プセウデランテマム・バリアビレ、フリワケサンゴバナ、プルメリア、ハメリア・パテンス、ゴクラクチョウカ、ヒポクシス・デクンベンス、ミフクラギ、デンドロビウムの色々など

2020初秋のつくば植物園にて(10)
 9月5日に行ったつくば植物園で見た花などを紹介しています。
 今回は、熱帯資源植物温室で見た花の続きと、サバンナ温室や熱帯雨林温室で見た花です。


プセウデランテマム・バリアビレ
キツネノマゴ科プセウデランテマム属の多年草。オーストラリア原産
別名:パステルフラワー、ラブフラワー
種があちこち飛んで増えるようだ(昨年は、サバンナ温室で咲いていた)
IMG_0568.JPG
花径は2cmにも満たない小さな花。種があちこち飛んで増えるようだ
IMG_0569.JPG
温室では赤紫の花が咲くラクシフロルム種を良く見かけます

フリワケサンゴバナ(振分珊瑚花)
キツネノマゴ科イセハナビ属の常緑小低木。ヒマラヤ地方原産
名の由来は、花序が2つに分かれ、その先に振り分けるように咲くから
IMG_0570.JPG
半透明の筒花が下向きに咲く
IMG_0571.JPG

ベニヒモノキ(紅紐の木)
トウダイグサ科エノキグサ属の常緑低木す。原産はインド~マレー
紐というより、極太の毛糸みたい
IMG_0565.JPG

インドソケイ(インド素馨)
キョウチクトウ科インドソケイ属の落葉樹。別名のプルメリアの方が有名
原産は中米だが、亜熱帯・熱帯で広く栽培されている
樹高・樹幅ともに7~8 m程度になる。花径は5~7.5cm
IMG_0574.JPG

ハメリア・パテンス
アカネ科ハメリア属の常緑低木。アメリカのフロリダ州から西インド
諸島、中央アメリカ、パラグアイからボリビアに分布
筒花で、これ以上開かない。花後の液果は飲料になる
IMG_0576.JPG

サバンナ温室に入りました。初秋はあまり花が咲いていません

ゴクラクチョウカ(極楽鳥花)
ゴクラクチョウカ科ゴクラクチョウカ属の多年草。南アフリカ原産
別名:ストレリチア
IMG_0579.JPG

ヒポクシス・デクンベンス
キンバイザサ科コキンバイザサ属の多年草
原産はメキシコ、西インド諸島、ブラジルなど
属名で分るように、コキンバイザサ(こちら)に良く似ています
IMG_0584.JPG
IMG_0582.JPG

サバンナ温室には、他に見るべき花はなく、熱帯雨林温室に入りました

ミフクラギ(目脹ら木)
キョウチクトウ科ミフクラギ属の常緑亜高木
琉球、中国南部・東南アジア・インド・マレー半島に分布
別名:オキナワキョウチクトウ(沖縄夾竹桃)
名の由来は樹液に毒性があり、目や皮膚につくと腫れる(膨れる)ことから
IMG_0589.JPG
花径は5cmほど。葉の長さは12~25cm
IMG_0588.JPG

デンドロビウム・カロフィルム
ジャワ、マルク諸島原産。  この品種は初めて見ました
IMG_0592.JPG

デンドロビウム・種名不詳
IMG_0595.JPG

デンドロビウム・ラシアンテラ
ニューギニア島原産。  この品種も初めて見ました
IMG_0597.JPG

デンドロビウム・リネアレ
ニューギニア島原産
IMG_0600.JPG
 9月5日撮影。
 次回は、熱帯雨林温室で見た花の続きです。
(つづく)

この記事へのコメント

  • なおさん

    いろいろ品ぞろえが豊富な温室というのは、見飽きないで良いですよねえ。このまま世界規模の地球温暖化が進むと、日本も亜熱帯気候なるところが増加するようなるのでは??という心配がありますね。温室の植物が温室要らずで育つようになるのは、良いことなのか、悪いことなのかは、ひとそれぞれで見解が分かれるでしょうが、温暖化が進み過ぎるのは良くない、というのが今の大勢なのでしょうね。
    2020年09月20日 12:32
  • 信徳

    プルメリア、ゴクラクチョウカは時期になるとぐんまフラワーパークで見るのですが他のは植物園に余り行きませんので初見の草花が多いです。
    つくば植物園には色々な草花がありますね。
    2020年09月20日 13:09
  • nobara

    パステルフラワーは主役よりも目を惹くお花ですね~
    ランの花などの鉢に居候するんですよね(*^-゚)⌒☆
    フリワケサンゴバナもかわいいですよね。
    ベニヒモノキ、ヒモゲイトウをダイエットさせたみた~い(^o^)丿
    ヒポクシス・デクンベンス、イトズイセンのようにも見えました。
    デンドロビウムも多彩なんですね。
    違いはさっぱり頭に入ってきませんが・・・
    2020年09月20日 13:34
  • イッシー

    可愛いお花が多いですね~。
    一枚目やプルメリヤや沖縄の夾竹桃も綺麗だけど怖いな~。。
    ランの種類はやっぱり不思議ちゃん。
    2020年09月20日 14:57
  • 寿々木

    プセウデランテマム・バリアビレ、稀にランの鉢で発生するのを見るだけだったのですが、当地東谷山フルーツパークで大発生、新コロナのせいだと思います。温室の窓を開けて、アチコチで扇風機を回していましたので種が風に乗って飛んだのでしょう。ミフクラギは沖縄で観光バスガイドから触らぬよう注意を受けたことがあります。
    2020年09月20日 15:07
  • river

    プルメリアは1996年にタイの旅行をした時にたくさん咲いていました。それを見て帰ってから知識もないのに苗を購入してしまいました。その時は花が咲きましたが冬越しに失敗して枯らしてしまいました。15℃以上の室温があれば完全に葉を落とさずに越冬可能なようですね。
    ゴクラクチョウカは温室の定番です。
    2020年09月20日 17:55
  • はるる

    やはりこういうところは珍しいものなどが豊富です。
    普段身の回りで見かけないものが多く、植物園はありがたい場所ですね。
    花の姿形はおもしろいものです。
    2020年09月20日 18:51
  • 月奏曲

    フリワケサンゴバナ、綺麗ですね。
    ベニヒモノキは相変わらず長いブラシみたいw

    ミフクラギやべぇ…
    2020年09月20日 20:14
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    地球温暖化がどんどん進むと、温室の植物がどうなるか以前の問題として、将来、人間が生存していけるかどうかということが問題になるでしょうね。世界的にCO2削減に取り組まなければいけませんね。超大国が消極的なのは問題です。
    2020年09月20日 20:21
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    この植物園は温室が5つもありますから、展示されている植物もかなりの数になります。何度も行っていますが、毎回のように、初めて見る花があるのが嬉しいです。
    2020年09月20日 20:24
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    パステルフラワーの種はとても小さいようで、風で舞い上がって、落ちたところで発芽するようです。
    フリワケサンゴバナは残り花でした。これもそうですが、ベニヒモノキやゴクラクチョウカなどは定番の展示ですね。
    ヒポクシス・デクンベンスはコキンバイザサの仲間ですが、スイセン属のような花ですね。
    2020年09月20日 20:34
  • 長さん

    イッシーさん、コメントありがとうございます。
    温室では大きな花が見栄えがしますが、小さな花も可愛いものが色々あります。
    オキナワキョウチクトウはかなり強い毒のようです。
    デンドロビウムは似たものがたくさんあります。
    2020年09月20日 20:38
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    東谷山フルーツパークでプセウデランテマム・バリアビレが大発生ですか。種がとても小さいそうで、風で舞い上がってあちこちに広がったのですね。
    ミフクラギは毒性がかなり強いようですね。
    2020年09月20日 20:40
  • 長さん

    riverさん、コメントありがとうございます。
    プルメリアをご自宅で植えましたか。冬、寒い群馬県ではやはり無理でしたか。室内の鉢植えなら、日当たりの良いところに置けば冬越しが出来るでしょうね。
    2020年09月20日 20:48
  • 長さん

    はるるさん、コメントありがとうございます。
    植物園は非日常の世界を楽しみに行くところという一面がありますよね。普段身の回りで咲いているような植物をわざわざお金を払って見に行く必要はないですからね。
    2020年09月20日 20:52
  • 長さん

    月奏曲さん、コメントありがとうございます。
    フリワケサンゴバナ、ピンクの半透明に近い花が特徴なんですよ。
    ベニヒモノキ、今頃見に行くと花穂が、より長くなっています。
    ミフクラギは樹液に触れると大変なことになりそう。
    2020年09月20日 20:55
  • うふふ

    カタカナの名前が見事に並びましたね。
    プルメリアでやっとお馴染みの花になりました。
    南国の花かと思っていましたら、家の近くでブロック塀から垂れ下がって咲いていたので驚きました。
    ミフクラギは怖ろしいですね。
    キョウチクトウ系はどれも要注意でしょうか。
    2020年09月20日 22:12
  • 長さん

    うふふさん、コメントありがとうございます。
    植物園の温室って、外国原産の植物が多くなるのはやむを得ないですね。
    プルメリアがお近くで咲いていますか。耐寒性に問題がありますから、鉢植えで、冬は室内に取り込むのでしょう。
    キョウチクトウは有毒ですが、ミフクラギはその中でも最強らしいです。
    2020年09月20日 23:09
  • すーちん

    おはようございます
    夾竹桃
    すべてに毒が有り
    切り花にできませんねー
    2020年09月21日 09:03
  • 長さん

    すーちんさん、コメントありがとうございます。
    そう言えば、キョウチクトウの花を生けたという話は聞きませんね。
    2020年09月21日 09:49

この記事へのトラックバック