写真の左側が一番大きなサバンナ温室、右が熱帯資源植物温室。この二つの温室の背後に熱帯雨林温室があります。
先ずは、熱帯資源植物温室です。最初は、好きな花の一つであるアマゾンリリーから・・・。
アマゾンユリ(アマゾンリリー)
ヒガンバナ科アマゾンユリ属の多年草(球根植物)
原産はアンデス山地(コロンビア~ペルー)。花径6~8cm
別名:ギボウシスイセン(擬宝珠水仙)。花は良い香りがする
コーヒーノキ(アラビカコーヒー)の実
アカネ科コーヒーノキ属の常緑低木。原産はエチオピア・アムハル高原
アラビカ種のコーヒー豆は世界の生産量の7~8割と言われる
アラビカ種の他に、ロブスタ種、リベリカ種などがある
サンタンカ ‘スーパーキング’
アカネ科サンタンカ属(イクソラ属)の熱帯性常緑低木
ダッフィー種という品種から作られた園芸品種
ゲッキツ(月橘)
ミカン科ゲッキツ属の常緑小高木(柑橘類)
奄美大島以南、沖縄から東南アジアにかけて分布。花径は2cmくらい
ブルーキャッツアイ
ゴマノハグサ科オタカンサス属の非耐寒性宿根草。ブラジル原産
別名:オタカンサス。花期は10~11月。花径は2~3cm
イポメア・ホルスファリアエ
ヒルガオ科サツマイモ属の常緑低木。原産は西インド諸島と推定
花径は5cm程度。深紅の花で、非常に美しい。黒い球形はつぼみ
初めて見ました
スタンホペアの一種 ‘フージャー’
スタンホペアはメキシコに分布している大型の着生ラン
以前は、スタンホペア・サッカータと表示されていた
吊り篭の底から葉や花茎を伸ばして咲いている
ヒポエステス・アリスタタ
(ヒポエステス・アリスタータ)
キツネノマゴ科ヒポエステス属の常緑多年草。原産はアフリカ
別名:リボンブッシュ
ラウヴォルフィア・テトラフィラの実
キョウチクトウ科インドジャボク属の常緑低木。熱帯アメリカ原産
小さな黄色または白い花が咲き、実は緑→赤→黒と熟すようだ
実にはアルカロイドが含まれ、デビルペッパーと呼ばれる
初めて見ました
フリワケサンゴバナ(振分珊瑚花)
キツネノマゴ科ディフルゴッサ属の常緑小低木
原産は熱帯アジアとマダガスカル島
名の由来は、花序が2つに分かれ、その先に振り分けるように咲くから
チャイニーズ・ハット
シソ科(←クマツヅラ科)ホルムショルディア属の常緑低木
原産はインド~ヒマラヤ。別名:ホルムショルディア・サンギネア
お皿のような萼の中央から筒状の花が咲く様子を中国式の帽子に例えた
次回は、サバンナ温室に入ります。
(つづく)
この記事へのコメント
イッシー
清楚な白が好きかな~。他の花もいかにも温室の植物っていう感じですね。
長さん
アマゾンリリー、好きな花なんですよ。ですから一番始めに出してしまった(笑)。
信徳
見慣れたところではサンタンカ、コーヒーノキくらいですか。
他は初めて見るような花ばかりです。
目黒のおじいちゃん
珍しい花々、拝見させていただきました。
フリワケサンゴの赤黒変化、面白いですよね。
続編期待しています。
秋月夕香
ゲッキッ、やアマゾンリリー真っ白でとても好きです~♫
nobara
アマゾンとつけるのが悪いくらい?香りもいいですよね。
サンタンカ‘スーパーキング’、珍しい色ですね。
ゲッキツ(月橘)は福岡から熊本まで一緒でした。
花束みたいに花が咲いて、知人に小さな花束作ってあげたり
いっぱい花を咲かせてくれたのに、熊本離れる時に
知人にプレゼントしてきたのです。今も咲いてるそうです。
フリワケサンゴバナも好きなタイプのお花です
無門
熱帯アジアは
イメージできますが
熱帯アメリカは
何処を指すのでしょうね
ブラジルあたりかな
shuuter
里山の花終わりに近いです。
そろそろ植物園にお世話になる時期になりました。
週末 京都に出かける予定です。
寿々木
なおさん
やはり、ギボウシズイセンというよりは、アマゾンリリーという方がイメージが膨らみますよね。
コーヒー豆も飲めるほど収穫するとなると、タイヘンですよねえ。
長さん
この温室も、時々植物の入れ替えがあるようです。イポメア・ホルスファリアエとラウヴォルフィア・テトラフィラは初めてで、チャイニーズ・ハットはまだ名札が準備されていませんでした。
長さん
珍しい花を見たいときは植物園が手っ取り早いです。
フリワケサンゴの赤黒変化ってどう言う意味でしょう?
長さん
チャイニーズハット、お皿状の萼の中から筒状の花がさいて、独特な形です。
白い花がお好きなんですね。カサブランカなんかもお好きですか?
長さん
アマゾンユリが咲くのはアマゾン川の源みたいな所ですが、アマゾンというと熱帯雨林やアマゾネスを連想してしまいますね。
サンタンカ・スーパーキングは橙赤色の花もあるようです。
九州時代にゲッキツを育てておられたのですか。実は小さいものの、食べられるそうですね。
長さん
熱帯アメリカは、国で言うと、ブラジル、ベネズエラ、ニカラグアあたりでしょう。
長さん
チャイニーズハットが府立植物園で咲いていましたか。お出かけになるなら、是非温室の花もご紹介ください。
長さん
一番大きな温室はサバンナ温室なのですが、冬の時期はあまり花が期待できません。今回紹介している熱帯資源植物温室が3つのうちでは小さいのですが、冬でも花はそこそこ種類があります。
ギボウシズイセンという和名はあまり適切ではないと思います。
コーヒーの実を収穫しても、使うのは中の種ですからねー。
うふふ
アマゾンリリー、本当に素敵です。
アンデス山地で、良い香りを漂わせながら風に揺れて咲いている様子を想像してしまいました。
名前もユリだったり、水仙だったり、美しい花は心を惑わせますね(笑)
月奏曲
コーヒーの実の中の種?がコーヒー豆かな?
デビルペッパー食べられ…アルカロイドかwだからデビルペッパーなのかw
長さん
アマゾンリリー、大好きな花の一つなんですよ。きっと奥地でひっそり咲いているのでしょうね。和名のスイセンは分かるとして、ギボウシには似ていませんよね。
長さん
アマゾンリリー、うつむいて咲いている姿が良いですよね。
コーヒー豆は実の中の種ですから、皮と果肉部分を除去するのが大変だそうです。
デビルペッパー、食べたら死ぬかも(笑)。
eko
アマゾンリリー綺麗ですね。いつもなばなの里の温室で見てきます。
チャイニーズハット、名前のままの可愛い花ですね。一度だけ見たことがあります。
温室は珍しい花がたくさん咲いて良いですね。カタカナ名はほとんど覚えられませんが…。
イポメア・ホルスファリアエの真紅の花はほんと美しいです。黒い蕾は初めて見ました。
秋月夕香
はい、だいすきですね。皆さんあの独特の香りが嫌という人もいられますが、ユリ系はやはり高潔、といいうイメージですから。
それに出版パーティなどでは必ずいただきます。
はなやか、清潔、 ̄~そういう雰囲気はすきです。
すーちん
この時期
暖かな環境に居れる
のは植物にとっても
人間にとっても
良いですね^^
長さん
なばなの里にアマゾンリリーが咲いていますか。今年もイルミネーションを見にいらっしゃるでしょうから、その時に見る事が出来ますね。
カタカナの学名は覚えられませんね。イポメアはサツマイモなので覚えていますが、ホルスファリアエは多分すぐ忘れるでしょう。
トトパパ
温室の中は暖かいんでしょうね。
季節に関係ない色々な花が咲いていますね。
どれも綺麗ですね。
長さん
カサブランカ、やはりお好きでしたか。
長さん
冬に温室に行くと、室温が30℃近くで湿度も高いので、メガネやカメラのレンズが曇ってしまうのが困りものですが・・・。
長さん
温室で育てられている植物も日照時間が少なくなる冬には咲かない花もありますよ。