付属自然教育園にて(3)ノハラアザミ、キクタニギク、モミジガサ、ヤブタバコ、ムクロジ、シロヨメナなど

 12月3日に訪れた国立博物館付属自然教育園の花や実などを投稿しています。
 今回は「路傍植物園」で見たものです。路傍植物園は入口から100数十m程の区間で、見学路の両側です。

ノハラアザミ(野原薊)
キク科アザミ属の多年草。花期は8~10月なので、咲き残りです
なおさんから、「トネアザミの方が似ている」とのご意見を頂きました
IMG_6945.JPG
IMG_6944.JPG

ムサシアブミ(武蔵鐙)の実
サトイモ科テンナンショウ属の多年草
IMG_7007.JPG

ウバユリ(姥百合)の実殻
ユリ科ウバユリ属の多年草。種はこぼれ落ちてしまい、残っていなかった
IMG_6926.JPG

キクタニギク(菊渓菊)
キク科キク属の植物。別名はアワコガネギク(泡黄金菊)。花期は10〜11月
IMG_6985.JPG

モミジガサ(紅葉笠)の花後
キク科コウモリソウ属の多年草。別名:シドケ、シトギ、モミジソウ
IMG_7019.JPG

ジャノヒゲ(蛇の髭)の実
キジカクシ科ジャノヒゲ属の常緑多年草
別名:リュウノヒゲ(竜の髯)、ネコダマ(猫玉)
IMG_7022.JPG

ヤブタバコ(藪煙草)の実
キク科ヤブタバコ属の一年草~越年草
IMG_7101.JPG
IMG_7100.JPG

ムクロジ(無患子)の黄葉
ムクロジ科ムクロジ属の落葉高木
IMG_7102.JPG

シロヨメナ(白嫁菜)
キク科シオン属の多年草。花期は8~11月。園内のあちこちで見られた
IMG_6996.JPG
IMG_6995.JPG
花後の種と綿毛
IMG_6998.JPG
 12月3日撮影。
 次回は「水生植物園」付近で見た植物を投稿します。
(つつく)

この記事へのコメント

  • 信徳

    ムサシアブミの実はマムシグサの実と似ていますね。
    実が少し小さいのと枯れる前の葉がサトイモの様に
    大きいですね。
    野草は最後の努め、種をあちこちにばら撒いて行きます。
    2019年12月09日 12:11
  • イッシー

    野の花は少し寂しい感じになってきちゃいましたね。
    枯葉や実などを観察するのも面白いですね。
    昨日御苑に行ったのですがちびっ子は枯葉などで遊んでました。
    2019年12月09日 12:34
  • mori-sanpo

    自然教育園には花の時期しか行ったことがありませんが、花が終わった後の実の様子も良いものですね。
     葉の付いていないムサシアブミやウバユリなど、とっさには種名を迷ってしまいそうです。
    2019年12月09日 13:47
  • river

    榛名山にはアワコガネギクとリュウノウギクがたくさんあります。数ある野菊の中でこの2種は葉が完全な菊葉です。ノハラアザミ、モミジガサ、シロヨメナ、ウバユリも自生のものがたくさんあります。
    2019年12月09日 14:19
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    ムサシアブミと名札が出ていたので分かりましたが、マムシグサの実と良く似ていますね。
    ウバユリも実が割れる時に種を飛ばすとのことで、付属自然教育園のHPで、遊歩道に落ちた種の写真が載っているのを見たことがあります。
    2019年12月09日 15:40
  • 長さん

    イッシーさん、コメントありがとうございます。
    もう初冬ですから、花の種類はぐっと少なくなりました。花後の姿や実、紅葉(黄葉)を見るのが楽しいです。
    枯れ葉は係員がブロアーで集めて遊歩道から運んでいました。
    2019年12月09日 15:43
  • 長さん

    mori-sanpoさん、コメントありがとうございます。
    自然教育園は年に何度も行ってみたい植物園です。幸い、65歳以上は無料ですから。
    花は見慣れたものが多いですが、実となると、名札が無いと同定するのが難しいものがありますよ。
    2019年12月09日 15:49
  • 長さん

    riverさん、コメントありがとうございます。
    我が家から自生の草花を見に行くのは簡単ではありませんから、こうした植物園があると助かりますよ。
    2019年12月09日 15:50
  • shuuter

    ノハラアザミ
    かんさいではみれません。
    総苞に粘りのないノアザミを見かけます。ノハラアザミ?とおもたりするのですが、疑問が残ったままです。
    2019年12月09日 16:37
  • 目黒のおじいちゃん

    長さん、
    ヤブタバコに出逢いましたか。今季は台風来襲もあって
    良い花姿は見かけられませんでした。
    ムサシアブミも見事ですね。
    昨日向島百花園で半分赤を撮りました。欠落果でした。
    2019年12月09日 17:09
  • なおさん

    ノハラアザミとあるのは、花が横を向くようですので、目黒のおじいちゃんさんのブログにも出てくるトネアザミの方が似ているかなあ、という印象ですよね。

     ムサシアブミの実は、マムシグサやら他のテンナンショウよりずんぐりむっくりな円錐形という感じですね。ウバユリやらホトトギスの実柄を撮るというのもまた面白いものです。
     12月1日に行った、武蔵丘陵森林公園でも、かろうじてキクタニギクやらシロヨメナの残り花は見られました。
    2019年12月09日 19:00
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    Wikipediaによると「ノハラアザミの分布域は広く、本州中部以北の山地の草原や林縁」とありますから、見つけるのは困難でしょうね。なお、なおさんから「トネアザミの方が似ている」とのご意見を頂いています。
    2019年12月09日 23:03
  • 長さん

    目黒のおじいちゃん、コメントありがとうございます。
    ヤブタバコは路傍植物園の途中で、立ち入り禁止の表示があるT字路のところで見たものです。名札がありました。ムサシアブミの実は4本見かけました。
    2019年12月09日 23:07
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    ノハラアザミとしたのはトネアザミより葉が幅広だったと言う理由ですが、トネアザミの方が似ていますか。
    ムサシアブミと名札がありましたが、なければ同定は難しそうです。


    >なおさんさん
    >
    > ノハラアザミとあるのは、花が横を向くようですので、目黒のおじいちゃんさんのブログにも出てくるトネアザミの方が似ているかなあ、という印象ですよね。
    キクタニギクやらシロヨメナ、まだ頑張って咲いていました。
    2019年12月09日 23:10
  • eko

    さすがに花はずいぶん寂しくなりましたね。花後の姿や実を観察するのも面白いですね。
    2019年12月09日 23:33
  • 寿々木

    ムサシアブミも実だけになってましたか、ジャノヒゲも実が落ちて冬支度、寒暖の差が激しいようです。お風邪など召しませぬように。
    2019年12月10日 08:13
  • すーちん

    おはようございます
    綿毛といえば
    シュウメイギクもうじき
    綿毛ができます種が一杯
    入ってるんですね
    2019年12月10日 09:06
  • トトパパ

    こんにちは

    寒いですね。
    可愛い花がいっぱいですね。
    赤い実もいいですね。
    2019年12月10日 09:31
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    ここに12月になっていったのは初めてだったので、花後や黄葉(紅葉)、実など、初めて見るものがあって良かったです。
    2019年12月10日 09:47
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    ムサシアブミ、名札が無ければマムシグサなどと見分けが出来ないでしょう。
    地域の小学校では4クラスも学級閉鎖が行われています。寒いのは今日までで、明日から暖かくなるそうですね。
    2019年12月10日 09:49
  • 長さん

    すーちんさん、コメントありがとうございます。
    シュウメイギクは表面に種があって、その中が綿毛みたいですね。
    2019年12月10日 09:52
  • 長さん

    トトパパさん、コメントありがとうございます。
    付属自然教育園の花はいよいよ終盤です。これからは花後の姿や実、紅葉(黄葉)などしか観察できません。
    2019年12月10日 09:54
  • 中澤正弘

    飯村孝夫さんを追いかけていて、素敵なページに出会うことができました。当方も後期高齢者直前ですが、素敵な植物の写真を沢山ありがとうございました。お気に入りに登録させていただきこれからも時々お邪魔させていただきます。
    2019年12月10日 10:06
  • 長さん

    中澤正弘さん、初めまして。コメントありがとうございます。
    飯村孝夫さんのファンでいらっしゃいますか?妹が素人集団でオペラのまねごとをしていて、何度もご指導を戴きました。その妹もガンで3年前に昇天しました。
    定年後、花好きになって、ヒマがあれば花の写真を撮りまくっています。下手な横好きですが、これからもお訪ね戴けると嬉しいです。
    2019年12月10日 10:21
  • 秋月夕香

    こんばんは。ムサシアブミはテンナンショウ科なのえすね。同じような植物は実家の近くの山によくあります。
    実がみのると赤い実は少しどくどくしい気持ちがしますが、これも中国から来たのでしょうかね。名前からして。
    こちらにはあまりみません。
    ヤブタバコはあまり見かけません。初めて?かもしれません。
    2019年12月10日 16:50
  • 長さん

    秋月夕香さん、コメントありがとうございます。
    テンナンショウの仲間にはマムシグサとかウラシマソウと果。同じような実をつけるものが多いです。テンナンショウは漢字で書くと天南星で、お察しの通り、中国語からきています。
    ムサシアブミは武蔵国に自生して、花(仏炎苞)の形が馬に乗るときの鐙ににているから付けられた名前です。
    2019年12月10日 20:40

この記事へのトラックバック