今回も鑑賞温室(ラン温室)で咲いていたカトレア類の紹介を続けています。
名札に書かれた品種名は、可能な限り、新属名に変更し、旧属名を( )内に記しています。
カトレア類の展示風景を投稿し忘れていたので・・・

カトレヤ・ミッキーナガタ ‘オーキッドライブラリー’
C. (Lc.) Mikkie Nagata 'Orchidlibrary' MB/JOGA
(C. Michael Collins x C. Nippon)
国産のセミアルバ系大輪。片親も日本で作出されたもの優秀品種

リンコレリオカトレヤ・トライアンファル・コロネイション
‘ヴィ-フォーリンラブ’
Rlc. (Blc.) Triumphal Coronation 'Vi-Fallin Love' HCC/AJOS
(C. Drumbeat x Rlc. Pamela Hetherington)
超有名種の大輪ラベンダー系と巨大輪パステルピンク系の交配種

カトレヤ・ロボン ‘エース’
C. (Lc.) Robon‘Ace’BM/JOGA (C. Robert Doig x C. Bonanza)
片親のカトレヤ・ボナンザは数多くの品種の親となっている銘花

カトレヤ・ボナンザ ‘マウンテンシティ’
C. (Lc.) Bonanza ‘Mountain City’ (C. Cavalese x C. Prospector)
カトレヤ交配種の歴史に名を残す偉大なるクラシックの銘花
前記事にも投稿していますが、C. Robonと比較のため別個体を投稿しました

カトリアンセ・サンライズ・ドール ‘ヴィーナス’
Ctt. (Slc.) Sunrise Doll 'Venus'
4種類のカトレヤと2種類のレリアを交配した結果生まれた

カトレヤ・ハーポフィラとリンコレリヤの交配種
C. harpophylla (旧 L. cowanii) x Rl. digbyana(旧 B. digbyana)

カトレヤ同士の交配種(セルセポリスxジェーン・ウォーン)
C. (Lc.) Persepolis 'Splender' x C. (Lc.) Jane Warne 'Alii'
共に往年の有名品種同士の交配種

カトレヤ・ウェスタン・サンセット
C. (Lc.) Western Sunset (C. Golden Gate × C.Pacific Sun)
1963年に作出された、かなり古い中輪の交配種

カトレヤ・メロディフェア ‘キャロル’
C. (Cl.) Melody Fair 'Carol' (C. Stephen Oliver Fouraker x C. Horace)
1988年に作出された国産大輪セミアルバ系の有名優秀品種、第57回全日本
蘭協会洋らん展(2018年)で斉藤正博さんが会長賞を獲得した品種でもある

カトレヤ・コクシネア(カトレヤ・コッキネア)
C. coccinea
ブラジルの標高1000m程度の雲霧林に育成する着生ラン

ここまでで、展示されていたカトレア類の約半分です。しかし、時間がなくなったので、残りは後日撮影に行くことにしました。
以下は、カトレア類以外のランです。
1月13日撮影。
今回で、1月13日に訪れた川口グリーンセンターのシリーズを終了とします。
この記事へのコメント
寿々木
秋月夕香
カトレヤ・ミッキーナガタ ‘オーキッドライブラリー’は3つ並んでいるので鮮やか~。
ステノリンコス・スペシオサム~ネジバナの種類ですか。ほんととても蘭にはみえないです。
nobara
アマリリスが紛れてる(^o^)丿と思っちゃいました。
こんな真っ赤なのがあるんですね。
カトレヤ同士の交配種(セルセポリスxジェーン・ウォーン)
下の花弁が真ん丸で可愛いですね~(*^-゚)⌒☆
ネジバナの近縁種?のステノリンコス・スペシオサム
凄~~く変わっていますね。((((^Q^)/
半分の撮影に後日お出かけになったのですか?
イッシー
壮観ですね~。
撮りでがあったでしょう。
コスモス
最初の花、カトレヤ・ミッキーナガタ‘オーキッドライブラリー’は目を引きますね。
信徳
沢山有りますね。
でもやはり大型が好きです。
eko
カトリアンセ・サンライズ・ドール ‘ヴィーナス’のような真っ赤な花もあるんですね。
ネジバナの近縁種ステノリンコス・スペシオサムは確かにランには見えませんね。
これで半分ですか?また後日に行かれたのですね。
なおさん
river
ところがランではこれらが複雑に変化して魅力的な花になっていますね。カトレアは唇弁が大きいですがその他の花弁や萼片も大きくなり一層豪華な花になりました。
これで半分とは川口グリーンセンターのコレクションは相当のものですね。
ロシアンブルー
オーキッドライブラリーは、大輪で見ごたえあり見事ですね。
最後のはランに見えない不思議な花、でもランなんですね
見事なランを見せて頂きました。
はるる
すごいですね。
毎回すばらしいものですが、交配種もいいものができれば、それがずっと残っていくのでしょうね。
フリルのような花びら、すばらしいです。
長さん
雪が少し積りましたか。こちらは一昨日、初雪が降りましたが、今日も昨日も良い天気でした。
鳥も雪をかき分けて餌を探すのは大変ですね。優しい心遣いにお礼がありましたか(笑)。
長さん
最初のカトレアは日本人が作り出したものですが、中々良い作品ですね。
赤いランはネジバナの仲間には見えませんよね。
長さん
カトリアンセの中でもこの緋色の花は目立つ存在です。
カトレア同士の交配種は丸いリップにフリルが付いて、色も控えめなのが好ましいです。
ステノリンコス・スペシオサムはネジバナの仲間なんて言われると、ほんまかいなと思うようなランですね。
長さん
ランを撮るときは必ず名札も撮りますから時間が掛かります。この日はラン温室だけで1時間半くらいかかりました。
長さん
品種数が多く、名札を撮らないと記事にならないので、時間が掛かりました。それで、半分は後日撮りに行くことになってしまいました。
最初のカトレヤ、日本人の後輩ですが、綺麗なものが出来ましたね。
長さん
カトレヤ類の交配種はそれこそ膨大な品種がありますが、やはり大輪系が見栄えがしますよね。
長さん
カトレヤ・ミッキーナガタは白と赤・黄色の対比がはっきりしていて、美しいですよね。
カトリアンセ・サンライズはこの色を作り出すために組み合わせを変えて何代も交配を続けたんですよ。
ネジバナの近縁種も咲き出していて良かったです。
来週からカトレア類の続きを投稿します。
長さん
いずれあやめかかきつばたを直訳すると、Eventually Ayame Kakitsubataとなるそうです。説明的な言い回しは、one being as excellent as the other, both so beautiful it is hard to choose betweenとするそうですが、欧米ではこの種の慣用句はないようですよ。
長さん
ランについて解説して戴き、ありがとうございます。
並べられたカトレア類の名札を見ると、かなり古い品種が多いようです。開園から50年以上ですから、初期の時代にたくさんの品種を収集したようです。
長さん
カトレア類だけでこの数ですから、凄いです。
カトレヤ・ミッキーナガタははっきりした顔立ちで良いですよね。
ネジバナに似たランはまともな方です。もっと訳の分らないようなランもありますから。
長さん
カトレア類だけでこんなに展示が多いとは、驚きです。ランは上手に育てれば毎年咲いてくれますし、株分けも可能ですから、何代も世代交代させているのではないかと思います。
月奏曲
今回も結構派手派手で…これで半分か…多いなぁwww
さすがカトレアw
長さん
コクネシアは原種ランですから始めからこの色です。ヴィーナスの方はこの色を作り出すために組み合わせを変えて何代も交配したものです。
残りの半分を撮るために、1月27日に行ってきましたよ。
うふふ
驚きますね。
今回は「セルセポリスxジェーン・ウォーン」がお気に入りになりました。
長さん
今回はカトレヤのセルセポリスとジェーン・ウォーンの交配種がお気に召しましたか。純白の花のリップに黄色とピンクが控えめに入っているのが良いですよね。
mina
>超有名種の大輪ラベンダー系と巨大輪パステルピンク
豪華ですね
どれも素敵ですがやはり大型のお花は
印象に残ります
川口グリーンセンターには何回か行きましたが
植木等買ったりして良く見ていなかったです
今度行った時には良く見て来ようと思いました
すーちん
カトレア・ロボンは
形が可愛らしいですね
らん展は行ったことないですが
展示風景こういった感じですか
ジュン
見事な美しいカトレア
拝見出来楽しませていただきました
長さん
ここの品揃えは数が多いですが、有名品種が多く含まれているのは、私にとって嬉しいことです。
ここにいらしたことがおありですか。現在、北エリアが改修中ですが、温室のあたりは昔のままです。
長さん
カトレア・ロボンは形が良いピンクの花が美しいですね。
審査が行われるラン展の作品展示は、出展者名や品種名が分る札が置かれているので、これ程密には並べられていません。
長さん
思いがけずにたくさんのカトレア類に出会えて、ネタ枯れ時、大いに助かりました。続編に続きますのでお楽しみ頂けると幸いです。