前回、時間不足で撮影ができなかったカトレア類を順次ご紹介していますが、今回は、日本の皇族の名前がついたカトレア類からです。
リンコレリオカトレヤ・プリンセスキコ ‘ホホエミ’
Rlc.(Blc.) Princess Kiko‘Hohoemi’ (C. Dubiosa (1890) x Rlc. George King)
秋篠宮両殿下のご成婚を記念し命名・登録された品種
ミニカトレヤの育種では世界的に有名な堂ヶ島洋蘭センターの交配・登録種

リンコレリオカトレヤ・クラウン・プリンセスマサコ
Rlc.(Blc.) Crown Princess Masako (Rlc. Tickled Pink x C. Old Whitey)
雅子妃(現皇后)に捧げられた品種

カトレヤ・クラウン・プリンセス・ミチコ
C. Crown Princess Michiko (C. Marion Patterson x C. Bob Betts)
美智子様(現上皇后)の御成婚を記念して命名された

リンコレリオカトレヤ・プリンセス・テレサ
‘プリンセス・ミチコ’
Rlc.(Bc.) Princess Teresa ‘Princess Michiko’ (Rlc. Déesse x C. Old Whitey)
銘親同士の交配種。美智子妃をイメージした個体名を付けたのか?

レリオカトレヤ・アメティステラ ‘ミルキーバイオレット’
Lc. Amethystella ‘Millcy Violet’ (C. amethystoglossa × L. anceps)

リンコレリオカトレヤ・サクセスドリーム ‘ミラクル’
Rlc. (Blc.) Success Dream ‘Miracle’ (C. Horace x Rlc. Don De Michaels)

レリオカトレヤ・マジックセイルス ‘シンフォニー’
laeliocattleya magic sails 'symphony'
くさび形の側花弁を魔法の帆に例えたものか?

リンコレリオカトレヤ・サクセス・ドリーム ‘ミラクル’
Rlc. (Blc.) Success Dream 'Miracle' (C. Horace x Rlc. Don De Michaels)
細いくさび形がはっきり出ている

カトレヤ・リリアン・ウィルソン ‘リリアン’
C. Lillian Wilson 'Lillian' AM/AOS
花の形は悪いがこれも側花弁がくさび形、しかし、この名前では検索できず
C.(Lc.)Stephen Oliver Fouraker ‘Lillian Wilson’ AM/AOS
が似ているが、くさび形は見られない

カトレヤ・エリザベス・ゴウルド
C. Elizabeth Gould (C. Bonanza (Bracey) × C. Blendia)
母親のカトレヤ・ボナンザは多くの交配種を生み出した有名品種

リンコレリオカトレヤ・ゴールデン・スクエア
‘スプリング・ブリーズ’
Rlc. (Pot.) Golden Squire 'Spring Breeze' SM/JOGA
(Rlc. Memoria Helen Brown x Rlc. Tapestry Peak)
母親はグリーン系カトレヤの銘花です

(つづく)
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(続)日本人のお名前(5)
解良さん 読み:けら、かいら、かいりょう
「名字由来net」では、全国順位 10,465位、全国人数 およそ680人のレア苗字です。「現新潟県である越後起源とも言われるが、はっきりとした出自は不明。近年、新潟県に多く、特に西蒲原郡分水町に多数みられる」とあり、由来が分りません。
「日本姓氏語源辞典」では、10,395位、約700人で、「新潟県燕市、新潟県長岡市。計良姓あり。新潟県燕市牧ケ花では戦国時代に称して新潟県西蒲原郡弥彦村麓の黒滝城の付近に『解良谷』の呼称があったと伝える。新潟県村上市本町が藩庁の村上藩士に江戸時代にあった。東京都で東京時代にケラからカイラに発音を変えたとの伝あり」と記載されています。
見林さん 読み:みるばやし、みばやし、みりん
「名字由来net」では、全国順位 33,779位、全国人数 およそ80人の超レア苗字です。「関連姓に口林などがある。北海道、青森県、東京都などにみられる」とだけ記載されており、これでは由来が分りません。
「日本姓氏語源辞典」では、33,267位、約90人で、「北海道、青森県上北郡七戸町。青森県上北郡七戸町見町発祥。見町の『見』と『林』の屋号からと伝える」とあり、地名と屋号が合体したものでした。「見」という一文字の地名も珍しいです。
記事を作成するにあたり、下記のHPを参考にしています。
「名字由来net」(こちら)
日本人の苗字99%を掲載する(上記番組に出演中の森岡さんのサイト)
「日本姓氏語源辞典」(こちら)
日本最大級の姓氏辞典サイト。110,027個の姓氏を解説
(つづく)
この記事へのコメント
イッシー
次々と出てくるは出てくるは。。。
そういえば日本ラン展は開催するようですね。
寿々木
信徳
カトレア自身は立派な花ですが神経使うでしょうね。
今日は春一番が吹いて益々春が近くなりました。
river
バラには皇室の方の名前を付けたものがありますがランでもありますね。
eko
日本人のお名前のレア苗字が色々見つかりますね。この名前もこちらで見たことありません。
はるる
よくこんなにきれいに咲いてくるものと感心します。
皇室に関係しているんですね。
お名前も読み方がいろいろあるんですね。
途中で読み方変わるのですか。
難しいですね。
なおさん
長さん
花が綺麗なので、綺麗に写っちゃいます。
世界ラン展日本大賞は場所を縮小して開催するようです。1月に池袋で開催されたラン展もパスしたので、今回も第3波が収まらなければパスかなと思います。
長さん
雪混じりの雨になりましたか。それは残念でしたね。
こちらは良い天気で、記録破りの早さの春一番が吹きました。
長さん
カトレアの栽培は難しいと思います。昨年、我が家で1輪咲きましたが、今年は花茎が上がりません。昨年はまぐれだったようです。
午前中は強い風ではなかったですが、午後から風速が早まったようです。
nobara
ウンウン、キコ様の雰囲気です。
プリンセスマサコもなかなかですね(^o^)丿
プリンセス・ミチコ?
もっと華やかな感じの方がよいかも。
リンコレリオカトレヤ・プリンセス・テレサの方が
気品と可愛らしさが備わっていますね。
日本人のお名前って奥が深いですね~
いろいろ知ると、お勉強になりますね。
長さん
らんの里堂ヶ島に行かれましたか。ここは閉園後、沖縄に移転、現在は経営主体が変わって、「ビオスの丘」として営業しています。ビオスの丘には何度も行っており、大きなオオ室でらんが栽培されていました。また、園内にもランの花が多数飾られています。
バラもランも交配が盛んですから、皇室や王室に捧げられた品種も多いですね。
長さん
ランにもロイヤルファミリーの名を冠したものがありますが、バラほど多くはないようです。今回紹介した品種はいずれも気品がありますね。
長さん
この植物園にはラン栽培のスペシャリストがいるようです。開園当時に収集された品種も株分けなどで、綺麗に咲かせていますから。
苗字は漢字名を登録しますが、読み方は登録しないので、変えてしまう例があるようです。最近は、漢字だけ見ても読めない名前が増えましたね。
長さん
コロナ禍でなければ、各地でラン展が開催されて、ブログネタにも困りませんが、今年はそうも行かないので、じっくり撮ることにしました。それにしても、ここは銘品と呼ばれる品種が多いです。
長さん
皇族の方々の名前が付けられたカトレアはどれも気品がありますね。作出者の抱いたイメージによる命名ですから、人によっては異なった受け取り方があるでしょうね。
ロシアンブルー
お名前は皇室のお妃さまのお名前が付いたカトレア、それぞれ品がありますね。
ミラクル素敵ですね。
月奏曲
今回の名前は結構変わってる…と思ったけど一番変わってるのは地名の’見’だったというwww
長さん
皇室の方々の名前が付いたカトレヤはどれも気品がありますね。驚くのは1960年に登録されたカトレヤ・クラウン・プリンセス・ミチコを60年経った今も綺麗に咲かせている技術です。
長さん
リンコレリオカトレヤ・プリンセスキコは、私も可愛いと思いましたよ。
一文字の地名、珍しいです。思い出しましたが、当市の隣の流山市には「加」という地名がありました。
秋月夕香
お名前は、聞いたことも見たこともない珍しいお名前ですね。
すーちん
蘭はくっきりした花
という感じ、色合いによって
受ける感じが違います^^
長さん
やはり皇室の方の名前をつけるくらいですから、作出者も満足する交配種だったのでしょうね。ランの花の名前は多すぎて覚えられません。
長さん
黄色、ピンク、白と並べてみましたが、皇室のお三方とイメージが重なったでしょうか。