江戸川近くの田園地帯を歩いていると、田んぼの畦に、先日つくば植物園で見たミズキンバイに似た花が咲いていました。
ミズキンバイより葉が細長いので、ネットの図鑑を調べて見ると、ヒレタゴボウのようです。
ヒレタゴボウ(鰭田牛蒡)
アカバナ科チョウジタデ属の一年草。南北アメリカ原産の帰化植物
別名:アメリカミズキンバイ
茎には稜があり、葉の付け根に翼(ひれ)があるのが名の由来
花期は8~10月。花径は2.5cmほど。通常は4弁だが、5弁も多数あった
在来種のチョウジタデやウスゲチョウジタデは花径が6~8㎜と小さい
メマツヨイグサ(雌待宵草)
アカバナ科マツヨイグサ属の越年草。北アメリカ原産の帰化植物
マツヨイグサの仲間は似たものがありますが、消去法で判断した
開花期は6~10月。花径は2.5~4cm。萎れてもオレンジ色になる程度
ユウゲショウ(夕化粧)
アカバナ科マツヨイグサ属の多年草。南アメリカ原産の帰化植物
オシロイバナの別名がユウゲショウなので、アカバナユウゲショウとも
花径は1~1.5cm。花期は5〜9月。花弁にある赤い筋が綺麗
オオニシキソウ(大錦草)
トウダイグサ科トウダイ草属の一年草。北アメリカ原産の帰化植物
コニシキソウは地を這うが、これは立ち上がる。雌雄異花だが、小さすぎ
て見分けが出来ない。雌花は雌性先熟で受粉すると雄しべが伸びるそうだ
花期は6〜10月。丸いのは実で、直径1.6~2mm程度
白い花びらのように見えるものは、腺体の付属体とのこと
アブラススキ(油薄)
イネ科アブラススキ属の大型の多年草。日本では全土に分布
定期的に草刈りの行われる里山的な草地によく見られる
名前の由来は穂から油のような成分を出すため
高さは80-150cmになる。花期は9-10月
オオアレチノギク(大荒地野菊)
キク科ムカシヨモギ属の越年草。南アメリカ原産
頭花は長さ約5mm。花期は7~10月
ツルムラサキ(蔓紫)
ツルムラサキ科ツルムラサキ属の一年草。東南アジア原産の野菜
茎の赤いものをシンツルムラサキとして区別するそうだ
花弁はなく、萼が僅かに開く程度。花径は数mm。花後の実は黒く熟す
緑色の茎のツルムラサキは花が白い
この記事へのコメント
寿々木
river
ツルムラサキは野菜ですが私はこの少し癖のある野菜は苦手です。
イッシー
ユウゲショウは私でも分かりましたけれど。
コスモス
私はアカバナユウゲショウを5月頃に投稿した覚えがありますが、まだ咲いているんですか。花期が長いんですね。
ツルムラサキを見て、ヨウシュヤマゴボウに似て感じがしました。花はかなり違いますね。
nobara
田んぼそのものがないからですが・・・
よく見ると、目鼻立ちのはっきりした美しい花ですね((((^Q^)/
このメマツヨイグサ、ずいぶんお花が密集していますね。
どうなってるの?って感じですね。
アカバナユウゲショウ、我が家の鉢の居候さんも咲いています
蕾もまだまだあるようですね(*^-゚)⌒☆
オオニシキソウも変わった植物ですね~(^o^)丿
ツルムラサキは紫の茎のが正統だと思ってました。
ぬらっとしてシメジなどと和えると美味しいです。
信徳
他の草花は見られませんと言うか気を付けていないのでしょうね。
これだよ!と言われれば有るのかも知れません(笑)。
なおさん
アブラススキやらセイバンモロコシも穂が出るとそれなりに風情が感じられますねえ。
はるる
田園地帯、おもしろそうです。
ツルムラサキ、ぜひ見てみたいです。
うふふ
ヒレタゴボウ、初めて見ました。
5弁の花を見つけるのは、四葉のクローバを探すのと同じぐらいでしょうか。可愛らしいですね。
スーパーで売っているツルムラサキは茎が赤いので、シンツルムラサキでしょう。
ビタミン類が多そうに見えます。
長さん
アカバナユウゲショウは4月下旬にはもう咲いていましたから、4ヶ月半以上咲き続けていることになります。白花は見たことがないです。
アレチノギクも繁殖力が強そうですね。
長さん
雑草は外来種が勢力を増しています。花が綺麗なものは良いですが、在来種を駆逐するのは困りますね。
ツルムラサキは植えたものでしょうが、畑と道路を区切る柵のようなものに絡みついています。食用にしているような感じはなく、蔓延ると伐採されています。我が家では食べたことがありません。
長さん
メマツヨイグサも含めると雑草の類いですが、最後のツルムラサキだけは野菜と認められています。癖のある味だそうですが、好きな人がいるようですよ。
長さん
マツヨイグサの仲間は似たものが多いですね。花の大きさや葉の形、花殻が赤くなるかならないか、などで選んでいくと名前が確定します。
アカバナユウゲショウは花期が長いです。春から今月いっぱいくらいまでは咲きそうです。
ヨウシュヤマゴボウは毒草ですが、ツルムラサキは野菜です。花は殆ど開きません。
長さん
ヒレタゴボウ、これまでに見たことがありません。最近の農家は購入した種籾でイネを作るそうですから、その種籾にヒレタゴボウの種が紛れ込んだ可能性があります。
このメマツヨイグサは長い茎の下の方に固まって咲いていました。
アカバナユウゲショウは繁殖力が強いですね。
ツルムラサキ、食べていらっしゃいますか。我が家では食べたことがないのです。
長さん
最後のツルムラサキは野菜ですが、その他は雑草の類いですね。秋になって、ネタがなくなるとこうした雑草が登場します(笑)。
長さん
水田雑草も色々ありますね。ヒレタゴボウはこのあたりでは初めて見ました。
アブラススキは花穂が比較的大きいので写真が撮りやすかったのです。セイバンモロコシも生えています。
長さん
雑草だってれっきとした植物ですよね。牧野富太郎博士は「世の中に雑草という名の植物は無い」と言われたそうで、昭和天皇がそのことを著書で飲用されておられました。
最後のツルムラサキだけは野菜です。
長さん
ウォーキングしながら目は花を探していますから、さいきんはやぶにらみになりそう(笑)。
ヒレタゴボウの5弁花は、見た限りでは、確率が高いです。
ツルムラサキはビタミンやミネラルを豊富に含んでいるそうですが、茎が赤い方が美味しそうな感じがしますね。
ロシアンブルー
普段みている植物ですが、あまり気に留めていない種類の植物のようなきがします。
花は小さいですが、咲くと綺麗な花ですね。
ツルムラサキって食べられますよね。
長さん
いわゆる雑草の類いですから、興味があまりわかないのですが、ネタ切れ時は時々観察します。今回はヒレタゴボウの発見が良かったです。
ツルムラサキは野菜ですが、健康食品として注目されているようです。
月奏曲
ヒレタゴボウも食べれるのかしらん?花は可愛いけど
アブラススキ、オオアレチノギクはもうなんというか雑草としかwww
長さん
ツルムラサキは栄養豊富な野菜だそうですが、味に癖があり、好き嫌いが分かれます。これ以外は全て雑草の類いです。
ヒレタゴボウは食用には向きません。と言うか、ゴボウとは無関係です。
すーちん
草叢に咲く
一つ一つの草花にも
名が付けられてるんです
から調べるの根気要りますね^^
長さん
牧野富太郎博士は雑草にも名前があると言われていますが、調べるのは結構大変です。