秋の栃木県内植物園はしご旅の2日目(9月17日)、上三依(かみみより)水生植物園で見た花を記録しています。
シュウメイギクを撮ったあと、1枚目のバックに見える水生植物池に回りました。やはり花の種類は少なく、スイレンやヒツジグサ、ベニコウホネしか見る事が出来ませんでした。
シュウメイギク(秋明菊)
キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草。原産は中国、台湾
別名:キブネギク(貴船菊)。花期は9~11月。花径は5~7cm
スイレン(睡蓮)
スイレン科スイレン属の水生多年草
日本の自生種はヒツジグサのみで、その他は交配種か園芸種
ベニコウホネ(紅河骨、紅川骨)
スイレン科コウホウネ属の水生多年草。花期は6~9月
コウホネの名の由来は、根茎が骨のように見えるから
ベニコウホネはコウホネ の変種で、黄色い萼が次第に朱色に変化する
アサザ(浅沙、阿佐佐)
ミツガシワ科アサザ属の水生多年草。花期は6~8月。若葉は食用になる
日本では本州や四国・九州などの池や沼などに生育する。準絶滅危惧種
葉がジュンサイに似ていることから、別名:ハナジュンサイ(花蓴菜)
ツリフネソウ(釣船草、吊舟草)
ツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草
日本では北海道・本州・四国・九州の低山から山地にかけて分布
花期は8~10月(キツリフネは6~9月)。花の長さは3~4cm
サラシナショウマ(晒菜升麻)
キンポウゲ科サラシナショウマ属の多年草。北海道〜九州に分布
花期は8〜10月。花弁は3〜5mm(早く落ちる)。雄しべの長さ5〜6mm
↑ 背後の川は男鹿川。ヤマメやイワナの釣りポイントとか
ここでは秋も終盤。ウラギンヒョウモンの翅がかなり傷んでいる
ヒガンバナ(ヒガンバナ)
咲き始めたところだった
ハマナス(浜梨)の実
バラ科バラ属の落葉低木。別名ハマナシ。花期は6〜8月
これは何の実だろう? → スズランの実
nobaraさん、なおさんに教えていただきました。感謝
これは? → riverさんから教えていただきました。感謝
ベニシタン(紅紫檀)
バラ科シャリントウ属の半常緑低木。中国原産
花期は5〜6月。果実の直径は5mmほど
(つづく)
この記事へのコメント
イッシー
秋まで生き残ってもこれから先がまた大変でしょうね。
river
ヒツジグサやオゼコウホネは尾瀬でたくさん咲きます。もちろんオゼコウホネは黄色です。最近少なくなってきたような気がします。
サラシナショウマは大型の山野草で山でも良く目立ちます。
最後はベニシタンの実です。
寿々木
nobara
たてもの園のも見ごろになってきました。
ブッシュ状に咲いています。
近くまで、藪を漕ぐのを躊躇っています。
ベニコウホネ、目立つ花色@@ですね~
アサザも残っていたのですね。
白樺湖でも頑張ってたのを思い出しました。
サラシナショウマは蝶が好きですね~
かなり吸蜜していますもんね。
アサギマダラも好むみたいですが、今年は出逢えませんでした。
上のオレンジの実はスズランかも知れませんね。
枯れた葉も写っていますね。
はるる
なおさん
ツリフネソウも形が楽しい花ですよね。武蔵丘陵森林公園でも1カ所群生するところがあり、3日に見てきました。サラシナショウマは花は今年はまだ見ていませんが、イヌショウマは3日に見てきました。
?の実は、僕もスズランかなあと思います。スズランは、花も実もかなりの毒だそうですね。
長さん
コウホネは近くの川で見る事が出来ますが、アサザは見ませんねー。
サラシナショウマには、長さん以外に、蜂やコガネムシみたいな昆虫も集まってきます。
蝶は1年に4世代くらい交代しますから、相手を見つけられないとぼろぼろになって死ぬしかないですね。
長さん
我が家の近くでもシュウメイギクが花盛りです。
尾瀬のヒツジグサやオゼコウホネ、懐かしいです。
サラシナショウマ、実が出来つつある段階でも昆虫が集まってきますね。
ベニシタンの実ですか。ありがとうございます。昨年も見たことを思い出しました。
長さん
お宅でもシュウメイギクが咲き出しましたか。萼片が花弁に見えるのはキンポウゲ科の特徴ですね。
サラシナショウマは甘い香りがしますね。
長さん
シュウメイギク、我が家の辺りでも咲き出しました。空き家になったお宅で、庭一杯に増え広がっているところもあります。
ベニコウホネ、途中から色が変わるにしては、鮮やかすぎる赤ですね。
アサザの葉が水面に増え広がっており、まだまだ咲く気配です。
サラシナショウマ、蝶がひっきりなしに飛んできます。クロアゲハは失敗しましたが、シオンにも来ていました。アサギマダラは見当たりませんでした。
あー、スズランの実ですね。納得です。ありがとうございました。
長さん
夏なら水生植物の種類が多かったでしょうが、入園無料になっていたのは納得です。
ベニコウホネは小さい花ですが、鮮やかな赤ですね。
川が釣り人で賑わうのは、アユが解禁になる7月からだそうです。
チョウもそろそろ寿命ですね。
長さん
シュウメイギクは園芸種が色々ありますね。最近は八重も見るようになりました。
ツリフネソウ、増えますね。武蔵丘陵森林公園でも咲いていましたか。
サラシナショウマは大型ですが、イヌショウマは小降りで親しみが持てます。
やはりスズランですね。nobaraさんも同様でした。
月奏曲
結局植物園とかで観ちゃうからわかってなかったんだろうけどアサザが準絶滅危惧種とは( ̄Д ̄;;
ジュンサイってこんな葉っぱなんだw
スズランの実はこんな感じなんだ…
うふふ
こんなにたくさん咲いているのを見たことがありません。
秋のお花らしく11月まで咲くのですか。
ベニコウホネの赤い色が目立ちますね。
アサザは皇居東御苑の二の丸の池で見ました。
準絶滅危惧種だったとは知らずにいましたよ。
長さん
ベニコウホネの花は小さいですが、赤い部分(花弁ではなく、萼片)が綺麗です。
アサザは自生地では池などが無くなりつつあり、絶滅が危惧されています。別名がハナジュンサイですが、ジュンサイは別の科の植物です。ジュンサイの葉はスイレンみたいな形だそうです。
スズランの実は出来る確率が低くて、我が家で稔ったことはありません。
長さん
シュウメイギク、こぼれ種でも増えるようですよ。空き家になった庭一面に増え広がったのを見たことがあります。
ベニコウホネ、黄色い萼片が赤く変色し、綺麗ですね。
皇居東御苑は、新型コロナ以降、しばらくご無沙汰しています。二の丸池ではアサザと共に、コウホネやヒメコウホネも咲きますね。
すーちん
ハマナスも矢張り
バラの様な実を
付けるんですねー
長さん
ローズヒップはこんなに大ききなりませんが、ハマナスの実は鑑賞に堪えますね。
草凪みかん
スズランの実というのは初めて見ました。
花の色とは違った真っ赤な実をつけるんですね。けっこう大きい…。
長さん
ベニコウホネは萼片が黄色に変化する、コウホネの変種です。
スズランの実はあまり結実しないので、私も10年ほど前に、まだ緑の実を1回見ただけです。実の直径は1cmくらいです。
ロシアンブルー
シュウメイギクも咲き始めていたようですね。
ベニコウホネの咢が赤く変化した状態、始めて知りました。
アサザの葉がギッシリ、その中に黄色い花がたくさん見られますね。
長さん
シュウメイギク、たくさん咲いていました。あれから3週間、我が家の辺りでも花を見かけるようになりました。
ベニコウホネ、開いてから数日で赤くなり始めるそうです。
アサザは夏の花ですが、まだたくさん咲いていました。