今回は熱帯雨林温室で見た花の続きです。
シマジタムラソウ(島路田村草)
シソ科アキギリ属の多年草。東海地方の固有種。絶滅危惧II類(VU)
島路は伊勢神宮宮域林の島路山で発見されたことに由来
花色は異なるが、ナツノタムラソウ(夏の田村草)の近縁種
サイヨウシャジン(細葉沙参)
キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草
本州の中国地方以西、九州、琉球、中国に分布
先月、shuuterさんが取り上げていらっしゃいました(こちら)
シマトウヒレン(島唐飛廉、島塔飛廉)
キク科トウヒレン属の多年草。対馬固有種(山の草地に生える)
絶滅危惧IA(CR)。花径は1cm程度
エスキナンツス・スペキオスス
イワタバコ科ナガミカズラ属の常緑小低木
原産はマレー半島、カリマンタン島、ジャワ島
雄しべと雌しべが花冠から飛び出している
ネリネ・アペンディキュラタ
ヒガンバナ科ネリネ属の常緑多年草(球根)
南アフリカ・東ケープ州原産、草丈は30cm
以下は、温室周辺、及び、温室から出口までで見た花です。
アキス・アウツムナリス
ヒガンバナ科アキス属の球根植物
地中海西海岸(南ヨーロッパ、北部アフリカ沿岸)に分布
別名:秋咲きスノーフレーク
ペニセタム・オリエンターレ ‘カーリーローズ’
イネ科チカラシバ属の耐寒性多年草(半常緑~落葉性)、園芸品種
原種は、主として中央アジアに分布。チカラシバの仲間です
ピンクの穂がでるペニセタムも流通しているようです
ダンギク(段菊)
シソ科ダンギク属(←クマツヅラ科カリガネソウ属)の多年草
中国、台湾~南九州に分布。別名:カリオプテリス
ユーコミス・プンクタータ
キジカクシ科(←ユリ科)ユーコミス属の球根植物。アフリカ南部原産
英名:パイナップルリリー。和名:クロホシオモト
↑ 花茎が倒れた花後の姿です 種でも増えるようです ↓
秋のつくば植物園シリーズ終了。
長らくお付き合い頂き、ありがとうございました。
この記事へのコメント
目黒のおじいちゃん
サイヨウシャジン、小田原かどこかで出逢ったように思います。
ダンギクも良い風情ですね。
わけい
秋のつくば植物園はずいぶん楽しめますね。
無門
似たような花があっても
生息域が○○以西となると
違うんですね
nobara
アキノタムラソウとお花そのものはそっくりです。
こんなのがあるんですね。
サイヨウシャジン(細葉沙参)は九州の山野でよく見かけました。
ネリネ・アペンディキュラタ、
ネリネが好きなので色々~植えていますが
こんな色のに出逢った事がありません。
家で咲かせたいですね~~~
はるる
温室ということで、華やかさがありますね。
シマトウヒレン、おもしろいですね。
まじまじと見てしまいました。
パイナップルリリー、こういう種なんですね。
寿々木
shuuter
トウヒレン類はまだ見たことないです。高山に出掛けないと見れないのでしょうね。
eko
このネリネ可愛いですね。今まで見たことありません。花色が素敵です。
ペニセタムも様々ありますね。風に揺れて日に輝くと綺麗です。
ダンギク可愛いです。
パイナップルリリーは種でも増えますか。近所の花もこのように倒れています。
もこ
いつも珍しいお花を紹介していただいて有難うございます。
秋月夕香
ネリネのピンクがいちばんすきです。
なんだかこんなにも種類があるなんてすごいです。
人間も一人一人違うように。
それぞれにたくましく生きていますね。
長さん
今回は初めて出会う植物が多かったのが収穫です。
サイヨウシャジンは関東には自生がありませんが、ツリガネニンジンに似ていますからね。
長さん
このネリネは初めて見ました。イネ科の植物はお好きですか?
学名度覚えるのは無理ですが、植物園は楽しめますよ。
長さん
○○以西というのは変種に多いです。
長さん
シマジタムラソウはアキノタムラソウに良く似ています。しべの形が違うだけ見たいです。
サイヨウシャジンは、単独では見分けがつかないくらいにツリガネニンジンに良く似ていますね。
このネリネ、小振りな花で良い雰囲気ですが、日本では流通していないようです。
長さん
ここは植物が多いので、バックヤードにも色々あるようで、その中から花が咲いたものが展示されるようです。シマトウヒレンもその一つだろうと思います。
パイナップルリリー、種は初めて見ました。
長さん
パイナップルリリーは花が終わる頃は花茎が弱くなるのかも知れませんね。
ダンギクにピントが合いませんでしたか。それは残念。
長さん
トウヒレン類は高山にも低山にも分布があるようですよ。
長さん
地域変種がある植物、植物園では研究対象になっているのでしょう。
ネリネは色々な花色がでていますが、これはちょっと新鮮な色ですね。
ペニセタムのピンクの花穂は見てみたいですね。
パイナップルリリー、花茎が長くなると倒れやすいのかもね。
長さん
植物名ってたくさんあるから覚えられませんよ。特に学名なんかはね。
イッシー
しかもこんなにたくさん。
これなら時間かかりますね。
長さん
今回紹介した温室の花は、ネリネ以外、手すりに小さな鉢が掛けてある程度の小さな植物です。
うふふ
時々行く植物園にもあるのですが、いつ見てもちょっと笑ってしまいます。
シソ科に変わりましたか。
カリガネソウの仲間とは意外です。
月奏曲
あの小さいやつ一つ一つがお花なのかな?
パイナップルリリーの種?も初めて見ました。
ロシアンブルー
シマトウヒレンの花、線香花火のようですね。
ネリネにこのような紫色の花の種類があるんですね~
初めてみました。
ダンギクも咲き始めましたね。
長さん
今回は途中昼食を挟んで4時間滞在、420枚ほどの写真を取りました。
長さん
ダンギクは葉がでているところの周囲に花が付きます。それが段々に見えるので、ダンギクとなったのでしょう。このような咲き方はシソ科に多いです。でも、カリガネソウの仲間とはね。
長さん
ダンギクは茎の周囲に小さい花がぐるりと咲きます。このような咲き方はシソ科に良くあるパターンです。
パイナップルリリー、この種がこぼれて増えるんですね。
長さん
シマトウヒレン、一つ一つの花を見るとサルビアという感じがしますよね。
このネリネ、まだ日本では珍しいですね。
このダンギクは園芸種みたいですが、たくさん咲いていました。
mori-sanpo
来春あたりに、筑波山とともに植物園にも出かけて見たいと思います。
すーちん
何時も思うんですが
ダンギク面白い形ですね
名前もぴったり^^
長さん
お孫さんと一緒に筑波山やつくば植物園に行かれるのは良いですね。筑波山はかーぶるカーやロープウェイがありますから、楽に登れます。植物園はお子さん向けの企画が行われていることがありますよ。
長さん
ダンギクは段々に花が咲いて面白いですね。こういう咲き方はシソ科の特徴なのですが、クマツヅラ科に分類されていたのが不思議です。
トトパパ
今日も綺麗な花がいっぱいですね。
信徳
良く似ています。(葉が違います)
珍しい花が色々咲いているつくば植物園、ありがとうございました。
長さん
花は綺麗でなくちゃ、と思っていますから、綺麗に撮ってやりたいのです。
長さん
ネリネ・アペンディキュラタは和文のHPが皆無と言って良く、よく分からない品種です。ネリネ属には30種ほどが知られており、ダイヤモンドリリーもその一種ですね。ダイヤモンドリリーはしっかりした葉ですが、アペンディキュラタは細いですね。
藍上雄
ペニセタムのような、イネ科の観葉植物、流行って来ましたね。穂の色が緑でないので、花穂のような存在感ありますね。
長さん
秋咲きスノーフレーク、小さな圃場で咲いていました。国内で流通しているようです。
イネ科の植物、展示してあるところが多くなりましたね。