ユウガギク、シロヨメナ、ノコンギク、シオン、オタカラコウ、コウゾリナ、オオガンクビソウ、ノハラアザミ、ナンブアザミ、シラヤマギク

2020秋の日光植物園にて(4)
 9月16日に訪れた日光植物園で見た花などを記録しています。
 今回はキク科の花を纏めてみました。


ユウガギク(柚香菊)
キク科ヨメナ属の多年草。近畿以北に分布し、山地に生える
花期:7~10月。花径2~3cm
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シロヨメナ(白嫁菜)
キク科シオン属の多年草。岩手県以南~九州に分布
花期は8〜11月。花径は1.5~2cm
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ノコンギク(野紺菊)
キク科シオン属の多年草。本州〜九州の山野で普通に見られる
花期は8〜11月。花径は約2.5cm
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シオン(紫苑)
キク科シオン属の多年草。中国原産と考えられている
別名:オニノシコグサ(鬼の醜草)、ジュウゴヤソウ)、オモイグサ
花期は8〜10月。花径は3〜3.5cm
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オタカラコウ(雄宝香)
キク科メタカラコウ属の多年草。日本では、福島県以西、四国、九州に分布
花期は7~10月。花径は4cm
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コウゾリナ(剃刀菜・顔剃菜)
キク科コウゾリナ属の越年草(多年草)。北海道〜九州に分布
花期は5〜10月。花径は2〜2.5cm
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オオガンクビソウ(大雁首草)
キク科ヤブタバコ属の多年草。北海道~本州(中部地方以北)に分布
黄色い頭花が散って、実が出来はじめた姿。花期は8~10月
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日中シンクロ
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ノハラアザミ(野原薊)
キク科アザミ属の多年草。本州中部以北に分布
花期は8~10月。花径は3~5cm
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ナンブアザミ(南部薊)
キク科アザミ属の多年草。本州中部以北の山地の林縁や草原に生える
花期は8月~10月。花径は2~3 cm
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シラヤマギク(白山菊)
キク科シオン属の多年草。北海道〜九州の山地などに普通に見られる
花期は8〜10月。花径は1.8〜2.4cm
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 9月16日撮影。
(つづく)

この記事へのコメント

  • イッシー

    恥ずかしながら、当方では、菊で分かるのはシオンぐらいです。
    あとは、白い野菊とか、、そんな言い方になっちゃいます。
    2020年09月28日 12:26
  • nobara

    ノコンギクもシロヨメナののような感じ?
    このコウゾリナ、カンチ系のような感じですね(*^-゚)⌒☆
    ナンブアザミとトネアザミ、よく似ていますね。
    ややこしいキク科に挑戦ですね、頑張って
    2020年09月28日 13:29
  • 目黒のおじいちゃん

    長さん
    キク科の花、揃いましたね。
    自然教育園のシロヨメナは先日、路傍園では立ち枯れ、武蔵野園では未開かでした。
    2020年09月28日 14:16
  • はるる

    キクも種類があって、私などには見分けがつきませんが。
    それぞれ優しい感じがしていいですね。
    シオンは好きな花ですが、うちのまわりでは見かけません。
    残念です。シオンは背が高くて色のいいですね。
    2020年09月28日 14:37
  • 寿々木

    今日駒ヶ根高原へ行って、今年初めてノコンギクを見ました。上の画像のシオンのような色合いでした。キクは難しいですが、イナカギクらしいものに出合ってきました。
    2020年09月28日 16:30
  • もこ

    野で見かけるキク科の花どれも見分けがつきません
    観察眼が足りません ( ノД`)シクシク…
    2020年09月28日 16:38
  • river

    キク科の野菊は判別が難しいものが多いです。シラヤマギクは比較的背が高く(100~150㎝)で茎が茶褐色ですから直ぐに分かります。ノコンギクは色の濃淡はありますが舌状花が青紫ですからこれも直ぐに分かります。写真のものは白に見えますが白のノコンギクは見たことがありません。ユウガギクは草丈は様々ですが枝が良く分枝して葉が浅裂から羽根状に中裂して白色の花なのでこれもわかります。シロヨメナの見分け方は難しく舌状花は白でユウガギクよりやや小さく葉は鋸歯状で葉の基部は茎を抱きません。
    2020年09月28日 18:00
  • 信徳

    小菊の同定は難しいでしょう。
    花弁一つにしても白い色から薄紫、細い花弁、幅広と、しかも
    場所、時間、天候などによって色も変わるでしょうし大変ですよネ。私には出来ません。葉を見たり茎っを見たり(根は出来ませんが)色々なものを総合的に判断するのでしょう。
    2020年09月28日 19:42
  • うふふ

    キク科とひとくくりにできないほどいろいろあるのですね。
    一番上の3種類などどこかで見かけても全然見分けられません。
    シラヤマギクは植物園で見ましたが、その辺で見たら名前は出てこないでしょう。
    アザミもキク科だったのですか。
    驚くことばかりです。
    2020年09月28日 20:44
  • 長さん

    イッシーさん、コメントありがとうございます。
    植物園には名札がありますが、キク科の花は似たようなものがたくさんあって、苦手です。ですから、あまり撮らないようにしています(笑)。
    2020年09月28日 20:49
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    キク科は苦手なので、あまり撮りたくないのですが(笑)。
    このノコンギクは白いので、ヨメナみたいな感じがしますね。名札通りなのですが、白花は少ないようです。
    ナンブアザミとトネアザミ、名札がなければ違いが分りません。
    2020年09月28日 20:54
  • 長さん

    目黒のおじいちゃん、コメントありがとうございます。
    シロヨメナは花期が長いので、開花時期には個体差がありますね。
    2020年09月28日 20:55
  • 長さん

    はるるさん、コメントありがとうございます。
    キクは似たものが多くて、苦手です。植物園なら近くに名札があって、実物とネットの画像を見比べて確かめたり出来ます。
    ここのシオンも草丈がありましたよ。
    2020年09月28日 20:57
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    駒ヶ根高原にいらっしゃいましたか。今年4回目ですね。日光植物園にはノコンギクの白花と薄紫の両方があるようです。
    イナカギクもシロヨメナに似ていて、見分けが難しいですね。
    2020年09月28日 21:00
  • 長さん

    もこさん、コメントありがとうございます。
    キク科は似たものが多くて、私も苦手です。なるべく気付かなかったことにしています(笑)。
    2020年09月28日 21:01
  • 長さん

    riverさん、コメントありがとうございます。
    私は良く似たものが多いキク科の花は苦手です。花の形や色だけで見分けるのが難しいものがありますよね。
    ノコンギクは普通青紫の花ですよね。しかし、日光植物園のHPには薄紫と白花の両方が載っています。
    2020年09月28日 21:06
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    キク科の花は似たものが多くて苦手です。小菊ですませるのもいやなので、なるべく近寄らないようにしています(笑)。
    2020年09月28日 21:08
  • 長さん

    うふふさん、コメントありがとうございます。
    キク科は似たものが多いです。幸い、植物園に花札がありますから、帰宅後、写真とネットの画像を見比べたりしています。
    アザミもキク花です。これも似たような品種が多いのです。
    2020年09月28日 21:10
  • なおさん

    ユウガギクは柚子の香りがする、ということですが、僕はああ、ユズだと感じたことはないのです。
     シロヨメナは奥日光には多いようですね。シカもシカトして食べないのですかねえ。
    2020年09月28日 21:15
  • 月奏曲

    今日は野草っぽい感じが…
    オオガンクビソウはやっぱり雁首に似てるからなんだろうなぁ…
    2020年09月28日 21:24
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    ユウガギクは鼻を近づけても、殆ど香りが感じられませんね。昔の人は鼻が良かった?
    園内にシカが出たことがあったようですが、今は被害がないようです。
    2020年09月28日 22:43
  • 長さん

    月奏曲さん、コメントありがとうございます。
    今回は野菊、アザミとひとくくりにされそうな植物ツたちです。どちらも似たような花が多くて、見分けが難しいですね。
    オオガンクビソウはガンクビソウの大型で、花が咲く様子を煙管の雁首に見立てたものです。
    2020年09月28日 22:46
  • コスモス

    キク科の白い花が並びましたね。
    こうして比べてみるとわかりやすいですが、
    単独で見ると区別がつきませんね。
    この中ではシロヨメナが一番小さくて、よく見るような気がします。
    シオンははすぐわかりますね。
    2020年09月29日 08:56
  • すーちん

    おはようございます
    昔は近くの河原
    野菊を沢山見かけました
    今はイタドリが目立ちますー
    2020年09月29日 09:02
  • 長さん

    コスモスさん、コメントありがとうございます。
    私もキク科は苦手です。特に白い花はそっくりなものがありますね。でも、花径をチェックしてみると、同定できる場合があります。
    シオンは草丈が高くなるし、色合いでも分りますね。
    2020年09月29日 09:43
  • 長さん

    すーちんさん、コメントありがとうございます。
    河原ではイタドリが野菊より多くなりましたか。イタドリは繁殖力が強いのですね。
    2020年09月29日 09:44
  • 草凪みかん

    シロヨメナ、「白嫁菜」という字を充ててますが、その名前の由来は何でしょうね。ちょっと興味あります。
    キクの白花が目立つようになると秋だなぁと感じますね。
    2020年09月29日 10:04
  • 長さん

    草凪みかんさん、コメントありがとうございます。
    ヨメナの名の由来は、ヨメナに似て色が白いからということになっています。では、ヨメナ(嫁菜)の名の由来はというと、嫁のようにかわいい花を咲かせるからという説、昔、鼠のことを「よめ(夜目)」と言っていたそうで、鼠が好んで食べるからという説などがあります。
    2020年09月29日 10:56
  • ロシアンブルー

    おはようございます。
    キク科のヨメナやノコンギク、見分けが中々できません。
    全部私の中ではまとめてヨメナになっています(笑)
    シオンの根が年々減り、今年は二本だけしか蕾を持たずに
    絶滅へ向かています。花もまだ咲きません。好きな花なのでさみしいですね。
    2020年09月29日 11:23
  • 長さん

    ロシアンブルーさん、コメントありがとうございます。
    私もキク科の花は見分けが難しくて、苦手です。
    シオンが衰退ですか。植えっぱなしだと、土の栄養がなくなることがありますね。今のうちに、挿し木をしておいたら如何でしょうか。
    2020年09月29日 14:09

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