6月20日から27日まで「つくば夏の洋蘭展」が行われており、ここでも写真を沢山撮りました。後日紹介する予定ですが、今回から屋外で咲いていた花などを投稿します。
イテア・イリキフォリア
ズイナ科ズイナ属の常緑低木(樹高は3~5mになる)。原産は中国西部
コバノズイナに似た黄緑色の小さい花が連なって、枝垂れる

花は初めて見ました

付近に芳香が漂っていました

ネジバナ(捩花)
ラン科ネジバナ属の小型の多年草の多年草

たくさん咲いている中で、数本、白っぽい花が咲いていた

フサフジウツギ(房藤空木)
ゴマノハグサ科フジウツギ属の落葉低木。原産は中国とも、本州中部とも
別名:ブッドレア、バタフライブッシュ

コガネバナ(黄金花)
シソ科タツナミソウ属の多年草。シベリア東部、中国北部、朝鮮半島に分布
乾燥した根は黄色く、生薬名を黄岑(おうごん)と言う


大輪レッドクローバー
マメ科シャジクソウ属の多年草。原産は中央ヨーロッパ
別名:トリフォリニウム・ルーベンス
草丈は20~60cm。花序の高さは3cmほど。茶色いのは咲き終わった花殻


ディエラマ・プルケリムム
アヤメ科ディエラマ属の常緑多年草(球根)。南アフリカ原産
英名は天使の釣り竿(Angel's Fishing Rod)ですが、草姿を見れば納得


アカンサス・カロリアレクサンドリ
キツネノマゴ科アカンサス属の多年草。原産は地中海地方~南欧
和名はトゲアザミ。別名:アカンサス。スピノサス
アカンサス・モリスより矮性で、草丈は1~1.5m程度


ヤマホタルブクロ(山蛍袋)
キキョウ科ホタルブクロ属の多年草。本州(東北~近畿)の山地や林縁に分布
ホタルブクロは萼片の間に上へ反り返った付属物がありますが、ヤマホタル
ブクロにはこの付属物がなく、萼片の間が盛り上がって見えるのが特徴です


白もたくさん咲いていたのに、撮り忘れました
キリンソウ (麒麟草)
ベンケイソウ科キリンソウ属の多年草。日本では九州以北に自生
和名は黄輪草と書いたものだったが、いつの間にか麒麟草になったという

メイゲツソウ(名月草)
タデ科ソバカズラ属(←タデ属)の多年草。イタドリの高山性変種
和名はベニイタドリ(紅虎杖、花が赤いから)。 咲き始めでした


(つづく)
この記事へのコメント
イッシー
うふふ
同じところで咲いていても、捻じれ方が違うのが面白いです。
真っすぐに伸びて全然巻いていないネジバナを見たことがありますが、捻じれた性格のように思えて笑ってしまいましたよ。
英名「天使の釣り竿」に納得、花の付き方はタイツリソウにも共通していますね。
寿々木
花が立ち上がるクローバ、初めてです。明月草、イタドリですか知りませんでした。当地河畔にもイタドリ群生しています。
eko
ネジバナも沢山咲いていますね。右、左まきと様々、白っぽい花もあって良かったですね。
花は紫色でも名前はコガネバナ、根が黄色なんですね。
ディエラマ・プルケリムムは天使の釣り竿そのままの名前、可愛い花ですね。
「つくば夏の洋蘭展」も楽しみです。
なおさん
僕も今日は再開園した、国営武蔵丘陵森林公園に行っていろいろ見てきました。ただ、雨の予報がはずれ、スイテキな雫の飾りのついた花を見ることが出来ませんでした。
信徳
雨も極端に少ないので少ししか出ていません。これではシロバナは望めませんので家にある二本を見て写真撮って我慢しましょう。
秋月夕香
名月草~これなら山に行くと見られそうです、すでにみているかもしれません、名前がしらないとやはり意識しませんね。
nobara
似てるとも思えませんが、形状が似てるんでしょうか?
ネジバナもこれだけ咲くと色もいろいろですね。
中央部左寄りに右巻きも見えますね(^o^)丿
白花らしきのも左右巻きですね。
コガネバナだけは最初見た時、訝しく思いました(八ヶ岳薬草園で)
根っこからの、命名なんですね。わかりませんよね~(^o^)丿
メイゲツソウは咲き始めも楚々として綺麗ですね。
river
レッドクローバーは以前農家の牧草としてたくさん見ました。この花は薬草として用いられたような気がします。
メイゲツソウは榛名山にもありますが富士山に大群落があります。
グランドマザー2
美しく撮ってもらって花たちもきっとよろこんいるでしょうね
ホタルブクロ、麒麟草、うつぎなどはよく知っていますが
植物園となると初めてのものもありますね
ねじばなの群生は見つけることができてうれしいですね
可愛い花です
月奏曲
フサフジウツギ、ふさふさウツギと見間違えました、ふさふさしてるけどw
コガネバナ…紫…根っこの色なのかもしれないけど…
長さん
冒頭のイテア・イリキフォリアは中国西部が原産なので、屋外で越冬可能なのでしょう。
大輪レッドクローバーも植物園ならではですね。
長さん
ナジバナは右巻と左巻が半分ずつくらいですね。この世界では捩れていないのはひねくれ者なんでしょう(笑)。
天使の釣り竿とは上手い名前を付けましたよね。
長さん
我が家からつくば植物園までは高速道路を使えば1時間で到着しますから、電車で都心に出るよりは近いです。
クローバーにも色々な種類があるものですね。
メイゲツソウは赤みを帯びた花が咲くイタドリで、山に多いです。
長さん
イテア・イリキフォリアはズイナの仲間の中では花序が一番長いかも知れません。耐寒性はあるようです。
ネジバナの白っぽい花は珍しいかも知れませんね。
黄金花の根が黄色いなんて、漢方薬に詳しくなければ分りませんよね。
ディエラマは細い花序の割には大きな花ですね。
洋ランは花保ちが良いので、先ず外回りの花から始めました。しばらくお待ちください。
長さん
植物園にはやはり珍しいものがありますね。冒頭のイテア・イリキフォリアは毎回見ているのに、花の時期に出会ったのは初めてでした。
武蔵丘陵森林公園も再開されましたか。それは良かったですが、今日は雨の予報が外れましたね。
長さん
ネジバナは芝生からも良く生えてきますが、長く伸びた芝だと生えにくいみたいですね。近くの中央分離帯も同様です。我が家でも天の授かり物で毎年出てきたのですが、昨年、絶えてしまいました。
長さん
ネジバナの白は珍しい部類でしょう。どこかで出会えると良いですね。
メイゲツソウという名前は知らない方も多いでしょうが、イタドリならご存じですよね。
長さん
イテア・イリキフォリアはズイナやコバノズイナのような蕾がないので、イメージが異なりますね。
ネジバナの白花はあまり見かけませんね。右巻と左巻の右手はほぼ真っ直ぐですよね。
コガネバナの名の由来が根っ子の色だなんて、漢方薬に詳しい人でない限り、分りませんよね。
メイゲツソウ、咲き始めは赤みが感じられませんね。
長さん
ネジバナは10年ほど2階バルコニーにおいたプランターから出てきましたが、プランターに別の植物を植えたら、隣の鉢から生えてきました。しかし、それも2年で絶えてしまいました。ネジバナの根菌が共生出来なかったのでしょうね。
牧草と一緒に渡来したのはベニバナツメクサで、アルプスやピレネー山脈などに分布する大輪レッドクローバーはそれとは別種だと思います。
メイゲツソウは山に登ると大抵目にしますよね。
長さん
植物園には馴染みの花も勿論ありますが、初めて目にする植物も色々あって楽しいところです。つくば植物園は我が家から車で1時間程度ですから、年に何回も訪れます。
長さん
イテア・イリキフォリア、長い花序が垂れ下がって面白いですよね。こんな花でも香りが良いのです。
フサフジウツギはブッドレアとした方がご存じの方が多いだろと思います。
コガネバナの根が黄色いなんて、普通知りませんよね。
ろこ
でも建て替えですべてなくなりました。
鉢植えで何年か咲いてくれましたが今ではそれもなくて・・・
大輪レッドクローバーと
メイゲツソウは初めて見ました。
すーちん
赤白
メイゲツソウが咲き始めると
土手は華やかになります^^
長さん
ネジバナは環境が変わると生えてきませんね。建て替えでで芝生がはぎ取られてしまったのですか。残念でしたね。我が家にも植えた覚えがないネジバナがプランターで10年ほど咲きましたが、昨年遂に絶えてしまいました。
長さん
メイゲツソウが土手で咲くとは良いですね。上流から運ばれてきたのですかね。
ロシアンブルー
メイゲツソウもかなり大きくなり、9月になると赤い花でとても綺麗ですが、赤い色はベニイタドリ、赤と白があるのですね。
目黒のおじいちゃん
つくばにお出掛けされましたか。
沢山ネタを仕込できてよかったですね。
フサフジウツギ=ブッドレア=外来種と思っていましたが、中部地方自生説に興味が。
長さん
白い花のネジバナ、枯れ始めているのかと思い、良く見てみましたが、そうではなさそうでした。
図鑑ではメイゲツソウの別名がベニイタドリとしてあります。これは、まだ咲き始めたばかりなので、赤が出てきていないと思われます。
長さん
今回はラン展も開催中だったので、名札を含めて850枚も写真を撮ってしまいました。
フサフジウツギの別名はトウフジウツギで「唐」が入っています。在来種はフジウツギとされているようですが、最近は纏めてブッドレアと呼ばれていますね。