秋の日光植物園にて(5) ミゾソバ、シンワスレナグサなど & 実の色々(シラネセンキュウ、キレンゲショウマ、レンゲショウマ、サラシナショウマ、ヤマトリカブト)

 10月23日に訪れた日光植物園で見た花などです。
 ミズバショウ池の付近にやってきました。

ミゾソバ(溝蕎麦)
タデ科タデ属またはイヌタデ属の一年草
東アジア(日本、朝鮮半島、中国)に分布
葉に、タデ科の特徴である「ハ」の字の斑が入っている
IMG_4728.JPG

シンワスレナグサ(真勿忘草)
ムラサキ科ワスレナグサ属の多年草。ヨーロッパ原産
別名:ワスレナグサ。最近は増えすぎて、整理しているそうです
IMG_4730.JPG
IMG_4733.JPG

ゴマナ(胡麻菜)の綿毛
キク科シオン属の多年草。本州の日当たりが良い山地に分布
IMG_4736.JPG

シラネセンキュウ(白根川芎)の実
セリ科シシウド属の多年草。日本では、本州、四国、九州に分布
IMG_4699.JPG
IMG_4698.JPG

キレンゲショウマ(黄蓮華升麻)の実
アジサイ科キレンゲショウマ属の多年草。紀伊半島、四国、九州に自生
IMG_4775.JPG
3本の角は雌しべ
IMG_4776.JPG

レンゲショウマ(蓮華升麻)の実
キンポウゲ科レンゲショウマ属の多年草。東北地方南部~近畿地方に分布
IMG_4779.JPG

サラシナショウマ(晒菜升麻、更科升麻)の実
キンポウゲ科サラシナショウマ属の多年草。北海道〜九州に分布
レンゲショウマの実を小さくしたような形
IMG_4726.JPG

ヤマトリカブト(山鳥兜)の花と実
キンポウゲ科トリカブト属の多年草。関東~中部地方に分布
IMG_4769.JPG
同じキンポウゲ科だけに、レンゲショウマの実と良く似ている
IMG_4748.JPG
 10月23日撮影。
 もう1回続きます。

この記事へのコメント

  • 目黒のおじいちゃん

    長さん、
    この時期は附子が目立ちますね。
    シラネセンキュウが果実をつけていましたか。
    ワスレナグサにシンという字を冠するの、初めて知りました。確か、北海道増毛駅近くで群生と出逢いました。
    2019年11月02日 15:09
  • イッシー

    ミゾソバの花ってかわいいですよね~。
    レンゲショウマもトリカブトもキンポウゲ科なんですね!
    それで実がこんなに似てるんですね。
    2019年11月02日 15:41
  • eko

    ミゾソバは可愛いですね。
    シンワスレナグサがご覧になれましたね。園芸品種はよく見ますが、やはり雰囲気が違いますね。
    花後の実が様々見られますね。ヤマトリカブトとレンゲショウマの実が同じ科ということで似ていますね。
    2019年11月02日 16:21
  • river

    ミゾソバ、ゴマナ、シラネセンキュウ、レンゲショウマ、サラシナショウマ、ヤマトリカブトは山でよく見ます。ただしほとんどは花を見るだけで種を見ることは少ないです。
    2019年11月02日 16:26
  • なおさん

    ミゾソバは可愛らしいピンクの花ですね。以前京都府立植物園に秋行った際、近くの鴨川沿いに沢山咲いているのを見ましたし、神代植物公園の水生植物園では、ツリフネソウと仲良く群生しています。
     
     ベイビーブルーのワスレナグサも可愛らしいですねえ。蔓延る草ですか。

     いろいろなショウマ類の実も面白いものですね。艶やかなトリカブトの青紫も良いものです。
     狂言では附子(ぶす)として吹く風に当たってさえ滅却するほどの大の毒、と言っていますが、毒ガスではないのでトリカブトの匂いを嗅いだからと言って中毒することはありませんねえ。ブスというのは女性のことだけか、という認識でしたが、You Tubeなどでたすくこまさんの替え歌など聞きますと、最近では男でもいうのか、と認識を新たにしました。
    2019年11月02日 16:46
  • 秋月夕香

    こんにちは。ミソソバの葉っぱにはの字~皆でしょうか。気を付けてみたことはありあせん。

    シンワスレナグサ、水色モ4ピンクも同じにさいていますね。
    先ほど、園芸店で勿忘草のお花をみてきましたが、水色ばかりでした。可愛いですね。
    山トリカブト、そこらへんにもあrのでしょうか。見たことはありません。お花はきれいなのでみるかもしれません。毒は根にあるのでしょうか。
    2019年11月02日 17:08
  • 寿々木

    ワスレナグサとエゾムラサキはそっくりで見分けが難しいですね。萼の切れ込みで見分けるそうですが・・
    レンゲショウマの実は立ち上がるのですか、3本水平だと思っていました。
    2019年11月02日 17:54
  • 信徳

    ワスレナグサの花、青とピンクが一緒に咲いているように
    見えるのですが?
    咲いた花の種、色々形が有って楽しいですね。
    みな落下した後、増える事は無いのでしょうね。
    2019年11月02日 17:56
  • shuuter

    ゴマナ 写真撮ったことがないです。
    関西でも見れる花ですね。探してみたいです。
    2019年11月02日 19:12
  • はるる

    シンワスレナグサ、シンがつくのですね。
    増え過ぎですか。あまり密集しても困るのでしょうね。
    たくさんあると、よりきれいなように思ってしまいますが。
    実のいろいろ、興味深く見せていただきました。
    2019年11月02日 20:01
  • うふふ

    ミゾソバの花、可愛らしいですね。
    金平糖を思い出します。
    ワスレナグサとシンワスレナグサは同じものなのですか?
    真とつくと正統派のような気になるから不思議です(笑)
    2019年11月02日 20:43
  • 長さん

    目黒のおじいちゃん、コメントありがとうございます。
    ヤマトリカブト、花と実の両方を見る事が出来ました。
    シンワスレナグサという名は、本物のワスレナグサという意味なんでしょうね。
    2019年11月02日 20:55
  • 降魔成道

    ミゾソバという名前は知らなかったのですが、田んぼのあぜ道とかに咲いてませんかね。何かよく見かける草花のように感じます。
    ゴマナやシラネセンキュウは野山を散歩しているときによく見かけます。地味ですけど好きです。
    2019年11月02日 20:56
  • 長さん

    イッシーさん、コメントありがとうございます。
    ミゾソバの花はとても小さいですし、殆ど開かないんですよ。
    キンポウゲ科に限らず、科が同じだと果実は似ていますよね。
    2019年11月02日 20:57
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    植物園だけに、本物のワスレナグサが展示してありました。
    ヤマトリカブトとレンゲショウマ、花が全く異なりますが、実が似るというのはやはり近縁の植物だからですね。
    2019年11月02日 20:59
  • 長さん

    riverさん、コメントありがとうございます。
    花の咲く頃に山に登りますが、秋から冬にかけて、実がなる頃はあまり行きませんからね。
    2019年11月02日 21:01
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    京都府立植物園は鴨川に面しているんですか。1度は行きたいと思っているのですが・・・。
    ワスレナグサ、かなり強い草なんですね。
    トリカブトの苗を売っているくらいですから、触ったり、花の臭いをかぐくらいなら、中毒はしないのですね。たすくこまの替え歌、人気のようですね。初めてYou Tubeで視聴しましたよ。男でもブスですか。男女同権?(笑)。
    2019年11月02日 21:14
  • 長さん

    秋月夕香さん、コメントありがとうございます。
    タデ科の葉にハの字が出るのは秋に多いようです。
    売られているワスレナグサは、ノハラワスレナグサ 、エゾムラサキ 、あるいはそれらの種間交配種ですが、ピンクの花の咲く品種も売られていますよ。
    ヤマトリカブトが町中で見られることは殆どないでしょう。トリカブトの毒は全草に含まれています。若葉を間違えて採取して中毒する人がいるそうです。
    2019年11月02日 21:20
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    エゾムラサキの萼にはカギ状の立った毛があるそうですが、確認してみたことはありません。
    レンゲショウマは花が終わると花茎が下を向きますが、実は斜上するか、上を向くようです。
    2019年11月02日 21:25
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    ワスレナグサのピンクの花、同じ株から咲いていました。突然変異ですかねー。
    これらの種、形から見て、鳥が食べそうにないのですが・・・。こぼれ種で増えるんじゃないんですか?
    2019年11月02日 21:34
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    ゴマナの花に似ているものは多そうですね。見つかったらラッキーでしょう。
    2019年11月02日 21:36
  • 無門

    こんにちは

    ミゾソバは大きさと言い
    色合いといいい
    正にコンペイトウですよね
    2019年11月02日 21:38
  • 長さん

    はるるさん、コメントありがとうございます。
    シンワスレナグサと真がつくのは本物という意味でしょう。植物園も限られたスペースですから、増えすぎると他の植物の居場所を奪ってしまうのでしょう。
    2019年11月02日 21:39
  • 長さん

    うふふさん、コメントありがとうございます。
    ミゾソバが金平糖ですか。まとまっていくつも咲くからですね。
    ワスレナグサというのは総称としての名前でもあるのですね。それと同じになってしまうので、真を付けたのではないでしょうか。
    2019年11月02日 21:42
  • 月奏曲

    ワスレナグサが忘れられないほど増え過ぎましたかw
    ミゾソバ可愛いw

    キレンゲショウマだけ丸いなぁと思いましたがこれが段々長くなるのかな?これだけ丸くて仲間外れ?
    2019年11月02日 21:42
  • 長さん

    降魔成道さん、コメントありがとうございます。
    ミゾソバと似ているものにはタニソバ、ママコノシリヌグイ、ウナギツカミなどがあります。
    自生のゴマナやシラネセンキュウに出会うのですね。良いなー。
    2019年11月02日 21:45
  • mori-sanpo

    ミズバショウの池で思い出しました。
     この池の花後の水芭蕉の葉の大きさに驚いたことがありました。やはり、尾瀬などと違って温暖なので徒長していたのでしょうね。
     ヤマトリカブトも咲いていましたか。この花には独特の雰囲気がありますね。
    2019年11月02日 21:45
  • 長さん

    無門さん、コメントありがとうございます。
    ミゾソバの花の塊は突起の先端が赤い金平糖ですね。
    2019年11月02日 21:46
  • 長さん

    月奏曲さん、コメントありがとうございます。
    シンワスレナグサが咲く湿地帯には他の植物もあるので、あまり増えすぎると困ったことになるからでしょう。
    ショウマと名が付く植物を並べましたが、キレンゲショウマだけがアジサイ科で、他はキンポウゲ科なんですよ。
    2019年11月02日 21:51
  • 長さん

    mori-sanpoさん、コメントありがとうございます。
    ミズバショウの葉は大きくなりますね。北海道で見たミズバショウの葉も大きくなっていましたから、寒暖の差はそれほどないのではないでしょうか。
    ヤマトリカブトの花、他には似たようなものはないですよね。
    2019年11月02日 21:58
  • トトパパ

    こんばんは

    ミゾソバっていうんですか。
    可愛い花ですね。
    2019年11月03日 00:52
  • すーちん

    おはようございます
    ワスレナグサは湿地帯が
    好きだとは意外でした
    2019年11月03日 10:31
  • 長さん

    トトパパさん、コメントありがとうございます。
    ミゾソバの花の塊、金平糖みたいです。
    2019年11月03日 11:35
  • 長さん

    すーちんさん、コメントありがとうございます。
    ワスレナグサは日当たりと水はけのよい湿性地を好むそうですよ。
    2019年11月03日 11:38
  • go

    ミゾソバの葉にハの字の模様がありますが、私たち子供の
    ころに大人から八幡様の草だと聞いて八幡草と呼んでいました。
    田んぼのあぜ道や草はらなどこでも見られる身近なはなでした。
    2019年11月03日 11:47
  • 長さん

    goさん、コメントありがとうございます。
    ミゾソバは八幡様の草だから八幡草ですか。八幡神社の周りにたくさん生えていたのでしょうね。
    2019年11月03日 12:07

この記事へのトラックバック