10月21日に訪れた箱根湿性花園で見た花や実などを紹介しています。
今回から、いつもの企画展スペースで開催されていた「秋の山野草展」で見た花や実などを紹介します。
キバナノツキヌキホトトギス(黄花の突抜杜鵑草)
ユリ科ホトトギス属の多年草。宮崎県の尾鈴山にのみ自生する
名の由来は、葉が茎の回りを巻くようにつながり、茎が葉を突き抜いて
いるように見えることから。絶滅危惧IB類 (EN)。 初めて見ました
早咲きサツマノギク(薩摩野菊)
キク科キク属の多年草。鹿児島県、熊本県の海岸の岩場などに自生
花径は4~5cm。通常の花期は11~12月
秋咲きスノーフレーク
ヒガンバナ科アキス属の球根植物。別名:アキス・アウツムナリス
地中海西海岸(南ヨーロッパ、北部アフリカ沿岸)に分布
花径は1cm程度。スノーフレークとは別属の植物です
ハマギク(浜菊)
キク科ハマギク属の多年草。茨城県~青森県の太平洋岸に自生
花期は10~11月。花径は6cm。別名:フキアゲギク
白花フジバカマ(白花藤袴)
キク科ヒヨドリバナ属の多年草。園芸種
セイヨウカマツカ(西洋鎌柄)
バラ科アロニア属の落葉低木。北米原産
花期は4~5月。実の径は5mm。別名:レッドチョークベリー
ハコネギク(箱根菊)
キク科シオン属の多年草。本州(関東・中部)の山地の草原に生える
別名:ミヤマコンギク。日本固有種。花期は8~9月。花径は2cm
スズフリラッキョウ(鈴振辣韮?)
ユリ科ネギ属の多年草。詳細不明。つぼみでしょうが、初めて見ました
ヒダカミセバヤ(日高見せばや)
ベンケイソウ科ムラサキベンケイソウ属の多年草(多肉植物)
北海道日高地方の高山や海岸の岩場に分布。花期は8~9月
タニガワコンギク(谷川紺菊)
キク科シオン属の多年草。本州(紀伊半島)、四国、九州に分布
ノコンギクの渓流タイプ。半径は2~3cm。 初めて見ました
シラタマホシクサ(白玉星草)
ホシクサ科ホシクサ属の一年草。日本の固有種。絶滅危惧II類 (VU)
東海地方の一部地域のに分布。雌雄異花で、これは雄花らしい
オオミツルコケモモ (大実蔓苔桃)
ツツジ科スノキ属の常緑小低木。北アメリカの東部原産
花期は6~8月。果実は8~10月ごろに赤く熟す。別名:ベアベリー
イズノシマウメバチソウ(伊豆島梅鉢草)
ユキノシタ科ウメバチソウ属の多年草。伊豆諸島の一部に分布
ウメバチソウの変種(氷河時代に分離)。花期は8~9月
別名:神津島梅鉢草(別種とする説もあり)。 初めて見ました
ヤクシマセンボンギク(屋久島千本菊)
キク科シオン属の多年草。詳細不明(センボンギクの変種?)
初めて見ました
(つづく)
この記事へのコメント
目黒のおじいちゃん
秋の山野草展、珍しい花で一杯ですね。
キバナノツキヌキホトトギスは色形の優しい花ですね。
寿々木
mina
珍しいお花が一杯~
キバナノツキヌキホトトギス、
可愛いですね♪
シラタマホシクサは星を散りばめたようで
素敵です
信徳
シラタマホシクサは初見です。
可愛い植物ですね。小菊が色々有ってまた良いものです。
river
なおさん
この画像のなかでは、ヒダカミセバヤ、ハマギク、ハコネギクは育てた事があります。
野菊類も各地にいろいろなものがあり、それぞれ楽しみなことですね。
はるる
長さん
今回は初めて見る植物が色々ありました。
キバナノツキヌキホトトギスもその一つです。
月奏曲
ホントだ、なんか短冊つけてるみたいな葉っぱと茎の関係というかwなんか不思議w
乾草じゃなくて星草ですか、たしかに星の瞬きみたいで綺麗
長さん
ヤクシマセンボンギクはヤクシマノギクに似ていますか。図鑑で調べたら、ヤクシマノギクはヤクシマノコンギクとも呼ばれる、花径が1.5~2cm位のもののようですね。だとすると、ヤクシマセンボンギクと同じくらいの花径です。
長さん
キバナノツキヌキホトトギス、そばかすも一寸あって、中々魅力的な花ですね。
シラタマホシクサ、小さな花でした。
うふふ
キバナノツキヌキホトトギスは尾鈴山だけに自生するのに絶滅危惧種とは・・。
頑張ってほしいです。
長さん
黄色いホトトギスは色々な種類とその変種もあることが分りましたよ。
シラタマホシクサは周伊勢湾要素の貴重な植物だそうで、絶滅危惧種なんです。
長さん
シオン属は種類が多く、似たものがありますから、名札がないと困ります。幸い、ここでは殆ど名札が付いていました。
ハコネギクが耐えましたか。花は小振りですが、丈夫そうに見えますがねー。
長さん
ここの石組みは企画展用のスペースとして運用されています。この向かい側にもこれの半分位の石組みスペースがあります。
キバナホトトギスは今回の目玉のようで、3ヵ所に植えてありました。
菊も種類が多いですね。小菊の園芸種も展示がありましたよ。
長さん
シラタマホシクサは小さな花の集まりが丸くなっています。あまりに小さいので、アップの撮影は失敗しました。
キバナノツキヌキホトトギス、葉の中から茎が突き出しているように見えますね。茎がジグザグになっているのも面白いです。
長さん
キバナノツキヌキホトトギス、葉の付き方も、茎の伸び方も面白いですね。
シラタマホシクサは花が浮かび上がるように、バックを暗くしてみました。
長さん
今回の山野草展は初見のものが色々ありました。
キバナノツキヌキホトトギスは珍しいので、山から持ち帰ってしまう輩が後を絶たないらしいです。
nobara
タマガワホトトギスよりやさしい感じがします。
サツマノギクの葉っぱが可愛らしいです。
ハコネギクはミヤマコンギクともいうのですね。
ヒダカミセバヤ、わがやのもこれぐらいの咲きようです。
ミセバヤはかなり晩生ですよね。
オオミツルコケモモ、美味しそうです。
麦草でコケモモのジュース頂きましたが
一杯、つくるのにどんだけ~~~~(^o^)丿
長さん
タマガワホトトギスも魅力的な花ですが、キバナノツキヌキホトトギスは斑が少なく、枝垂れて咲く様がなかなか良い雰囲気です。
サツマノギクはよくご存じでしょうね。
ヒダカミセバヤ、お宅でも咲いているんでしたね。
オオミツルコケモモはグランベリーとも言われ、食用になりますが、ジュースにするにはかなりたくさん収穫しないとなりませんね。
ミキ
「秋の山野草展」も素晴らしいですね。
秋咲きスノーフレーク、家の庭に毎年咲くのですが、
詳しいことが判らなかったので、別名も分布も
初めて知りました。ありがとうございました。
秋に湿生花園に出かけたいと思いながら行き
そびれましたので嬉しく見ています。(^^♪
イッシー
こういう感じで展示してあれば写真は撮りやすいですよね~。
行ってみたくなりました。
すーちん
山野草はいいですねー
園芸種と比べて派手さは
ないですが
引き付けるものが有ります
長さん
山野草展にはかなり多くの種類が集められており、初めて見るものもあったりして、良かったです。
秋咲きスノーフレークを育てていらっしゃいますか。植物園でしか見たことがないです。
今年はコロナの関係で、あちこち行きにくいですよね。私は3月以降、都内に行っていません。
長さん
本園の花が少なくなっても、こうした山野草展で多くの品種を見る事が出来て、良かったですよ。
長さん
こうして多くの種類を集めるとなると栽培種が殆どで、中には園芸種らしきものもありましたよ。
ロシアンブルー
最初のキバナノツキヌキホトトギス、黄色い花は目立ちますね~
初めて見るホトトギスですが珍しい名前もなる程ですね。
シラタマホシクサも始めて見ましたが、星のように見え、幻想的
な写真で実感しました。
長さん
キバナノツキヌキホトトギス、滅多に見られないものを見る事が出来ました。茎が葉を突き抜けているように見えますよね。
シラタマホシクサも関東では見る事が出来ません。小さい花でアップは失敗しました。
ろこ
このような種類があるんですか。
初めての出会いです。
可愛いですね~
シラタマホシクサはどこかで出会っている記憶があるんですが、思い出せなくて・・・
長さん
キバナノツキヌキホトトギス、魅力がある姿ですね。今回の展示の目玉と言って良いでしょう。
シラタマホシクサ、自然界では絶滅危惧種です。関東の植物園では見かけません。