付属自然教育園にて(4)センニンソウ、マユミ、サネカズラ、サルトリイバラ、イイギリ

 12月3日に訪れた国立博物館付属自然教育園で見た実などを記録しています。
 今回は園の中央からやや北西寄りの「水生植物園」、及び、その付近で見たものです。

センニンソウ(仙人草)の痩果と綿毛
キンポウゲ科センニンソウ属のつる性の半低木
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風が吹くと飛んでいきます
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マユミ(檀、真弓、檀弓)の実
ニシキギ科ニシキギ属の落葉低木。別名:ヤマニシキギ(山錦木)
葉は殆ど落ち、果皮が割れ、朱色の仮果皮に包まれた種が見える
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この木は、実の付き方が半端ではありません
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ノイバラ(野茨)の実(偽果)
バラ科バラ属の落葉つる性広葉中木。別名:ノバラ(野薔薇)
偽果は、萼筒が肥大して液果状になったもの
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実は、ジャムや果実酒、漢方薬(利尿、下痢止め)、肌荒れ予防、
美白やアンチエイジングの化粧品(果実エキス)に使われる

サネカズラ(実葛)の集合果
マツブサ科サネカズラ属の常緑つる性木本。別名:ビナンカズラ(美男葛)
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サルトリイバラ(猿捕り茨)の液果
シオデ科サルトリイバラ属の落葉つる性半低木
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 水生植物園のあたりから東南の方向を見ると、高い樹の葉の中に赤いものが見えました。ズームレンズのテレ端で覗くと、イイギリの実でした。

イイギリ(飯桐)の実
ヤナギ科(←イイギリ科)の落葉高木。別名:ナンテンギリ(南天桐)
和名は、樹形が桐に似て、葉で飯を包んだためと言われる
果実は生食可で、加工して食べられることもあるという
(50mm=35mm版換算80mm)
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(150mm=35mm版換算240mm)
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(300mm=35mm版換算480mm)
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(300mmで撮影し、トリミング)
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 12月3日撮影。
(つづく)

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