(続)川口グリーンセンターにて(3) アングレカム、ブラッソカトレア、カトレヤ・トリアナネ、レリア・アンセプスなど & (続)日本人のお名前(4)

 1月で2度目の川口市立グリーンセンターで見た花です。
 前回の鑑賞温室(ラン温室)は壁際にカトレア類などの展示があるだけで、その他は何も置かれていませんでした。今回は、多くのアングレカムやブラサンセ(旧ブラッソカトレア)・マイカイが多数飾られていました。


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アングレカム・セスキペダレ
マダカスカル島に固有の着生ラン。花色は白~緑白。長い距を持つ
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花の裏側から長く伸びる距
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 自然科学者チャールズ・ダーウィンがこの花を見て、「距の奥の蜜腺まで届くほど長い口吻を持った送粉者のガ」がいることを予測したことで有名。
 ダーウィンの死後、マダガスカル島でキサントパンスズメガが発見され、ダーウィンの予測が正しかったことが証明された。


ブラサンセ・マイカイ ‘マユミ’
Bsn. (Bc.) Maikai ‘Mayumi’  (B. nodosa x Gur. bowringiana)
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 ここからは、前回時間がなくて撮れなかったカトレア類の展示です。
 先ずは、原種、及び。原種同士の交配種です。


カトレヤ・トリアナエ・アルバ ‘アランカ・ジャーマスク’
C. trianae var. alba 'Aranka Germaske' FCC/AOS
トリアナエはコロンビアの国花になっている原種
ピンク系ですが、これは白花変種です(ちょっと痛んでいる)
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カトレヤ・トリアナエ交配種
C. trianae x C. trianae
原種同士の交配種です
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これもトリアナネ同士の交配種ですが、花弁の色が異なります
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レリア・アンセプス
Laelia anceps
メキシコに自生する着生ランです。レリアに限らず、ランは、個体に
より、あるいは、自生地などにより花色にも変化が出るのが特徴です
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レリオカトレヤ・クレイトン・ワグレイ
Lc. Clayton Waglay (L. anceps × C. Claesiana)
これは原種ではなく、ミディカトレヤの交配種です
この品種は純白の個体が多いようですが、これはリップに赤紫が入る
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 1月27日撮影。
(つづく)


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(続)日本人のお名前(4)


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古姓さん
 読み:ふるしょう、こしょう
 この表札を見たとき、思わず、では「新姓は何ですか?」と、突っ込みたくなりました。
 「名字由来net」では、全国順位 20,275位、全国人数 およ220人のレア苗字です。「同名字は、埼玉県、東京都、千葉県などにみられる」とだけあり、由来は不明です。
 「日本姓氏語源辞典」では、23,347位、約200人で、「埼玉県、東京都。古庄姓あり。埼玉県八潮市八條が本拠。同地が起源地」とあり、「古庄」から派生した苗字ではないでしょうか。
 なお、古庄さんの場合は、全国順位 2,303位、およそ6,400人で、藤原氏や宇多源氏に由来する、由緒ある苗字だそうです。

師田さん
 読み:もろた、もろだ、しだ、した
 「名字由来net」では、全国順位 12,036位、全国人数 およそ540人のレア苗字です。「現群馬県である上野国吾妻郡師田村が起源である。近年、東京都を始め日本列島の東側に多く分布している」とあります。
 「日本姓氏語源辞典」では、12,641位、約500人で、「東京都、福井県、神奈川県。諸田姓あり。群馬県利根郡みなかみ町師田は江戸時代に記録のある地名。地名はモロダで1394年から1428年(応永年間)より『師田耕地』の呼称があったと伝える。福井県越前市、石川県金沢市丸の内が藩庁の加賀藩士、群馬県前橋市大手町が藩庁の前橋藩士、群馬県伊勢崎市曲輪町が藩庁の伊勢崎藩士、長野県長野市松代町松代が藩庁の松代藩士に江戸時代にあった」とあり、地名由来の苗字のようです。

 記事を作成するにあたり、下記のHPを参考にしています。
「名字由来net」(こちら
  日本人の苗字99%を掲載する(上記番組に出演中の森岡さんのサイト)
「日本姓氏語源辞典」(こちら
  日本最大級の姓氏辞典サイト。110,027個の姓氏を解説
(つづく)

 都合により、コメント欄を閉じています。
 お伺いするつもりですが、足跡だけでご勘弁願います。

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