今回も南アフリカ原産の珍しい植物が色々登場します。
オルトシフォン・ラビアツス
シソ科オルトシフォン属の多年草。南アフリカ原産
別名:ピンクセージ。ネコノヒゲ(こちら)の仲間ですが、似ていませんね


プロテア・キナロイデス
ヤマモガシ科プロテア属の常緑低木。南アフリカ原産
別名:キングプロテア。南アフリカ共和国の国花。この切り花はとても高価

上の写真は咲き始めとつぼみ

アロエ・ヘレロエンシス
ワスレグサ科アロエ属の多肉植物。南アフリカ原産
コダチアロエに比べ、茎は伸びないが、花茎は長く伸び、分枝する
園芸種名はセイトウニシキ(青刀錦)。 まだつぼみだった


アロエ・スペクタビリス
ワスレグサ科アロエ属の多肉植物。南アフリカ原産
園芸種名はキオウニシキ(鬼王錦)


アロエ・プチカティリス
ワスレグサ科アロエ属の多肉植物。アフリカ南部原産
園芸名はオトヒメノマイオウギ(乙姫の舞扇)


ペラルゴニウム・インクイナンス
フウロソウ科ペラルゴニウム属の多年草(亜低木)。南アフリカ原産
和名はテンジクアオイ(天竺葵)

スカエボラ・アエムラ
クサトベラ科スカエボラ属の匍匐性常緑多年草
原産はオーストラリア南部、東部。流通名はブルーファンフラワー

(つづく)
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(続)日本人のお名前(15)
明角さん
読み:あけずみ、あけすみ、あけづみ、あけつの、みょうかく、めいかく
「名字由来net」では、全国順位 31,230位、全国人数 およそ100人の超レア苗字で、「同名字は、兵庫県、埼玉県、千葉県などにみられる」とのみ記載され、由来は不明です。
「日本姓氏語源辞典」では、30,947位、約100人で、「兵庫県。アケズミは稀少。兵庫県赤穂市でアケズミあり。兵庫県淡路市多賀の小字の明覚から発祥。地名はミョウカク。兵庫県淡路市多賀に分布あり」との記載で、地名由来のようです。
地塲さん 読み:ちば
「塲」は「場」の俗字です。
「名字由来net」には収録されていませんので、今回のシリーズでは一番珍しい苗字になります。「地場」さんなら収録があり、全国順位 19,937位、全国人数 およそ230人のレア苗字で、「現山梨県である甲斐国巨摩郡起源とも言われる。近年、甲府市など山梨県に多数みられる」だけの記載です。
「日本姓氏語源辞典」にも「地塲」では収録がありません。「地場」さんなら収録があり、21,280位、約200人で、「山梨県。千葉姓あり。山梨県南巨摩郡身延町大塩が本拠」とあり、元は千葉姓であったことが伺えます。
前回のシリーズの初回に書きましたが、私がレア苗字に興味を持ったきっかけは、この「塲」でした(馬塲さん=記事はこちら)。今回の「地塲」さんの表札は手書き文字を彫ったからでしょうが、俗字の「塲」を更に俗字にした、つまり、つくりの「口」を「はしご」にしていることも珍しいです。
今回の(続)日本人のお名前シリーズは、この超々々レア苗字を最期に一応終了とします。
記事を作成するにあたり、下記のHPを参考にしています。
「名字由来net」(こちら)
日本人の苗字99%を掲載する(NHKの日本人のおなまえっ!に出演中の森岡さんのサイト)
「日本姓氏語源辞典」(こちら)
日本最大級の姓氏辞典サイト。110,027個の姓氏を解説
この記事へのコメント
イッシー
迫力ある花ですね。
お名前シリーズ終わっちゃいますか。
漢字の使い方や字体も含めて面白く拝見させていただきました。
寿々木
余談ですが、今日当地選出の衆議院議員の事務所から電話があって、困ったことがあったら、電話を下さいという。名は知ってるけど別に知り合いでは無い。与党も今の状態じゃ危ないなと感じました。
river
昨日の文字入力の件ですが確かにユニコード表にはありませんね。今でもあるかどうかわかりませんが昔の現役時代に「今昔文字鏡」と言う文字データベースを使っていました。ユニコードは約2万字ですが今昔文字鏡は12万字収録されていてその中にあったと思います。
nobara
プレクトランツス・モナラベンダみたいな感じですね。
キングプロテアなら、耳馴染みがあります(^o^)丿
アロエのお花は大小の差はあってもどこか似ていますね。
ブルーファンフラワーも咲いているんですね。
名前って登録する時に間違ったりもあり?
なかなか難しいですよね。
以前、知人ですが父親が出生届の時「ひとみ」を「しとみ」と。
江戸っ子で訛ったようです。「しとみ」は気の毒でした
長さんのお住まい辺りは全国各地からの坩堝のようですね。
東京に住んでると、親御さんの出身はどこどこ?で、当てられますね。
この頃、それも難しくなってるようですが。
信徳
アロエの入ったヨーグルトは良く食べています。葉が大きくてアロエベラにソックリです。
長さん
キングプロテアの切り花は1本2,000~3,000円くらいするそうですよ。
お名前シリーズ、また数年かけて集めようと思います。
長さん
南アフリカ原産の花って色々あるものですね。
自民党の事務所から電話ですか。管さんの支持率は低迷していて、与党の議員も危機感を抱いているのでしょうね。自民党が政治を駄目にしているのに、未だに3割も支持者がいるというのは不思議なことです。
長さん
アロエベラの薬効はいろあるようですね。私のような糖尿病患者にはインスリンの利きをよくする作用があるんだそうです。
「今昔文字鏡」をネット検索してみたら、まだ売られていました。15万字版のamazon価格は何と17,545円でした。
eko
キングプロテアはインパクトのある花ですね。TVで南アフリカの農園だったか、花が広い敷地に一面の花畑になっているのを見たことがあります。高価な花、日本で売ったらどれほどの利益になるのかなんて姑息なことを考えていました。
アロエも種類があるんですね、キダチアロエの花しか見たことがありません。アロエの入ったスィーツは大好きです。
ブルーファンフラワーが咲いていましたね。名前通りの花だといつも思います。
レア苗字を実に沢山集められましたね。「塲」の字も初めて見ました。このシリーズで出てきた名前はこちらでは見聞きしたことがありません。
長さん
オルトシフォンは確かにモナラベンダーみたいな花ですよね。
キングプロテアの2枚目は咲ききった姿なので、あまり美しいとは言えませんね。
確かにアロエの花は似たようなものが多いです。
江戸っ子訛りで出生届を出してしまったのですか。しとみは気の毒ですね。明治8年に苗字のない人たちが一斉に登録したわけですが、その頃は文字がまともに書けない人もいたわけで、間違った字を登録してしまった例も多数あったようです。
苗字の取材範囲は昔、田んぼだったところで、昭和40年代から急速に移住が進んだ地域です。それがレア苗字が多い背景ではないかと思っています。
長さん
キングプロテアの花径は20~30cmにもなり、開花直後の姿は美しく、大きな生花の中に1,2輪あるだけでかなりの存在感があります。切り花は1本2,000~3,000円するようです。
アロエヨーグルトを食されていますか。森永なんかはずばりそのネーミングですよね。
長さん
オルトシフォンはネコノヒゲには似ていませんね。プレクトランツス・モナラベンダーならそっくりですが。
キングプロテアは日本でも切り花として需要があるので、生産されているそうですが、1本2,000~3,000円くらいするそうですよ。
アロエも色々種類があります。健康食品にも利用されていますね。
ブルーファンフラワーはちょっと時期外れで、数輪しか咲いていませんでした。
レア苗字、お楽しみ頂けたでしょうか。また探してみたいと思います。
うふふ
「乙姫の舞扇」ですか。う~~ん、そうかなぁ(笑)
知り合いに南アフリカ出身の男性と結婚した方がいます。
このお花たちを見たことがあるかもしれませんね。
明角さん、珍しいお名前ですが、表札も素敵ですね。
月奏曲
アロエ・スペクタビリス、芋虫みたいw
長さん
アロエの花は似たような咲き方ですが、アロエ・スペクタビリスの花の付き方は面白いです。日本人って、多肉植物には漢字の名前を付けたがるようですね。
へー、お知り合いに国際結婚された方がいらっしゃいますか。南アフリカ出身の男性、植物好きなら知っているかも。
最近、漢字にローマ字を添える表札が増えてきました。
長さん
プロテア・キナロイデス、国内ではキングプロテアと呼び子とが殆どですが、花が大きいので高級感があり、生花としていけると存在感があります。
アロエ・スペクタビリス、芋虫にされちゃいましたか。毛虫よりマシか(笑)。
なおさん
アロエの仲間もいろいろですねえ。乙姫の舞扇はこんなだったか?と実際に竜宮城に行ったことはないので、実物は知らないのですが、面白い名前ですよね。
秋月夕香
アロエの仲間は、いかにもアロエという感じですね。サボテンの仲間?ですか。
お名前はずいぶん以前から興味をもたれているのですね。
それだけ色んな所へ足を運ばれているのですね。勉強させていただきます。
長さん
キングプロテアは花が大きいし、割合花持ちもするので、大型の生花には適した素材だと思います。
多肉植物の園芸種名に付けられた和名は一種独特な世界を作っていますね。
長さん
オルトシフォン・ラビアツスの花はいかにもシソ科だなと思わせる花です。
アロエは多肉植物ですが、サボテンの仲間ではありません。
レア苗字を探し始めたのは4年ほど前からです。我が家から片道3キロ程度の範囲なんですよ。