新宿御苑の大温室にて(4) オニバス、熱帯性スイレン、アメリカシャガ、キリンガ・ネモラリス、マランタ・レウコネウラ、サガリバナなど

 9月25日に訪れた新宿御苑の大温室で見た花を記録しています。
 温室の中央部分に池が作られており、オオオニバスや熱帯性スイレンなどが展示されています。

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オオオニバス(大鬼蓮)
スイレン科オオオニバス属の水生植物
アマゾン川原産で、葉は直径3m以上になる
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花径は40cmにもなるというが、まだ開花途中だった
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熱帯性スイレン
スイレン科スイレン属の水生植物。主に熱帯アフリカ原産
品種名の表示がないか、植物に隠れて見えなかった
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 以下は、池の周囲で見た植物です

アメリカシャガ(亜米利加著莪)
Neomarica northiana
アヤメ科ネオマリカ属の多年草。1属1種で、日本のシャガとは別属
アメリカと付くが、原産はニカラグア~ブラジル
英名はウォーキング・アイリス(地下茎を伸ばして増えていくから)
花弁は垂れ下がるが、左は葉の上になってしまった
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キリンガ・ネモラリス
Kyllinga nemoralis
カヤツリグサ科タイトウクグ属の多年草。太平洋諸島原産
和名はユキボウズ(雪坊主)、別名:シラタマカヤツリ(白玉蚊帳吊)
茎の頂点から3枚の長い苞葉が伸び、中央に径1cmほどの球状花序がつく
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マランタ・レウコネウラ・エリトロネウラ
Maranta leuconeura var. erythroneura
クズウコン科マランタ属の多年草。原産は熱帯アメリカ
葉の斑の入り方などを楽しむ観葉植物。表面の葉脈が濃桃色
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花径は1cmくらい
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サガリバナ(下がり花)
サガリバナ科サガリバナ属の常緑高木。東南アジアの熱帯・亜熱帯に分布
日本では南西諸島(奄美大島以南)に自生。別名:サワフジ
花は夏から秋の夜に咲き、朝には散ってしまう。花には芳香がある
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↑ 実が出来ている   ↑ 開花間近なピンクのつぼみが見える
↓ 地上に落ちた花(長い雄しべが綺麗)
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 9月25日撮影。
(つづく)

この記事へのコメント

  • なおさん

    温室の池には定番のオオオニバスやら熱帯スイレンなどがありましたか。オオニバスの大きく成長した葉はこどもを乗せても沈まない、などと言われていますが、ほんまかいな??と半信半疑な気がします。この画像くらいな大きさではまず、沈んでしまいそうですね。神代植物公園の屋外の池で実際に乗ってみるイベントなどもあったようですが、体重制限がキビシイのでしょうね。

     西表などでサガリバナの自生を見たいものですが、ヒマもお金もないひとには、都内の温室で見られるのはありがたいことですね。
    2019年10月05日 13:43
  • 秋月夕香

    こんにちは。ご訪問気持ち玉ありがとうございます。
    まるで、サクヤコノハナ館とおなじです。とても大きく熱帯植物から、ヒマラヤノケシまで、とても充実しています。でも少しは種類もちがいますが、去年行ったときは、オオオニバスに本当に子供をのせてるイベントをしていました。
    30キロ以上はだめだとか。私は勿論17キロオーバーなので
    タ゛メですが、乗りたいなあ~♫とは思いました(笑)
    2019年10月05日 15:26
  • nobara

    オニバスの質感までよく出ていますね。
    図体の割には花がチッチャですね((((^Q^)/
    サガリバナまで見られたんですね~~
    沖縄でたくさん見たのを思い出しました。
    水の上に落ちた姿も美しいです
    アメリカシャガも変わってますね。
    2019年10月05日 16:05
  • river

    オオオニバスは温室等で栽培され時々紹介されるのに日本のオニバスはほとんど紹介されることがありません。群馬では館林の蛇沼に自生しますがほとんど見る人もいません。新葉はヘリが上向いてオオオニバスに似ていますがやがて平らに広がります。葉の大きさは1mほどですが時に2mにもなります。紫の花は綺麗で絶滅危惧II類ですが人に嫌われ保護されたものがわずかの残っています。
    2019年10月05日 16:16
  • 寿々木

    ビクトリアのツボミに出合うことが出来ましたか、ラッキーでしたね。ここ何年もわたしは出合ってません。マランタの花うまく撮れましたね。葉は右上の植物ですね。
    2019年10月05日 17:15
  • shuuter

    オニバス 子供なら乗れるそうですね。
    植物園で子供が乗っている写真を見ました。
    熱帯には面白い植物がありますね。
    2019年10月05日 17:22
  • 信徳

    オニバス、サガリバナなど温室ならではの花ですね。
    サガリバナは少しピンクがかって綺麗です。
    夜見たら尚素適なんでしょう。
    2019年10月05日 18:00
  • eko

    オオオニバスの大きな葉は子どもたちを乗せるイベントがよく開かれていますね。花茎40cmにもなる花も大きいですね。
    熱帯性スイレンは花色が豊富で美しいです。
    サガリバナも綺麗ですね。温室で見られるのは嬉しいことです。
    2019年10月05日 18:09
  • イッシー

    神代でやってましたが、そんなに大きくなかったですよ!
    このくらいなら小さい子なら乗れそうですね。
    40cmは大きいですね!開くのは夜なのかな~
    2019年10月05日 18:19
  • mori-sanpo

    大温室の池もオオオニバスやスイレンの葉が増えて、かなり熱帯の池の雰囲気になってきたように思えます。
    熱帯性スイレンの花たちがきれいに撮れましたね。
    2019年10月05日 18:27
  • 降魔成道

    オオオニバスは3メートルにもなるのですか。凄いですね。子供なら乗っても大丈夫ですかね。もちろんそんな危険はおかしませんが。開花したらまたお写真を期待しています。
    2019年10月05日 18:43
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    ここのオオオニバスはまだ株が小さいのか、枚数はフタタような感じはしますが、葉が大きくなりません。まだ子供を乗せるのは無理ですね。
    サガリバナは、昨年、夢の島熱帯植物館の夜間公開で咲いているところをしっかり見てきました。
    2019年10月05日 20:45
  • 長さん

    秋月夕香さん、コメントありがとうございます。
    咲くやこの花館にいらっしゃいましたか。あそこはここより大きいので多くの種類をご覧になったでしょうね。
    オオオニバスは葉の上にポリ板みたいなものを敷いて子供を乗せているようですね。
    2019年10月05日 20:49
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    オオオニバスの花は夕方開くので、これは前日咲いて一旦閉じたものだと思います。
    サガリバナは前夜咲いたものが花茎に残っていました。
    アメリカシャガは、シャガと言うよりアヤメ系みたいに見えますよね。
    2019年10月05日 20:59
  • 長さん

    riverさん、コメントありがとうございます。
    オオオニバスは見ますが、オニバスは見たことが無いです。オニバスは葉にイボイボみたいなものがあるので、あまり美しくないというようなことがあるのかもしれませんね。葉を突き破って花が咲く姿はなかなかのものなんですがねー。
    2019年10月05日 21:08
  • すーちん

    こんばんは
    オオオニバスの葉何かを
    乗せるように出来てる
    ところが面白いというか不思議です
    2019年10月05日 21:11
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    オオオニバスは前夜一度咲いて、この日の夜に2度目の開花前だと思います。
    マランタの葉は下の方の赤い筋が入っているものです。
    2019年10月05日 21:14
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    オオオニバスは30キロ迄ぐらいなら人が乗っても大丈夫だそうですが、この葉はまだ小さいです。
    2019年10月05日 21:16
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    温室に池があればオオオニバスやサガリバナは良い展示になりますね。今年は夢の島熱帯植物館の夜間公開に行けなかったので、サガリバナのきれいな時を見ることが出来ませんでした。
    2019年10月05日 21:21
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    ここのオオオニバスの葉はまだ小さいので、子供を乗せるのは無理ですね。花は夜開くので、日中は無理です。
    熱帯性スイレンは種類が増えたみたいです。
    2019年10月05日 21:23
  • 長さん

    イッシーさん、コメントありがとうございます。
    この大きさの葉では子供を乗せるのは無理だと思いました。花は夜に開花します。
    2019年10月05日 21:25
  • 長さん

    mori-sanpoさん、コメントありがとうございます。
    大温室の大きさは以前より小さくなったそうですが、狭いながらも色々な植物を展示しています。
    熱帯性スイレンの花は70-300mm(35mm換算112-480mm)で撮りました。
    2019年10月05日 21:28
  • 長さん

    降魔成道さん、コメントありがとうございます。
    オオオニバスの葉には30キロくらいまでなら子供が乗っても大丈夫だそうです。オオオニバスの花は夜開花するんですよ。
    2019年10月05日 21:31
  • 長さん

    すーちんさん、コメントありがとうございます。
    オオオニバスの葉の裏には太い葉脈があって、浮力と共に重さを支えるようです。
    2019年10月05日 21:34
  • うふふ

    ここのオニバスはよく知られていますね。
    他の方のブログで葉は見ていますが、花は初めてです。
    40㎝の花が開くとどんなでしょうね。
    想像もつきません。
    2019年10月05日 22:00
  • 長さん

    うふふさん、コメントありがとうございます。
    オオオニバス、少しずつ株が成長しているようですが、まだ葉は小さいです。花は夜開花するんですって。
    2019年10月05日 22:18
  • 藍上雄

    この時期に熱帯性スイレンの花を見る事が出来るのは温室ならですね。マランタ・レウコネウラ・エリトロネウラ、花よりも葉の方が存在感あると思います。変わっています。
     サガリバナ科と言う物が有るのは知りませんでした。雰囲気、カラスウリに似ていますね。
    2019年10月05日 22:36
  • ロシアンブルー

    こんばんわ。
    オニバスがスイレンと一緒に見られるようになったのですね。
    サガリバナって魅惑的な花ですね。
    長い雄しべは何と美しいこと驚きです。
    2019年10月05日 22:36
  • 月奏曲

    サガリバナの落ちたやつが怪しいイソギンチャクみたいでびびったw

    オオオニバスは子供乗せるイベントとかするのかな?
    2019年10月05日 22:46
  • 長さん

    藍上雄さん、コメントありがとうございます。
    今年はまだ暑いですが、もう外では熱帯性スイレンの花は難しいかもね。
    マランタ・レウコネウラ・エリトロネウラ、本来は観葉植物です。
    サガリバナは花弁がなく、しべが目立ちます。カラスウリは花弁が細く切れ込んでいるのですから、似て非なるものです。
    2019年10月05日 23:30
  • 長さん

    ロシアンブルーさん、コメントありがとうございます。
    オオオニバスも、熱帯性スイレンも株が大きくなってきたようです。なお、オオオニバスはブラジル原産、オニバスは在来種です。
    サガリバナは夜咲きます。夢の島熱帯植物館では、夏に2回ほど夜間公開がありますから、ご覧になると良いですよ。
    2019年10月05日 23:34
  • 長さん

    月奏曲さん、コメントありがとうございます。
    サガリバナがイソギンチャクに見えましたか、面白い。
    オオオニバスの葉に子供が乗れるイベントは神代植物公園で行われているとか。
    2019年10月05日 23:36
  • mina

    こんにちわ~
    熱帯性スイレンも可愛いお花が
    綺麗ですね
    オオオニバスには子供が
    乗る事が出来るんですね
    2019年10月06日 09:21
  • 長さん

    minaさん、コメントありがとうございます。
    熱帯性スイレンは綺麗な鼻で、園芸種が沢山作り出されています。
    オオオニバスの葉は大きくなると、30Kgs 位までなら上に乗ることが出来るそうです。
    2019年10月06日 10:56
  • トトパパ

    こんにちは。

    オオオニバス、大きいですね〜。
    チワワなら乗れそうですね。
    2019年10月06日 11:06
  • 長さん

    トトパパさん、コメントありがとうございます。
    オオオニバスの葉は大きいものだと30キロまでOKです。チワワな何匹乗れるでしょうか。
    2019年10月06日 15:25

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