新宿御苑の大温室にて(7) イランイランノキ、セントポーリア、ヒメノウゼンカズラ、マツカサジンジャー、パキスタキス、ニオイサンタンカ、マダガスカルジャスミン

 9月25日に訪れた新宿御苑の大温室で見た花を記録しています。
 今回は、大温室の東側に展示してあった植物からの紹介です。

イランイランノキ
バンレイシ科イランイランノキ属の熱帯性常緑高木(樹高は20mを越す)
原産は熱帯アジアからオーストラリア北東部
イランイランはタガログ語で「花の中の花」という意味
花から抽出した精油は高級香水の原料となる
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花弁の長さは6~10cm。花色は、白→緑色→黄色→薄橙色となって枯れる
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セントポーリアの一種
イワタバコ科セントポーリア属の多年草。和名はアフリカスミレ
熱帯アフリカ東部の山岳地帯に24種ほどが分布
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ヒメノウゼンカズラ(姫凌霄花)
ノウゼンカズラ科ヒメノウゼンカズラ属の半つる性常緑低木
南アフリカ原産。別名:テコマリア。花弁の長さは4cmほど
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マツカサジンジャー(松毬ジンジャー)
ショウガ科タベイノキロス属の多年草。インドネシア~マレーシア原産
別名:タペイノキロス・アナナッサエ、クスダマジンジャーなど
花弁に見えるのは苞(最盛期は真っ赤になる)で、小さな黄色い花が咲く
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パキスタキス・ルテア
キツネノマゴ科パキスタキス属の常緑小低木。
原産は西インド諸島から南アメリカ。和名はウコンサンゴバナ(鬱金珊瑚花)
コエビソウを水鳥苦にしたような形で、苞の中から白い花が咲く
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ニオイサンタンカ(匂山丹花)
アカネ科サンタンカ属の常緑低木。インド~ミャンマー原産
別名:イクソラ・オドラータ。  開花時に芳香がある
7cmほどの花筒の先に8mm長の4弁花を咲かせ、テイカカズラのように捻れる
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マダガスカルジャスミン
ガガイモ科シタキソウ属のつる性多年草。マダガスカル島原産
花にジャスミンに似た芳香がある。別名:アフリカシタキヅル
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花径は4cmくらい、花筒部は2.5cmくらい
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 9月25日撮影。
(つづく)

 午前中から出かけております。
 訪問が遅くなることがありますので、ご容赦ください。

この記事へのコメント

  • mina

    こんにちわ~
    温室には沢山の可愛いお花が
    咲いていますね
    ずっと見ていたいです
    イランイランノキ、香水の原料に
    なるんですね。
    2019年10月09日 15:44
  • なおさん

    日本語では要らん要らんというと、どうでも良いような花なのか?と思いきや、タガログの言葉では「花の中の花」という、最上級の表現なのですねえ。香水が採れるというのは貴重品なのですねえ。
     ニオイサンタンカやらマダカスカルジャスミンやら香りのある花はそれぞれ良いものですね。
    2019年10月09日 18:49
  • 寿々木

    イランイランノキ花は良い匂いがしますね。当地にも温室にあるのですが、今年は出合ってません。ニオイサンダンカは沖縄海洋博公園のトックリキワタの庭の通路沿いにあります。作業員の方に教えて頂きました。サンダンカが咲いていてもこの木は咲かないので花に出合ったことありません。
    2019年10月09日 19:01
  • 信徳

    イランイランノキはネーミングが面白いですね。
    イルイルノキの方が分かりやすいかもね。
    ナンジャモンジャ、キソウテンガイなど思い出しました。
    2019年10月09日 19:15
  • 秋月夕香

    こんばんは。一番かわいいのはセントポーリアの一種ですね。マダガスカルジャスミンも~清楚~。
    マツカサジンジャー
    も生姜の仲間なのですね。変った形です。皆個性的です。
    いつもありがとうございます。
    2019年10月09日 20:36
  • mori-sanpo

    この大温室でイランイランノキとマツカサジンジャーの花にはまだ出会ったことがありませんでした。
    やはり、温室の中にも花期がある植物があるようですね。
    2019年10月09日 20:40
  • nobara

    イランイランノキって日本だと弄られそうな名?ですよね。
    シキミの花に、どうかすると似ていますね~
    マツカサジンジャーって、
    なんだか生き物みたいに見えます。
    この頃高速ののり面でヒメノウゼンを見かけますよね。
    2019年10月09日 20:47
  • shuuter

    マダガスカルジャスミン 白い花 いい芳香がるのですね。
    花が鈍くなり よほど近づかないとかおりません。

    余計に香りに憧れます。
    2019年10月09日 21:04
  • eko

    イランイランノキ、日本語の意味とは違って「花の中の花」なんですね。シキミの花に似ていますね。でも高級香水が採れる貴重な木なんですね。
    マツカサジンジャー、面白い花ですね。やはり良い香りがするのでしょうね。
    ニオイサンタンカ、ほんとに捻じれていますね。
    マダガスカルジャスミンの白花が綺麗ですね。
    2019年10月09日 21:24
  • 長さん

    minaさん、コメントありがとうございます。
    イランイランノキがイランの原産だった面白いのにね。花の香りは良いですよ。
    2019年10月09日 22:10
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    タガログ語で「花の中の花」なのですが、フィリピンにはもっと綺麗な花が咲いていそうですがねー。花の綺麗さじゃなく、香りが一番と言うことなんですかねー。香りのある花は昆虫たちをおびき寄せますが、人間もおびき寄せられるようです(笑)。
    2019年10月09日 22:15
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    イランイランノキ、花が何時も咲いているわけではないですからね。
    海洋博記念公園のニオイサンダンカは花が咲かないんですか?
    2019年10月09日 22:21
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    イランイランというのはタガログ語なんですが、タガログ語は繰り返しが多いのかもしれませんね。
    2019年10月09日 22:23
  • 長さん

    秋月夕香さん、コメントありがとうございます。
    セントポーリアは小さい花ですが、花色が多彩なんですよ。マツカサジンジャーは苞が垂れているので、その色から松笠を連想させるのですね。
    2019年10月09日 22:25
  • 長さん

    mori-sanpoさん、コメントありがとうございます。
    温室の植物と言えども、通年開花する植物だけとは限りませんからね。季節を変えて行くべきですね。
    2019年10月09日 22:27
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    イランイランって日本語の名前と思われる方が殆どでしょうね。シキミの花を大きくした感じですね。
    マツカサジンジャー、苞の色が真っ赤になる頃も写真になりますね。
    ヒメノウゼンカズラ、増えてきましたか。
    2019年10月09日 22:30
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    私もどちらかと言えば、鼻の利く方ではないですが、マダガスカルジャスミンは、良い香りがしますよ。
    2019年10月09日 22:32
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    イランイランというのはタガログ語なんです。要らんと言うのは関西弁なんですよね。
    マツカサジンジャー、花が咲いていれば良かったのですが、これは苞なんです。臭いはしないようです。
    ニオイサンタンカは咲き始めですが、しっかり捻れていました。
    2019年10月09日 22:37
  • ロシアンブルー

    こんばんわ。
    イランイランノキの花を初めて見ましたが、色の変色も何色も
    あり、珍しい花ですね。
    マツカサジンジャーも確かに松笠のようでこの花も初めて見ました。
    ジャスミン類の良い香りに包まれてリフレッシュできそうですね。
    2019年10月10日 00:11
  • ジュン

    温室のお花は色が綺麗で楽しいです
    ジャスミンはお花が似ていますが
    我が家とはきっと種類が違うのでしょうね
    2019年10月10日 06:52
  • イッシ-

    ここには何度も行っていますがマツカサジンジャーは初めてかな。イランイランは香水になるんですね~。写真ばかりでにおいをかぐ余裕がない私です。。
    2019年10月10日 07:29
  • すーちん

    おはようございます
    要るんだか要らないんだか^^
    要りますよね~
    香水の原料になるんですから^^
    2019年10月10日 07:54
  • トトパパ

    こんにちは。

    どれも綺麗ですね。
    2019年10月10日 09:39
  • bunko

    芳香を持つ花が多いですね、当地フラワーセンターののイランイランの花もう青いのはなく黄色から枯れたような色に変わりつつあります、この頃が香りは強いですね、マツカサジンジャーその名の通り松かさみたいです。
    2019年10月10日 10:07
  • 長さん

    ジュンさん、コメントありがとうございます。
    ジャスミンに香りが似ている植物に○○ジャスミンと名づけることが多いです。ジャスミンはモクセイ科ソケイ属ですが、マダガスカルジャスミンはガガイモ科です。
    2019年10月10日 17:25
  • 長さん

    ロシアンブルーさん、コメントありがとうございます。
    イランイランノキ、日本語に共通する意味があって、名前が面白いですよね。
    マツカサジンジャーは花のように見えますが、苞なんです。
    マダガスカルジャスミン、それほど強い香りではなかったです。
    2019年10月10日 17:28
  • 長さん

    イッシーさん、コメントありがとうございます。
    マツカサジンジャーは私も初めて見ました。
    イランイランノキは良い香りがします。最初はそれに気付かず、2度目で確かめました。
    2019年10月10日 17:30
  • 長さん

    すーちんさん、コメントありがとうございます。
    イランイランが和名だったら、原産地国に叱られてしまいますよね。
    2019年10月10日 17:31
  • 長さん

    トトパパさん、コメントありがとうございます。
    温室は良いですよ。たまにはお出かけになりませんか?
    2019年10月10日 17:33
  • 長さん

    bunkoさん、コメントありがとうございます。
    イランイランノキの花弁は水分が抜けるに従い色が変わっていくのでしょうね。
    マツカサジンジャー、上手い名付けです。これで、花が咲いていれば良かったのですが・・・。
    2019年10月10日 17:35

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