木。ヒマラヤ地方原産
名の由来は、花序が2つに分かれ、その先に振り分けるように咲くから

ジョウゴバナ(上戸花)
キツネノマゴ科クロサンドラ属の常緑低木。アジア・アフリカの熱帯地域原産
和名はヘリトリオシベ(縁取雄蕊)。別名:クロサンドラ、キツネノヒガサ

ツルラン(鶴蘭)
ラン科エビネ属の常緑多年草。東南アジア~九州南部以南に分布
絶滅危惧Ⅱ類(VU)。別名:ナツエビネ
「大」の字型の花の基部には赤か黄色の突起があり、
これを丹頂鶴の頭頂に見立てたことが花名の由来


タッカ・シャントリエリ
タシロイモ科タッカ属で、インド北東部~東南アジア原産
和名はクロバナタシロイモ(黒花田代芋)。流通名はブラックキャット
英名はBat(こうもり) Flower、Devil(悪魔) Flower
花は6枚の黒い苞葉に包まれ、長い髭は花のない花柄
全体はこんな姿(こちら)

(つづく)
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つくば 夏の洋蘭展にて(6)
6月20日~27日に開催された「つくば 夏の洋蘭展」(出展者は「つくば洋蘭会」の皆さん)でみた花を紹介しています。
デンドロビューム・ハマナレイク ‘プリズム’
Den. Hamana Lake 'Prism' ( Kurenai × Snow Angel ) 小型の交配種
ピンクの覆輪。育て易いが、変異個体のため、分け株でしか増殖できない
小林貴代さん


デンドロビューム・シュードグロメタラム
Den.pseudoglomeratum
インドネシアのスラウェシ島で発見された比較的新しい着生原種
広澤良子さん

デンドロビューム・グリメシー
Den.grimesii オーストラリア北西部に分布する着生ラン。芳香あり
秋田栄子さん

デンドロビューム・アフロディーテ
Den. aphrodite 愛と美の女神アフロディーテに因む命名
テンナセリム山脈(ミャンマー/タイ)の木々の頂上に着生する
岩瀬美千代さん

リカステ・原種同士の交配種(1)
Lyc. lasioglossa x tricolor 鈴木敏克さん

リカステ・原種同士の交配種(2)
Lyc. lasioglossa x tricolor 長瀬美千代さん

アングロカステ・シンフォニー ‘シンセカイ’
Angcst. Symphony ‘Shinsekai’ (Anguloa cliftonii x Lycaste aromatica )
リカステ系の原種同士の交配種。ニッキの香りがある
唇弁を他の花弁や萼片が包み込んでいるように見え、開花の途中らしい
小林貴代さん

(つづく)
この記事へのコメント
なおさん
ツルランも清楚な夏咲きエビネですね。改築前の新宿御苑の温室で見たことがあります。
nobara
ちょっと見、クロコスミアの黄花?かと思いました(^o^)丿
プセウデランテマムって蘭に寄生するパステルフラワーと一緒?
こんなに?お花が纏まってるんですね。パステルフラワーは白が多いですね。
ホワイトラビットとも言われていますね。
この写真だとルリマツリの白花に似ています(今、家で咲いてます)
ナツエビネも綺麗な花ですね。
デンドロビュームもこんなやさしい感じのがあるんですね。
アングロカステ・シンフォニー ‘シンセカイ’
ニッキの香り(大好き~)嗅いでみたいです。
信徳
ツルラン、ナツエビネで納得です。
この時期のランは葉も茎も花も全体的に明るい色に感じます。
eko
デンドロビュームも様々な花姿がありますね。
アングロカステ・シンフォニー ‘シンセカイ’のニッキのような香り、嗅いで見たいですね。
秋月夕香
プセウデランテマム・リラキナム
キツネノマゴ科プセウデランテマム属~これは青紫色でもきっときれいなのでしょうね。デンドロビューム・シュードグロメタラム~アングロカステ・シンフォニー ‘シンセカイ’~また変わった形態の蘭ですね。
イッシー
しかしながら、タッカ・シャントリエリの異様
のインパクトのほうが大きいかな~。笑
降魔成道
月奏曲
ジョウゴバナかわいいw
シンセカイ、雰囲気が全然違う感じですね、開花途中のせいかな?
これはこれで不思議な感じで面白いです
river
タッカ・シャントリエリは何とも奇妙な花ですね。全体を見るとちょっと不気味な感じさえ覚えました。
デンドロビューム・グリメシーは印象的な花ですね。
長さん
フリワケサンゴバナ、花柄の付く位置が違いますが、花の形は似ていますね。
ツルランは新宿御苑の旧温室にありましたか。初夏に新温室には行っていないので分りませんが、花の時期には展示されるかもね。
長さん
ブルボフィルム・オーソグロッスムは着生ランですが、植物園では着生した姿の展示は困難です。
パステルフラワーですか。プセウデランテマム・バリアビレのことですね。バリアビレは普通2~3輪ですが、リラキナムは花付きが良い品種のようです。
デンドロビューム・ハマナレイクはデンファレにもこんな色合いがあったような気がします。
アングロカステ・シンフォニー ‘シンセカイ’、ニッキの香りは確かめませんでした。黄色いチューリップのようなランを出展されたのもこの方です。
長さん
サンタンカは、熱帯アジアでは庭木や生垣などに良く使われているそうですね。沖縄でも同様です。
ツルランの別名がナツエビネなんですが、在来種のナツエビネと同じ名前になってしまうので、誤解を招きそうです。
色の濃いランも展示されていましたが、会場が意外に暗かったので、ボツ写真になりました。
長さん
ブルボフィルム・オーソグロッスムは唇弁が小さく、両側花弁が長いので、変わった花に見えますね/
フリワケサンゴバナ、花柄の位置を変えて、細いところをカールさせたら、ツリフネソウにもっと似るかも。
タッカ。シャントリエリ、初めて見たときは同じくビックリしましたよ。
ラン展では写真を撮るのに忙しく。香りを確かめる時間が無いのが残念です。
長さん
プセウデランテマムの白花は花弁に‘そばかす’があるのが特徴なのですが、これにはそれもありませんでした。
ランの花は想像以上に多彩でしょう?
長さん
タッカ・シャントリエリ、形も色も異様ですよね。初めて見たときは、世の中にこんな花があるのか!とビックリしましたよ。
長さん
サンタンカはこんな咲き方の他、手鞠咲きのような半球形の花序になるものがあります。これは園芸種で、原種はもうちょっと地味目な色です。沖縄に行くとあちこちで咲いているのに出会います。
長さん
熱帯雨林温室は毎日散水されているので、コケもしっかり生きています。
ジョウゴバナは熱帯地方が原産ですが、ウォーキングでもたまに見かけますよ。
何日か前にチューリップに似た黄色いランを紹介しましたが、アングロカステ・シンフォニーはそれと同属です。
長さん
サンタンカは東南アジアでは普通に見かける花ですよね。ジャワサンタンカは花弁が細く、尖っていたと思います。
タッカ・シャントリエリは不気味な花ですね。蝙蝠や悪魔に例えたのは頷けます。
デンドロビューム・グリメシー、花弁が細く、ちょっと変わったデンドロですね。
うふふ
子供たちがまだ小学生だった頃、茨城県から来たという籠を担いだおばさんがお花を売りに来ました。
それがサンタンカでした。
強引に買わされて、お花は可愛いのにイメージが悪いです。残念!
タッカ・シャントリエリは一度見たら忘れられませんね。
流通名がブラックキャットとは、宝石のような名前なのですね(笑)
ろこ
つくば植物園のお花は変わった姿のものもあり楽しみ増した。
でもでもでも・・・
タッカ・シャントリエリの姿は異様さが際立っていますね。
他に言葉が見つかりません。
寿々木
すーちん
アングロカステですか
開花途中
このままが可愛らしい^^
ロシアンブルー
どれも珍しいものばかりですね。
ブラックキャットって、植物の世界では異様な雰囲気を
もった花を付けますね。
夫々の個性を見ると探求したくなりますよね。
長さん
サンタンカを押し売りされましたか。それではイメージが悪いですよね。
タッカ・シャントリエリ、お世辞にも綺麗とは言い難い花ですね。
長さん
タッカ・シャントリエリ、変わった花ですよね。黒猫という形容はまだ良い方で、蝙蝠や悪魔という形容の方が合っていますね。
長さん
クロサンドラは熱帯の植物ですが、国内でも流通しています。我が家から徒歩1分のお宅でも咲いています。耐寒性は弱いですが、花期が長いのが好まれるようです。
長さん
アングロカステ、可愛い咲き方ですよね。この状態が長いようです。先日ご紹介した、チューリップのようなランと同属です。
長さん
今回ご紹介した花の中で、街中で見る事が出来るのはクロサンドラぐらいです。
タッカ・シャントリエリはブラックキャットというより、蝙蝠とか悪魔という形容の方が合っていますよね。