今回も屋外で見た花で、その3回目です。
タチテンノウメ(立ち天の梅)
バラ科テンノウメ属の常緑小低木。中国南西部と台湾が原産の
シセンテンノウメの仲間で、小笠原諸島に分布する固有種
名の由来は、立ち上がった枝に、梅に似た花を上向きに咲かせるから
小笠原諸島には、這い性のシラゲテンノウメもある。花径は12,3mm


ツクシムレスズメ(筑紫群雀)
マメ科エンジュ属の常緑低木。日本(九州南部)、中国に分布
マメ科のムレスズメの花に似ていることによる命名。絶滅危惧ⅠA類 (CR)


ノイバラ(野茨)
バラ科バラ属の落葉性のつる性低木。日本のノバラの代表的な種
写真の枝にはトゲがない。希にこのようことがあるらしい


ハマナス(浜茄子、浜梨)
バラ科バラ属の落葉低木。東アジアの温帯から冷帯にかけて分布


イボタノキ(水蝋の木)
モクセイ科イボタノキ属の落葉低木。北海道から沖縄に分布
まだ咲き始めだった


アマドコロ(甘野老)
キジカクシ科アマドコロ属の多年草。ヨーロッパ・東アジアに分布
別名:ナルコラン(鳴子蘭)。 実が出来始めていた

ハマヒルガオ(浜昼顔)
ヒルガオ科ヒルガオ属の多年草。海浜植物
日本では北海道から南西諸島まで分布

↑ 右上隅や中央やや左につぼみが写っている。葉は丸い

テイカカズラ(定家葛)
キョウチクトウ科テイカカズラ属のつる性常緑低木。有毒植物
朝鮮半島、日本(本州 - 四国・九州地方)の温暖な場所に分布


ノアザミ(野薊)
キク科アザミ属の多年草。本州〜九州の山野に生える


ナンテンハギ(南天萩)
マメ科ソラマメ属の多年草。北海道〜九州の山野に生える
花の長さは約1.5cm


ウマノアシガタ(馬の足形)
キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草。日本では北海道〜南西諸島に分布


(つづく)
この記事へのコメント
寿々木
river
タチテンノウメやツクシムレズズメは見たことがないです。
イッシー
花の写真たくさん撮れますものね!
今日イボタノキと思われる花を撮ってきました。
何本か植えてあったけれど何か役に立つのかな~。
虫は沢山来てましたね。
コスモス
ノイバラは自然教育園で見たような・・・。
ハマナスは鮮やかな花の色で、葉もわかりやすいですね。近所にあるのでよく見かけます。
なおさん
イボタノキもよく見ますね。筒型のちいさな花が可愛らしいです。埼玉には海がないので、ハマヒルガオには縁が無いのですが、コヒルガオやヒルガオは可愛らしいピンクであちこちで見ますね。
ノアザミも野山でよく見ますね。今年はまだ見ていないのです。ナンテンハギも咲くのが早いですねえ。新芽は山菜として利用するところもあるようですが、僕は食べたことがありません。
無門
最近浜辺に行っていないので
ハマヒルガオを忘れていました
もうそんな季節になったんだね
ミキ
それとハマナスがきれいですね。
なかなか見ることが出来ないでいます。
今日はお願があります。
画像を拡大したときに背景を黒くする方法を
教えてください。
あちこち調べましたが判らないのです。
写真そのままだと味気ないので黒いと私の写真でも
きれいに見えるかな、なんて・・・。
勝手を申してすみません、よろしくお願いいたします。(^^♪
eko
ハマヒルガオは海なし県なので見る機会はありません。その他の花はお馴染みです。ノイバラにトゲなしがあるんですね。ハマナスは綺麗な花が咲きますね。イボタノキも清楚な花で素敵です。テイカカズラのプロペラのような花も面白いです。ノアザミの花色は綺麗ですね。
mori-sanpo
小さな花のようですが、魅力的な花ですね。
ハマナスの花、こちらでは白花が咲いていますが、赤色の花の方に存在感を感じました。
信徳
はるる
たくさんの花ですね。
ハマヒルガオ、可愛くて優しそうで、いい色ですね。
ノアザミもいいですね。
ウマノアシガタという名前ですか。黄色くて小さな花、でも目立ちますね。
植物園はたくさんの植物があって花好きには楽しいところです。
nobara
名前は聞いた事がありますがお花はお初です。
キラキラ✨していますね、馬の足型の白版みたいです(笑)
棘のないノイバラ、茨の名前が成立しませんが、イイですね。
イボタノキも咲き始めでしたか?地域差があるんでしょうか。
アマドコロは比較的に早くに咲きましたよね。
ナルコユリはかなり遅かったです。
ノアザミは早くに咲き始めますね。
長さん
ムレスズメは黄色い花ですが、ツクシムレスズメはその白花種ではなく、別種です。
ノアザミは咲き始めたばかりの花が撮れました。
このノイバラ、若い茎のせいなのか、トゲが見当たりませんでした。
長さん
ノイバラはよく増えますから、剪定が欠かせませんね。
山野草は姿勢を見るのが一番ですが、植物園は労せずして色々な植物を見る事が出来るのが良いところです。それに、珍しい植物にも出会えますからね。
長さん
今の時期は屋外の花の種類が多いです。時間が足りずに、温室はざっと見ただけですが、花は少なかったです。
イボタノキ、昔は蝋を採るためでしたが、今は観賞用だけでしょう。
長さん
タチテンノウメの赤くて丸いものは実の出来始めらしいです。この先、緑から黒くなるようです。
ノイバラは自然教育園の池の縁にあったと記憶しています。
ハマナスは白花もありますよ。
長さん
トゲがないのイバラは新しい枝だからかも知れません。この先が別の植物の影で見えません。
イボタノキは近くでも見かけますが、花が咲かないと気付かない木です。
ハマヒルガオやハマナスが咲いているあたりは砂を入れて海岸のような環境が作ってあります。
ナンテンハギは咲き始めで、まだ名札が立っていませんでした。
長さん
最近海岸には行っていませんか。今年は何でも咲くのが早いですよ。
長さん
ウマノアシガタはもう実が出来始めていましたが、咲き始めと思われる花を撮りました。
北海道ならハマナスはお馴染みですが、関東地方では植物園でしょうね。
画像を拡大という意味は、画像を左クリックで別タブで表示した場合と理解しました。
Windowsの場合ですが、左下の田のアイコンをクリックすると、その上に「設定」が出てくるので、これをクリックします。次に「個人用設定」をクリック、更に左のリストから「色」を選択、右上から2つめに「色を選択する」があるので、その下のボックスの右端にある「∨」をクリック、表示されたリストから「ダーク」を選択して下さい。
長さん
タチテンノウメや、ツクシムレスズメの花は珍しいですね。
ハマヒルガオやハマナスが咲いているエリアは砂を多く入れて海岸の環境が作られています。
ノイバラは先端しか確認できませんでしたが、新しい枝だからなのか、トゲがありませんでした。
テイカカズラ、他の木を覆うように咲いていました。
長さん
タチテンノウメの花径は1cm強で小さな花です。赤い小さなものは実のできはじめらしいです。
ハマナスは北海道では普通に咲いていますが、白花は少ないようです。
長さん
植物園の良いところは労せずして日本全国や海外の植物が見られることですね。
つくば植物園はつくば市にあります。つくばエクスプレスの終点・つくば駅から北に直線距離で2キロ弱です。茨城県フラワーパークは更に北へ同14キロ程です。前橋から見ると、筑波山の裏側です。
長さん
タチテンノウメの名の由来は「小さな梅の花が天の星のようであり、枝が立ち上がって伸びる」ことによります。
ハマヒルガオはピンクが良いですね。ノアザミも咲き始めと思われる花を撮りました。
ウマノアシガタは根生葉が馬の足跡に似ているのだそうです。
ここは敷地が広いし、温室がいくつもあるので、年に何度もかよってしまいます。
長さん
タチテンノウメの葉は小さく、サンショウのように対生です。でも、花はバラ科の顔つきですよね。
ノイバラの枝は新しいからかも知れませんが、トゲ名見当たらないのです。この先は茂みに隠れて見えません。
つくば市はやはり緯度が高いから、花は都内より遅いですね。
ナルコユリは遅かったですか。温暖化の影響が少ない植物もあるのですね。
うふふ
赤いのは蕾でしょうか。
可愛らしいお花ですね。
最近は舗道沿いにハマナスを植えているのを見かけることがあります。
お花も実もきれいなので好まれるのでしょうね。
ノアザミはあまり見ません。
外来種に負けてしまったのかなぁと心配です。
長さん
タチテンノウメ、珍しいです。赤いのは実の出来始めのようで。
歩道沿いにハマナスですか、それは珍しい。大輪だから、見栄えがしますね。
ノアザミは日本固有種ですが、街中で見かけることはないですね。
月奏曲
アマドコロ…なんかタコっぽいというかクラゲっぽいというか、海棲動物ぽいw
普通に楚々としたお花なのに馬の足形とはw
すーちん
ハマナスもノイバラモ
良い香りですね
テイカカズラ有毒なんですねー
長さん
ノイバラの枝の先の方しか見えなかったので、全体が棘なしかどうかははっきりしません。
アマドコロに出来始めた実からタコやクラゲを連想しましたか。
花が馬の足形ではなく、根生葉がそれに似ていることが名の由来になっています。
長さん
ハマナスもノイバラもバラ科なので、香りがしますね。
テイカカズラは葉や枝など全体的に毒性を持っています。藤原定家の呪いのせいでしょうか(笑)。
ロシアンブルー
ハマナスもピンク色の一重の花びらが優しさを感じますね。
草凪みかん
変異体というほどではないのでしょうが。
ハマナスを見ると北海道を連想してしまいます。(^^;
でもイメージ的には6~7月の花という感じなんですが…。
ハマヒルガオ。これも夏のイメージですね。
長さん
ノイバラは野生種としては比較的よく見かける種類ですよね。
ハマナスは白もありますが、この色の方が存在感がありますね。
長さん
ノイバラの全体像は見る事が出来なかったので、この写真からの判断です。もしかすると古い枝にはトゲがあったのかも。
ハマナスは北海道ではお馴染みの花ですね。関東では早く咲きますが、北海道では夏にも咲いていますね。
ハマヒルガオの花期は5~6月です。
降魔成道
ハマナスはハマナシの東北訛りとの説もありますが、実際はどうなのでしょうね。
長さん
ハマナスは江戸時代に付けられた名前でこれが標準和名ですが、ハマナシは果実の味が梨に似ているという説が主流ですが、方言説もありますね。
秋月夕香
ツクシムレスズメは白い萩のようです。ハマナスは海辺へいかないとみられませんが、ハマヒルガオの葉は丸いのですね。普通の昼顔は長く細いですけれど。
ウマノアシガタ、知っていますが、名前はしりませんでした。
長さん
植物園はこういう珍しい植物に出会えることが良いことの一つです。
ヒルガオの葉は細長い方ですが、付け根付近はほこ型ないしはやじり型をしています。