八千穂高原自然園にて(1) ウド、アキノキリンソウ、ハナイカリ、ヤマハハコ & 飛竜の滝

天然ラジウム温泉2泊旅(14) 3日目(9月6日)
 つどいの里・八ヶ岳山野草園から国道299号線(メルヘン街道)に戻り、北八ヶ岳の麦草峠を越えて、八千穂高原自然園に13時半頃到着しました。
 途中、nobaraさんご夫妻が毎年訪れる「麦草苑地」の脇を通り抜けました。麦草苑地と八千穂高原自然園の両方をみる時間はないので、今回は麦草苑地をパスしました。
yachiho_enter.jpg 今回の旅では、花の写真は勿論ですが、滝や水の流れをスローシャッターで撮ってみたかったというのも、八千穂高原自然園を選んだ理由の一つです。三脚を持たずに、スローシャッターで撮るなんて、呆れている方もおられるでしょうね。
 昼食を摂っていなかったので、入園する前に管理棟前のベンチで持参のサンドイッチを食しました。管理棟の写真を撮り忘れ、右上の写真はネットから借用しました。
 下は、八千穂高原自然園の案内図です。所要時間別に、3つのコースが設定されています。
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 前置きが長くなりました。
 管理棟を抜けると、左手にウドの花が咲いています。でも、葉が丸っこく、鋸歯があります。山に生えるウドだからヤマウドと言う品種があるのかと思ったら、ウドとヤマウドは同じものでした。

ウド(独活)
ウコギ科タラノキ属の多年草
沖縄を除く日本のほか、朝鮮半島、中国、千島、樺太に分布
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 木道を歩き始めてすぐに、アキノキリンソウが出迎えてくれました。

アキノキリンソウ(秋の麒麟草)
キク科アキノキリンソウ属の多年草。北海道~九州、朝鮮に分布
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 分岐にはコース別の案内があるので分かりやすい。
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トネアザミ(利根薊)
キク科アザミ属の多年草。ナンブアザミの変種
関東~中部地方では最も普通のアザミ
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 咲き始めは矢尻みたいな形の、変わった花を見つけました。初めて見る花です。

ハナイカリ(花碇)
リンドウ科ハナイカリ属の一年草または越年草。日本では北海道~九州に分布し、
山地帯から亜高山帯の日当たりの良い場所に生育する。距がある花は径1cmくらい
の小さな花で、リンドウ科と言うより、メギ科のイカリソウに似ている
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 歩き始めて10数分で飛竜の滝に到着しました。
 八ヶ岳から流れ出た渓流が小さな滝を作っています。名の由来は、霧が出ているときに竜が天に昇るように見えたことからだそうです。
 三脚を持参していないので、遊歩道の柵にカメラを固定して撮りました。
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滝の下流を撮りました
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 更に下流に「もみじの滝」があるのですが、後回しにして「遊亀湖」に向かいました。

ヤマハハコ(山母子)
キク科ヤマハハコ属の多年草。日本では、本州の長野県以北と北海道に分布
雌雄異株とのことだが、これがどちらかは分からない
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白い花弁に見えるところはは蕾を包んでいた葉の部分で、黄色の部分が花
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 9月6日撮影。
(つづく)