オキナワテイショウソウ(沖縄貞祥草)
キク科モミジハグマ属の多年草。奄美群島~八重山群島に自生する固有種
山地の臨床のやや乾燥した環境に育成する。別名:マルパハクマ(丸葉白熊)


オキナワハグマ(沖縄白熊)
キク科モミジハグマ属の多年草。オキナワテイショウソウの別名とする説が多い
九州(トカラ列島以南)~沖縄の山地のやや乾いた林下に生育する

モミジバセンダイソウ(紅葉葉仙台草)
ユキノシタ科ユキノシタ属の多年草。本州(紀伊半島)、四国、九州に
分布する日本固有種。深山の谷沿いの湿った岩上に育成する
センダイソウ(白い花)の変種で、葉の切れ込みが深い


タイワンツクバネウツギ(台湾衝羽根空木)
スイカズラ科ツクバネウツギ属の半常緑低木。絶滅危惧IA類 (CR)
日本(琉球)、台湾の乾燥した岩場などに生育。
園芸用の乱獲で沖縄島では絶滅、奄美大島と石垣島で絶滅寸前

花径は1cmほど(これは花後の萼片)

カゴメラン(籠目蘭)
ラン科シュスラン属の多年草。伊豆諸島、屋久島以南に分布
常緑樹林の林床や林縁などに生える。沖縄県で絶滅危惧II類に指定


ヤブコウジ(藪柑子)の実
サクラソウ科ヤブコウジ属の常緑小低木。別名:十両


シビイタチシダ(紫尾鼬羊歯)
オシダ科オシダ属の常緑シダ。日本固有種

胞子嚢

11月21日撮影。
(つづく)
この記事へのコメント
なおさん
沖縄の方にもテイショウソウの仲間はありますか。シュスランの仲間は観葉種としてもイケるものが多いですが、魔除けの籠目紋に似た文様の葉のカゴメランも良いですね。
目黒のおじいちゃん
流石、垂涎の花が多いようですね。
絶滅を危惧されているものは座して消えるのを
待つことなく、国をあげて保全育成を図るべきですね。
大切な自然資産は官学民で守らないと。
無門
絶滅危惧種
絶滅種
聞くだけでも心痛みます
化石の先生が言っていたけど
人間も自然の一部
人間が絶滅させたとしても
ながめで見れば
それも自然なことだと・・・
ちょっと哲学的でした
eko
絶滅危惧種、絶滅種など植物園が保護して増やしてくれるのは良いですね。
寿々木
river
信徳
キッコウハグマ、オクモミジハグマ、カシワバハグマの三種類は見たことがあります。
マルバハグマ、オキナワハグマは初見です。処変わると少し変わって来ますね。
はるる
珍しい姿形、やはり植物園ですね。
どれも小さそうですが、アップしてあるので、
よ~く見せていただきました。
降魔成道
絶滅とされていた植物が再発見されたのは嬉しいことですね。
長さん
絶滅危惧温室で育てられていたものの中に、何故かヤブコウジもありました。
カゴメラン、花は地味ですが、籠目の葉は十分鑑賞に堪えますね。
長さん
この植物園の使命の一つに絶滅危惧種の保全育成があるのですよ。シビイタチシダも増やしたら自生地に戻すようになると思います。
月奏曲
ここの植物園頑張ってますよねぇ…株分けして各地で保全して安全を担保しないと…
長さん
人類もこのまま自然を破壊し続けると、絶滅するかもね。地球温暖化による台風の巨大化など、もうその兆候が出始めていますよね。
長さん
将来、これらの絶滅危惧種を増やした上で、現地に戻すのではないかと思います。新宿御苑もそういう活動をしているようです。
長さん
何の変哲もないようなシダでさえも、絶滅危惧種を探す仕事がこの植物園にはあるのですね。
長さん
環境省のレッドリストの最新版(2019年)がネットに載っていますが、それには植物の部として、絶滅種から準絶滅危惧種を含めて、合計5715と出ています。
そのうちどのくらいの種がつくば植物園で収集しているかを調べたのですが、ネットでは分かりませんでした。
長さん
ハグマを3種類もご覧になりましたか。マルバハグマとオキナワハグマは同じものかも知れません。
長さん
先月、日光植物園で見たキッコウハグマを投稿しましたが、花はオキナワテイショウソウと良く似ています。マクロレンズも持っていったのですが、交換する手間を惜しんでしまいました。
長さん
きっと、東北地方にも絶滅が危惧されている植物が多いでしょう。それらは温室でなくても育つので、園内のどこかで育成保存されていると思います。それが何種類かは分かりませんが・・・。
長さん
野生絶滅の種が発見されたのは偶然だったのですね。
環境省のレッドブックには日本に自生植物でや贅絶滅が62もあると記載されています。
うふふ
日本固有種の野生シダが5株しかないなどと聞くとドキドキしてしまいます。
貴重な植物が個人のお宅にあったとは不思議な感じがします。
50株に増えたということは、増やせることが分かったのですね。
これからの健闘を祈りたいです。
長さん
絶滅危惧種の増加は人が入り込むことによる環境破壊や乱獲が影響しています。なるべく早く絶滅危惧種を保存育成して、野に戻す活動が必要ですね。
shuuter
オキナワテイショウソウ あるのですね、にぎやかですね。
長さん
テイショウソウ、先月アップされていましたね。九州はマルバテイショウソウ、沖縄にはオキナワテイショウソウいなります。
ロシアンブルー
絶滅危惧種・野生絶滅との珍しいものばかりで初めて
見る花ありがたいですね。
沖縄貞祥草は漢字のごとく清らかな花が咲きますね。
シダ類も似たように見えて良く解りません。
ヤブコウジが可愛いですね。
秋月夕香
珍しい品種ばかりですね。私達は沖縄の植物はみることはないですから。
シダは私の実家のある山では、ものすごく亜熱帯かなとも思うほど、大きなシダが沢山あります。今は山も(熊やダニなどで)怖くてなかなか行くことはすくないですが、気温は高原みたいにかなり低いのになんだか不思議でもあります。
nobara
ハグマの仲間なんですね~
かなり華やかで圧倒されますね
タイワンツクバネウツギは手毬型に咲くんですね~
とてもかわいらしいですね。☆彡
萼片だけになってもいいかも知れませんね。
すーちん
今年は千両もマンリョウも
実をつけてないので
がっかりしてます
トトパパ
オキナワテイショウソウっていうんですか。
てことは沖縄の花なんですね。
可愛い花ですね。
長さん
絶滅危惧種の植物を見る事が出来るのは良いことですね。
オキナワテイショウソウ、3つの扇型の花が一つの花を構成しているんですよ、
シダは膨大な品種があり、とても覚えられません。
長さん
植物は藻→苔→シダと発展してきました。花が咲く植物よりずっと歴史があり、その数は約11,000種といわれています。ですから、亜熱帯だけでなく、どこにでも存在します。
長さん
オキナワテイショウソウ、日光植物園で見たキッコウハグマよりずっと花付きが多く、華やかな印象ですね。
タイワンツクバネウツギは手まり状に花が咲きます。これは花後の萼片です。
長さん
千両も万両も実をつけませんか。日当たりが悪い我が家でも実が出来たのに、一体どうしたんでしょうね。
長さん
オキナワテイショウソウは本土に分布があるテイショウソウやハグマの仲間なんです。
イッシー
入ってない。耄碌しちゃったか認知が始まっちゃったかな~。
オキナワテイショウソウは素敵な花で、また、うまく捉えてますね~。奇麗な写真です!
長さん
オキナワテイショウソウ、手を触れられるような展示台で、妻以外は誰もいないので、じっくり撮れました。