どこでも梅の花が見頃を迎えているので、色々撮ってみました。
白梅に、一枝だけピンクの梅
白梅と思って撮ってきたのですが、うっすらピンクでした。
萼片は反り返っていないので、アンズではないようです。
→ 豊後梅(nobaraさんから教えていただきました。感謝)
これは明るいピンク
ピンクの枝垂れ梅
オウバイ(黄梅)
モクセイ科ソケイ属の半つる性落葉低木。中国原産。香りはない
花が咲く頃にはまだ葉が出ていないので、ウンナンオウバイと区別できる
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第18回クリスマスローズの世界展(2)
池袋サンシャインで2月21日から23日まで開催されたクリスマスローズの世界展の報告です。
今回は、クリスマスローズの原種を紹介しようと思います。20種ほどが展示されていたので、その前半です。
クリスマスローズ(Helleborus)の原種はヨーロッパを中心に地中海沿岸、黒海沿岸、そして中国(四川)まで広く自生しており、約20種類に分類され、それぞれの種ごとに自生地の環境に適応して進化してきました。
交配種を見慣れていると、ありのままの野生の姿は少し地味に見えるかも知れません。しかし、華やかな交配種のもととなっているのはこの原種の花々です。(会場のパネルから)
フェチダス(有茎種・常緑)
細かく分かれた葉にベル型の花をたくさん咲かせるのが特徴。生育が早く大柄。寿命がやや短い。
原生地:イギリス、スペイン、ドイツ、フランス、イタリア、スイスなど。
花色:黄緑~緑。
アーチフォリウス(有茎種・常緑)
ギザギザした葉が特徴で、大柄で強健。やや寒さに弱いので、寒冷地では室内に取り込むなどの保護が必要。
原生地:フランス、イタリアなどの暖かい島々。
花色:黄緑~緑。
リヴィダス(有茎種・常緑)
葉脈のように模様の入る鉛色の葉で、茎が小豆色なのが特徴。生育が早く、早咲き。やや寒さに弱い。
原生地はスペイン(マジョルカ島)など。
花色:あずき~緑、黄緑。
トルカータス(無茎種)
花と葉に非常に変異がたくさんある、魅力的な種。やや高山性のため、生育はゆっくりだが、花付きは良い。
原生地:ボスニア・ヘルツェゴビナ、クロアチア、モンテネグロなど。
花色:黄~緑~黒紫。
シクロフィルス(無茎種)
葉も花も丸みを帯びている個体が多く。肉厚で大柄。小房の基部が離れているのが、よく似たオドルスとの違い。
原生地:ギリシャ、アルバニア、マケドニア、ブルガリアなど。
花色:黄緑~緑。
ヴィリディス(無茎種)
歴史的に最も古く認知され、薬用としても栽培されていたヘレボルスの原点。コンパクトに株が纏まり、生育も早く、強健。
原生地:スペイン、イタリア、スイス、フランス、ドイツなど。
花色:薄緑~緑。
アブルジクス(無茎種)
葉の切れ込みが多く、100枚くらい分枝する個体もある。比較的大柄。生育も早く、育て易い。
原生地:イタリア北部。
花色:黄緑~緑。
リグリクス(無茎種)
株全体が透き通るような緑で、清楚な印象を与える。香りのある個体も多い。生育が早く、強健で育て易い。
原生地:イタリア
花色:黄緑~緑。
デュメトラム(無茎種)
非常に小柄なタイプの原種。葉も大きくならず、芽も良く増える。秋、早くに葉を枯らすが、弱くはない。
原生地:ハンガリー、スロヴェニア、クロアチア、オーストリア、ルーマニアなど
花色:黄緑~緑(希に薄紫=右下)。
ヴェシカリウス(中間種・落葉性)
夏に完全に休眠する異色の原種。乾燥し通気性の良い場所を好む。結実すると小房が5~6cm程度に肥大する。
原生地:トルコ、シリア。
花色:緑(花弁に赤い帯状の模様が入るものも=右下)。
2月22日撮影。
次回は、クリスマスローズの原種(後半)を投稿します。
(つづく)
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お伺いできたら、足跡を残したいと思います。
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