東屋の正面左側(写真1枚目)から左側面に掛けては一重のサクラソウが展示されていました。
上段左から、大盃、初音、鋸峰、下段左から、天の羽衣、金田の夕
上段左から、倍王、白鳶、春裳、下段左から、衣通姫、前代未聞、浜千鳥
左から、舞扇、楊柳の笛、紫鑼
左から、明烏、秋の装、夕栄
光輝殿(こうきでん)
表純白、裏桃色ぼかし、重ね・かかり弁、浅抱え咲き・横向き咲き
短柱花、大輪、江戸後期作出
香炉峰(こうろほう)
表純白、裏純白、桜弁、うつむき咲き、大輪
貴妃の夢(きひのゆめ)
表純白、裏青紫色、広弁・桜弁、浅抱え咲き・受け咲き、短柱花、中輪
明烏(あけがらす)
表淡紅ぼかし、裏淡紅ぼかし、かがり弁、平咲き、短柱花、中輪
唐子遊(からこあそび)
表純白、裏桃色、桜弁、つかみ咲き、短柱花、中輪
続いて、ビニールハウスの展示です。合計400近い鉢が並んでいます
左、天晴(あっぱれ、江戸末期作出)。右、駅路の鈴(江戸中期作出)
岩戸神楽(いわとかぐら)
表白、裏紅、深かがり弁、狂い咲き・垂れ咲き、僅長柱花、大輪、江戸後期
東鑑(あずまかがみ)
表紅色・底白、裏紅、広い桜弁、横向き咲き、短柱花、大輪、江戸後期
酔美人(すいびじん)
表とき色地紅絞り、裏とき色地紅絞り、広い桜弁、抱え咲き、大輪
白髪獅子(しらがじし)
表白、裏極淡紅紫色ぼかし、広いかがり弁、浅抱え咲き、短柱花、中輪、
江戸後期
北斗星(ほくとせい)
表桃色底白、裏桃色、かがり弁、平咲き・受け咲き、短柱花、小輪、昭和期
(つづく)
この記事へのコメント
イッシー
少しづつ違う種類なんですか、驚きますね。
こういう鉢植えは下町の裏通りりの縁側などが似合いそうです。
寿々木
もこ
咲き方、色の違い、とても覚えられませんね
路地裏の台の上でひっそりと咲く感じが似合いそうですね
nobara
光輝殿(こうきでん)の花弁の縁のきれこみ(かがり弁)変わっていますね。
唐子遊(からこあそび)のリバーシブルがなんとも可愛い{%ハーサクラソウもいろいろ多彩なんですね
岩戸神楽(いわとかぐら)に至っては、ナデシコみたいになっていますね。
あまりの変化にびっくりしてしまいます@@
river
eko
岩戸神楽と白髪獅子が気に入りました。最後の北斗星は雪の結晶みたいで綺麗ですね。
秋月夕香
はるる
こんなに種類があるとは驚きです。
きれいな花ですが、より一層きれいな花のため、努力を惜しまない、すばらしいことです。
信徳
中で「金田の夕」育てていますので親しみが湧きました。
mori-sanpo
こちらでも、例年は「愛好家による桜草展」が葛飾八幡宮で行われていましたが、今年は見る機会がありませんでした。
長さん
園芸種のサクラソウで、ここには400種700鉢あるそうですが、紹介しているものは全て異なる品種です。
江戸時代は武士階級の趣味だったから、下町では見られなかったようですが、今なら、似合うでしょうね。
長さん
シリーズ1でサクラソウの咲き方を図示した資料を掲載しましたが、実に千差万別です。
ご家族に病院勤務の方がおられますか。今は大変なお仕事ですよね。
長さん
こんなの多くの品種を一堂に見たのは初めてで、見応えがありましたよ。
プリムラより草丈が低いですから、大人しい感じがしますが、近づいて見ると実に変化に富んでいます。
長さん
光輝殿のような切れ込みが入った花弁を「かがり弁」と言うそうで、現代風に言うとナデシコ咲きと言うかも知れませんね。
花弁が少々厚いので、表と裏の色が違うと華やかに見えますね。
私の趣味で選んだら赤っぽいのが多くなってしまいました。
長さん
riverさんは多くの種類を育てておられたから、ここに出てきたものの殆どをご存じだと思います。
次回は伊丹清氏が作出された新花が紹介できると思いますので、お楽しみに。
長さん
ここには400種700鉢あるそうですが、スペースの関係や咲く時期の違いなどがあるでしょうから、その全部は出ていません。しかし、ご覧のように凄い数ですよね。
岩戸神楽と白髪獅子がお好みですか。いずれも花弁に切れ込みが入る「かがり弁」ですね。北斗星も同様です。
長さん
今回紹介した品種はかがり弁とよばれる、花弁に切れ込みが入ったものが多いです。なでしこみたいな咲き方ですよね。
長さん
今回の観覧者の中に、一つ一つじっくりみれおられる年配の男性がおられました。きっと、ご自身も育てておられる愛好家と見受けました。
新花を作るために交配をするわけですが、直ぐに結果が出ないから大変ですよね。
長さん
「金田の夕」を育てておられますか。やはりかがり弁で、すこし赤みが感じられますね。
私には品種名を見ただけでは銘品かどうかが分りませんが、実際に育てている信徳さんやriverさんならお分かりになるでしょうね。
長さん
本格的な桜草展を見たのは今回が初めてでした。品種数が多いのは知っていましたが、実際に見てみると千差万別で面白いです。
葛飾八幡行われますか。行われますか。
うふふ
花びらの形から色まで本当にいろいろあるものですね。
名前も「なるほど」と感心してしまいます。
月奏曲
北斗星は雪の結晶みたいでかわいいですね
長さん
江戸時代の最盛期にはかなりの品種があったと想像されます。
明治当初と第二次世界大戦以降、下火になったのですが、最近は愛好者が増えているらしく、新花の登録もなされているようです。
長さん
花弁に切れ込みが入った「かがり弁」は派手に見えますね。
北斗星もかかり弁ですが、花が小さいので雪の結晶を連想させますね。
なおさん
やはり、個人的には一重の楚々とした、可憐なものが好ましいですね。
無門
サクラソウの世界に
引き込まれてしまいそうですね
うつつに戻ることが
出来なくなりそうだ
mina
サクラソウも沢山の種類が
あるんですね
和と言う感じがします
控えめで私は好きですね
すーちん
栽培者としては
微妙な違いを作り出していく
喜び感じるんでしょうね
長さん
これだけ大量の日本桜草を見たのは初めてでした。
一重は江戸時代から様々なものが作られましたが、愛好家なら自分で交配して変化を楽しむことが出来ますね。
長さん
桜草の世界、たっぷり楽しんできましたよ。でも、夢の世界には入れませんでした(笑)。
長さん
日本サクラソウは遺伝子が変化しやすいのですね。
プリムラのように草丈が高くはならないし、和の感じがしますよね。
長さん
愛好家もベテランになれば自分で交配して新作を楽しむ人も多いでしょうね。
ロシアンブルー
横向き、平咲、うつむき、抱え咲、つかみ咲等少しづつ違いますね~、とても面白いです。
花弁もいろいろあって楽しく拝見しました。
長さん
1回目の記事(5/05)に、ここで頂いた資料を掲載しましたが、それらの形の組み合わせの数は無限大と言っても良いでしょうね。
次回は現代の新花を含めてご紹介する予定です。