1月18日は3ヶ月に1度の、松戸市総合医療センターへの通院日でした。
今回は早朝から採血、4年半前の手術で3割残った膵臓をCTとMRIでスキャン。外科の診察が終わったのが11時半。それから内科で呼ばれるまでは2時間以上の待ち時間があります。その間に食事を済ませ、近くにある市立公園「21世紀の森と広場」までウォーキングしました。
左の庚申塔には明和四丁垓年十月(1767年)と掘られています。中央の庚申塔の方は元禄十一干寅十一月(1698年)と掘られていますが、どう見ても新しい。おそらく復刻されたものであろう。右の道祖神は中に置かれた像と、屋根と土台は古いが、石祠は新しい。屋根に道祖神と刻んであるのは珍しいかも。
松戸市指定文化財。建築年代は不明だが、土屋家の屋敷を描いた明治27(1894年)年作成の銅版画にこの長屋門が描かれており、それ以前に建てられたことが分かる。この長屋門は、松戸市内に現存する長屋門の中でも規模が大きく、保存も良好であり、江戸時代末期から明治時代初期の建築技術を伝えるものとして貴重なもの。漆喰壁も美しい。構造及び規模は、木造・寄棟造・瓦葺で桁行14.54m、梁行3.64m。
松戸市指定文化財。安蒜家長屋門は、その棟札から天保11(1840)年に建てられたことが分かる。下総地方西部の長屋門のうちでは、最も古いものの一つで、松戸市内に現存する長屋門の中でも規模が大きく、建築年代、施工大工が明確であり、江戸末期の建築技術を伝えるものとして貴重なもの。黒く塗られた木部と白い漆喰の対比が美しい。構造及び規模は、木造・寄棟造・瓦葺で桁行14.78m、梁行4m。
安蒜家は江戸時代、小金牧の牧士を勤めてた家柄だそうです。
主屋は瓦葺きにリフォームされていますが、天明3(1783)年に建てられ、松戸市内の民家では最も古い建物だそうです。
門前に2本の白い四角柱が残されているので、以前は市教育委員会の案内文が書かれていたようだ。
主屋も安蒜家同様、大きなもので、江戸時代に建てられたものかも
1月18日撮影。
次回は、21世紀の森と広場に入ります。
(つづく)
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この記事へのコメント
イッシー
文化財指定されちゃうとちょっと手を入れたりするのも大変でしょうね。古そうな道祖神も面白いです。
寿々木
秋月夕香
近くに色々あるのですね。ちょっとした散歩でもできるのもいいですね。さざんかや梅,水仙など見ていたら気分がかわっていいですね。
安蒜家、大きいですね。江戸時代からの貴重な家ですね。昔の家は頑丈に建てられているのですね。
nobara
ここはコロナ患者は受け入れてないのでしょうか?
3か月置きの経過観察診療、結構、忙しないですね~
診察の合間の時間も長さん流、過ごし方でさすがだなと思います。
いい塩梅に「21世紀の森と広場」公園があってよいですね。
松戸は私が働いてた某ブロック紙の社宅が胡録台にありました。
銀座に通うにはとても便利だったのかな。中央線は荻窪にありました。
ユリオプス・デージー、銀葉に綺麗な黄色が目立ちますね
庚申塔はたてもの園にもいっぱいあるんですよ。
長屋門の立派なお宅、門扉の1枚板や梁の橘紋、格式がありますね。
安蒜家長屋門、とても美しいフォルムですね
ローズマリー、いい香りがしたでしょうね。
フサザキスイセン、やっと咲いてきましたね。
他の花が早かったせいか?水仙は遅く感じました。
mina
水仙が咲いていたんですね
可愛いです
白梅と紅梅も一緒に見ることが出来て
良かったですね
金持ちの家は屋根付き屋敷門が多かったような。
river
古民家とは言え現在も今日中なさっておられるようですね。文化財の指定を受けると個人所有の家でも勝手に直せないようです。
堂々たる門構えが歴史の重みを感じさせますね。
eko
紅白のウメにサザンカや日本スイセンなどが咲いて春が来るのを待っていますね。
目黒のおじいちゃん
定期検診で長時間の通院とは大変なご負担ですね。
医療体制逼迫の折、有り難い事ではありますが、ご自愛ください。
散歩で待ち時間を楽しまれたとは素晴らしいです。
なおさん
眠っている間に体から寄生する虫が抜け出して、天帝に宿主の所業を告げ口するというので、そうさせないために一晩起きていて、眠気覚ましに面白い話をしたり、歌を詠んだり歌ったりしたのが庚申講だということですね。
立派なお屋敷も文化財になっているのですねえ。川越にもいくつかそういうお屋敷がありますが、見事ですねえ。
はるる
3か月なんて、すぐでしょう。
外科と内科、病院でのやること、たくさんありますね。
でもウォーキングする余裕はすごいです。
ただ待つよりはずっといいです。
土屋家長屋門があるんですか。
立派なものですね。保存するのも大変なことなんでしょう。
信徳
通院の待ち時間を利用して花散歩や文化財の見学など健康的ですね。今日は大寒、寒い日でしたが風も無く晴れていたので赤城山に上って来ました。毎日の散歩と写真撮りもコロナになってから大変です。
長さん
松戸市内には江戸時代から続くお宅が多いので、昔は藁葺き屋根だったろうと推測できる家がありますよ。
文化財に指定されても、市からの援助は少ないでしょうね。
長さん
我が家のあたりは昭和40年代に宅地に変わったろころで、江戸時代の建物はないですが、江戸川近くの田園地帯に行くと、古い家が多いです。
ローズマリーはかなり大株で、根本が見えません。
シークァーサージュース、Amazonで定期的に取り寄せています。ボケ防止にも効くらしいですよ。
長さん
まだ膵臓が3割残っているので、定期的に検査して腫瘍が再発していないかどうかを確認してもらっています。
長屋門のあるお宅、昔は大きな農家だったのでしょうね。
長さん
この病院はできてから3年です。第二種感染症指定医療機関なのですが、コロナ患者が入院しているかどうかは未公表です。
内科の主治医は受け持ち患者が多いのですが、病棟も担当しているので、外来患者の診察日は月曜と金曜だけなんです。
市立公園は病院から10数分で行けるので、ちょうどよいです。胡録台にお住まいだった時期があるのですね。そこからだと、この公園までは車で10分くらいでしょう。
この庚申塔は土屋家の長屋門を探しているときに出会いました。土屋家は農家だったのでしょうが、かなり広い田んぼを持っていたのでしょう。安蒜家は牧士ですから、苗字帯刀を許されていた家柄です。
今シーズンはスイセンが咲き始めるのが遅いようですね。
長さん
今シーズンは何故かスイセンに出会う機会が少ないのですよ。やはり、コロナで外を出歩く時間を少なくしているためでしょう。
ウメは距離がありましたが、次回は公園の梅を投稿します。
長屋門を見てしまうと、屋根付きの屋敷門が小さく見えてしまいます。
長さん
内科の先生の担当患者が多いのに、外来診察日が週2回なので、予約していても待ち時間が長いのです。
今回紹介した古い門があるお宅、いずれも居住されておられます。市の補助はわずかですが、長屋門はこの家の誇りなのでしょうね。
長さん
待ち時間を病院でボーッとしているより、健康に良いウォーキングをすることにしています。その方が血糖値が下がりますから。
古い長屋門ですが、きちんと手入れをしておられるようです。文化財に指定されていても、維持費の補助は僅からしいです。
この日は暖かく、花も生き生きしているように見えました。
長さん
3割ほど残った膵臓に腫瘍が再発すると命取りですから、定期的にしっかり診てもらっています。
待ち時間に歩くのも、血糖値を下げるための運動を兼ねていますから、一石二鳥ですよ。
長さん
この病院で手術してもらったので、診察はその執刀医と内科主治医です。健康を維持するためには必要な通院ですから、少しも負担に感じていません。
江戸川近くの田園地帯にも庚申塔や道祖神が残されています。
川越も宿場町当時から残るお屋敷があるのですね。
長さん
そうですね、3ヶ月なんてすぐ来ますね。どこの病院でも法の規制で90日分以上の薬は処方箋が書けないのだそうです。
内科医の診察の待ち時間ですが、この頃は予約時刻からどのくらい遅れるか予想がつくので、それまで歩くことにしています。
大きな長屋門、市からの補助は僅かなので、維持するのは大変でしょう。
ロシアンブルー
大きい病院は疲れますね~、一日がかりです。
松戸市には立派なお屋敷が保存されているのですね。
梅の花が咲き始めているのですね。
今日は大寒でしたが本当に寒い一日でしたね。
うふふ
文化財の建物に住んでいるといろいろ大変だろうなぁと想像してしまいました。
立派な長屋門ですね。
皇居乾通りの通り抜けでも長屋門があったのを思い出しました。
皇居のは黒い板壁でしたよ。
大きな病院の診察は一日がかりですね。
待ち時間の過ごし方がお手本のようです~♪
長さん
糖尿病は歩いて血糖値を下げることも大事な治療ですから、待ち時間を有効に使っています。
赤城山に登りましたか。それも健康的だし、取材もできたしで、一石二鳥でしたね。
長さん
やはり3ヶ月に一度の通院ですか。薬が90日分以上は出ないので、どうしてもそのようなサイクルになりますね。
以前は混み合っていたのですが、コロナの関係かどうか分かりませんが、外来患者は少なくなっています。
今朝は寒かったですね。ゴミを捨てに行ったら、分別していないゴミが捨てられていたので、それを仕分けしていたら、指先が凍えてしまいました。
月奏曲
苗字付きででかいお屋敷だと将軍家の馬か何か育ててたのかな?
長さん
この通院日は一日がかりに近いですから、1日1万歩の目標達成のため、ウォーキングをしてきました。
市指定の文化財は結構残されています。保存のための補助金は微々たるものらしいから、所有者は大変ですよね。
乾通り一般公開は秋に行ったことがありますが、あそこの長屋門は大きいですね。
長さん
小金牧は江戸時代、幕府軍の軍馬育成のために作った放牧場で、南は千葉県八千代台あたりから、北は千葉県野田市あたりまで、南北に長い、広大なものだったそうです。
すーちん
病院待たされますからね
ジッと待っているより
散策良いですね
長さん
無駄な時間を有効に使わなければね。お陰で、ブログ記事が2回分投稿できます。
ジュン
時間を無駄にしませんね
江戸時代からの古い建物
長屋門や美しい漆喰壁
管理が大変でしょうが素敵な建物です
草凪みかん
たいてい大きな樹の根元だったり、田畑の縁だってりするんですが。元禄十一年…う~~ん、確かにこれは復刻かなぁ。
長屋門は商家のものと武家のもの、さらに豪農のものがありますが、それぞれに多少趣が違うそうです。
これは武家造りかな??
私がとく行く瀬戸内の島には商家の長屋門が多いです。
長さん
院内の待合も間隔を開けて座らなければならないので、時間を有効活用したほうが良いです。そのつもりで、長屋門を下調べしておきました。
長さん
道祖神や庚申塔は近くにあったものを寄せ集めたような雰囲気でした。元禄11年にしては新しすぎますよね。長屋門にも種類があるようですね。安蒜家は苗字帯刀を許された家柄ですから、武家造でしょう。土屋家も家紋を掲げているところなんかは武家造のような感じがします。
ろこ
私も3か月に一度です。
検査は1年に一度ですが。
立派なお屋敷が多いんですね。
松戸は行ったことがないんですよ。
文化財指定の建造物も多いんですか?
若いうちに行っておけばよかったなと。。。
道祖神と聞くと松本を思い出します。
長さん
3ヶ月に1度という頻度は、薬が90日分以上処方できないという決まりと関係があるようです。CTは年2回、MRIは年1回です。
松戸市内には国指定の文化財が7件、国登録文化財が2件、県指定文化財が5件、市指定文化財が43件あります。それほど多いとは思えませんが・・・。