オオゴマダラ、ヤコウボク、ヒメノウゼンカズラ、キバナアリアケカズラ、アリストロキア・トリカウダタ、ジャワヒギリ、ヤエサンユウカ、コンロンカ

川口グリーンセンターにて(3)
 10月11日に訪れた、川口市グリーンセンターの大温室で見た花を紹介しています。今回は3棟の温室からちょっと離れたところのある鑑賞温室(ラン温室)に入りました。
 鑑賞温室付近にミニ鉄道の発着所があり、順番待ちの親子連れで混み合っていました。鑑賞温室に入ると、温室内にネットが張られ、オオゴマダラが生態展示されていました。一定数はネットの中には入れるとあって、ここも親子連れが多かったです。


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 以下は、YAHOOニュースからの抜粋です。
 (川口グリーンセンターでは)ことし8月に川口市で開催された「日本の蝶・世界の蝶展」で展示された成虫や、幼虫から成虫になったオオゴマダラおよそ40匹を展示しています。
 オオゴマダラは、国内では沖縄などに生息していて、羽を広げると10センチ以上にもなる日本最大級のチョウです。
 白と黒のまだら模様と、舞うように飛ぶ姿が風に舞う新聞紙に似ていることから「新聞蝶」とも呼ばれます。

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今年は、真岡市の「花ちょう遊館」に続いて、2度目です
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 オオゴマダラのネット周囲などに置いてあった鉢植えの植物の中から紹介します。


ヤコウボク(夜香木)
ナス科キチョウジ属の常緑低木。西インド諸島原産
別名:ナイトジャスミン、ヤコウカ(夜香花)
夜に開花し、ジャスミンに似た強い香りを持つが、昼は匂わない
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ヒメノウゼンカズラ(姫凌霄花)
ノウゼンカズラ科ヒメノウゼンカズラ属の半つる性常緑低木
南アフリカ原産。別名:テコマリア。花径は3.5cm程度
関東南部だと地植えで越冬可能なようだ
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キバナアリアケカズラ(黄花有明葛)
キョウチクトウ科アラマンダ属の常緑蔓性熱帯性低木。南米ギアナ原産
花径は5~10cmで、ヒメアリアケカズラ(同5cm)より大きい
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アリストロキア・トリカウダタ
ウマノスズクサ科ウマノスズクサ属の常緑小低木。メキシコ原産
花の大きさは10cm程度。茶色のものは萼片で、細長く垂れ下ががる
開花時、腐敗臭を出し、蠅をおびき寄せる。  初見です
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花を裏側から見たところ
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ジャワヒギリ(ジャワ緋桐)
クマツヅラ科クサギ属の常緑低木。インドネシア・ジャワ島原産
別名:クレロデンドルム・スペキオシッシムム。   初見です
名古屋の東山動物園には白花変種も展示されているそうです
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ヤエサンユウカ(八重三友花)
キョウチクトウ科サンユウカ属の常緑低木。インド原産
サンユウカの八重咲き園芸種。クチナシの花に似ています
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コンロンカ(崑崙花)
アカネ科コンロンカ属の蔓性常緑低木
熱帯アフリカ、アジア、太平洋諸島原産。別名:ハンカチの花
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 10月11日撮影。
 次回は、ランの花を紹介します。
(つづく)

 明日(10/21)早朝から1泊旅行に出かけますので、コメ返が遅れることがあります。

この記事へのコメント

  • nobara

    オオゴマダラ、見栄えのする蝶ですよね。
    えっ@@ 新聞蝶ですって? 面白いけれど
    身も蓋もない命名ですね((((^Q^)/
    全部、羽化とは佳かったですね(*^-゚)⌒☆
    ヤコウボク(夜香木)は夜しか匂わない?
    昼間、匂いを感じなくてもコロナの心配はないのですね(^o^)丿
    アリストロキア・トリカウダタ、敢えて嗅ぎたくないですね。
    なんか~悪魔のような風貌ですね。
    コンロンカ、アップだとこう?なってるんですか?
    綺麗ですね~~~
    2020年10月20日 14:17
  • コスモス

    オオゴマダラは羽を広げると10cm以上になるとは、大きい蝶ですね。
    白黒だけど美しい模様ですね。
    一度見てみたいです。
    コンロンカの別名はハンカチの花ですか。
    黄色い花は星形で可愛いですね。
    2020年10月20日 14:55
  • 寿々木

    懐かしい花が沢山出てきました。オオゴマダラが40匹もいましたか!天然記念物なんですよ。オオゴマダラの幼虫の食草は毒草のホウライカガミで、天敵に毒だぞとアピールするため、繭は金色でピカピカ光っています。西表島から潮が引いたとき水牛車に乗って由布島へ渡り、蝶の館で見ました。
    2020年10月20日 15:00
  • river

    オオゴマダラは沖縄の植物園で見たことがあります。
    アリストロキア・トリカウダタは少し不気味な花ですね。
    家のコンロンカはさすがにもう花はありません。
    2020年10月20日 16:52
  • 目黒のおじいちゃん

    長さん
    日本最大級のオオゴマダラを見られたのですか。
    白黒文様のすっきりした大型蝶ですね。
    びっくり仰天です(゚ω゚)
    2020年10月20日 17:02
  • はるる

    オオゴマダラ、大きい蝶ですね。動物園の蝶の部屋で見たことがありますが、飛んでいる姿はすごいです。
    ヤコウボク、以前うちにもありましたが、だめになりました。残念です。
    アリストロキア・トリカウダタですか。おもしろい姿ですね。裏もおもしろいです。
    旅ですか。いってらっしゃい。
    2020年10月20日 18:14
  • なおさん

    オオゴマダラはまだ実物は見たことがないのです。いかにも南国のてふてふという雰囲気ですよね。金色の蛹も見たいものです。東川口の方まで出るのがおっくう、という不精者ですので、同じ県でもなかなか見る機会がありません。

     アリストロキア・トリカウダタも面白い花ですね。花の付け根など見ると、ああ、ウマノスズクサの仲間だなあ、というのがよくわかります。
     腐臭いでハエを誘うのは、コンニャク類やらテンナンショウの類もそうですねえ。
    2020年10月20日 19:24
  • うふふ

    オオゴマダラは10㎝もあるのですか。
    それが40匹もいて、ヒラヒラ飛ぶのですから壮観ですね。
    「新聞蝶」とはなんと言うことを・・(笑)
    ヒメノウゼンカズラは家の近くの遊歩道に咲いていました。
    今年のお正月には年を越した花がきれいでしたよ。
    先日通りましたら、根こそぎ抜かれていて姿がj全くありません。
    ちょっとの間、呆然としていましたよ。
    2020年10月20日 21:05
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    オオゴマダラの別名が新聞蝶とは初めて知りました。金色のさなぎ、見たかったです。
    ヤコウボク、匂いませんでした。夢の島熱帯植物館の夜間公開の時は香りを感じました。
    アリストロキアはちょっと醜い花ですよね。
    コンロンカは綺麗な花ですよ。
    2020年10月20日 21:08
  • 長さん

    コスモスさん、コメントありがとうございます。
    オオゴマダラはアゲハチョウをモノクロで撮ったみたいな感じです。もっと早い時期に展示に気付いていれば、金色のさなぎを見に行ったのに。
    コンロンカの白い苞葉をハンカチに見立てたのですね。でもハンカチノキの方が有名ですね。
    2020年10月20日 21:11
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    オオゴマダラは日本固有種ではないので、沖縄でも天然記念物には指定されていません。ただ、鹿児島県では、喜界島が分布の北限なので、天然記念物にしているようです。
    2020年10月20日 21:19
  • 長さん

    riverさん、コメントありがとうございます。
    オオゴマダラは沖縄本島でも見かけることが少なくなったそうです。
    アリストロキアの仲間はいずれもこんな醜い花の上、臭いが悪いのですが、珍しいものであることは確かです。
    2020年10月20日 21:24
  • 長さん

    目黒のおじいちゃん、コメントありがとうございます。
    オオゴマダラは大きいだけに、動作がゆっくりで、撮影は簡単でした。もっと早く気がつけば、ネットの中には入れたんですよ。
    2020年10月20日 21:25
  • 長さん

    はるるさん、コメントありがとうございます。
    オオゴマダラは日本で見られるチョウのうちでは最大級です。大きいからか、止まっていることが多いので、写真は撮りやすいです。
    ヤコウボク、駄目になりましたか。冬越しが難しそうですね。
    アリストロキア、花の色や香りがが良ければねー。
    一寸箱根に行ってきます。
    2020年10月20日 21:28
  • 行き当たりばったり

    今晩は。
    ヤコウボク---サクラランにそっくりですね。
    チョウは、暖かいと年中繁殖するのでしょうね。
    他にも、珍しいお花がいっぱいで----。
    2020年10月20日 21:29
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    今年は、ラッキーにも、オオゴマダラと2度目の出合いになりました。もっと早く気付けば、金色のさなぎが見られたのですね。
    ウマノスズクサは面白い花だなと思いますが、アリストロキアの仲間はなんか不気味な感じですよね。
    2020年10月20日 21:33
  • 長さん

    うふふさん、コメントありがとうございます。
    オオゴマダラを新聞蝶とはね。昔の新聞は小さかったのかな(笑)。
    ヒメノウゼンカズラをお近くでご覧になりましたか。根こそぎとは残念でしたね。私も、ウォーキング中に見たことがありますよ。12月に花を見たこともあり、耐寒性があるのですね。
    2020年10月20日 21:38
  • 長さん

    行き当たりばったりさん、コメントありがとうございます。
    サクラランの花を小さくしたら、ヤコウボクに感じが似てきますかね。
    オオゴマダラは東南アジアの熱帯から亜熱帯に分布していますから、そこでは通年で繁殖が可能です。
    2020年10月20日 21:41
  • 月奏曲

    アリストロキア・トリカウダタ…臭いコウモリ?みたいなw
    ジャワヒギリ、色合いが鮮やかで綺麗ですねぇ

    私も木曜から土曜まで箱根行くので土曜までお休みします。

    準備済んだら明日は来るかも?
    2020年10月20日 22:17
  • 長さん

    月奏曲さん、コメントありがとうございます。
    アリスとロキアは、良い言えばダース・ベイダーみたいな(笑)。
    ジャワヒギリ、花は初めて見ましたが、緋色が鮮やかですね。
    22日から箱根ですか。私たちは21日に箱根湿性花園で、翌日は山梨県に行きます。
    2020年10月20日 22:26
  • ロシアンブルー

    温室には面白いお花があって興味深いですね。
    オオゴマダラの翅の模様も素敵ですね^、幼虫はどんなだろうと、カラフルですか~。
    アリストロキア・トリカウダタっていう花、一寸不気味な感じですね。
    ジャワヒギリの花はかんざしのようで赤がとても綺麗です。
    2020年10月20日 23:15
  • イッシー

    ここにもいましたか!
    う~ん。一度行きたくなりました。
    お出かけはどこかな?お天気がよさそうでいいですね!
    2020年10月21日 07:47
  • すーちん

    おはようございます
    姫ノウゼンカズラ
    ノウゼンカズラの小型
    なんでしょうか
    2020年10月21日 08:57
  • mina

    こんにちわ
    >温室内にネットが張られ、オオゴマダラが生態展示されていました
    入場制限されていたんですか?
    オオゴマダラが沢山飛んでいるなんて
    凄いですね
    見ごたえがありますね
    ヤエサンユウカ、クチナシに似ていて
    香りもあったんですか?
    2020年10月21日 09:28
  • 長さん

    ロシアンブルーさん、コメントありがとうございます。
    植物園の温室に行くと、珍しい植物があったりして、何度も行きたくなります。
    オオゴマダラは大きな蝶です。幼虫はいわゆる芋虫て、黒と白の縞模様、黒の部分に赤い模様があります。さなぎは金色なんですって。
    アリストロキアの仲間はみなグロテスクです。一方、ジャワ日切りの花はきれいですよね。
    2020年10月21日 18:01
  • 長さん

    イッシーさん、コメントありがとうございます。
    オオゴマダラは2度目の出会いで、外ではアサギマダラに出会ったので、ラッキーが二倍(笑)。
    今、箱根に来ています。いつもの湿性花園に行き、ススキ草原も見てきました。
    2020年10月21日 18:05
  • 長さん

    すーちんさん、コメントありがとうございます。
    ヒメノウゼンカズラは、ノウゼンカズラとは別属で、比較するとかなり小さな花に見えますよ。
    2020年10月21日 18:09
  • 長さん

    minaさん、コメントありがとうございます。
    オオゴマダラのネットの中に入れるのは、当日、午前と午後、整理券を配布するということでした。枚数は聞きませんでしたが、この日はイベントがあったので、早くに満員になりました。
    ヤエサンユウカはよい香りなのですが、夕方から明け方までしか香りません。
    2020年10月21日 18:14

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