入り口を入って左奥には「現代の桜草新花」が42鉢、展示されていました。これらの作品は伊丹清氏が作出したものです。伊丹氏は約250品をコレクションされ、「さくらそう会」(東京を中心にした全国的な集まり)の世話人をされている方です。
ここからは、ビニールハウスで展示された伝統品種の続きです。
吹上桜(ふきあげざくら)
表桃色底紅、裏桃色、桜弁、折れ抱え咲き・受け咲き、長柱花、
中輪、昭和期、 花の中央部が濃色となる稀少な品種
匂う梅(におううめ)
表とき色地に紅色斑入り、裏とき色地に紅色斑入り、梅弁、
受け咲き、短柱花、小輪、江戸中期
白蜻蛉(しろとんぼ)
表酔白色、裏酔白色、細弁、かがり弁、平咲き・受け咲き、短柱花、小輪
絞竜田(しぼりたつた)
トキ色地に紅絞り、広かがり弁、平受け咲き、江戸末期
錦葉集(きんようしゅう)
表紅・底白、裏紅色、細いかがり弁、抱え咲き、僅長柱花、大輪、江戸後期
桜草展を見た後、苑内をざっと一周して花の写真を撮りました。
サンザシ(山査子)
バラ科サンザシ属の落葉低木。中国産で、日本には古くに渡来
シャクナゲ(石楠花、石南花)
ツツジ科ツツジ属の常緑低木
タイワンシャクナゲ(台湾石楠花)
台湾に分布し、暑さに強い。蕾はピンクで、開花後は白~淡桃となる
キエビネ(黄海老根)
ラン科エビネ属の多年草
ニリンソウ(二輪草)
キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草
ガマズミ(莢蒾)
レンブクソウ科(←スイカズラ科)ガマズミ属の落葉低木
クロバナロウバイ(黒花蝋梅)
ロウバイ科クロバナロウバイ属の落葉低木。北アメリカ東部原産
(シリーズ終了)
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長男夫妻から母の日プレゼントが宅配便で贈られてきました。毎年、ありがとう。
今年は千疋屋の「デラックスゼリー詰合せ」でした。高級グレープフルーツとオレンジを丸ごとくりぬき、ゼリーに仕上げたもの。とても甘くて、私には食べられないのが残念。
この記事へのコメント
イッシー
これだけ並ぶと圧巻です。
丸ごとゼリーでしたか。美味しそうですね。
目黒のおじいちゃん
取材源が多彩で嬉しいですね。
クロバナロウバイの花、先日見ました(゚∀゚)
寿々木
信徳
一鉢一鉢丹精込めて作られて品種交配などで作出して行くのでしょう。暇と根性とお金が無いと出来ませんね!
river
吹上桜、匂う梅、白蜻蛉、絞竜田は栽培を止めてしまい錦葉集だけがあります。
千疋屋の高級フルーツも食べられないのは残念ですね。
秋月夕香
母の日のプレゼント、果物もやはり甘いですから気をつけなければいけませんね。私もすきですが、ものすごくカロリーも高そうなので普段はいただきません。でもメロンや台湾パイナップルをプレゼントされたのでおなか一杯になるくらいたべてしましましたが、その分間食せず、ごはんも控えめでのりきって?いきます(笑)
はるる
桜草いろいろ、すごいですね。名前もぴったりつけられています。クロバナロウバイがありましたか。
eko
クロバナロウバイは見たことがありません。どこかで見たいものです。
母の日の美味しそうな高級なプレゼント嬉しいですね。長さんは食べられなくて残念でした。
もこ
母の日のプレゼント美味しそうですね
病気のある長さんさんのお口には入らないのですね 残念!
命の方が大事ですから気を付けてお過ごしください
なおさん
親孝行の息子さんご夫婦ですよねえ。毎年忘れずにいろいろ送ってくる、というのはエライものですね。
長さん
現代の新作も綺麗なものが多かったです。
まだ味見をさせてもらっていないのですが、美味しいそうですよ。
長さん
ブログネタが1度に沢山出来るところを取材先にしておくと、ブログ作りが計画的になります。
クロバナロウバイ、ご覧になりましたか。変わった花ですよね。
長さん
クロバナロウバイはソシンロウバイとは属が異なるので、花期も異なりますね。クロバナロウバイの実は見たことが無いですが、ソシンロウバイとは異なる形のようですね。
長さん
この植物苑は桜草の品種を保存することが使命のようですが、いずれ、ここでも新作が出来るかも知れません。
多くの品種を育てるのではなければ、ヒマとやる気があればOKでしょう。
nobara
白蜻蛉は花弁が細いのですね。だから蜻蛉なのですね。
錦葉集に至ってはとてもサクラソウには見えませんね。
夫は浮間の近くで育ったので、小さい頃、見たとか?
ガマズミ、こうやって見ると花の一個一個は可愛いですね
千疋屋の丸ごとゼリー、美味しそうですね。
そんなに甘くはないのでは?少しなら味見できないですか((((^Q^)/
長さん
伊丹清氏はこの世界では有名な方のようですから、riverさんも当然ご存じですよね。
錦葉集は派手な花で、ちょっと気に入ったので、最期に載せました。
高級フルーツゼリー、今日は味見をしませんでしたが、明日、ひと匙もらってみます。
長さん
日本サクラソウはそうそうお目にかかれるような品種ではありません。もしかして、西洋サクラソウと同一視しておれられませんか?
甘いものは血糖値が上がるので、糖尿病患者には御法度です、
長さん
私は膵臓を摘出した糖尿病患者ですから、甘いものを食べると血糖値が上がってしまうのです。
日本サクラソウ、どれ一つとして同じ花が咲く品種がないというのが凄いですね。
クロバナロウバイ、変わった花ですよね。
長さん
サクラソウの新花を作るには何年もかかるそうですから大変ですよね。
クロバナロウバイは街中では先ずお目にかかれません。
高級フルーツゼリー、ちょっと味見をさせてもらいましょう。
長さん
日本サクラソウは変化に富んだ咲き方をする植物なのですね。
高級フルーツゼリー、一匙くらいなら大丈夫だと思うので、味見をさせてもらいましょう。
長さん
どれも素晴らしいサクラソウですね。目の保養になりましたよ。
親が言うのも何ですが、よくできた息子夫婦です。
長さん
日本サクラソウ、どれも銘品ですから、この種を絶やさぬよう育てる学芸員さんたちも大変ですよね。
白蜻蛉はかげろうと読むのかと思ったらとんぼでした。
金葉集はこの中でも派手な花ですよね。
都立浮間公園には日本サクラソウの圃場があるのだそうですね。
ガマズミの花は長い雄しべもポイントですね。
高級フルーツゼリー、1個は全く無理ですが、一匙味見をさせてもらいましょう。
月奏曲
あ〜ゼリー残念…あ、母の日かw奥様総取りでも文句言えない感じですねw
うふふ
ご自身で作出したお花を展示され、サクラソウの神様みたいです。
名前も良くつけられていますね。
どんな思いが込められているのか、聞いてみたいです。
長さん
日本サクラソウは派手なものから楚々としてものまで色々ありましたが、ブログに載せるなら派手目な方が良いかなーと。
ゼリーは毎日1個ずつ食べるつもりらしいです。明日、一匙味見させてもらいます。
長さん
250種はマニアの中では少ない方かも知れません。コメントをいただいているriverさんは、一時680種も育てていたそうですから。
銘はその個体の姿をよく表わすようなものを考えて付けておられるのでしょう。
ロシアンブルー
花びらだけでも違っていて、咲き方もそれぞれ、ピンク系が可愛いですね。
匂う梅、ネーミングも良いですね。
クロバナロウバイに出会えていませんが珍しい色ですね。
すーちん
愛好家はちょっとした違い
が楽しみなんでしょうね
プレゼント、目で楽しまれましたかー^^
長さん
日本サクラソウは実生でも親と同じ花が咲かないことがあるそうですから、変化しやすい植物のようです。違う親から出来た子供は更に変化しやすくなるので、実に多彩な品種が出来上がるようです。
クロバナロウバイ、こんな色では花とは思えませんよね。
長さん
愛好家は交配もされるそうですから、変化が出ることに楽しみを見いだすことも出来ますね。
高級フルーツゼリー、今朝味見をしました。美味しかったです。
ろこ
実際に目にしたら圧巻でしょうね。
クロバナロウバイ…このような花色のロウバイがあるんですね。
未知の花色でした。
丸ごとゼリーは美味しそうですね。
頂きたい!(笑)
長さん
日本サクラソウはこれだけ揃うと圧巻ですね。
クロバナロウバイは冬に咲くロウバイとは別の属で、花の形も花色もロウバイとは異なりますね。
丸ごとゼリー、昨日、一匙味見をしましたが、流石高級、美味しかったですよ。