つくば植物園にて(4) サバンナ温室の花など② ベンケイソウ科とキク科の花

 2月10日に行ったつくば植物園です。今回もサバンナ温室で咲いていた花などです。
 この温室にはサボテン以外の多肉植物の展示も色々あります。そして、キク科の花が何種類か咲いていました。キク科の花はあえて植物園の名札通り、学名で記載しています。


グラプトペタラム・パラグアイエンセ ‘朧月’
ベンケイソウ科グラプトペタルム属の多肉植物。メキシコ原産
多肉植物やサボテンは夜に二酸化炭素を吸収して光合成を行います
普通の植物は昼間二酸化炭素を吸収するので、その逆なんですね
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ハオルチア・クーペリー ‘青雲の舞’
ワスレグサ科ハオルチア属の多肉植物。南アフリカ原産
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セネキオ・種名不詳
キク科セネシオ属(またはセネキオ属、キオン属)の常緑多年草
セネシオ属は世界に2,000種以上が分布
日本にはサワギクなど十数種が自生している
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コレオステフス・ムルティカウリス
キク科コレオステフス属の多年草。アルジェリア原産
乾期には枯れてしまいますが、種子を残して命をつなぎます
別名:クリサンセマム・ムルチコーレ。和名はキバナヒナギク(黄花雛菊)
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アルギランテムム・フルテスケンス
キク科モクシュンギク属の低木状多年草。カナリー諸島原産
英名はマーガレット、和名はモクシュンギク(木春菊)
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フェリシア・アメロイデス
キク科フェリシア属の半耐寒性多年草。南アフリカ原産
和名はルリヒナギク(瑠璃雛菊)
フェリシア・ヘテロフィラと共にブルーデージーと呼ばれる
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ローダンセ・アンテモイデス
キク科ローダンセ属の多年草。オーストラリア東部原産
通称・流通名:ハナカンザシ(花簪)
なお、ハナカンザシはローダンセ・クロロセファラ・ロセアの和名
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ユリオプス・ヴィルギネウス
キク科ユリオプス属の半耐寒性常緑低木。南アフリカ~レソト原産
別名:ユリオプス・ゴールデンクラッカー
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 2月10日撮影。
(つづく)

この記事へのコメント

  • イッシー

    サバンナ温室でキク科のお花ってあんまりイメージわかないけれど、キク科のお花は順応力あるのかな。
    もっとも、サバンナというのもその時と場所によっていろんな環境があるんでしょうね。
    2021年02月16日 12:10
  • 寿々木

    珍しいお花を拝見しました。草原のお花を選んで温室に持ち込んだという感じですね。
    2021年02月16日 13:19
  • mina

    こんにちわ
    可愛いお花が一杯ですね
    私はキバナヒナギクが良いかな。
    ブルーデージーも良いなぁー
    爽やかな良い色です
    2021年02月16日 15:29
  • river

    クリサンセマム・ムルチコーレ、ブルーデージー、ハナカンザシなどは園芸植物で園芸店でも入手は容易ですね。クリサンセマム・ムルチコーレは何度か種を播いたことがあります。
    2021年02月16日 16:41
  • 秋月夕香

    こんにちは。ローダンセ・アンテモイデスがかわいいです。白いレースをどれすにしたてたような。ふわりと優雅です。フェリシア・アメロイデス、このお花もなんだか野菊のようでいいですね。最初の二つのお花は変わった姿ですね。
    2021年02月16日 16:42
  • nobara

    ‘朧月’の花は地味目ですが、可愛いですね(*^-゚)⌒☆
    ハオルチア・クーペリー ‘青雲の舞’どっかで見たような花?
    アスパラガスの花に似ていませんか?(^o^)丿
    ムルチコーレも少し?変わっていますよね。
    花茎が長いというか?
    ハナカンザシなども咲いて
    どんな基準で咲かせてらっしゃるのかしら?
    ゴールデンクラッカーも添え花で使われますね。
    2021年02月16日 16:50
  • eko

    多肉植物やサボテンは夜に二酸化炭素を吸収して光合成をおこなうのですか。初めて知りました。
    キク科の植物色々咲いていますね。お馴染みの花が多いですが、ブルーデージーが一番好きです。
    2021年02月16日 17:10
  • 信徳

    「青雲の舞」線香かと思いました(笑)。
    似たような花がぐんまフラワーパークのサボテン室に有りました。名前は「花鏡」同じ植物でも和名は違うのかも知れません。
    ハナカンザシが可愛いです。
    2021年02月16日 17:13
  • はるる

    キク科の植物もあったんですね。
    今の時期、キクの花、こんなにいろいろ拝見できて
    きれいですね。
    アップのもいいですが、全体のもすごくいいですね。
    ブルーデージーの色は優しいですね。
    2021年02月16日 18:03
  • なおさん

    サボッテンの?と言いたいくらい1年を通じて代わり映えのしないサボテンもありますが、美しい花が咲くものもあり、マニアもそれなりに居るようですね。

     サバンナ地帯にも美しいキクの仲間の花はいろいろ咲くものですね。
    2021年02月16日 20:19
  • 長さん

    イッシーさん、コメントありがとうございます。
    キク科の花は世界中にたくさんの種類があるので、サバンナ気候の地域にも原種が色々あるんですよ。
    2021年02月16日 20:53
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    キク科の学名で表示しましたが、和名や別名を見て戴けば、それほど珍しい植物ではないことが分ってもらえると思います。
    2021年02月16日 20:57
  • 長さん

    minaさん、コメントありがとうございます。
    キバナヒナギクはクリサンセマムという名の方が分りやすいかと思いますが、ブルーデージー同様、日本でもよく売られている品種ですね。
    2021年02月16日 20:59
  • 長さん

    riverさん、コメントありがとうございます。
    今回のキク科の花たちは日本でも入手可能な、よく知られた品種なので、あえて学名を先に記載しました。
    2021年02月16日 21:02
  • 長さん

    秋月夕香さん、コメントありがとうございます。
    ローダンセ・アンテモイデスは花弁がカサカサで、日本ではハナカンザシの流通名でよく知られている品種です。また、フェリシア・アメロイデスはブルーデージーですから、これもよく知られています。
    2021年02月16日 21:05
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    ’朧月’は4軒隣のお好みやさんの店頭で大繁殖しています。
    ‘青雲の舞’の花からアスパラガスを連想されましたか。アスパラも筒花ですね。これはもう少し大きいです。
    ムルチコーレは日当たりが良いと茎が良く分枝しますよね。
    この温室は少し乾燥気味な環境です。ハナカンザシはオーストラリア東部の乾燥する地帯が原産です。
    ゴールデンクラッカーは小さな鉢植えが似合いそうです。
    2021年02月16日 21:14
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    私も多肉植物の光合成が普通の花と逆とはここの名札で初めて知りましたよ。
    ブルーデージーは爽やかな色で良いですよね。
    2021年02月16日 21:16
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    「青雲」という線香、我が家にもありますよ(笑)。これに似た花がぐんまフラワーパークにありましたか。「花鏡」は葉に白い縦斑が入る多肉植物らしいですね。
    2021年02月16日 21:20
  • 長さん

    はるるさん、コメントありがとうございます。
    南半球原産のキクは向こうの夏にさきますから、日本では冬に咲くことになりますね。今の時期、こんなに色々咲いているとは思いませんでした。
    2021年02月16日 21:24
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    天の神様が雨を降らすのをサボっているから、仕方なしに多肉になったんでしょう(笑)。サボテンは刺しものなんて言われて、愛好者が多いですよね。
    キク科は、世界中には色々とあるものですね。
    2021年02月16日 21:31
  • うふふ

    多肉植物やサボテンは夜に二酸化炭素を吸収して光合成を行うのですか。
    太陽のない夜の光合成とは、月明かりでしょうか。
    なにやら神秘的ですね。
    マーガレットの学名を初めて知りました。
    声に出して読んだら舌を噛みそうです(笑)
    2021年02月16日 22:02
  • 朧月、咲き始めたばかりの星形の花が綺麗です。
    青雲の舞、小さな花のようですね。
    細い花びら、白に濃いライン印象的です。
    多肉植物、可愛いお花が多いように思います。
    マーガレット、ブルーデージー、美しいですね。
    ロータンセ、白い小さな花は可憐ですね。
    ハナカンザシの名前も好きで、本当に簪にしたいほど可憐な花です♪
    2021年02月16日 22:12
  • 月奏曲

    ほええ…光合成って太陽光のエネルギーを利用して電子を分離させて化学反応を起こさせる…と理解してるから夜にってちょっとシステムがわからないやwどっからエネルギーとってるんだろう?不思議不思議

    生物はどうしてそうなったかわからないもの多いですよねぇw
    なんでサバンナにキク?( ̄Д ̄;;

    キク科って強いのかしらん?
    2021年02月16日 22:28
  • 長さん

    うふふさん、コメントありがとうございます。
    多肉植物は乾燥した地域に分布していますね。普通の植物のように昼間に気孔を開くと体内の水分が逃げてしまいます。夜の方が昼より湿度が上がるので、夜、二酸化炭素を気孔から吸収することになったのだそうですよ。
    学名はラテン語が多いので、声に出して読まないようにしましょう(笑)。
    2021年02月16日 23:52
  • 長さん

    心さん、コメントありがとうございます。
    多肉植物の花は地味なものも多いですが、それなりに味がありますね。
    今回のサバンナ温室にはキク科の花が意外に多かったです。冬にこうした花をみる事ができるのは温室ならではですね。
    2021年02月16日 23:56
  • 長さん

    月奏曲さん、コメントありがとうございます。二酸化炭素を吸収するには気孔を開けなければなりません。普通の植物は昼間にそれを行うわけですが、乾燥したところに生える多肉植物は昼に気孔を開けると体内の水分がそこから蒸発して、死活問題になります。そこで、気温が下がり、湿度が上がってから気孔を開いて二酸化炭素を吸収することになったというわけです。
    キク科は基本的に強いのです。冬、枯れてしまうものもありますが、種で生き残るとのことです。
    2021年02月17日 00:02
  • すーちん

    おはようございます
    室内に観葉植物、多肉植物
    置いておくという事は良いことですね
    絶えず酸素供給できますね^^
    2021年02月17日 08:55
  • ロシアンブルー

    最初の「朧月」なんて素敵な名前ですね。
    夜に光合成を行うこと知りませんでした。
    「星雲の舞」に似たサボテン、友人から10年以上前に1株頂き、そのまま現在に至りますが同じような花を咲かせ神秘的でした。
    2021年02月17日 10:17
  • 長さん

    すーちんさん、コメントありがとうございます。
    人間が必要とする酸素量を供給してもらうには、一体どのくらいの植物を家に置けば良いのでしょうね。
    2021年02月17日 19:22
  • 長さん

    ロシアンブルーさん、コメントありがとうございます。
    朧月、良い名前をもらいましたね。
    青雲の舞に似た観葉植物ですか。花が似ているとすると、同じ品種かも知れませんね。
    2021年02月17日 19:25

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