ヒメライラック、トリトニア、コンボルブルスなど & 熱川バナナワニ園にて(12)アマゾンリリー、トランキライザーなど

 ウォーキング中に見た花です。

チャボハシドイ(矮鶏丁香花)
モクセイ科ハシドイ属の落葉低木(~2m)。中国原産
別名:姫ライラック、コバノハシドイ(小葉の端集)など
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トリトニア・ラクシフォリア
アヤメ科トリトニア属の半耐寒性多年草(球根)。南アフリカ原産
別名:ヒメアヤメ。他に、赤やピンクのクロカタ種、白のパリタ種がある
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コンボルブルス・サバティウス
ヒルガオ科セイヨウヒルガオ属のほふく性多年草。地中海沿岸地方原産
葉はやや丸く、軟毛が生えている。別名:ブルーカーペット
エボルブルス(アメリカンブルー)に良く似るが、そちらは夏の花
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こちらは色違い(5月3日撮影)。他に、白花やトリカラーがあるそうだ
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クチベニシラン(口紅紫蘭)
ラン科シラン属の多年草。西日本の草原に自生するシランの園芸種
シロバナシランの唇弁の先だけが紅紫色の品種
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 4月29日撮影。

~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~

熱川バナナワニ園にて(12)
 4月2日に訪れた熱川バナナワニ園の分園で、大好きなアマゾンリリーが咲いていました。

アマゾンユリ(アマゾンリリー)
ヒガンバナ科アマゾンユリ属の多年草(球根植物)
原産はアンデス山地(コロンビア~ペルー)。花径6~8cm
別名:ギボウシスイセン(擬宝珠水仙)。花は良い香りがする
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トランキライザーの実
「キョウチクトウ科。原産地:メキシコ」と表示されていたが、キョウチ
クトウ科インドジャボク属の一種と思わる。インドジャボクの根から
精神安定剤(トランキライザー)の成分が抽出されている
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3年前に来たときは花と赤く熟して実がなっていた
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バナナワニ園ですから、バナナとワニの写真も載せておきましょう
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見学を終わり、コーヒーを飲みに入った分園の喫茶から大島が見えた
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 3年前、名前が分らない花があったので、園にメールを送りましたが、学芸員のSさんから返信がありました。その時のお礼を直接、言いたかったので、本園の入口でSさんをお訊ねすると、分園で作業中とのことでした。
 分園で作業中の、ちょっと年配の男性がおられたので、Sさんではないかとお伺いすると、ご本人でした。3年前のお礼を申し上げると、覚えておいででした。
 分園からの帰りがけに、Sさんから「明日は勤務が休みなので・・・」と、ご自宅への御招待を戴きました。Sさんもブログを毎日更新されており、熱川バナナワニ園やご自宅で咲いている花を投稿されています。お宅で咲いている花も見たかったのですが、翌日は熱海から箱根に行く予定だったので、残念ながら辞退しました。
 今回も、名前が分らない花があったのでSさんにメールで教えていただきました。重ね重ねありがとうございました。

 当園の学芸員Sさんのブログ「学芸員の独り言」はこちらです。 
(シリーズ終了)

この記事へのコメント

  • 寿々木

    ライラックのミニがあるのですか、樹高が低いだけですね。花は似ているようですが、小さいのでしょうか。札幌市内に街路樹があって6月頃咲いてリラ冷えと言って寒かったのを思い出しました。今年は当地植物園閉園で出会え無いのが残念です。
    2020年05月06日 13:16
  • なおさん

    ヒメライラックは、父が生きていた頃は育てていたのですが、今はありません。
     コンボルブルス・サバティウスの爽やかな色も良いものですね。
     純白のシランや口紅シランは紅紫の普通種ほどは見ないものですが、清楚な白も良いですね。

     学芸員の方にじかにいろいろお話を聞ける機会があるというのは良いですよね。ご自宅にも招いていただけましたか。
    2020年05月06日 13:24
  • 秋月夕香

    こんにちは。ヒメライラックは馬見公園にもあります。今頃はさいていて、その付近には雉も生息しています。

    コンボルブルス・サバティウス~朝顔ににていますね。かわいい~。
    アマゾンリリーもいいですね。清楚です。
    ワニ、バナナ、わかりやすいですね。ワニの歯はこわそうですが。
    学芸員さんとお近月になられて色々お花の名前を教えていただくのはいいですね。植物園といっても、すべてに名前はかいてありませんから。
    2020年05月06日 13:35
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    ライラックはヨーロッパ原産、このヒメライラックは中国原産で、別物です。リラに比べれば、樹高も花も小さいです。
    2020年05月06日 13:56
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    ヒメライラックは流通名ですが、チャボハシドイという和名は普及しませんね。
    コンボルブルス、幸いにも2色を見る事が出来ました。
    白花のシランは明日投稿する予定です。
    この学芸員さんとは彼のブログを通してもお友達なんです。流石に植物には詳しいので、ブログで勉強させて貰っています。
    2020年05月06日 14:01
  • 長さん

    秋月夕香さん、コメントありがとうございます。
    ヒメライラックが咲く公園の近くに雉が生息しているのですか。
    コンボルブルス、花だけ見ればアサガオ型ですが、葉や草丈など一緒に観察することが重要です。
    お近月→お近付きですね。小説や詩を書くときと同じように、漢字変換に注意しましょうね。
    2020年05月06日 14:09
  • river

    チャボハシドイは低木とはいえしっかりライラックの花ですね。
    シランはランの仲間では栽培しやすいものです。ところが油断してしまい鉢植えの口紅シラン、白花シラン、青花シラン、シラン、白覆輪シランの5種すべてをダメにしてしまいました。再び購入するかどうか迷っています。
    2020年05月06日 14:33
  • nobara

    姫ライラック、以前育てた事がありましたが
    いつの間にかそこから違う?木が芽吹きました。
    接ぎ木されてた元の木が本性を現したのかと思いました。
    勢いがいいので根っこを掘らなきゃ~駄目みたいです。
    凄く可愛い花ですよね
    トリトニア・ラクシフォリア
    心細いほどの茎ですよね。
    よくお花をもたせていますよね~
    コンボルブルス・サバティウスは
    蔓がどんどん延びて蔓延ります。
    アメリカンブルーとは花の大きさとか
    雰囲気とか違いますが、花そのものは似ていますね。
    アマゾンリリー、美しいですね。
    Sさん、大層、およろこびになったのではないでしょうか。
    すてきなお話ですね(*^-゚)⌒☆
    2020年05月06日 15:11
  • ジュン

    クチベニシラン
    唇弁の先だけが紅紫色の品種があるのですね
    3年前のこと覚えて下さり
    研究室を担当し30年以上
    頼もしい方ですね
    2020年05月06日 15:16
  • ロシアンブルー

    こんにちわ。
    ヒメライラックの写真がラインで義妹が送ってくれ、名前も解り
    今咲いている花なんだと懐かしく思っていたところでした。
    アマゾンリリーも葉がギボウシのようですね、初めて見ました。
    このワニはクロコダイルかしら?
    学芸員の方30年もバナナ園にいらっしゃるんですね~、お会いできて良かったですね。素晴らしい繋がりになりましたね。
    2020年05月06日 17:28
  • eko

    ヒメライラックに、トリトニア・ラクシフォリアの名前有難うございました。コンボルブルス・サバティウスはエボルブルスに似ていますね。コンボルブルスは花色が色々あるようです。
    クチベニシランは何度見ても可愛いですね。
    アマゾンリリーは大好きな花、清楚でちょっとうつむき加減に咲く美しい花だと思います。
    バナナワニ園、名前の通りバナナとワニがいるんですね。
    天気が良くて大島がくっきり見えて綺麗です。
    2020年05月06日 18:05
  • イッシー

    ヒメが付くとライラックとは別物なんですか。
    昨日ライラックを撮影しましたがいい匂いだったな~。
    学芸員さんもブロガーさんだったんですね!
    素晴しいつながりです!
    2020年05月06日 18:34
  • 信徳

    トリトニアにも色々有るのでしょう。
    家にもトリトニアが有りますが雰囲気が違います。
    ブルーカーペットは一度育成しました。
    グランドカバーでイブキジャコウソウの横に植えたら
    それを凌ぐほどになったので諦めました。
    親切な学芸員さんですね。このような人がいるので
    ワニ園は不滅でしょう。
    2020年05月06日 19:00
  • はるる

    ワニが本当にいましたね。
    ワニ園ですからね。
    お知り合いになれてよかったですね。
    いつの日か、伺うことができるかもしれません。
    貴重なお友達になるでしょう。
    2020年05月06日 19:04
  • 長さん

    riverさん、コメントありがとうございます。
    洋の東西で、同じハシドイ属でも片や高木、片や低木ですが、大きさは違っても同じような花が咲きますね。日本のハシドイは黄色い花ですが、見たことがありません。
    シランが全滅ですか。我が家には3種類、プランターに植えてありますが、塊根が大きくなって困るくらいです。
    2020年05月06日 19:59
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    姫ライラックが接ぎ木で、台木の方が育っちゃいましたか。姫と名が付くだけあって、ライラックと比べるとかなり小さい花ですね。
    トリトニアは茎が細いから斜めっているものが多いです。
    コンボルブルス、蔓延りそうですね。2種類ともプランターでしたが、茎がかなり垂れ下がって咲いていました。アメリカンブルーは中央にしべがありますよね。
    大好きなアマゾンリリーで最終回にしました。Sさん、ご自宅でもたくさん花を咲かせていらっしゃいます。ブログを見ていただくと分りますが、刺し物もお好きなんです。
    2020年05月06日 20:10
  • 長さん

    ジュンさん、コメントありがとうございます。
    クチベニシラン、我が家でも咲き出しましたか、可愛いですよ。
    学芸員はSさんお一人ですから、とてもお忙しそうでした。
    2020年05月06日 20:14
  • 月奏曲

    アマゾンリリー結構いい感じに綺麗なお花ですね。

    植物由来のトランキライザーの原料の一種なのかな?これ…
    2020年05月06日 20:17
  • 長さん

    ロシアンブルーさん、コメントありがとうございます。
    妹さんが姫ライラックの写真を送ってくれましたか。
    アマゾンリリーという名前ですが、百合には似ていませんね、葉は幅広だし、花はスイセンを大きくしたみたいだし・・・。
    ワニの品種名は控えてきませんでしたが、これは多分、クロコダイル属のマレーガービルではないかと思います。
    学芸員さん、3年前の2度目の見学時にはお会いできなかったのです。
    2020年05月06日 20:27
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    姫ライラックにトリトニア、合っていましたか?コンボルブルスはトリカラーに多彩なものがあるようです。
    我が家のクチベニシランも咲き出しましたよ。
    アマゾンリリーは大好きなので、最終回までとっておきました(笑)。
    バナナワニ園という名前だから、植物園だと思わない人もいるようです。
    2020年05月06日 20:33
  • 長さん

    イッシーさん、コメントありがとうございます。
    姫ライラックはライラックと同じハシドイ属ですが、チャボハシドイという和名はあまり好まれないようです。ライラック、まだ咲いていましたか。
    学芸員さんのブログは勉強になります。私もブロガーですと言ったら、すぐ分ってくれました。
    2020年05月06日 20:37
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    トリトニアとして出回っているのは、クロカタ種の園芸種が殆どだそうで、赤やピンクで派手めです。お宅のはこれではないですか。
    ブルーカーペット、強健な植物みたいですね。写真のものもかなり増えていました。
    学芸員でブロガーというのは珍しいと思ったので、一度お会いしたかったのです。
    2020年05月06日 20:41
  • 長さん

    はるるさん、コメントありがとうございます。
    バナナワニ園ですから、やはりバナナが育っている様子やワニの一匹でも載せておかないとね(笑)。
    次回に行くときは、予めSさんに連絡を入れておこうと思っています。
    2020年05月06日 20:43
  • 長さん

    月奏曲さん、コメントありがとうございます。
    アマゾンリリー、素敵な花でしょう。好きなんですよ。
    薬のトランキライザーはこれらインドジャボクの仲間の根から抽出した成分を用いたそうです。今は合成じゃないかと思いますが・・・。
    2020年05月06日 20:50
  • 降魔成道

    ライラックはヨーロッパ原産だったと思いますが、ヒメライラックは中国原産とのことなので、全くの別種なのですね。
    お世話になった学芸員さんとお会いできたのは良かったですね。
    2020年05月06日 22:01
  • うふふ

    ヒメライラックは中国原産なのですか。
    漢字で書くとイメージがちょっと違ってしまいますね。
    クチベニシラン、初めて見ました。
    今日は普通の紫色のシランを撮ってきたばかりです。
    学芸員さんにメールを送ったお話、覚えていますよ。
    もう3年前のことでしたか。
    直接お礼ができたとはすばらしいです。
    Sさんも驚かれたでしょうね。
    良いお話を伺いました。
    2020年05月06日 22:50
  • 長さん

    降魔成道さん、コメントありがとうございます。
    そうです、ヒメライラックはライラック(リラ)と同じハシドイ属ですが、別種です。
    学芸員のSさんには3度目の訪問で会うことが出来ました。
    2020年05月06日 23:19
  • 長さん

    うふふさん、コメントありがとうございます。
    チャボハシドイという名前はヒメライラックという流通名より地味な感じがしますね。
    クチベニシラン、初めてでしたか。名前の通りの花ですよね。
    3年前の学芸員さんの件、覚えておられましたか。うふふさんもスバラシイ。
    2020年05月06日 23:24
  • mina

    こんにちわ
    クチベニシラン、良い色ですね
    お花も可愛いです
    学芸員Sさんとの出会い。
    嬉しいですね(^-^)
    2020年05月07日 08:44
  • コスモス

    クチベニシランは可愛い花ですね。
    白やピンクのシランはよく見ますが、
    これはなかなか見る機会がなくて残念です。
    学芸員のSさんとの素敵な出会いがありましたね。
    Sさんのブログを見ましたが、
    専門家らしくて素晴らしいものですね。
    2020年05月07日 08:52
  • すーちん

    おはようございます
    ライラックは桜と同じ
    接ぎ木ですよね
    接ぎ木のほうが勢いが
    あるようで花が咲かなくて
    諦めました^^
    2020年05月07日 09:24
  • 長さん

    minaさん、コメントありがとうございます。
    クチベニシラン、名の通りで、可愛い花です。
    学芸員さんとお友達になれるのはめったにないことですからね。
    2020年05月07日 10:19
  • 長さん

    コスモスさん、コメントありがとうございます。
    クチベニシランが見当たりませんか。近くなら株分けしてあげるのに。
    Sさんのブログ、ご覧になりましたか。珍しい種類の植物の場合は、どこそこから入手したなんてことが時々書いてあります。
    2020年05月07日 10:22
  • 長さん

    すーちんさん、コメントありがとうございます。
    ライラックと姫ライラックは別種ですが、園芸店で売られている姫ライラックは恐らく接ぎ木だと思います。その方が実生より生産が楽ですから。
    2020年05月07日 10:24
  • bunko

    面白い、珍しい花、いつもありがとうございます。
    学芸員Sさんのブログ「学芸員の独り言」面白そう、ゆっくり拝見します。
    2020年05月07日 10:54
  • 長さん

    bunkoさん、コメントありがとうございます。
    珍しい花に出会うと、好奇心がそそられるのです。
    学芸員さんのブログ、花の勉強になりますよ。
    2020年05月07日 12:03

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