川口グリーンセンターにて（２） ゴエテア、カリアンドラ、ウナズキヒメフヨウ、ブーゲンビレア、レッドバナナ、アナナス、スパティフィルム

　1月13日に訪れた川口市立グリーンセンターで見た花などです。
　今回から熱帯温室に入りました。この温室は八角形で、外階段を登って中に入ると、そこは2階の回廊になります。

中に入ると、左手にゴエテアが、右手にカリアンドラが咲いていました。

ゴエテア・ストリクティフローラ
アオイ科フヨウ属の常緑低木。ブラジル原産
ゴエテアは詩人であり植物学者でもあったゲーテ（Goethe）にちなむ
花は幹から直接咲く、幹生花です。熱帯植物に多い性質です

紅色の花弁のように見えるのは副萼片。花弁は中に隠れて見えない


カリアンドラ・ハエマトケファラ（白）
マメ科ベニゴウカン属の熱帯性常緑低木。原産はボリビア、ペルー、ブラジル
カリアンドラとは、ギリシア語で「美しいおしべ」という意味です
和名はオオシロゴウカン（大白合歓）、英名はホワイト・パウダー・パフ

標準的な花色は赤です。　　　右下は、開花が始まったところ　↓


ウナズキヒメフヨウ（頷き姫芙蓉）
アオイ科フヨウ属の常緑低木。原産は熱帯アメリカ
別名：マルバビスカス（マルバは丸葉ではなく、イタリア語のmalva、
英語ではmallowで、ゼニアオイのこと）、タイリンヒメフヨウ

花弁の基部がめしべに巻き付き、これ以上開かない構造になっている


ブーゲンビレア
オシロイバナ科ブーゲンビレア属の常緑低木。原産は中央~南アメリカ
花名はフランス人として初めて世界一周を指揮したルイ・アントワーヌ・
ド・ブーゲンヴィユにちなむ。和名はイカダカズラ（筏葛）
苞が花のように見えますが、実際の花は中央の白い部分



レッドバナナ
バショウ科バショウ属の多年草。フィリピン原産
現地ではモラードバナナ（紫のバナナ）と呼ばれている
皮は赤っぽいですが、中身は普通のバナナと同じ色です

花は苞の間からたくさん咲きます

　螺旋階段を降りて、1階の植物を見て回ります。

ツマベニアナナス（爪紅アナナス）
パイナップル科ネオレゲリア属の多年草。ブラジル原産
名の由来は、葉先が爪先のように丸くて、紅色になることから
英名も同様で、フィンガーネイルプラント（fingernail plant）


ショウジョウアナナス（猩々アナナス）
パイナップル科エクメア属の多年草。ブラジル原産
赤い花茎から、赤い苞、赤い萼、薄紫の花が咲く
葉の下面が銅褐色を帯びる



スパティフィルム（スパシフィラム）
サトイモ科スパティフィラム属（ササウチワ属）の多年草
原産は熱帯アメリカ、マレーシア中部～ソロモン諸島
長い花茎の先に、白の仏炎苞に包まれた肉穂花序がつく

　1月13日撮影。
（つづく）

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　訪問させていただきますが、足跡だけでご勘弁願います。