9月5日に行ったつくば植物園で見た花などを紹介しています。
今回は熱帯雨林温室で見た花の続きです。
グリフィニア・リボニアナ
ヒガンバナ科グリフィニア属の多年草(球根)。ブラジル原産
ミニブルーアマリリスの名で流通しています
ナガサキギボウシ(長崎擬宝珠)
クサスギカズラ科ギボウシ属の多年草。絶滅危惧II類(VU)
ツシマギボウシの変種で、花茎が分枝するのが特徴だそうだ
花期は9月で、ギボウシとしては遅い
この株は分枝していなかった。下は葉の様子(違いは見られない)
セントポーリア・オルビクラリス・プルプレア
イワタバコ科セントポーリア属の多年草。タンザニアの東北部に分布
前回見たものより花色が薄い。終盤は薄くなるのかも知れない
セントポーリア・イオナンタ
イワタバコ科セントポーリア属の多年草
タンザニアの北東部、ウサンバラ山地から海岸平野に分布
花期は9月~6月と、長期間。花径は2cm
ここからは屋外で見たもので、野菜の花などです。
ナタマメ(鉈豆)
マメ科ナタマメ属の多年草(一年草扱い)。江戸時代初期に渡来
名の由来は莢が刀のように見えることから
実をスライスしたものが福神漬けに入っている
シカクマメ(四角豆)
マメ科シカクマメ属の多年草(一年草扱い)。熱帯アジア原産
名の由来は、実の断面がひだのついた四角形だから
ワタ(綿)
アオイ科ワタ属の一年草(本来は多年草)
アジア、中南米などの熱帯、亜熱帯地方原産
メキシコでは紀元前5800年の遺跡から綿布片が見つかっているという
トロロアオイ
アオイ科トロロアオイ属の一年草。アフリカ熱帯地域原産
別名:ハナオクラ、黄蜀葵(蜀葵はタチアオイの古い名前)
実は不味いが、花は美味しいそうだ
ノカンゾウ(野萱草)
ススキノキ科ワスレグサ属の多年草。日本、台湾、中国、サハリンに分布
花期は花期は7〜8月なので、最後の一輪か
ハナシュクシャ(花縮紗)
ショウガ科ハナシュクシャ属の多年草。原産はインド~マレーシア
花径は8〜11cm。花期は7~11月
アーティチョーク
キク科チョウセンアザミ属の多年草。地中海沿岸原産
和名はチョウセンアザミ(朝鮮薊)。若いつぼみを食用とする
花期は6月中旬~9月初旬
(つくば植物園シリーズ終了)
次回から、9月16日に行った、日光植物園で見た花を紹介します。
この記事へのコメント
寿々木
イッシー
魅力的な花ですね~。
ハナオクラの花が美味しいんですか!それは別の意味で魅力的ですね(笑)
river
ハナオクラの花は巨大で食べられることは知っていましたが実際に食べたことはありません。毎年実生でつないでいたのですが絶えてしまいました。
nobara
ナガサキギボウシってのもあるんですね。
ギボウシもなかなか見分けができませんね。
ナタマメ、福神漬けに入ってる少し硬めの豆さやですね。
かごっまでは「タッバケ」っち、言いますよ!
トロロアオイの花も綺麗、しかもトロッとして美味しいですね。
ハナシュクシャって白色かと思ってました。
ニクイロシュクシャっぽいのもあるんですね。
信徳
特に苦みとかは無くあっさりしていました。昨日も散歩で
ハナオクラを撮って来ましたが生産者が不在で貰えませんでした(笑)。
なおさん
ギボウシの類も各地でいろいろな変種がありますね。ヒメイワギボウシやイワギボウシは9月頃咲くのもありますので、そこそこ遅咲きですね。
ニクイロシュクシャは橙色というか、肉色ですが、ハナシュクシャは白のジンジャーを指す場合もありますね。白のジンジャーは、21日の武蔵丘陵森林公園のボーダー花壇でも見てきました。
はるる
マメの花もおもしろいです。綿もおもしろいですね。
トロロアオイ、花も食べられるのですか。
味見してみたいです。かわいいアーティチョーク、
これは蕾を食べるのですね。
月奏曲
四角豆サヤも独特で面白いですよね。
トロロアオイはお花食べ…ああそういやつなぎとかに使うんでしたっけコレ
アーティチョークは食べるときはフキノトウみたいな感じで食べてますがお花見るとこれ食べれるの?って毎回なりますw
長さん
ワタやトロロアオイ、オクラなどの花は良く似ていますね。父上がワタを栽培しておられましたか。観賞用だったのですかね。
ノカンゾウ、花期は8月までなのですが、普通はとっくに終わっていますよね。
長さん
ブルーアマリリスという園芸種が流通していますが、それとは別種で、小さい花が咲くからミニブルーアマリリスというわけです。
ハナオクラ、三杯酢で信徳さんが食されたそうです。
長さん
ワタには3種類あるのですか。白い糸のワタはみたことがありますが、茶や緑もあるのですね。
ハナオクラ、スーパーには置いていないようで、自家栽培のものを食べるのでしょうね。
長さん
ミニブルーアマリリス、水辺の花に似ていますか。何という花だろう。
ナガサキギボウシは分枝するのが特徴だそうですが、そんな姿を見たいものです。
カレーはアブラが多いので、最近、食べていないです。ですから、福神漬けを食べたのは何時のことやら。
タッバケですか。鹿児島の方言は外国語みたいに聞こえます。
トロロアオイの花、食されたことがおありですか。
つくば植物園ではこの色もハナシュクシャとしています。ニクイロシュクシャはも少し花色が濃いのですかね。
長さん
ハナオクラを三杯酢で食されましたか。あっさりしていると言うことは、花そのものには特に味がないのでしょうか。
長さん
「鬼滅の刃」には青い彼岸花が出てきますか。今日の昼、バラエティ番組でその漫画の題名を初めて知りました。
イワギボウシは昨年9月、シミック八ヶ岳薬用植物園で初めて見ました。確かに咲き始めでしたよ。
ハナシュクシャは普通白ですよね。つくば植物園のHPではこの色もハナシュクシャとして紹介されているので、それに従いました。
長さん
そう言われると、青い花が並んでいますね。意識はしていませんでした。
マメの花も色々ありますね。夏には赤い花を投稿しました。
トロロアオイの花は三杯酢にすると、あっさりした味で美味しいらしいです。
アーティチョーク、花が咲いてしまっては食べられませんね。
長さん
シカクマメの莢は何故こんな形になったのでしょうね。我が家では食卓に上ったことはありません。
ソバなどの繋ぎにトロロアオイの粘液が使われているそうですが、花はあっさりした味らしいですよ。
食用のアーティチョークはつぼみからして大きいですから、それ専用の栽培種なのだろうと思います。
すーちん
セントポーリア昔
人気となりましたー
増やしましたー^^
長さん
セントポーリアも種類が多いですね。たくさん増やして、その後どうなったのでしょう。