今回も鑑賞温室(ラン温室)で咲いていたカトレア類の紹介です。
名札に書かれた品種名は、可能な限り、新品種名に変更しています。
リンコレリオカトレヤ・マウントアンダーソン ‘ティップトップ’
Rlc. Mount Anderson 'Tip Top' AM/AOS (C. Bow Bells x Rlc. Déesse )
パステルピンク系巨大輪銘花の交配親としても有名な品種

カトリアンセ・ヘイゼルボイド ‘ヴィ-ファーストラブ’
Ctt. Hazel Boyd 'Vi-First Love' HCC/AJOS
(C.California Apricot × Ctt.Jewel Box)
ミディカトレアです

カトレヤ・アーマド・シェイキ ‘メンデンホール’
C. Ahmad Sheikhi ‘Mendenhall’
(C. Kittiwake x C. Memoria Maggie Hood)

カトレヤ・ステファン・オリバー・フォーレイカー ‘アディソン’
C. Stephen Oliver Fouraker ‘Addison’ HCC/AOS
(C. Pegi Mayne x C. Enid)
1961年登録の往年の銘花ですが、現在でも大輪セミアルバ系花の代表種

カトレヤ・トロピカルチップ ‘スペースタイム’
C. Tropical Chip 'Space Time' (C. Tropic Glow x C. Cherry Chip)
この品種は黄色が入る個体が多いようだが・・・

ソフロレリオカトレヤ・メンバウラーハーパー ‘チェリーターツ’
Slc. MemBeulah Harper 'Cherry Tart' AM/AOS

ブラッソカトレヤ・ケオウィー ‘ヴィ-ギャラクシー’
Bc. Keowee 'Vi-Galaxy' HCC/AOJS

リンコレリオカトレヤ・デエス ‘フレンチラブ’
Rlc. Déesse ‘French Love’ AM/AOS, SM/SFOC, AM/JOS, HCC/ODC
(Rlc. Ferrières x C. Lamartine)
白やピンク系巨大輪花を生み出した実績を持つフランス生まれの銘親品種

リンコソフロカトレヤ・サウスレイス ‘ビューティクイーン’
Rsc. Southrace 'Beauty Queen'

カトレヤ・チョンコルニー ‘カイラ’
C. Chong Kolnee 'Kayla' AM/OST

(つづく)
この記事へのコメント
寿々木
長さん
ここのカトレア収集は50年以上前から始まっているので、当時の名前がラベルに書かれています。ランは遺伝子解析の結果から属名が変更になるものが多いので、調べて見ました。幸い、新旧対照表が見つかったのです。
river
コスモス
カトレヤ・アーマド・シェイキ‘メンデンホール’とカトレヤ・ステファン・オリバー・ファーレイカー‘アディソン’はよく似ていますね。
やはり“リンコソフロカトレヤ・サウスレイス‘ビューティークイーン’がいいですね。
まさに‘クイーン’でしょうか。
eko
最後のカトレヤ・チョンコルニー ‘カイラ’はカトレアの豪華な花姿とは違いますね。
なおさん
無門
それぞれ風情のあるカトレア
名づけに作者の愛情が
あふれていますね
秋月夕香
リンコレリオカトレヤ・マウントアンダーソン ‘ティップトップ
長い名前がついているのですね。
リンコソフロカトレヤ・サウスレイス ‘ビューティクイーンが一番すきですが、カトレヤ・チョンコルニー ‘カイラ’一番下の蘭もステキです。
はるる
神様が作ったとしか、いいようがないですね。
美しいものを見ていると、気持ちも優雅になります。
本物はもっといいでしょうね。
信徳
花姿も色も沢山の種類が有るのですね。
どれが好きかと決めようと思ったのですがどれも好き
しいて言えばリンコレリオカトレヤでしょうか。
nobara
名前を読むだけでも大変だ~~~~((((^Q^)/
リンコレリオカトレヤ・マウントアンダーソン ‘ティップトップ’
真っ先に紹介されてるだけあって
色合いもいいですね~~~
やさしい気持ちになれます。
たくさんの種類が掲示されてるんですね。
イッシー
カトレアは豪華ですよね~。西洋の貴婦人のイメージですね。
長さん
ランの属名はDNA解析が進むと共に多様化しました。また、属間交配で新しい属が誕生したり、それを基に更に多くの属間交配が進んだので、実に多くの属が誕生しました。素人がこれを理解するのは容易なことではないので、ネットの資料に記されたものをそのまま記載しています。
月奏曲
とはいえやっぱり好みはフレンチラブかなぁ?
私なんだかんだで地味目好みっぽい?
長さん
カトレア類は愛好者が多く、多くの交配種が作り出されています。それだけに、似た花色の種類が誕生するの確率も上がります。
リンコソフロカトレヤ・サウスレイスの花色は私も好きです。
長さん
ブラッソカトレヤ・ケオウィーは黄色一色に赤紫の斑が入るタイプですが、カトレア類の中では珍しいと思います。
華やかなカトレアが多いので、カトレヤ・チョンコルニーは見劣りがしますね。
長さん
ラン展では優秀作品と気に入った作品しか撮影しないのですが、ラン展が開かれないとなると、展示作品を全て撮ってやろうかとなってしまいました。それでも、時間の関係で半分しか撮れなかったので、今日、再訪してきました。
長さん
交配した作品は、作出者が自由に命名して、重複がなければ登録することが出来ます。海外で作出されたものが多く、命名者の意図が読めないものが多数あります。
うふふ
名前もすごいですね。
カトレア恐るべし・・です。
長さん
下から2番目がお好みですか。赤とピンク、黄色の取り合わせは品種数が多いのですが、これは大人しめで嫌みがなく、多くの人に好まれるようです。
長さん
作出者は神様が作ったようなものを交配して、更に良くしようというのですから、人間の欲深さも感じてしまいます。
こんな美しい花が2か月も咲き続けるのですから、ラン愛好者が多いのも頷けます。
長さん
リンコレリオカトレヤはカトレア交配種の中で一番多い仲間だと思います。それだけ、この属は美しいものが多いと言うことでしょう。
長さん
最初のリンコレリオカトレヤは大人しめな花色ですが、リップにフリルが入って魅力的な品種ですね。
展示の殆どがカトレア類だったので、まだまだ紹介したい品種が目白押しです。
長さん
カトレア類に限らず、ランの交配品種名はラテン語に英語が混ざって、しかも、長いですから、私なんぞは全然頭に入りません。最初の属名だけでも覚えようかとも思うのですが・・・。
長さん
ブラッソカトレヤ・ケオウィーのように大輪で黄色系のカトレヤは少ないんですよ。
フレンチラブですか。これはリップに黄色が入っていますが、全部白というのを作るのは難しいようです。
長さん
カトレア類は美しいものが多いですから、品種数が多いと目移りがしてしまいますね。しばらくシリーズで投稿しますから、お楽しみ頂ければ幸いです。
心
真っ白い花から深紅の花まで優雅に咲いたカトレアの花が咲き競ってるようです。
花びらが美しく波打って。
オレンジ色の花、深紅の花は珍しいのでは・・。
さすが、洋ランの女王です。
美しいカトレアの花に心なごみます。
長さん
カトレアの仲間はランの中でも群を抜いて、美しく、かつ華やかなものが多いですね。ランの女王と言われるゆえんでしょう。確かに、オレンジの大輪や赤い品種は少ない方です。
すーちん
カトレア今迄は
決まった色という感じでしたが
改良され想像できない色が
作り出されてるんですねー
長さん
カトレア類の交配種だけで、5桁台の品種が作り出されているのではないかと思います。色の要素としては、ラベンダー、赤、赤紫、ピンク、サーモンピンク、オレンジ、チョコレート、白、黄色、緑、青と多彩です。
ジュン
どれも美しいです
名前が難しいのが難点です
長さん
カトレア類ばかり投稿して気が引けますが、美しいと言って頂くとありがたいです。