今回も鑑賞温室(ラン温室)で咲いていたカトレア類の紹介です。
名札に書かれた品種名は、可能な限り、新品種名に変更しています。
リンコレリオカトレヤ・エセル・マクブルーム
Rlc. Ethel McBroom (Rlc. Osiris x C. Bonanza)
1963年に作出された
リンコレリオカトレヤ・タペストリー・ピーク ‘ベスト・クローン’
Rlc. Tapestry Peak ‘Best Clone’ (Rlc. Déesse x Rlc. Gordon Siu)
レリオカトレヤ・アリサル
Lc. Alisal
交配親として使われているので、往年の銘花のようだ
カトレヤ・ドラムビート ‘トライアンフ’
C. Drumbeat ‘Triumph’ HCC/AOS (C. Bonanza x C. Horace)
大輪ラベンダー系の銘親品種同士の交配から生まれた超有名品種
カトレヤ交配種(カトレヤ x カトリアンセ)
C. (Sc.) Flirtie x Ctt. Tickety Boo
レリア・ゴルディアナ
Laelia gouldiana
メキシコ中部原産の原種。現在は野生絶滅
カトレヤ・ビューメスニル ‘パルメ’
C. Beaumesnil ‘Parme’ (C. Culminant x C. loddigesii)
交配親としても使えそうな美しさがある
レリアンセ・オーランティべセント
Lnt. Aurantibescent (Guarianthe aurantiaca x L. rubescens)
属間交配種です
レリオカトレヤ・チェリーポイント `チェリー1’
Lc. Cherry Point 'Cherry 1' JC/AOS
側花弁の中央に白い筋が入るのは珍しいようだ
カトレヤ・スザンヌヘイ
C. Suzanne Hye (C. gaskelliana × C. mossiae)
100年以上前に作られた原種同士の一代交配種
リンコレリオカトレヤ・ムーンライト `シングサン’
Rlc. Moonlight 'Shing Sun' SM/PWOC
(Rlc. Tapestry Peak x Fortune Teller)
レリオカトレヤ・用賀
この品種名はネットで見つからない
リンコレリオカトレヤ・クラウン プリンセス マサコ
‘パステルスカイ’
Rlc. Crown Princess Masako ‘Pastel Sky’
(Rlc. Tickled Pink x C. Old Whitey)
1993年に雅子妃(現皇后)をイメージして名づけられた
(つづく)
この記事へのコメント
寿々木
river
原種でも十分美しいと思いますが美の追求は限りありませんね。
イッシー
一枚目南下色も綺麗だな~!!
信徳
こんな花を見ているとコロナを忘れてしまいそう。
ワクチン接種が終わるまでこんな状態が続くような気がします。
(検査していないから感染無症状の人が拡散させる)
nobara
下弁のフリルが印象的ですね(*^-゚)⌒☆
カトレヤ x カトリアンセ、変わっていますね~
カトレアでひとくくりしています。
長い名前は頭痛がします((((^Q^)/((+_+))
eko
どの花もそれぞれに特徴があって素敵ですね。雅子皇后の名前の付いた花もあるんですね。流石に気品を感じます。
長さん
属名が変更になっているのは大体分りますが、そのラベルに書かれた綴りが正確かどうかで調べるのに時間が掛かります。
長さん
リンコレリオカトレヤ・エセル・マクブルームは作出されて既に57年も経つのですが、少しも古さを感じない綺麗な花です。
同じ名前の品種があるのではとは思っていたのですが、出ちゃいましたね。勿論、2日前に投稿したものとは別の株です。
長さん
展示物のバックには、パネルに黒い紙が張ってありました。
1枚目は67年前の作出ですが、既にこんなに見事がものが登場していたんですよ。
長さん
コロナ禍でなければ、あちこちのラン展に行けたのですが、今シーズンはここで撮り溜めたもので我慢するほかはなさそうです。
私は基礎疾患がある高齢者ですから、ワクチンには期待しているのですが・・・。それ以前の問題として、無症状感染者を早く見つけないと駄目ですね。
長さん
リンコレリオカトレヤ・タペストリー・ピークは50年以上前に作出された品種です。両親ともにリップにフリルがありますが、片親はしろはなですが、もう一方の片親は赤い花なんですよ。
名前は覚えないようにしましょう(笑)。
なおさん
長さん
同じようなカトレア類を何度も続けると飽きられるとは思うのですが、そう言って頂くとありがたいです。
バラには皇族の名前が付けられることが多いですが、カトレアにもあったのです。
長さん
カトレアの展示台は後ろに黒い紙が貼られたパネルが立ててあり、花が引き立ちますよね。ただ、展示が多すぎて前の花が被ってしまうものもありました。
月奏曲
カトレヤ・スザンヌヘイ、100年以上前で、原種同士でこの美しさとかwすげぇw
レリオカトレヤ・用賀、これちょっと変わってて面白いw
長さん
レリアンセ・オーランティべセントが素朴なのは片親のグランセ・オーランティアカの影響です。もう一方の片親は白ですが、割合華やかです。
100年以上前の交配でもこれだけ美しいのですから、カトレアはやはり女王様です。
用賀に似た品種は他にもたくさんあるのですが、これは詳細が分りません。
秋月夕香
すーちん
花弁一つ一つが自分自身を
主張してる花ですねー^^
長さん
1枚目のリンコレリオカトレヤがお好みですか。ランの名前は長いものが多いので、リンコレリオカトレヤのように、最初に書いてある属名だけ読んで頂ければ良いと思います。
長さん
カトレア類は花弁が大きいものが多く、似たようでいても、良く見ると色・形とも少しずつ違いますね。
ロシアンブルー
フリルの細かさだけでも雰囲気が変わりますね。
交配によっては楽しみですね。
原種同士一代交配種判りやすいです。
長さん
リップや花弁にフリルがあるなしで、印象が違ってきますね。
今は10代目の交配なんて言うのも出来ていますから、原種同士の交配種は貴重です。