前半は温室で見た花で、後半は屋上と、屋上の温室で見た花たちです。
シクンシ(使君子、四君子)
シクンシ科シクンシ属の常緑つる性低木。熱帯アジア、マレーシア原産
咲き始めは白で、次第に赤く変わり、首を垂れる。夜は良い香りがする
この日の開花は一輪でピンク。赤くなった花は虫に食われて、痛んでいた
イクソラ・キネンシス
アカネ科サンタンカ属の常緑低木。原産は中国南部~マレー半島
和名は山丹花(サンタンカ)だが、沖縄では、三段花(サンダンカ)と呼ぶ
イソクラ・コッキネア(イソクラ・コクネシア)
アカネ科サンタンカ属の常緑低木。原産はインド
花色は赤や、橙、ピンクなどもある
沖縄では、小葉の三段花(コバノサンダンカ)と呼ぶ
ハナキリン(花麒麟)
トウダイグサ科トウダイグサ属の低木。マダガスカル原産
花序は途中で2回分枝して、4つの花を咲かせる
花には花弁状の2枚の苞があるが、本物の花は目立たない
2枚の苞がお皿状になっている品種を時々見かけます
エクメア ‘デルマー’
パイナップル科エクメア属の常緑多年草。南米原産の種間交雑種
別名:ブルータンゴ
花はつぼみのように見える先端(白い部分)がわずかに開く程度
以上は温室内で見た花で、ここから下は屋上で見た花です
エパクリス・ロンギフロラ
ツツジ科エパクリス属の常緑小低木。オーストラリア東部原産
クリスマス飾りみたいな花ですね
オーストラリアンブルーベルズ
トベラ科ソリア属の常緑蔓性低木。西オーストラリア州南西部原産
別名:ソリア・ヘテロフィラ。花径は1cm程度で、垂れ下がって咲く
初めて知る植物ですが、とても、トベラの仲間とは思えない
クリスマスブッシュ
クノニア科ケラトペタラム属の常緑中高木。オーストラリア原産
現地では11月~1月頃、径1cmほどの白い小さな花が咲き、クリスマスの
頃には萼が大きくなって赤く染まる(日本での開花は初夏、初見です)
カンガルーポー
ハエモドルム科アニゴザントス属の多年草。オーストラリア南西部原産
軟毛に覆われた花はこれ以上開かず、形がカンガルーの前足に似る
学名:アニゴザントス・マングレー
ウエストリンギア・フルティコサ ‘ヴァリエガタ’
シソ科ウエストリンギア属の常緑小低木。オーストラリア原産
ローズマリーに似るので、オーストラリアン・ローズマリーと呼ばれる
以下は屋上の温室で見た観葉植物です
アジアンタム・ペルビアナム
イノモトソウ科ホウライシダ属の常緑多年草
原産はエクアドルからボリビアにかけて
別名:ヒシガタホウライシダ(菱形蓬莱羊歯)
(つづく)
この記事へのコメント
信徳
怪獣に似ています。
色々面白い温室の草花ですね。
昨日は池の平に行って来たのですが長雨の影響で
ヤナギランは蕾、秋のトリカブトが早くも咲いて
いました。花も少し狂ったようです。
温室はそんな事はないでしょう。
コスモス
ハナキリンは可愛いハナですね。
屋上があったかしらと思いましたが、エパクリス・ロンギフロラを見て思い出しました。
クリスマスの飾りみたいな花がありましたね。
クリスマスブッシュなんていう花もあるんですね。
イッシー
それぞれ特徴があって面白いです。
あれ、屋上もあったんですか。
気がつかなかった。。。
寿々木
カンガルー ボー、成る程です。
nobara
垂れ下がる花が優雅ですよね~
斑入りのハナキリン、珍しいですね(*^-゚)⌒☆
苞なんですね。円く見えますね、重なりがうまくいってて。
エパクリス・ロンギフロラ、ほんとですね~Xmas飾りっぽい。
マネッキアの色違いに見えました(*^-゚)⌒☆
オーストラリアンブルーベルズ、この雰囲気が好きで
育ててた事もありました。消えてしまいましたが・・
クリスマスブッシュ、アベリアの萼だけになった感じ?
ウエストリンギア、好きなんですが・・
間違ってツリーマージャンダーを連れ帰りました
river
タイの遺跡公園でジャワサンタンカの花が咲いていたのを記憶しています。
ハナキリンは亡き義母が大好きな花で何鉢も栽培していたのを思い出しました。私も勧められたのですがトゲがあるので敬遠してしまいました。
行き当たりばったり
どのお花も、珍しいものばかりです。さぞ手入れが大変でしょうね。
最後のふちどりされたような、ヒシガタホウライシダ---面白いですねぇ。
ロシアンブルー
シクンシ、始めて見る花ですが、マレーシア原産暖かい気候に合いそうな植物ですね、赤く小さな花が下がり香りが良いなんて一度見たいです。
カンガルーポー、よく見るのはオレンジ色ぽい花ですが、確かにカンガルーの足に似てる?足見てないので解りません(笑)
eko
温室ではめずらしい花が見られて楽しいですね。
色のまじったハナキリンは初めて見ました。
エパクリス・ロンギフロラはクリスマス飾りのようで可愛いですね。
オーストラリアンブルーベルズはトベラの仲間ですか?ヒヨドリジョウゴのような青い花に見えます。
アジアンタム・ペルビアナムの葉の縁の点線がアクセントになって素敵です。
なおさん
月奏曲
カンガルーポー、確かにカンガルーの前足っぽいw
長さん
細長い顔の 怪獣ですか?何だろう。
池ノ平に行かれましたか。今年2度目でしたっけ。
温室は温度管理がされているので、狂い咲きということはないと思いますが、周年開花のものは色々ありますよ。
長さん
沖縄ではイソクラ属の花をすべてサンタンカ(またはサンダンカ)と呼んでいるようです。
ハナキリンは鋭いトゲがあるのが難点ですね。
Cドームを出て右側が屋上の展示、左側が食虫植物などが展示してある屋上温室です。エパクリスは3種類あるのですが、今回は1種のみ咲いていました。クリスマスブッシュは今年になって植えられたようです。
長さん
Cドームを出ると左右にドアがあります。右側が屋上への出口、左側が食虫植物などが展示してある屋上温室です。
長さん
サンタンカは沖縄三大名花の一つですね。良く見られるのはイソクラ・コクネシアの赤い花ですね。
カンガルーポー、面白い花ですよね。
長さん
シクンシは夜間公開の時に見ると真っ白な花が見られます。
斑入りのハナキリンはここで自然交雑したのではないかと思います。白花がこれに近い咲き方でした。
エパクリス・ロンギフロラ、クリスマスの電飾にこんな形のものがありそうですよね。
オーストラリアンブルーベルズ、高温多湿を嫌うそうです・一方、ウエストリンギアは高温には強いものの、多湿を嫌うそうなので、どちらも日本には向かないかも知れません。
クリスマスブッシュの花後はアベリアの花後に似ていますよね。
長さん
シクンシの名のは生薬の使君子にゆらいするそうです。四君子のほうは当て字みたいですよ。
ジャワサンタンカはイソクラ・コクネシアを赤くしたような花ですよね。
お義母さんはハナキリンがお好きでしたか。ユーフォルビア・ゲロルディは花がハナキリンに似ており、トゲナシハナキリンという名で流通しています。
無名子
普通のハナキリンですが、思い出深い花です。
高校を卒業する時、担任に、
「お前でも、枯らすことなく育てられる」と言われて貰った花です。しっかり半年後に枯らしました (^_^;)
それ以来、花を育てるのを避けています (^o^)
長さん
植物園ですから展示している品種は多く、性質も違いますから、管理・育成には知識鵜や経験が必要ですね。
ヒシガタホウライシダの縁にある黒いものは胞子嚢らしいです。
長さん
シクンシは夏が見頃です。今年は夜間公開がないですが、同じ都内ですから、足を運ばれたら如何でしょう。
カンガルーポー、黄色い花は初めて見たように思います。
長さん
実は、ここへ7月に行ったのは初めてで、これまでに見たことが無い花がいくつもありましたよ。
ハナキリンは恐らくここで出来た自然交雑種だと思います。
エパクリスみたいなクリスマスの電飾がありますよね。
オーストラリアンブルーベルズはトベラと共通する部分がないですね。属が異なるとこんなに違うものなんですね。
アジアンタム・ペルビアナムの葉に現れた黒い部分は胞子嚢らしいです。
長さん
今回、初めて7月に行きましたが、これまでに行った季節には咲いていなかったものや、新たに展示されたものがあったりで、良かったですよ。これもコロナ過のお陰かも(笑)。
長さん
ハナキリンは温室展示の定番ですから、どこかで見ているかも知れませんね。
カンガルーポー、カンガルーがたくさんいる国の人が似ていると言うんですから、確かでしょう。
長さん
ハナキリンは恩からのプレゼントでしたか。確かに乾燥に強く、育て易いですが、たまには水をやらないと枯れますね。
うふふ
ずいぶん前に我が家にもありましたが、お花の感じが少し違うような。
小葉の三段花も可愛らしいですね。
ハナキリンのお皿状の形が面白いです。
ときどき見かけるのですか。
以前育てていたのはよくある八福神という種類でしたが、お皿は見なかったかな?
長さん
サンタンカのことを沖縄ではサンダンカと呼ぶ人が多いそうです。沖縄で良く目にするのは、赤い花で花弁が細いイソクラ・コクネシアです。お宅にあったのはこれかも知れませんね。
ハナキリンは温室展示の定番です。苞がお皿のように丸く重なる品種を見かけることがありますよ。八福神は大輪の品種ですね。ネット画像ではお皿に近い形の花もあるようです。
草凪みかん
「三段」という字を充てるのはどこからきているのでしょうね?
しげしげと花弁を見ましたが、わかりませんでした。(^^;
もこ
カンガルーポーなどは本当にカンガルーの前足に見えます
世の中にはまだまだ私の知らない花が一杯ありますね
長さん
サンタンカ、あるいはサンダンカと呼ばれていますが、どちらも名の由来は不明だそうです。
長さん
植物園は日常では見ることが希な、あるいは見る事が出来ない植物に出会えることが良いのです。
世界中で、花が咲く植物はおよそ20万種と言われていますから、それから比べれば、私たちが見る事が出来る品種はとても少ないですね。