ソナレマツムシソウ、マルバハギ、イガアザミ、ハマアザミ、ミズヒキ、シモバシラ、フジバカマ、ハマカンゾウ

2020初秋のつくば植物園にて(8)
 9月5日に行ったつくば植物園で見た花などを紹介しています。
 今回もW9・W10 山地草原(低地性・高地性)区画で見た花などです。


ソナレマツムシソウ(磯馴松虫草)
スイカズラ科マツムシソウ属の多年草。日本固有種
関東地方の海岸に分布。絶滅危惧Ⅱ類 (VU)。花期は7~11月
マツムシソウは越年草だが、これは多年草。草丈が低く、葉の質が厚い
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花だけではマツムシソウと見分けが出来ない
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マルバハギ(丸葉萩)
マメ科ハギ属の多年草(半低木)。本州から九州、朝鮮・中国に分布
花期は7~9月。花序が長く伸びず、葉と同じ長さ以下になるのが特徴
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イガアザミ(毬薊)
キク科アザミ属の多年草。関東地方の海岸近くなどに分布
ナンブアザミの海岸型変種。花期は(8~)10~12月
名の由来は、蕾のトゲを栗のイガにたとえたもの
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ハマアザミ(浜薊)
キク科アザミ属の多年草。葉が厚く、光沢があるのが特徴
本州(伊豆七島・伊豆半島以西)・四国・九州(北部)に分布
根を食用にすることから、別名ハマゴボウ(浜牛蒡)とも呼ばれる
花期は7~12月。花径は3cm位
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ミズヒキ(水引)
タデ科ミズヒキ属の多年草。日本では北海道~琉球列島に分布
花期は7~11月。花のアップは失敗。蟻が登ってきた
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シモバシラ(霜柱)
シソ科シモバシラ属の多年草。日本固有種
関東地方以南の本州から九州にかけて分布。花期は9~10月
冬、根元の茎から霜柱が出来ることから付けられた名前
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フジバカマ(藤袴)
絶滅危惧種植物区より、こちらの方がたくさん咲いていた
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ハマカンゾウ(浜萱草)
ススキノキ科ワスレグサ属の多年草。本州(関東以西)・四国・九州に分布
ノカンゾウによく似るが、葉が厚くて光沢があり、常緑である点で異なる
花期は7~10月
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 9月5日撮影。
 次回は、W11 水生植物区画などで見た花などです。
(つづく)

 1泊で出かけていますので、コメント欄を閉じています。
 訪問出来ると思いますが、足跡だけでご勘弁願います。

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