今回は、温室の正面入口から見て、一番左端の温室1と、その背後にある温室6で見た花です。
まずは温室1から。ここには主に乾燥地の熱帯植物が展示されています。
ムニンタイトゴメ(無人大唐米)
ベンケイソウ科マンネングサ属の多年草。小笠原諸島の固有種
山頂部の日当たりの良い岩場で咲く
絶滅危惧IB類(EN)。花期は12月~3月

ハナギリソウ(Achimenes longiflora、イワタバコ科)と名札が付いていた
しかし、ネットで画像検索しても似たものが見つからない
もしかして、名札の付け違いではないか

シンニンギア・マクロポダ
イワタバコ科オオイワギリソウ属の多年草(塊茎)。原産はブラジル
別名:ジニンギア・マクロポダ


ミラビリス・プリングレイ
オシロイバナ科の多年草。メキシコ原産。オシロイバナの原種のひとつらしい


ホヤ・ムルティフロラ
ガガイモ科ホヤ属の非耐寒性常緑ツル性低木。マレーシア 原産
別名:サクララン、シューティングスター(流れ星)
つくば植物園でも咲いていました

チランジア・ストリクタ
アナナス科チランジア属の常緑多年草。南米原産

ツマベニアナナス(爪紅アナナス)
パイナップル科ネオレゲリア属の多年草(着生種)。原産はブラジル
確かに爪紅だ。たまに見かけますが、こんな名前だったんですね

ムカデカズラ(百足葛)
ヒカゲノカズラ科コスギラン属(フペルジア属)の多年草
熱帯・亜熱帯アジア原産。別名:ナンヨウスギカズラ(南洋杉葛)
髭状の葉をムカデの足に例えたのでしょう

以下は、温室6(世界の熱帯植物)で見たランたちです。
トクサラン(木賊蘭)
Cephalantheropsis gracilis
ラン科エビネ属の多年草。九州以南~東南アジアに分布
葉が落ちた茎をトクサに見立てたもの。準絶滅危惧種(NT)

スパトグロッティス・ミクロキリナ
Spathoglottis microchilina
マレーシア・ニューギニアに分布する地生ラン。 珍しい

レリア・アウツムナリス
Laelia autumnalis
メキシコ原産の着生ラン。花径は10cmくらい。冬咲き

バルボフィルム・グランディフロルム
Bulbophyllum grandeflorum
スラウェシ~ニューギニアなどに分布する着生ラン
花径15cmくらいの大きな花。色は良くないが、形が面白い

もっと咲いている花を紹介したいのですが、今年はこれで打ち止めとします。
(小石川植物園の温室シリーズ終了)
今年も多くの方にお訪ねいただき、また、気持ち玉やコメントをたくさん頂戴し、誠にありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いします。よいお年をお迎えください。
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