今回は、ブルーリボン(各部門第一席)の作品(その2)です。
カトレア・リトルマーメイド ‘ジャネット’
C. Little Marmaid 'Janet'
人魚をイメージしたミディカトレアです
岩瀬美千代さん 奨励賞(東京オーキッド・ナーセリー賞)

ホルコグロッサム・キンバリアナム ‘リバーサイド’
Holc. kimballianum 'Riverside'
旧バンダ属の原種で、ミャンマー、タイ、ラオス、中国南部分布する着生ラン
斉藤正博さん (ブルーリボン重複選出のため、重複受賞はなし)
(隠し画像あり。画像クリックで花の拡大写真を表示)

エピテンドラム・リンカトレアンセ交配種
Epi. povpax x Rth. Young-Min Orange
径3cmほどの小さな花です
島田文江さん 奨励賞(大場蘭園賞)

バルボフィラム・エリザベス ‘アン’
Bulb. Erizabeth 'Ann'
初心者向きのバルボフィラムだそうです
稲葉茂子さん (ブルーリボン重複選出のため、重複受賞はなし)
(隠し画像あり)

フラグミペディウム・フリッツショーンバーグ
Phrag. Fritz Schomburg
ドイツで作出された品種で、1株に1輪しか咲かない
加藤かおるさん 奨励賞(国際園芸賞)

以下、レッドリボン(第二席)の作品を紹介します。
パフィオペディルム・ストネイ
Paph. stonei
ボルネオ島(標高700mまで)原産の地生ラン
加藤かおるさん

ラソカトレア・オーグレイズ・コミックページ
Brassocattleya Orglade's Comic Page
(C. Penny Kuroda x Brassavola nodosa)
広澤良子さん 奨励賞(松本洋ラン園賞)

カトレア・ワルケリアナ
C. walkeriana
ブラジル東南部原産の超有名品種
石川悟郎さん トップドレッシング賞(マルタ小泉商事)

レリア・ルベッセンス・オーレア
L. rubescens var. aurea
中南米に自生するレリア・ルベッセンスの黄花変種
長津 功さん グリーンキング賞(マルタ小泉商事)
(隠し画像あり)

ブラッソエピデンドラム・ジム・ウォレス ‘レオ’
Brassoepidendrum Jim Wallace 'Leo' (Psh. Mariae x B. digbyana)
プロステケア・マリエとブラサボラ・ディグビアナの交配種
リップの髭はディグビアナの特徴を受け継いでいる
加藤かおるさん

(つづく)
この記事へのコメント
寿々木
目黒のおじいちゃん
素晴らしいラン、圧倒されました。
冬でも楽しめて嬉しいことですね(*⌒▽⌒*)
無門
育てた人にとっても
鑑賞する人にとっても
夢の世界ですね
river
ホルコグロッサム(Holc)という属名は初めて知りました。
長さん
ランのリボン審査はカトレア系とかデンドロビウム系とか、原種とか交配種とかといったカテゴリー別に審査が行われます。小型原種系は変わった品種が登場することが多いようです。スポンサー賞はスポンサーの意向が反映されるようです。
長さん
これらのランは秋咲き種が多いですが、温室で温度や湿度、日照をコントロールして咲かせているものも出展されています。年明けになると冬咲き種が中心になります。
長さん
この愛好会はベテランが多いので、見事なものが出展されます。自慢の作品を見てもらうのは喜びでしょうね。
長さん
洋蘭の分類にもDNA解析が用いられるようになり、ホルコグロッサム属もパンダ属から分類分けされたものです。ホルコはギリシャ語のつり革、グロッサは同じく舌という意味だそうです。
うふふ
ここまでに育てる根気と愛情がどれほど深いか、想像しています。
長さん
ランの審査は各カテゴリー別にブルーリボン、レッドリボン、ホワイトリボンが1つずつ選ばれますが、紙一重でしょう。わずかな差を埋めてくれるのが根気と愛情かもね。
eko
バルボフィラム・エリザベス ‘アン’不思議な面白いランですね。どの花も素敵です。
秋月夕香
3番目の黄色い蘭も、4番目の変わった蘭も~すごいです。
イッシー
明るく美しく撮られてますね!
長さん
バルボフィラム・エリザベス、面白い形のランですよね。育てやすいランだそうですが、香りが良くないのが難点です。
長さん
ランの花は驚くほど多様です。綺麗なものもあれば、当然醜いものもあります。中には、そんな酷いものも栽培する人もいるのですが、こういうらん展にはあまり登場しません。
長さん
会場の照度が意外と低かったので、ISO800以上で撮影し、レタッチしています。