9月5日に行ったつくば植物園で見た花などを紹介しています。
レンゲショウマなどを見た後、南方向へ戻り、W9・山地草原高地性区画や、W10・山地草原低地性区画にやってきました。ここでは秋の花が色々見られました。
オミナエシ(女郎花)
オミナエシ科オミナエシ属 の多年草。日本では沖縄を覗く全土に分布
秋の七草の一つ(花期は6~11月)
別名:チメグサ(血目草)、粟花、思い草、敗醤(はいしょう)
オトコエシ(男郎花)
オミナエシ科オミナエシ属の多年草。花期は8-10月
日本では北海道から九州までと、それに琉球列島で奄美大島に分布
シモツケ(下野)
バラ科シモツケ属の落葉低木。日本では本州、隠岐諸島、四国、九州に分布
花期は5~8月。別名:キシモツケ(木下野)
イタドリ(虎杖、痛取)
タデ科ソバカズラ属(←タデ属)の多年草。花期は7~10月
北海道~九州の日当たりの良い荒れ地や斜面に生える。雌雄異株
これは雌株のようだ
ワレモコウ(吾亦紅)
バラ科ワレモコウ属の多年草。日本では、北海道から九州に分布
花期は7~10月。花は花序の先端から咲く
花と言っても花弁は退化して、赤茶色に見えるのは萼
ナガボノシロワレモコウ(長穂白吾木香)
バラ科ワレモコウ属の多年草。日本では、北海道と関東以北の本州に分布
花期は8~10月
コバナワレモコウ(白花)とワレモコウとの自然雑種と考えられるが、
コバナワレモコウとナガボノワレモコウの見分けは難しいという
ヤマハギ(山萩)
マメ科ハギ属の半落葉低木。日本では北海道から九州に分布
葉の先端は円形が多い。花期は7~9月
コマツナギ(駒繋)
マメ科コマツナギ属の落葉小低木。本州〜九州に分布。花期は7~9月
マツムシソウ(松虫草)
スイカズラ科マツムシソウ属の越年草。本州から九州に分布
日本固有種。花期は7~11月
吸蜜に来たツマグロヒョウモン(♀)
次回も、W9・W10 山地草原(低地性・高地性)区画で見た花です。
(つづく)
この記事へのコメント
信徳
マツムシソウは種を軽井沢植物園から貰って種を蒔いたのですが発芽して二年目に枯れてしまいました。簡単な山野草なんですが難しいです。
寿々木
コマツナギ、茎にT字毛(長い毛が途中で1度茎に戻る)があるそうですが、ご覧になりましたか?イタドリが咲き出しましたか、秋ですね。
nobara
シモツケも花期がなが~~~~いですね(*^-゚)⌒☆
駅サイドもず~と咲いているようです(紅シモツケ)
ヤマハギは和風な感じがします。
見分けがなかなか難しくて、ハギとしてしまいます。
ツマグロヒョウモン、里でも多いですね
river
赤城自然園、ぐんまフラワーパークでも咲いていましたが山を歩けばごく普通に見られる花です。
とはいえ山はすでに秋の気配が濃くなってくるころです。
ロシアンブルー
オトコエシに出会うことがありません、見過ごしているかもしれませんが。
イタドリの花も素敵ですね。
ワレモコウが何といっても「秋」を感じさせてくれますね。
高原で出会うマツムシソウ、秋空が似合います。
はるる
イタドリ、どこかで見つけてみたいものです。
コマツナギって可愛いですが、そろそろ花もおしまいなんですか。ハギもコマツナギもマメの仲間なんですね。
行き当たりばったり
すっかり秋の様相です(笑)
植物園でも、こういう花類を学術的にも研究してるのでしょうね。
ツマグロヒョウモンは吸蜜して子孫を---でしょうか。
長さん
オミナエシとオトコエシ、一緒に植えてあると良いですね。昔、近くの川の遊歩道で一緒に咲いているのを見ましたが、翌年にはなくなってしまいました。
マツムシソウ、実生でも2年で枯れましたか。難しいものですね。
なおさん
イタドリは虎杖とも書きますね。今はものすごい勢いで伸びていますが。山のオオイタドリなどは猛々しい、というカンジですよね。
ワレモコウは渋い趣で、地味な花ながらファンも多いですね。薬草にもなるものですね。ワレモコウの類は、有限花序ということで、上から下に向かって花が咲き進む、ということで面白いですね。
ヤマハギうちの庭にも種子から育てたものがあります。
マツムシソウの群生を見たのは、池の平湿原が最後で、今年は現物は見ずじまいなりそうです。
長さん
フシグロセンノウで良かったですか。
コマツナギの茎や葉の表裏には伏毛が生えていますが、T字型になっているのは見たことがないです。今度出会ったら確認してみます。
このイタドリ、大きくなって人の背丈以上ありましたよ。
長さん
オミナエシよりオトコエシの方が遅く咲き始めるようですね。
シモツケは花が少なくなっていましたが、長期間咲きますよね。
幸い、ここは名札がありますが、ハギの仲間は似たようなものが多くて困ります。
ツマグロヒョウモン以外にも、蝶が飛んでいましたが、上手く撮れませんでした。
長さん
群馬にはナガボノワレモコウがありませんか。自然交雑種ですから、あちこちにあるというわけではないのですね。
オトコエシが絶えましたか。植物の世界も女の方が強いのですかね。ウォーキング範囲でもオミナエシを見る事はあっても、最近はオトコエシを見たことがないです。
長さん
街中で、オトコエシに出会うことは希ですね。昔、近くの川の遊歩道で1度見た位です。
イタドリの花は雄花より雌花の方が魅力があるのです。
ワレモコウやマツムシソウ、秋を感じますよね。
長さん
街中で出会うのはオミナエシくらいで、オトコエシはごく希、イタドリは無理でしょうね。
コマツナギは小さい花で、草丈も大きくなりません。馬をこの草につないでおいたと言うのが名の由来ですが、馬なら引きちぎってしまうのではないでしょうか。ハギと同じマメ科ですが、属が違います。
長さん
つくば植物園という略称ですが、植物の展示はその一部で、植物研究部門もこの敷地内にあります。
ツマグロヒョウモン、吸蜜して少しでも生きながらえ、良い伴侶に巡り会わないとなりませんね。
長さん
植物の名前は名づけられた当時の社会状況などを反映しているものがありますね。
イタドリは草なのに大きくなりますよね。写真のイタドリも人の背丈以上あり、木?と思ってしまうほどです。
花穂が出来る植物は、普通下から咲き登りますよね。
ハギは愛好家も多いですよね。
ここはマツムシソウの種類ごとに分かれて植えられていますが、草丈があまり伸びないようです。
月奏曲
ワレモコウ両方進化した猫じゃらしにしか見えないw
ネコ喜びそうw
長さん
ここのイタドリは、毎年見ていますが、木かと思うくらい大きくなります。
ワレモコウで猫をじゃらしてみたことはないですが、やはり毛の生えたネコジャラシ(エノコログサ)の方が反応が良さそう。
うふふ
ワレモコウはおなじみですが、ナガボノシロワレモコウは初めてです。
見た通りの名前でちょっとにんまり・・(笑)
長さん
確かに、オミナエシとオトコエシを比べると、オトコエシの方が男性的ですよね。
ナガボノシロワレモコウ、そのまんまの命名です。ナガボアカロワレモコウもあるんですよ。
イッシー
今年の秋の天候はよくわかんないような。。
ヒガンバナも早くから咲いていたり・・・
ヒガンバナと言えば今年は巾着田(彼岸花の名所)
伐採ですって。
すーちん
近くの土手
コマツナギ見掛けあくなりましたー
イタドリは強いですー^^
ジュン
良く並んで植えられているのを見ます
相性がいいのでしょうかね
ワレモコウ
何となぁ~く好きなお花です
目黒のおじいちゃん
お好みの花一杯、樂しい区画ですね。
ナガボノシロワレモコウにナガボノアカワレモコウが
あったらと、つい思いました。
長さん
シモツケは割合花期が長い植物です。
彼岸花、咲いていますか。我が家の近くではまだ出てきません。巾着田は有名なので、毎年かなり人が集まりますからね。咲かせてしまったら見に来る人が多いでしょうから、全部切るのも選択肢なのかもね。しかし、もったいない。
長さん
コマツナギがなくなりましたか。
江戸川の堤防は年に1、2回、機械で草刈りをしていますから、花が少なくなりました。
長さん
我が家の近くではオトコエシは見かけませんが、オミナエシとは同属ですから相性はよいのでしょうね。
ワレモコウ、秋を感じさせますね。
長さん
自然教育園には、昔、ナガボノシロワレモコウにとガボノアカワレモコウの両方がありましたよね。