オスモキシロン・リネアレという面白い性質の植物が展示してありました。属名のオスモキシロンには「オ・モ・シロ」という文字が入っているのは偶然!。
雌花が先に咲いて、ほかの株の花粉をもらい、実になり始めるころ雄花が咲く。雌雄異花同株・雌性先熟型と言い、自家受粉しない工夫なんだそうです。詳しいレポートが「シンガポール熱帯植物だより+あるふぁ」というブログに投稿されています(こちら)。
ランはバックヤードでたくさん栽培されていますが、その時期に開花しているものが随時、大温室に展示されます。
デンドロキラム・マグナム
Dendrochilum magnum
フィリピン諸島の低緯度の山中に分布する。日本では初夏~秋咲き。香りが良い
パフィオベディラム ‘シンジュク#165’
Paph. Shinjyuku #165 (Paph. callosum x Orga Bagshowe)
新宿御苑で作出されたパフィオベディラムの交配種
デンドロビウム・レボラタム
Dendrobium revolutum
インドシナ半島の標高300〜1000mの森林に分布する小型の着生種
カトレアの一種 (名札なし、または見えず)
ミルトニア・クロウェシー
Miltonia clowesii
ブラジル原産の着生種。詳細不明
(つつく)
この記事へのコメント
river
長さんがお好きなランもたくさん咲いていますね。
はるる
本当におもしろい植物ですね。
時々訪れると、変わったものに出会いますね。
温室もたくさんの花があり、ランもいいですね。
bunko
降魔成道
オスモキシロン・リネアレは面白いですね。
興味がそそられます。
なおさん
日本でいうと、キキョウなども雄蕊と雌蕊の熟し方に差があるのが良く分かりますね。
ランもあれこれあると、気分もらんらんとしますよねえ。リニューアル直後より、少しはマシになったような気がするのは、此処の温室もウェブリブログも共通ですかねえ。
mori-sanpo
デンドロビウム・レボラタムの花は、小さな花のようですが魅力を感じました。
CHIEKO
新宿御苑は1年に1回は行きますが、大温室には入った事がなく、今度は行ってみようと思いました。
オスモキシロン リネアレ 名前も、雌花雄花の仕組みも面白いですね。いろいろなラン、特にカトレアの一種というオレンジ系の品種、とても美しいです。
shuuter
植物園で見ました。
また冬には植物園のお世話になります。
長さん
オスモキシロン・リネアレは面白いですね。自家受精を防止する戦略なんですね。雌性先熟というのは魚類の一種にもあるそうです。
夏の終わりですから、ランは少なくても仕方がありません。
長さん
オスモキシロン・リネアレは面白い性質ですね。これまでに2ヵ所で見たことがありますが、新宿御苑の大温室では初めてです。
昔の温室はもっと植物の種類が多かったらしいですよ。
長さん
「生育観察のブログ」は一寸古い記事ですが、よく調べて書かれていますよね。
デンドロキラム・マグナムは花が小さいから、香りで昆虫を誘う戦略なんですね。
長さん
温室で展示される植物は普段見る事が出来ないものが多いので、楽しいです。その中には、オスモキシロン・リネアレみたいに,変わったものもありますからね。
長さん
オモシロキシロン・アレアレ、それ頂きます(笑)。
キキョウは雄性先熟の分かりやすい例でしょうね。
今の時期でも咲くランがたくさんあると良いのですが、日本ではそうも行きませんね。
気持ち玉機能がやっと復活して、少しはましになりましたね。
長さん
大温室で展示されるランはバックヤードで咲いた状態の良いものが持ってこられるのですよ。
デンドロビウム・レボラタムは唇弁の長さが2cm足らずです、
長さん
新宿御苑の大温室、まだ訪れたことがありませんか。四季折々で色々な花が咲きますが、お勧めはラン展が開かれる時なのですが、年によって12月だったり1月だったりします。
長さん
オスモキシロン・リネアレは確か京都府立植物園には斑入り葉の珍しい株があるはずです。
うふふ
舌を噛みそうな名前もあって、勝手に面白がっています。
シンジュクと名の付くランもあるのですか。
#165となっているのは、他にもあるのでしょう。
楽しくてワクワクしますね。
月奏曲
ミルトニア・クロウェシー、なかなかに迷彩模様w
eko
ランの花が様々見られましたね。やはりカトレアが目を引きます。どの花も綺麗です。
長さん
ラテン語の学名をカタカナ表記にすると、舌を噛みそうになるものがありますよね。
新宿御苑のラン栽培は歴史があり、明治時代に福羽逸人らによって交配も多く行われました。
長さん
オスモキシロンがウニっぽいですか?その形容も面白いです。
ミルトニアのような斑入りの品種は、ラン展でもよく見かけますよ。
長さん
オスモキシロン、面白い性格を身につけましたね。人間も女性の方が先に‘おませ’になりますよね。
ランの花、私としてはもっと展示してもらいたかったのですが、今の時期は花が少ないのです。
秋月夕香
気候も風土も違うので当たり前ですけれど。
カトレアも花yかできれいたのしませてくれますね。
ありがとうございます。
ジュン
興味深いのが多く楽しいですね
nobara
デンドロビウム・レボラタム
とてもかわいらしいですね。
葉っぱも花も?ランとは思えないです。
mina
沢山の珍しいお花が咲いていますね
デンドロキラム・マグナム
素敵ですね
長さん
ここの温室はまだ展示品種が少ない方なんですよ。
ランは変化が多様で、大好きな植物です。
長さん
植物園や温室は普段見ることが出来ない植物がたくさん展示されているので、年に何度も行ってしまいます。特に、ネタ切れ時ですかね(笑)。
長さん
ここに来ればランは確実に見ることが出来ます。ただ、今の時期は花が少ないですが...。
デンドロビウム・レボラタムはランの中でも変わった形ですよね。
長さん
これまでに見たことがなかった植物があつたでしょう?デンドロキラム・マグナムは花が小さいですが、香りが良いです。
トトパパ
オスモキシロン・リネアレっていうんですか。
これも花なんですね。
すーちん
見たこともないようなラン
それぞれ役割がある様に
神様が作られたんでしょうね^^
長さん
オスモキシロン・リネアレ、黒いのは実で、花は白なんですが、まだつぼみでした。
長さん
ランは植物界では一番遅く現れたので、生存の場所はごく限られたところになってしまいました。その劣悪な環境に対応するため、様々な形に進化しなければならなかったのです。
藍上雄
デンドロビウム・レボラタムの欄らしからぬ。容姿ですが、亜高山に映える植物、珍しいです。デンドロビウムの概念から逸脱しています。
長さん
オスモキシロンは面白い生態ですね。雌性先熟ですから一番先に咲いた花には実が出来ないことになりますね。他の花穂に咲いた花が、近くで咲いた別の株から受粉するのでしょうね。
デンドロビウム・レボラタムは葉の付き方や形、花の様子も変わったいますよね。