8月19日、栃木県真岡市の井頭(いがしら)公園内にある「花ちょう遊館(かちょうゆうかん)」に行ってきました。
ここはイッシーさんのブログで存在を知ったところで、関東で唯一の高山植物館があります。年間を通じて一定の温度を保つ「定温室」で「一年を通して可憐な高山植物が常時約100種類ほど見られる」がうたい文句です。
イッシーさんのように綺麗には撮れませんでしたが、しばらくの間連載しますので、ご覧頂けると幸いです。
遊歩道を一周したら3分もからないと思えるような温室内に、高山植物がコンパクトに植えられており、うたい文句通り、撮った植物は100種類近くありました。
シモツケソウ(下野草)
バラ科シモツケソウ属の多年草。日本固有種で、関東以西、四国、九州に分布
花期は5~7月
ゴゼンタチバナ(御前橘)
ミズキ科サンシュユ属の多年草。日本では、北海道、本州、四国に分布
花期は6~7月
ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)
キク科ヒヨドリバナ属の多年草。北海道・本州の近畿地方以北、四国に分布
花期は8~9月
シロバナフシグロセンノウ (白花節黒仙翁)
ナデシコ科センノウ属の耐寒性多年草。花期は7~10月。花径5~6cm
フシグロセンノウ(日本固有種)の白花種ですが、園芸種でしょう
シロヨメナ(白嫁菜)
キク科シオン属の多年草。本州〜四国、九州の山野に分布
別名:ヤマシロギク。花期は9~11月
オヤマボクチ(雄山火口)
キク科ヤマボクチ属の多年草。北海道南部~本州中部以北、四国に分布
別名:ヤマゴボウ。花期は9~10月。 写真はまだつぼみの状態
葉の裏に生える繊維が火起こし時の火口(ほくち)として用いられた
ビランジ
ナデシコ科マンテマ属の多年草。本州(関東、中部)の山地の岩場に分布
花期は8~9月。花径2cm程度
葉は披針形で、対生(写真には葉は写っていません)
ツルビランジ(蔓びらんじ)
ナデシコ科マンテマ属の多年草。妙義山周辺の岩場に分布
茎は細くて長く伸び、垂れ下がる。花期は7~9月
ズダヤクシュ(喘息薬種)
ユキノシタ科ズダヤクシュ属の多年草
北海道、本州(近畿地方以北)、四国に分布。花期は6月~8月
富山県、福井県、長野県では喘息の咳止薬として用いられてきた
(つづく)
この記事へのコメント
なおさん
本格的な山登りをしないでも沢山の山草が見られるのは、嬉しいことですね。
nobara
栃木県真岡市にあるのですか?
素晴らしい取材地を開拓なさいましたね((((^Q^)/
シモツケソウ、ゴゼンタチバナ、ヨツバヒヨドリ咲いてますね。
シロバナフシグロセンノウは初めて見ました。
シロヨメナ(ヤマシロギク)綺麗に撮れましたね(*^-゚)⌒☆
オヤマボクチも今頃?あそこでは見られるなと思い出しています。
ツルビランジ、ビランジ、ナデシコ科らしいやさしい花ですね。
うふふ
室内の全体が良くわかって興味深く拝見しました。
100種類も撮られましたか。
これから見せていただくのが楽しみです。
ゴゼンタチバナ、聞いたことがあるなぁと思いましたら、10年前に切り絵にしていました。
ご面倒でなかったら見てやってくださいませ。
https://mamakoubou.at.webry.info/201008/article_9.html
寿々木
ロシアンブルー
100種類もの高山植物が常時見られるんですね。
それは一つ一つご覧になられ写真撮られたんですね。
シモツケソウ、キョウカノコとよく似ていますね~、色が鮮やかで綺麗ですね。
ゴゼンタチバナは初見です。
スダヤクシュも始めてですが和名そのままの薬草なんですね~、珍しいです。
eko
シモツケソウ可愛いです。今年は伊吹山をパスしたので見ていませんが、来年の持越しです。
フシグロセンノウの白花は初めて見ました。
ビランジ可愛いですね。
スダヤクシも花が見られて良いですね。実は見たことがあります。
river
はるる
高山植物がここでご覧になれるのは、なんていいところなんでしょう。何回でも行ってみたいですね。
以前見たゴゼンタチバナ、思い出します。
行った気分で見せていただきます。
月奏曲
コンパクトな場所に100種類…お手入れ大変そう(;´Д`)
長さん
高山植物だけで100種類というのは流石に難しいようで、普通の山野草も展示されていましたよ。いわゆる高山植物は次回から登場します。
ガソリン代や高速代はかかりますが、入館料がわずか440円ですから、嬉しい限りです。
長さん
何故井頭公園なのか調べて見たら、大字名が井頭だったのです。
ブログ友さんが訪れて、これは行かなくちゃ、ということで妻と行ってきました。
白花のフシグロセンノウがあるのですね。これを含めて、初めて見る植物がかなりありましたよ。
長さん
そろそろネタ切れだったので、丁度良いタイミングを計って行ってきました。
花が100種類咲いていたわけでは無いですが、それに近い数はありましたよ。
ゴゼンタチバナをモチーフにきりえをされたのですね。なかなか良い出来映えでしたね。
長さん
私の場合、ゴゼンタチバナは北八ヶ岳の白駒池畔で見たのが最初です。その翌年に千畳敷カールで出会ったのが2度目でした。
長さん
100種類近くは確かにありましたよ。数が多いので、撮影するのに1時間15分ほどかかりました。
シモツケソウとキョウガノコの花は良く似ていますね。見分けは葉の切れ込みが深く、鋸歯があるのがキョウガノコです。
ゴゼンタチバナやズダヤクシュは初めてでしたか。私はフシグロセンノウの白花種が初めてでした。
長さん
駐車場からわずか5分ほどで、高山植物や山野草が見られるなんて、理想的です。伊吹山も花の種類が多いですが、山に登らないとみられませんからね。
フシグロセンノウの白花種は珍しいですね。
ズダヤクシュは花にはちょっと遅く、若い実が出来ていました。
長さん
高山植物を見るには低いところから登っていかないと、というわけでもないですが、今回は山野草が殆どでしたね。次回からは高山植物も登場します。
長さん
イッシーさんのブログを見て、直ぐにでも行きたかったのですが、1週間ほど後になりました。車を降りて直ぐに、労せずして多く予算やソウや高山植物が見られるなんて、ありがたいことです。
ゴゼンタチバナは1回見たら忘れられない花ですね。
長さん
私も最初はいのかしらこうえんと読んでしまいましたよ。このあたりの大字名なんですって。
コンパクトだから、植物の入れ替えがなければ、手入れは楽じゃないかな。
ろこ
オヤマボクチ・・・
故郷の志賀高原近くにありました。
もう何年も見ていないので嬉しくて・・・。
イッシー
狭くてびっくりしたでしょ(笑)
100種類も咲いていて良かった!!
目黒のおじいちゃん
素晴らしいい所に行かれてようですね。
存分お楽しみできそうですね。
すーちん
白花のフシグロセンノウは
はじめてみましたー
長さん
故郷は志賀高原近くですか。だったらオヤマボクチを見る機会が多かったでしょうね。まだ、つぼみだったのが残念です。
長さん
こんなに狭いとは思いませんでしたが、中身は凝縮されていて、なかなか前へ進めないくらいでしたよ。
良いところを教えていただき、ありがとうございました。
長さん
スペース的には狭いですが、中身が濃かったです。しばらく連載するので、お楽しみください。
長さん
フシグロセンノウの白花種は珍しいですね。学名を調べて見たら、やはり園芸種でした。