今回もフィロテカ・ディフォルミスとディアネラ・カエルレアという、初めて知る植物がありました。
フィロテカ・ディフォルミス ‘プロフュージョン’
ミカン科フィロテカ属の常緑低木(樹高1m程度)。オーストラリア原産
屋外での開花期は3~5月。ピンクの花もある。流通名はエリオステモン


ディアネラ・カエルレア
ワスレグサ科(←ユリ科)ディアネラ属の多年草
ニューギニア、オーストラリア原産
キキョウラン(桔梗蘭、ディアネラ・エンシフォリア)の仲間


ホヘンベルギア・ステラタ
パイナップル科ホヘンベルギア属の多年草。南アメリカ北部原産
ロゼッタ状の幅広の葉の根元から花茎が伸びています
赤いイガのようなものが苞で、その中から紫色の花が咲く


オドントネマ・カリスタキウム
キツネノマゴ科ツツサンゴバナ属の常緑半低木。メキシコ、中央アメリカ原産
英名はパープルファイヤースパイク(紫の炎の穂状花序の意)


ブラキカム・アングスティフォリア
キク科ブラキカム属の多年草。オーストラリア原産
別名:ブラキコメ。和名はヒメコスモス (姫コスモス)

ユーフォルビア・ミリー
トウダイグサ科トウダイグサ属の低木。マダガスカル原産
和名はハナキリン(花麒麟)
花序は途中で2回分枝して、4つの花を咲かせる
花には花弁状の2枚の苞があるが、本物の花は目立たない

ユーフォルビア・ミリー・タナナリバエ
ハナキリンの変種で黄花種。和名はキバナハナキリン(黄花花麒麟)

以上は、サバンナ温室で見た花です。これ以降は、中央広場で食事をした後、帰り際に入った絶滅危惧植物温室で撮ったものです。
カンアオイ(寒葵)
ウマノスズクサ科カンアオイ属の常緑多年草。関東から東海地方にかけて分布
別名:カントウカンアオイ。 ギフチョウの幼虫の食草としても知られる

ズソウカンアオイ(豆相寒葵)
オトメアオイ(乙女葵)を基本種とする亜種。準絶滅危惧(NT)
関東西部から伊豆半島にかけて分布

コシノカンアオイ(越の寒葵)
長野県、新潟県~秋田県までの日本海岸側に分布。準絶滅危惧(NT)
日本産カンアオイ類の中で唯一の4倍体種。4倍体種は一般的に花が大きい

(つづく)
この記事へのコメント
寿々木
river
コシノカンアオイはつくば植物園で見たことがあります。尾瀬では同じ仲間のウスバサイシンがあります。家にはパンダカンアオイ(アサルム・マキシム)がありますが開花は4月です。
なおさん
レアなカエルも面白いでしょうが、ディアネラ・カエルレアの青も良い色ですね。
カンアオイも地味なものですが、各地にいろいろ変わりダネがあるのでマニアもいますね。
うちにもカンアオイが植えてあります。コシノカンアオイは雪割草を見に行ったついでに長岡の雪国植物園で花を見ました。
イッシー
耳になじみのあるような植物が出てきましたね。
それでも見たことは無いんだな~。
一枚目可愛い花ですね。
eko
フィロテカ・ディフォルミス ‘プロフュージョン’はミカン科らしい可愛い花ですね。
ブラキカム、ハナキリンは知っています。ブラキカムの花色好きです。ハナキリンは紅白で見られましたね。
カンアオイは地面すれすれに地味な花が咲きますね。ギフチョウの幼虫の食草なんですか。知りませんでした。
種類も色々ありますね。
ロシアンブルー
今回は始めてみる花ばかりです。
ハナキリンは赤い苞はよく見ますが、黄色っぽい白色は
初めてみました。
カンアオイの花って地味ですね~、こちらも初めてみました。
長さん
フィロテカ・ディフォルミスは白い5弁で筒シベはいかにもミカン科と思えますが、ゲッキツを連想されましたか。
カンアオイの仲間は小さなビニールポットなので花が大きめに見えます。しかし、4倍体のコシノカンアオイは大きい花でした。
ハナキリン、日差しが強かったので白っぽく見えますが、黄色です。
長さん
つくば植物園でコシノカンアオイをご覧になりましたか。
パンダカンアオイは昨年も見せていただきましたが、ツートンカラーで、面白い花ですよね。
今年は雪割草街道に行けないのが残念です。
長さん
レアなカエルと来ましたか。ディアネラ・カエルレアは最初、キキョウランが咲いていると思って近づいたのですが、花弁の色がそれより薄かったです。
昨年、雪割草街道に行けなかったので、今年こそはと思ったのですが、まだ行けるような状況ではないですね。
長さん
科名はおなじみでも、世界には色々な植物があるものですね。今まで、2月は殆ど言ったことがなかったので、今年は初見の花がたくさんありましたよ。
長さん
冒頭の2種類は初めて知った植物です。やはり季節を変えて訪れると初めての花に出会う確率が高いです。
ブラキカムは4月~11月と花期が長いですが、温室だと周年開花するようです。
カンアオイは地表で咲くので、葉をかき分けないと見えないことがあります。ギフチョウの食草ですが、絶滅が心配されています。
長さん
初めての花が多かったですか。ハナキリン、黄花も揃えてあるところは少ないかもしれません。
カンアオイの花は、「これが花なの?」と思うほど、変わっていますよね。
はるる
小さい花でもアップで見せていただくと、驚くほど変わった花できれいです。しずくがついていますが、湿度があるということですね。
カンアオイもおもしろい花姿です。種類があるんですね。
一枚目の白い花、ピンクも見てみたいです。
月奏曲
なんか今回はサバンナらしくないというか普通に可愛いお花揃ってますねぇ…
オドントネマ・カリスタキウム、お水やった後なのか水滴がついてなかなかw
長さん
流石に日本でも有数な植物園だけに、植物の品揃えは豊富です。でも、展示スペースの問題があるので、同一種の色違いまで揃えるのは難しいでしょうね。
水滴がついているのは、この植物だけ、朝イチで散水したせいじゃないかと思います。
長さん
サバンナ温室に植えてある植物といえども、水分は必要なので、朝、部分的に散水したようです。
うふふ
ハナキリン以外は初めて見ました。
サバンナというと雨季と乾季に分かれていると習った覚えがあるのですが、それに適応したお花たちなのでしょうね。
それでも、ブラキカム・アングスティフォリアの和名が姫コスモスと聞くと、なんとなく親しみを感じます。
心
同じミカン科のサザンクロスに似てるように思いました。
ハナキリン、可愛いですね。
赤い花はよく見かけますが、淡い黄色の花は珍しいですね。
鋭い棘が有りますね。
カンアオイ、大きな葉の下に隠れるように咲いてますね。
花の色も目立たないので素通りしてしまうことが多いです。
ギフチョウの幼虫の食草にもなるのですね。
長さん
サバンナ気候は一年の間で雨季と乾季がはっきりと分かれているのが特徴の一つですね。日本だとお笹わら諸島がサバンナ気候なんですって。
植物名はラテン語が多いですから、和名がついているとぐっと身近に感じますよね。
長さん
フィロテカ・ディフォルミス、確かにサザンクロスの白花に感じが似ていますね。
ハナキリンは温室展示の定番ですが、淡黄色の品種も揃えているのは少ないようです。
カンアオイの仲間を裏日本の雪国植物園で見たことがありますが、葉をかき分けないと花がわからない場合が多かったです。ギフチョウの食草ですが、十分な量があるかどうか心配です。
秋月夕香
nobara
柑橘のお花ですね~うっすらピンクが可愛らしいです
キキョウラン(桔梗蘭)の仲間のお花、
そういえば梅の枝を(今はサンシュユ)配って下さったお宅にあるのです。
今年も逢えるかな~ 楽しみです((((^Q^)/
ヒメコスモスも@@ 季節がシャッフルしそうです。
すーちん
ユーホルビア系の植物
一杯あるんですねー
何種類か植えましたが
消えてしまったー^^
長さん
エリオステモンは花を鑑賞するもののようで、ネットでは実の写真は見つかりませんでした。
ディアネラ・カエルレアはキキョウランの仲間です。
ヒメコスモスというのが流通名ですが、キク科ですから、葉もキクそのものです。
長さん
フィロテカ・ディフォルミス、今でもエリオステモンとして売られていますが、サザンクロスの人気には遠く及ばないようです。
ディアネラ・カエルレアの花はキキョウランによく似ていますが、それより花色が薄いです。キキョウランが咲くのは5月頃ですね。
ヒメコスモスは花期が長いですから、温室だと周年開花しそうですね。
長さん
ユーフォルビアは高温多湿に弱いので、水はけと風通しのよい環境で育てると良いようですよ。
ジュン
珍しいものばかり
全部はじめて拝見しました
植物園は珍しいお花が多く
時間が掛かってしまいますね
信徳
ハナキリン以外は初見です。珍しい花ばかりが揃った植物園ですね。
長さん
植物園は珍しい植物に出会えるのが魅力の一つです。これまで、2月には行ったことがなかったので、初めて見る花が多かったです。
撮影は名札を一緒に写しますから、時間を要します。
長さん
エリオステモンは花径2cmと、小さい花です。白花のサザンクロスに似ています。観賞用の花ですから、実ができたとしても小さなものでしょう。
2月にこの温室へ初めて行って、収穫が多かったです。