前記事のシモバシラやテンニンソウが咲いていたのは植物園のほぼ中央あたりなのですが、その近くでコムラサキの実が色づき、ナンテンハギがたくさん咲いていました。
コムラサキ(小紫)の実
シソ科ムラサキシキブ属の落葉低木
日本(本升|・四国・九州)、台湾、朝鮮半島、中国に分布

ナンテンハギ(南天萩)
マメ科ソラマメ属の多年草。北海道〜九州の山野に生える
別名:フタバハギ


ゴンズイ(権萃)
ミツバウツギ科ゴンズイ属の落葉小高木
赤い果皮が割れて黒い種が見えてきた。種子は直径約5mmくらい


ニホンハッカ(日本薄荷)
シソ科ハッカ属の多年草。日本在来種
別名:ハッカ、和ハッカ(和薄荷)、ワシュハッカ(和種薄荷)
ヨウシュハッカよりやや葉が長く、萼筒の裂片が鋭く尖っている


ハチジョウイタドリ(八丈虎杖)
タデ科ソバカズラ属(←タデ属)の多年草。イタドリの変種
イタドリより大型で、葉が大きく、厚い
八丈島固有種ではなく、伊豆七島に分布している
別名:ミハライタドリ(三原虎杖)、八丈島ではイタガラと呼ぶ


メイゲツソウ(名月草)
タデ科ソバカズラ属(←タデ属)の多年草。イタドリの高山性変種
和名はベニイタドリ(紅虎杖、花が赤いから)

オオミゾソバ(大溝蕎麦)
タデ科イヌタデ属の一年草。日本、朝鮮半島、中国、サハリンに分布
ミゾソバより大きくなる変種で、葉柄に翼があり、托葉も顕著


シロモンノメイガ(白紋野螟蛾)
ツトガ科ノメイガ亜科。全国に分布し、灯火によく飛来する
開張幅2cmくらいの小さい蛾。初めて知りました

(つづく)
この記事へのコメント
イッシ-
長さん
オオミゾソバですから草丈が高くなるのですが、まだ小さかったです。私はここでしか見たことがありません。
寿々木
シロモンノメイガはみたことありません。
river
ナンテンハギは山でよく見かけます。榛名山には多いです。霧ヶ峰でもよく見かけますが花の時期は7月から9月です。
メイゲツソウは富士山麓で大きな群落を見たことがあります。もちろんこちらの山にもありますが山では花の色はもっと赤いです。
うふふ
初めてですが、オオがついてもやっぱりかわいいお花ですね。
秋月夕香
ゴンズイなどは山でよくみます。秋たけなわの植物たち、昼のあたたかいのももう少しですね。何だか晴天の秋がすくないです。
もう少し秋をたのしみたいのに。
こちらでは今ごろ金木犀がかおっています。
無門
秋たけなわ
木の実がすっかり色づきましたね
次は紅葉の季節
彩の秋は
楽しみ一杯だね
なおさん
ナンテンハギは何度か見ているのですが、こんな大株で花つきの良いものは見たことがありません。花の咲きはじめと咲き進んでからは花の色が微妙に変化して趣があります。アズキナなどと呼ばれて春の若芽は山菜にもなりますね。
ゴンズイはヤマシャクヤクやらトキリマメ同様に、赤と黒で採食者の気を惹く戦略なのですよねえ。
nobara
東隣のお宅のはまだお花も咲いています。
ゴンズイの中の黒い実がちゃんと残ってますね。
オオミゾソバ(大溝蕎麦)って今はミゾソバとあえて分けないという記述が多いですよね~
ミゾソバの季節になっていますが河畔は怖くて近づけません。
野川ですら注意報がでましたからね~
メイガの仲間も多彩ですよね~@@
eko
ゴンズイの実が割れて黒い種が見えていますね。赤と黒の色で目立ちます。
オオミゾソバもあるんですね。オオとついても花は可愛いです。
シロモンノメイガ初めて見ました。
shuuter
植物園のナンテンハギ 別物に見えます。
わけい
それに昆虫が写っていたりすると、なお好感がもてます。
植物の名前や特徴などもよく調べられて、感心します。
目黒のおじいちゃん
急なお知らせです。
自然教育園の古木、おろちの松が台風19号の暴風で
二日後の14日に倒壊した。今日見てきました。樹齢300年以上。
長さん
ハッカは生産が盛んだった山形県からの移住者が北海道で作り始めて日本一になったんだそうですね。
ハッカの花は白もピンクもあるそうです。
シロモンノメイガ、ちょっと距離があって、最初は何か分かりませんでした。
長さん
コムラサキは実がたくさん出来るだけに、すぐ増えそうですね。
ナンテンハギは大株が5つありました。
メイゲツソウ、福島の浄土平で見たものは、やはりもっと赤かったです。
長さん
ミゾソバは白い金平糖に赤い砂糖液をまぶしたような形をしていますね。葉の付け根と托葉の形で大小を区別しているのですが、もともと同じ種類だとの説もあります。
長さん
ゴンズイの実は赤と黒で目立ちますね。
数日前から気温がぐっと下がってきました。関東では奥日光の紅葉が始ったそうです。
昨日、今日のウォーキングでキンモクセイやギンモクセイを見てきましたよ。
長さん
紅葉より先に木の実が色づきました。関東南部まで紅葉が進むにはまだ1か月以上先でしょう。
長さん
コムラサキの実は色が良いし、ムラサキシキブより多く着きますね。
ナンテンハギは大株が5つほどありました。少し峠を過ぎたようで、形の良い花は遊歩道から距離がありました。
ゴンズイの実は赤と黒で目立ちますね。これを好きな鳥はキジやヒヨドリ、ヤマドリなどだそうです。
長さん
コムラサキは実のたくさんついている部分を狙いました。
ゴンズイの実は低い枝にもついていたので、撮りやすかったです。
オオミゾソバとミゾソバ、同一と見る説もあるそうですね。
もう台風による増水はかなり引いたようですが・・・。江戸川は河川敷の野球場が見えてきました。
長さん
コムラサキ、写真はいいとこ撮りなんですよ。
ゴンズイの実は赤と黒で目立って撮りをおびき寄せる戦略ですね。
オオミゾソバですが、花の大きさはミゾソバと同じでした。
モンシロノメイガ、小さくてよく見えないので、480mm相当の望遠レンズを使いました。
長さん
ここのナンテンハギは大株になっていて、5つほどの塊で咲いていました。
長さん
今回はマクロレンズも持参したのですが、レンズ交換をサボって、望遠ズームで撮ってからトリミングしました。
植物園は大抵の植物に名札が着いているので、大助かりです。名前さえ分かれば情報はいくらでもネットから集められますから。
長さん
自然教育園のおろちの松が倒れましたか。江戸時代からの生き証人だったのに、それは残念ですね。
月奏曲
ニホンハッカ可愛いw
シロモンノメイガ、知らなかったのですが凄く小さい蛾ですねぇ
長さん
ゴンズイの名の由来は諸説ありますが、魚のゴンズイ同様、あまり役立たない木だからということらしいです。赤と黒の実も人間じゃなく、鳥が見分けやすいようにとの戦略ですね。
シロモンノメイガは灯火に集まってくる蛾の一種だそうですよ。
降魔成道
魚のゴンズイは知ってましたが、植物は知りませんでした。
勉強になります。
戦前は世界のメントールの7割を日本が生産していましたが、その原料は二ホンハッカだったようですね。
長さん
コムラサキの実は良い色ですね。
ゴンズイは魚のゴンズイ同様、役に立たない木だからというのが通説です。
ハッカは明治になって山形県で生産が盛んになり、生産業者が北海道に移住してから、北海道が生産量日本一になったそうです。
ミキ
ブログの太文字の件、ありがとうございました。
お陰様で、まるで手品のように解消しました。
ゴンズイの実が見事ですね。
山に見に出かけたくなりました。
白と黒のお洒落な蛾、初めて見ました。(^^♪
信徳
大好きな草花です。
前日のテンニンソウ、アサギマダラの好きな草花で
赤城自然園に沢山有りました。
行き当たりばったり
すっかり秋の風情です。イタドリ、ミゾソバ---いろいろ種類があるものですね。
オオミゾソバのピンクがうれしいです。
シロモンノメイガには、感動です。
トトパパ
コムラサキ、綺麗な色ですね。
なんか美味しそう。
すーちん
コムラサキ一杯実付けてますねー
ゴンズイいわれ聞くんですが
すぐ忘れてしまいますー^^
ジュン
見たことがありません
見たいですが見過ごしてしましそうです
ご存知ですと気が付くのですね
長さん
太文字が元に戻りましたか。良かったですね。
ゴンズイは実が割れる頃が綺麗ですね。
ノメイガの仲間は日本に45種類以上生息してるそうですよ。
長さん
コムラサキ、花の頃も良いですが、実がこのように色づく頃も良いですよね。
アサギマダラはテンニンソウも好きなんですね。4年前に赤城自然園で撮ったことがありますよ。
長さん
秋は野山に行きたいですが、とりあえず植物園で秋の雰囲気を見てきました。
ノメイガは日本に45種類以上も生息しており、その中でシロモンノメイガは小さい方です。
長さん
コムラサキの実、綺麗な色ですが、食べられません(笑)。
長さん
コムラサキ、色が良くて実のたくさんついている部分を撮りました。
ゴンズイの名の由来は諸説あるのですが、魚のゴンズイ同様、役に立たない木だからというのが有力です。
長さん
ハッカは北海道で主に栽培されているそうです。これは名札がありました。
オオミゾソバはミゾソバと同類とする説があります。
はるる
植物園ならではのたくさんの花々、ひとつひとつ目を奪われてしまいます。
実もコムラサキやゴンズイなど、どっさりついて賑やかですね。
長さん
蝶かと思ったら蛾の仲間でした。ノメイガの仲間は国内に45種類以上も生息していると知ってビックリしました。
これからは花が少なくなって、実や紅葉の季節ですね。