千葉県の特別展示を通り抜けると、「花の品評会」の展示が続きます。品評会は10の部門があり、会場スペースの7割くらいを占めています。


品評会の出品物は後日紹介することにして、奥まったところにある「特別賞コーナー」に向かいました。特別賞コーナーには、花の品評会の各部門において、上位に入賞した出品物が展示されています。


上位作品には受賞のポイントが表示されていたので、花と共に紹介します。
バラ「マンゴーリーバ」
< 農林水産大臣賞 >
受賞者:吉原一夫(群馬県)

受賞のポイント:最近の品種ですが、市場性が高く人気品種であること、鮮やかな花色、草姿のバランスが良い点が評価されました。
カーネーション「アルカサル」
< 農林水産大臣賞 >
受賞者:田村高美(静岡県)

受賞のポイント:大鉢でも株が締まっており、花付きも良い。また、花が大きく、株とのバラ
ンスが良い。出品された2株の揃いも良かった。今注目されている品種であり、商品性も高い。
シクラメン「カンパーナシュシュ」
< 農林水産大臣賞 >
受賞者:石川定夫(神奈川県)

受賞のポイント:大鉢でも株が締まっており、花付きも良い。また、花が大きく、株とのバランスが良い。出品された2株の揃いも良かった。今注目されている品種であり、商品性も高い。
ファレノプシス「ロイヤルシルク」
< 農林水産大臣賞 >
受賞者:福島直樹(埼玉県)

受賞のポイント:ファレノプシスの白色の品種で、開花が揃い、非常に輪数の多い、品質の高い、生産技術及び仕立て技術の高い逸品でした。仕立てについては下方への広がりを抑え、直線的にすることで、スケールの大きさを感じさせるものでした。
アンスリウム「ベリーザ」
< 農林水産大臣賞 >
受賞者:加藤隆雄(三重県)

受賞のポイント:花数が多く、葉色・大きさ・花形の全体のバランスが非常に良いことが高く評価されました。株もとにエアープランツを配置し、株のデザインにも工夫をし、寄せ植えの技術力も高く評価された、高い商品性の出品物として選ばれました。
輪ギク「神馬」
< 農林水産大臣賞 >
受賞者:藤井保宏(愛知県)

受賞のポイント:抜群のボリューム感で、純白の花が最も大きい。他を寄せ付けない存在感がある。
オリエンタルユリ「ベンディゴ」
< 農林水産大臣賞 >
受賞者:仲村利明(千葉県)

受賞のポイント:茎の伸びに勢いがあり、蕾も大きく、インパクトがある点が評価されました。葉の緑色の照りも良くでており、全体として商品性に優れた出品でした。
ビオラ
< 農林水産大臣賞 >
受賞者:川本 滋(東京都)

受賞のポイント:輪が大きく、花上がりと揃いに優れ、市場性の高いものでした。また、株全体が良く締まりながらもボリュームも確保されていました。
ププレウラム「ファイヤーワークス」
< 農林水産大臣賞 >
受賞者:矢部恵彦(静岡県)

受賞のポイント:ボリュームを維持しながらも、しっかりとコンパクトに纏められています。また、花付きも非常に優れ、本来は脇役になりがちな品でありながら、小売りや消費者が使いたくなるような品物に仕上がっています。
1月31日撮影。
(つづく)
この記事へのコメント
寿々木
長さん
膨大な花の数ですから、捨ててしまうのは勿体ないし、出展者が持ち帰るのも大変ということで、展示最終日の14時から出展物の大半が格安で売られます。大変な人気で、整理券をもらうのに早朝から並ぶ人もいます。
river
マンゴーリーバはティー微香、オレンジイエローのビタミンカラーの波状弁が見ごたえがあります。京成バラ園芸の最新品種で旧称はオレンジリーバで2018年12月に改名されたようですね。
nobara
なるほど、マンゴーの果肉の色ですね~♬
オリエンタルユリ「ベンディゴ」の花弁が
フリルになっていますね~~
白の大きな百合は買う事も多いので興味がわきました。
ププレウラム「ファイヤーワークス」って
ノウルシに似ていますね。
添え花に、使われるお花?なのでしょうか。
はるる
作品の花々、さすがに美しいです。
見事なものですね。
びっくりしました。
こういう会場を訪れたことがないのです。
信徳
技術も経験無くては出来ないのでしょうね。
素晴らしいです。
長さん
今回の農水大臣賞は10部門のそれぞれで金賞1席になった作品です。
マンゴーリーバは京成バラ園芸の作出でしたか。
長さん
バラの「マンゴーリーバ」は京成バラ園芸が作出したバラで、旧名は「オレンジリーバ」だったそうです。マンゴー色なので、それに合わせたのでしょう。
ププレウラムはトウダイグサ科のように見えますが、セリ科ミシマサイコ属だそうです。アレンジメントの引き立て役に良く使われるそうです。
長さん
花がたくさんありすぎて、写真を撮るだけであっという間に3時間くらい経ってしまいました。来年は是非訪れてみてください。
長さん
温室栽培でしょうが、受賞のポイントを読むと、かなりの栽培技術をお持ちの方々であることが見て取れます。
なおさん
イッシー
そういうことだったんですね~。考えたら私出口から入って入り口に向かいました(笑)もちろんもう一回廻って出口から出ましたけどね。
長さん
開花している花は綺麗ですからなるほどとなりますが、受賞のポイントが書いてあると、それ以外の技術的な面もきちんと評価されているのが分かりますね。ユリやキクなどは蕾が多かったり、開花途中でも見る人が見れば差が分かるのですね。
長さん
普通はウェルカムゲートの飾りがある方から入りますけ、それじゃ、いきなり業者の販売コーナーだったのですね(笑)。
月奏曲
すごいガチ感
長さん
これらの花は商品として市場などに出荷される前提で評価されていますから、プロがしっかり審査しているんです。
うふふ
さすが特別賞ですね。
これほどたくさんの種類の花を見られるのはなかなかないでしょう。
本当にビックリ仰天です!
eko
農林水産大臣賞受賞の花々、見事なものですね。バラ「マンゴーリーバ」の名前のとおりマンゴーオレンジで綺麗です。
花びらにフリルの入ったオリエンタルユリ「ベンディゴ」も素敵ですね。この展覧会に合わせて咲かせるのも大変でしょうね。
長さん
品評会にはある程度の本数を出品数るようです。展示された花の殆どは最終日に格安で販売されるので、無駄はでないそうです。
長さん
バラのマンゴーリーバは、当初オレンジリーバでした。後の名前の方がピッタリですね。オリエンタルユリは花弁に厚みが感じられ、素晴らしい作品でした。
シグまろX
マンゴーリーバ!オレンジがドン!とインパクトあって思わず見入りました。
家とかオフィスにこんな花たちがいたら元気出そうですね。みなさん手塩にかけて大切に育てられたんですねぇ^_^
すーちん
年間を通して咲く花が
一気に集められたという感じですね
矢張りマスク目立ちますね^^
秋月夕香
大勢の人ですね~。そして度の作品もとても良い、選ばれるだけの理由があるのですね。人の好みもあるかとは思いますが、
みごとです。
ロイヤルシルクも、オリエンタルユリ「ベンディゴ」もとても
好きです~♫
トトパパ
賑わってますね。
どれも綺麗ですね。
長さん
マンゴーリーバ、良い色ですよね。こんな花が飾ってあったら、ホント元気が出ますよね。皆さん、この道数十年というベテラン栽培家かもね。
長さん
温室栽培ですから、このような品種の花は何時も花屋さんに並んでいそうですね。
女性はマスクをしている方が多かったです。
長さん
コチョウランは勿論、このオリエンタルユリは、花屋さんに並んだらかなりの値段が付くと思いますよ。
長さん
初日は平日でしたが、かなりの人出がありました。