ユーパトリウム・マキュラタム、フランスギク、シレネ・ブルガリス、デルフィニウム、スカビオサ・アトロプルプレア、コウリンタンポポ、シクラメン・ヘデリフォリウム、エキナセア、ルカンセメラ

井頭公園・花ちょう遊館の高山植物館にて(7)
 栃木県真岡市の井頭公園内にある「花ちょう遊館」にある、関東で唯一の高山植物館で見た花を投稿しています。
 今回は外国が原産の花です(園芸種や帰化植物を含みます)。


ユーパトリウム・マキュラタム ‘アトロプルプレウム’
キク科ヒヨドリバナ属の多年草。カリフォルニア州原産の園芸種
草丈は2mにもなる、フジバカマの仲間です。花期は8~9月
IMG_9539.JPG
4面の壁面のうち、1面は山の写真になっている
IMG_9538.JPG

ユーパトリウム・フィスツロサム ‘アイボリー タワー’
キク科ヒヨドリバナ属の多年草。北アメリカ原産の園芸種
別名 : 西洋フジバカマ、ジョーピーウィード、トランペットウィードなど
花期は8~9月
IMG_9646.JPG

フランスギク(仏蘭西菊)
キク科フランスギク属の多年草。ヨーロッパ原産の帰化植物
花期は6月。花径は5cmほど
IMG_9530.JPG
フランスギクの葉は写っていません ↑
IMG_9532.JPG

シレネ・ブルガリス
ナデシコ科マンテマ属の多年草。原産はヨーロッパ~北アフリカなど
別名:シラタマソウ(白玉草)。戦後、帰化植物となる
花期は6~8月。花径は1.5cm
IMG_9534.JPG
IMG_9535.JPG

デルフィニウム
キンポウゲ科オオヒエンソウ属(デルフィニウム属)の多年草
原産は、主にユーラシアやアメリカ大陸西岸の高地
花期は5~6月。花径は3~4cm。和名:オオヒエンソウ(大飛燕草)
IMG_9541.JPG

スカビオサ・アトロプルプレア ‘エース・オブ・スペード’
スイカズラ科マツムシゾウ属の耐寒性多年草。原産は南ヨーロッパ
別名: 黒花マツムシソウ、ブラック・スカビオサ など
花期は6~9月。花径は6cm
IMG_9625.JPG

ビオラ・カルカラタ
スミレ科スミレ属の多年草。アルプス中部原産
通称:アルプスパンジー。パンジーの原種の一つ。黄色や白もある
IMG_9631.JPG
IMG_9632.JPG

ヒエラキウム・オーランティアクム
キク科ヤナギタンポポ属の多年草。ヨーロッパ中部~北部原産
帰化植物で、和名はコウリンタンポポ(紅輪蒲公英)
花期は7~8月。花径は2~3cm。別名:エフデギク
IMG_9635.JPG

シクラメン・ヘデリフォリウム
サクラソウ科シクラメン属の多年草。地中海地方(イタリア~トルコ)原産
原種シクラメンで、秋咲きシクラメンの一種です。花径は3~4cm
IMG_9641.JPG
IMG_9642.JPG

エキナセア・プルプレア ‘グリーン・ツイスター’
キク科ムラサキバレンギク属の多年草。北米原産の園芸種
別名:エキナセア(エキナケア)、パープレア
花期は7~10月。花径は4~5cm
IMG_9649.JPG

ルカンセメラ・セロティーナ
キク科ルカンセメラ属(ミコシギク属)の多年草。ヨーロッパ東南部原産
花期は8~10月。花径は5~7cm
IMG_9653.JPG
 8月19日撮影。
(つづく)

この記事へのコメント

  • 信徳

    8月初めに高峰高原のゲレンデ一面に咲いていたマーガレットの花、フランスギクではないか?とのコメントが有って今回また訪ねて詳細を撮ってきました。昨日見せて頂いたシラヒゲソウを見て来ましたがウメバチそうも見られ花弁が落ちた両方が良く似ています。どちらもウメバチソウ科納得です。
    2020年08月30日 12:08
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    キク科は似たようなものが多く、マーガレットとフランスギク、確かに似ていますね。
    シラヒゲソウとウメバチソウの両方をご覧になりましたか。
    2020年08月30日 12:22
  • 寿々木

    コウリンタンポポ、出てきましたね。コウリンタンポポは稚内市内の住宅地で一昨年見ました。ひろがっているようですね。フランスギクも野性化しているようで、オホーツク海道道沿いで見かけます。
    2020年08月30日 12:51
  • 無門

    こんにちは

    高山植物館ということは
    内部は涼しくなって
    いるのでしょうね
    夏は最適だね
    2020年08月30日 16:02
  • river

    シレネ・ブルガリス懐かしい名前です。22年前にスイスでこの花を見ました。日本名はフクロナデシコと言います。国内で3株購入して育てたことがあります。宿根草ですが3年ほどで絶えてしまいました。種で更新させなかったためです。
    2020年08月30日 16:33
  • なおさん

    日本のものばかりではなく、外国のものもいろいろ見られるのですねえ。グローバリゼーションでんなあ、ということですね。日本のものだけでは、やはりそうそう上手く品ぞろえを充実できない、ということもあるのかも知れませんね。
    2020年08月30日 16:46
  • 行き当たりばったり

    今晩は。
    どれもこれも素敵です。
    中でもシラタマソウが面白いですね。
    家でも育てたいお花です(笑)
    2020年08月30日 17:45
  • eko

    ユーパトリウム・マキュラタム ‘アトロプルプレウム’は大きくなりますね。見たことはあります。
    シレネ・ブルガリスは可愛い花ですね。
    コウリンタンポポも華やかな花色が素敵です。
    この高山植物館は常時100種類以上の花が咲いているのでしょうか。これだけのたくさんの花が見られるのは良いですね。
    2020年08月30日 18:03
  • はるる

    壁面まで考えられているようですね。でもこのほうがいいですね。外国が原産ですか。どこの国でも花は目をひきます。珍しいものばかり、おもしろい形もあります。違う葉の前に花が出てきたり、見ているだけではわかりませんね。
    2020年08月30日 18:45
  • 月奏曲

    シラタマノキと違ってシラタマソウはスズメウリみたいw

    ありゃ?パンジーの原種は高山植物だったんだ…
    2020年08月30日 20:21
  • nobara

    ユーパトリウム・マキュラタム ‘アトロプルプレウム’
    フジバカマの仲間なんですね~頭の部分が枝分かれして華やかですね~
    西洋フジバカマ、マルバフジバカマに似ていますね。
    フランスギクは信州など零れるように咲いていますね。
    シラタマソウも玉というより袋が可愛いです。
    アルプスパンジーはビオラのような感じですね~
    コウリンタンポポ、別名のエフデギクはピッタリの名ですね。
    原種シクラメン、季節が違うところがやはり高山植物園なんですね。
    2020年08月30日 20:36
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    コウリンタンポポやフランスギク、帰化状態ですから、北海道では見る機会が多いですね。
    2020年08月30日 21:11
  • 長さん

    無門さん、コメントありがとうございます。
    この日はかなり暑かったのですが、高山植物館の内部はクーラーが効いて、涼しかったですよ。快適に撮影がはかどりました。
    2020年08月30日 21:12
  • 長さん

    riverさん、コメントありがとうございます。
    シレネ・ブルガリスは5年前の北イタリア旅行の際、良く目にしました。日本では夏越しが難しいので、一年草扱になっているようです。実生なら確実に更新できますね。
    2020年08月30日 21:18
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    流石に日本に自生する品種だけで常時100種というのは難しいようです。今回は20種近くが海外原産やその園芸種でした。
    2020年08月30日 21:19
  • 長さん

    行き当たりばったりさん、コメントありがとうございます。
    シラタマソウは高山植物なので、育てるのが難しそうですが、福島あたりだと年越しできるかも知れませんね。
    2020年08月30日 21:21
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    ユーパトリウム・マキュラタム、ご覧になったことがおありですか。2mとなると、フジバカマの比ではないですね。
    シレネ・ブルガリスは昨年、ウォーキングで見たことがありますよ。
    コウリンタンポポ、北海道ではタンポポより多く見かけます。
    花が撮れたのは100種に届きませんでしたが、それに近い数の品種はありましたよ。
    2020年08月30日 21:29
  • うふふ

    こんばんは!
    先日はシラタマノキがあるかと思えば、今度はシラタマソウですか。
    こちらもおいしそう(笑)
    スカビオサに ‘エース・オブ・スペード’と言うのがあるのが面白いです。
    名付け親はカードの名手だったりして・・・などと、想像たくましくなりますね。
    2020年08月30日 21:34
  • 長さん

    はるるさん、コメントありがとうございます。
    館内は予想以上に狭いですから、山と空の写真があると奥行きが感じられますね。狭いですから、名札と花を確認して、花から茎は、更に根元へと目を移して確かめる必要があります。
    日常見ている花も、海外が原産のものや、その園芸種が意外と多いです。
    2020年08月30日 21:35
  • 長さん

    月奏曲さん、コメントありがとうございます。
    シラタマソウの花の後ろの膨らみは、実ではなく、萼なのです。
    良く目にするパンジーはすべて園芸種ですから、原種のことを考えたこともなかったです。
    2020年08月30日 21:41
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    フジバカマの仲間はこんなに草丈がある品種もあるのですね。
    フランスギクは帰化植物だったのですね。
    シラタマソウは街中で見かけることがあります。
    パンジーの原種が高山植物だというのは意外でした。
    コウリンタンポポは北海道を旅行するとよく見かける花です。
    日本でシクラメンというと、冬に咲く園芸種が一般的ですね。
    2020年08月30日 22:11
  • 長さん

    うふふさん、コメントありがとうございます。
    シラタマソウの花の後ろにある膨らみは萼なんです。中は空洞ですから食べられません(笑)。
    スペードのエースは最強ですから、これを作り出した人はトランプゲームが好きだったのかも知れませんね。
    2020年08月30日 22:16
  • イッシー

    ほんと凄いですね~!
    こんなに花がいっぱいで、一緒に行かれた奥さん待ちくたびれたんじゃないですか(笑)
    2020年08月31日 07:42
  • すーちん

    おはようございます
    シラタマソウですか
    初めて見ました
    可愛い!
    2020年08月31日 08:16
  • 長さん

    イッシーさん、コメントありがとうございます。
    妻も花好きですから、つきあってくれました。スマホで写真を撮ったり、ときには、「これ、撮った?」と確認してくれましたよ。
    2020年08月31日 10:09
  • 長さん

    すーちんさん、コメントありがとうございます。
    シラタマソウはフクロナデシコの仲間ですが、極たまに、ウォーキングで見かけます。葉が覆輪のものもあります。
    2020年08月31日 10:13
  • ジュン

    どのお花も可愛いですが
    シレネ・ブルガリスが
    1番お気に入りです
    2020年08月31日 10:19
  • 長さん

    ジュンさん、コメントありがとうございます。
    フクロナデシコは濃いピンクの花が咲きますが、その仲間のシレネ・ブルガリスは白い花で、爽やかさが感じられますね。
    2020年08月31日 11:43

この記事へのトラックバック